2008年7月 2日 (水)

白髪染め

 今日は生まれて初めて白髪染めをしてみた。6月に2回もお爺ちゃん呼ばわりされてショックを受けていたためである。1回目は息子を連れて夕飯の買い物に行った際に、試食品を勧めてくれたおばちゃん(多分50代)に息子のことを「お孫さんですか」と言われてしまったのだ。2回目は息子が通い始めた剣道教室の先生に「お爺ちゃん怖いな」と言われたのである。その時は子ども達の稽古が終わり、先生達が稽古を始めたので見取り稽古のために正座して見学するよう息子に言ったのである。世の中には40代で孫を持つ人はいるのであるが、そんなに老けて見えるのであろうかとガッカリしてしまった。家に帰ってこの話を妻にすると、「確かに最近老けてきたわ」とのたまわる。

 30代の後半から確かに白髪が目立ち始めていたのであるが、最近は病気による気苦労などもあって急増していたように思われる。そこへ持って来て運動不足による肥満があるから余計に老けて見られるみたいで、午後一で傷病手当の請求のために局に行った際にも、仲の良かった集配の人間に「白髪増えたな」と言われる始末である。このままではいけないと思った物の、昔のように引き締まった体を取り戻すには時間がかかる。取り敢えず外見だけでも何とかしなければと思い、行きつけの散髪屋で白髪を染めてもらった。帰宅して子ども達の反応を見てみたのであるが、気づいてくれない。こちらから染めたことを話したところ漸く気づいて貰えた。

 外出していた妻が帰ってきた時も最初は分かってくれず、私が言い出して初めて「少し若く見えるわ」と返してくれた。感想を聞くと「宜しいんでないですか」と割と素っ気ない。別に今更惚れ直してもらおうとは思わないが、もう少し言い様があるだろう。取り敢えず見た目の方は白髪染めで誤魔化すとして、ダイエットの方をどうするかだ。息子の剣道教室に付き添っていくと、経験者であることを話したせいか私にも稽古しないかと誘って下さる。郵政の剣道部には今更参加できないし、民営化の影響で退職した部員も何人もいて開店休業で稽古会もしていないという。郵政武道会の縁で時たま通っていた道場も、先生が亡くなったために閉鎖された。息子と一緒に稽古するか、別に大人向けの道場を探すか、色々と思案しているところである。

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2008年6月30日 (月)

沖縄戦の歴史改ざんを許すな! 検定意見を撤回させよう! 自衛隊はイラクからただちに撤退せよ! 沖縄・辺野古新基地建設阻止! 6・29沖縄の集い

 体調も回復しつつあるので土日に参加できる集会がない物かと何カ所かに電話をしたところ、革共同関西派の人から表題の集会を教えてもらった。その前に中央派の人にも同じ事を尋ねたのであるが、中央派は日曜の東京渋谷での全国動員以外に予定がないとのことであった。ちなみに関西派の人は、日曜の物ではないがブント系の集会も幾つか教えてくれた。結果として守口まで出かけていった。五歳までと高校一年の間とにお隣の門真市で生活していたので非常に馴染みの深い土地である。ついでに言えばその他の時期は、同じ京阪沿線の枚方市で成人までの時期を過ごした。処が会場を間違えて守口市民会館に行ってしまい、慌てて電話で会場の確認をすると、約200メートルほど離れた守口中央公民館が正しかった。

 集会は予定通り13時30分に始まり、奄美出身の方の司会挨拶の後、主催者挨拶として地元守口の三浦たけお市議が発言した。ガソリン税や消えた年金、お年寄りに死ねとばかりの保険制度など色々問題がある。国民の信託を受けた議員が国権を行使すべきであって、それが福祉などの権利を享受すべき国民を蔑ろにしていることを批判した。更に今日の闘いの報告に予定されているシベリア抑留訴訟についても触れ、旧憲法下の政府が行った日本軍兵士の売り渡しについて現政府が責任を認めないことは間違っていると発言した。沖縄の基地問題についても戦争体験のあるお年寄りが先頭に立って闘いに立ち上がっていることについて、私たちはそれを継承すべきであると訴えた。

 講演として久米島出身の吉永安正(よしながあんしょう)師匠による三線の演奏と沖縄戦での体験談が報告された。三線の演奏と歌についてはウチナーグチが良く分からないので何と言えば良いのか分からないのであるが、戦争体験については非常に良く分かったというか、一言一言の重みを感じた。沖縄戦の際に日本軍の戦闘機が次々と撃墜されている光景を見て、「多勢に無勢」取り囲まれて撃墜される日本軍機を見たこと、夕闇迫る夕方に米艦隊めがけて特攻をかける日本軍機の姿を忘れることが出来ないという。だがしかし、久米島に米軍が上陸してきた時に、仲村さんと言う方が米軍との交渉を行い、久米島の日本軍は少ないので手荒なことはしないで欲しいと言うことと、住民に怯えることはないと説得工作を行ったことを捉えて日本軍はスパイとして中村算の一家を幼い子供も含めて虐殺した。日本軍は国民を殺すのだと恐ろしく思ったと語った。ひめゆり学徒隊の数え歌を歌って講演を終えられた。

 二番目の講演として、イラクの医師であり亡命者であるモハメッド=ヌーリ=シャキルさんによる「イラクの現実を見て!」と題してイラク現地からの報告がなされた。イラクの人々は広島・長崎への原爆投下の被害者に対して同情の気持ちを抱いている。20世紀の最も大きな悲劇ではないでしょうか。米帝ブッシュはイラク政府が大量破壊兵器を隠し持っているとかアルカイダと繋がりがあるなどという言いがかりを付けて行われたのであるが、米政府の高官が暴露しているように実際にはその様な物は存在しなかった。ブッシュはデモクラシーをイラクに実決すると公言していたが、実際にはデモクラシーのDではなく別の七つのDをもたらしたに過ぎなかったと徹底的にブッシュを批判した。先ず第一のDはデス(死)である。次いで二番目のDはディペイメント?(拘留)。三つ目のDは占領政策によって宗派対立を激化させたこと。四つ目のDは難民を大量に生じさせたこと。五つ目のDはテロリズムをイラクにもたらしたと言うこと。六つ目のDは人権剥奪である。七つ目は様々な場面での障害を生じさせた。ブッシュは世界でも最低最悪の戦争犯罪人の一人である。そしてシャキルさんは7つのDについて詳細に語った。2003年の侵略以来約100万人が戦争の影響でなくなっている。日本政府がこの侵略の手助けをしていることは疑問であるとも述べていた。

 休憩を挟んで闘いの報告が行われた。辺野古に基地を絶対に作らせない大阪行動、門真「日の君」処分を許さない訴え、検定意見を撤回させる会・関西、沖縄闘争・闘いの課題と展望、シベリア抑留訴訟から、それぞれの取り組みが報告された。閉会の挨拶は戸田ひさよし門真市議が行った。

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2008年6月29日 (日)

7・1G8洞爺湖サミット反対国際連帯行動

 所用のために私は参加できないのであるが、洞爺湖サミットに反対する関西での取り組みがあるので案内したい。

日時 7月1日(火) 午後6時30分
   集会後米領事館までデモの予定

場所 扇町公園

 フランスからNOVOXメンバー参加予定

呼びかけ 08年G8サミット反対実行委員会

構成団体 反戦実(イラクへの戦争を許すな! 有事法制反対! 第二次朝鮮戦争反対! 実行委員会)・戦争動員の「国民保護」に反対する連絡会・参戦と天皇制に反対する連続行動・関西単一労働組合・ピリカ全国実関西・釜ヶ崎パトロールの会

連絡先 アジア共同行動(AWC 大阪) 電話0774-48-8721 FAX 0744-44-3102・新自由主義国家主義と対決する学生青年ネットワーク(SYN 大阪)・メールアドレスsyn@mbi.nifty.com・労働者共闘 電話/FAX06-6304-8431

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2008年6月27日 (金)

読めもしない全集を購入

 我ながら思い切った買い物をしてしまったと、少々後悔しているのであるが、ヤフオクでレーニン全集とマルクス・エンゲルス全集とを購入してしまった。最近の読書量から行くと、多分おそらく読めないままに終わってしまいそうであるが、前者が1万円、後者が5万5千円という破格の値段で売りに出ていたので、ついつい衝動買いしてしまった。マルクス・エンゲルス全集の方は去年の夏頃に検索してみた時は27~8万で売りに出ていたのであるが、約一年経って調べてみたら安値の物があった。こまめに調べてみると掘り出し物というのはある物だ。

 書斎でもあるような広い家であれば本棚の飾りに並べておくことも出来るのであるが、如何せん我が家は狭い。正確には、狭いと言うより整理整頓が出来ないために、家中に物が散乱していて狭く使っている。購入した物の到着した小包は中身の確認の為に開封しただけで、そのまま子ども達の勉強部屋に積んである。このままであれば宝の持ち腐れである。体調を整え、精神的にも立ち直れたら徐々に読んでみたいと思うのであるが、果たしてそれは何時のことになるのやら。尤も物は考えようで、将来子ども達に読んで貰うと言うことも選択肢に入れても良いかもしれない。贅沢なことかも知れないが、三人の子供の内一人で良いから革命運動に身を投じて欲しいなどと思っているのである。

 幸いなことに息子の勇樹(仮名)は各種集会に付いてきてくれる。娘達も他所の子供よりは社会問題に関心を持ってくれているのではないかと親の欲目で思っている。今日も夕食の際に北方領土の問題について詩織(仮名)が質問してくれた。私なりに思うことを歴史的経緯を含めて簡単に教えたつもりである。基本的には北海道以北はアイヌモシリであって、日本にせよロシアにせよ領有権を主張する資格は無いと思う。日露両国内の少数民族であるアイヌの人々にお返しして管理してもらうのが一番ではないだろうか。何にしても革共同はアイヌ問題には取り組めていなかったので私なりの考え方である。マルクスにおけるアイルランド問題、レーニンのグルジア問題についての立場などを学んで、自分なりの考えをまとめることが出来ればと思う。

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2008年6月26日 (木)

剣道で何を学ばせるべきか

 今月から息子が剣道教室に通い始めた事は、ブログ再開の記事にも書いたのであるが、実は通わせるかどうかを巡って色々と迷うことになった。と言うのは以前の記事にも「やっぱり親子だなあ」とか「バレなければ何をしても良いと思っているんだろうな」と書いたことがあるのだが、剣道をしていながら人間的には非常に下劣な輩を見ているのである。この親子、父親は奈良県十津川村という剣道が非常に盛んな村の出身で、大阪府警の交通総務課に勤めていて剣道六段である。今はもしかしたら昇段しているかも知れないが。長男は中学時代に全国大会に出場していて、高校進学は剣道での推薦入学である。中学卒業を控えていた時期には「剣道日本」か「剣道時代」のどちらかから進路の取材を受けたくらいの有望選手なのである。次男は次男で近隣では一番強い中学に越境通学している。だが、公徳心に欠けること甚だしい。先日もゴミを捨てているのを注意したのである。

 一方、同じ並びの三軒隣にも高校生の男の子がいるのだが、この子は小学生の時分極真空手を習っていて、やはり全国大会に出場したことがある。中学に入ってからは空手を止めてしまったようであるが、この男の子が非常に良い子なのである。礼儀正しいし弱い者虐めはしない。強さと優しさを兼ね備えているので息子は非常に憧れている。私自身もこの子を見習うように息子に言い聞かせているのである。親御さんも非常に熱心で小学生の頃は毎日のようにミット打ちの相手をしたりしていた。熱心という点では隣の警官もそうであり、毎日のように息子達の相手をしていたのであるが・・・

 実際に剣道をしている子供と空手をしている子供とを比較して、空手を習っていた子供の方がどう見ても良い子なのである。茶髪にしてピアスをしてバイクを乗り回していても、空手を習っていた子はキチンと挨拶をしてくれるし不良という印象は受けない。剣道をしている方の兄弟は丸刈りで、見た目はキチンとしているのであるが時折息子を虐めることがある。息子自体に生意気なところがあってカチンと来ることはあるのだろうが、それでも六歳も九歳も年下の子供に対して本気で怒るのは問題である。この違いはどこから来ているのであろうか。当然のこととして親の資質が一番大きいとは思うのであるが、通っていた道場の指導内容にも依るのではないだろうかと思う。

 そんな折、息子の指導のために剣道の学び方について解説したムックを購入して読み始めた。内容は中学生とその指導者を対象にした者であるのだが、そこには近年の剣道の危機的状況を憂える内容が書かれていた。「剣道は『技さえできればよい』『そんなこと(礼儀作法など)はできなくても、勝負で勝てばよい』『礼儀作法はできなくても剣道はできる』という現代剣道の最も忌むべき考え方の影響や、剣道にとって礼儀作法がどれだけ大切なものであるか分かっていないことの証拠を、昨今の子ども達の姿に見る思いがします」とあった。試合に勝つことが全てであり、人間形成はどうでも良いという実例を隣の親子に見た気がするのである。隣家の息子達が小学生時代に通っていた道場は、近隣の殆どの道場が週二回程度の稽古であるのに対して四日も稽古している。指導内容はかなり充実しているとのことであるのだが、技だけにとどまっているのではないだろうかと思った。

 武道を人民のために、人民解放のために活用するという点で、薩摩の支配下で武器を取り上げられた琉球の人々が、素手での格闘術として磨き上げた空手に対して私は非常に好感を抱いている。小学生から中学生にかけては梶原一騎原作の様々な漫画の影響もあって大山倍達の著書を貪り読んだことがある。中学に空手部があれば、剣道部に入らずに空手を選んでいたであろう。そこで息子に剣道を学ばせるべきか空手を習得させるべきかで色々と迷ったのである。結果として息子の関心が剣道にあるために剣道教室に入門させることにしたのであるが、精神的な面や武道を革命のために活用するのであって、警察などのように道を踏み外して人民抑圧の手段に使う人間にならないように指導することを私自身の責務として考えている。当然のことであるが隣家の兄弟が通った道場ではないところから入門先を選んだのである。息子が「弱きを助け強きをくじく」為に剣道を身に着けてくれるよう、親としての責任は重大であると自覚する今日この頃である。

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2008年6月23日 (月)

ご心配いただきどうも有り難うございました

 5月16日に記事を更新して以来、一月以上もブログを放置していた間、沢山の方に心配をかけてしまい大変心苦しい。4月の妻の入院に際しての気疲れなどのためであろうか、5月に入って鬱の症状が酷くなってしまい、何かをしようとする気力が湧かない状態が続いていた。先日も洞爺湖サミット関連の閣僚会議に反対・抗議のための集会があったのであるが参加することも出来ず、更に「前進」も「革共同通信」も未読で放置している状態であるから情勢からも取り残されているので、これと言って記事にするネタもなかったのである。一般の新聞も読めないでいたので、国会がどうなっているかと言うことも秋葉原での通り魔事件や東北での地震についても、全くと言って良いほど知らないままで過ごしていた。

 そこに加えて、インターネットの接続をソフトバンクのADSLからNTTのフレッツ光に変えたところ、どうも調子が悪い。パソコンの設定の問題なのであろうか、通信が時折上手く行かない。手引きを調べて改善する気にもなれないのでネットに繋ぐこと自体が減ってしまった。もちろん我が家の子ども達が使っていることはあったのだが、私自身が使うことは殆ど無かった。おかけでパソコンや周辺機器・ソフトのユーザー登録をしている先からのお知らせなどのメールが数百通溜まっている。登録しているメーリングリストなども併せると膨大なメールが未読の状態のまま放置されている。中には私の状態を心配して問い合わせて下さった方もいる。個々に返信するには余力がないので、この場を借りてお礼を述べたい。ご心配いただきどうも有り難うございました。

 どうにかこうにか、ここ二三日で少しやる気が出てきた。息子の病状で進展があったことも影響している。一昨年に腎臓病で入院して以来、毎月医大病院に通院しているのだが、経過が良好と言うことで激しい運動をしても良いとの許可が下りたのだ。先週剣道教室に入門させ、本人もやる気になっている。まだ素振りもロクに出来ないし、足捌きすら身についていないのに早くも防具を買ってくれとせがんでくる。息子が稽古しているのを見ていると、私も剣道を再開してみたいなどと思ったりしてしまう。ブランクのある人間が再開すると故障することが多いので、再開するにしても慎重にしなければならないのだが、それでも何かをしようという気持ちが出てきたのは鬱病の症状も和らいできたと言うことだと思う。ブログの更新も何日か置きでもよいから再開していこうと思う次第だ。読者の皆様方にはまたどうか御覧頂ければ幸いである。書き込みへの返事は出来る時と出来ない時とがあるだろうが、こちらも可能な範囲で再開したい。

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2008年5月17日 (土)

5・16近畿支社前抗議集会

 4月28日に発令された本人同意無き人事異動に対する抗議集会を日本郵便および郵便局会社の近畿支社前で開催した。集会には関西各地から27名の闘う仲間が結集した。人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会の取り組みとしては三年ぶりの近郵前抗議集会である。会の結成以来約10年が経過するが、闘いの炎は今だ消えていないことが実感できた。

 集会は高槻の仲間の司会で始まった。まず最初にシュプレヒコールを行った。「強制配転反対!強制配転攻撃と闘うぞ!」「民営化攻撃と闘うぞ!」「不当労働行為を許さないぞ!」「団結破壊を許さないぞ!」「輸送労働者への解雇・賃下げ攻撃を許さないぞ!」「今すぐ増員しろ!」「非正規職を撤廃せよ!」「郵政ユニオンのストライキに連帯して闘うぞ!」「深夜勤を廃止しろ!」「酒井不当配転裁判に勝利するぞ!」「地域の労働者と連帯して闘うぞ!」「労働運動への弾圧を許さないぞ!」「自衛隊はイラクから撤退しろ!」「日本の参戦を許さないぞ!」「死ぬな!辞めるな!闘おう!」「我々は闘うぞ!」元気の良い声が近畿支社前にこだました。

 主催者挨拶として兵庫の仲間から記帳の提起を兼ねた発言があった。昨年10月の民営分社化発足当初、15000名の要員不足の状態であった。職場では労働強化と正規職員を非常勤に置き換える攻撃が激化しており、今や郵便職場の三分の二が非常勤で占められている。本務者に対しては資本の尖兵となるように思想攻撃が行われているが、非常勤労働者に対しても無権利状態の中で責任だけが押し付けられている。職場は労働強化によって交通事故と郵便事故が激増している。これに対して資本の側は些細なことでもって処分を乱発して締め付けを図っている。だが我々は決して屈することなく闘っていくとの決意を明らかにした。

 次いで奈良の会員からこの10年あまりの強制配転によって、とりわけ外務員労働者は塗炭の苦しみを味わっていることの訴えがあった。外務員の場合一人前の集配労働者は1万数千人の住所氏名を覚えているが、配転によってゼロから覚え直さなければならない。まして40代50代の労働者の場合物覚えが悪くなっているためにマイナスからの出発である。郵便の遅配・誤配が増えている。この責任の一切は強制配転を行ってきた郵政当局にあるのだと弾劾した。

 人事院公平審を闘い抜いている尼崎の仲間からは全世界で労働者がストライキに立ち上がっていること、各国で食糧暴動が巻き起こっていることについて提起があった。これらは新自由主義、すなわち戦争と民営化の攻撃に対する反撃である。日本において、世界の帝国主義の強盗どもがサミットとして戦争と民営化についての会議を行おうとしている。これを日本の労働者は粉砕しなくてはならない。本来労働者の立場から権利を守るべき労働組合が経営と一緒になって現場の労働者を圧迫している。札幌で開催されるJP労組の全国大会に代議員として立候補している。今までは右派と左派との談合で定数立候補が行われてきたが、今回はそれが崩れて定数9名に対して14名の立候補者がいる。何としても代議員として大会に乗り込みたい。職場において交通事故と郵便亡失事故によって減給処分を受けている。事故の責任を労働者に取らせるというのは間違っている。この原因は労働強化を極限的に行っている当局にある。労働組合が職場の問題として取り上げるようにしていかなければならないと訴えた。

 大阪中郵の仲間からは中央郵便局がかつての小包集中局に移転し、事実上中郵の人間は配転されたのと同じである。局舎が古くなったと言うことだけでなく、東京中郵も含めて駅前の一等地の郵便局を小泉純一郎などはテナントビルに建て替えることで地代を稼ごうと言っている。真面目に仕事をして稼ごうと言うことではなくて地代で不労所得を得ようというのである。ここには利権の問題がある。郵政民営化の本来の目的がこの利権のためであったことは明らかである。地代で稼ごうという考え方と地道に働いて稼ごうという考えとの対立がある。私自身代議員に立候補している。今後とも闘っていきたい。

 加古川分会の分会長からは兵庫各地の郵便局で組合役員が本人同意のない、或いは本人希望に反した配転を行われた。強制配転が復活する兆しがある。私たちは強制配転に反対して闘ってきた組織であるのであくまで強制配転に反対して闘っていかなければならない。加古川支店は重点改善支店と言うことで様々な処分攻撃がなされている。管理職に抗議したことで「暴言」として処分があった。2分間の職場離脱での処分もあった。赤支局から配転された仲間が精神疾患によって6ヶ月の病気休暇から休職に入ってしまった。分会として守りきれなかったことは残念である。民営化によってスト権が得られ、郵政ユニオンがストライキを行ったことに対してJP労組は山脇委員長の名前でスト破り指令を出した。松下プラズマの偽装請負問題について勇気ある労働者が裁判を行い、大阪高裁で勝利判決を勝ち取っている。労働者派遣法の適用範囲拡大によって様々な職場で偽装請負が蔓延し、社会問題となっている。郵政における偽装請負問題として関西トランスポートの裁判闘争が闘われている。劣悪な労働条件の下で呻吟している非常勤労働者のためにも勝利判決を勝ち取りたい。代議員選挙については左派で占めていくような闘いをしたい。6月1日には尼崎で郵政民営化を問う集会がある。自衛隊の派兵恒久法についても労働組合として反対していかなければならない。サミット反対から派兵恒久法阻止へ闘っていかなければならない。

 芦屋郵便局において精神疾患を理由として92年に解雇された当該からは、16年間にわたって解雇撤回闘争を闘い続けていることの報告があった。郵政の職場では明らかになっているだけでも2千数百人が精神疾患によって病気休職に追い込まれている。休職から復帰しようとした労働者に対しては主治医が復帰可能の診断を出しているにも拘わらず産業医の判断が優先するとして復帰を認めない。判例があるなどと嘘を言っているが、弁護士に判決を読んで貰ったらそんなことは全然書いていない。あくまでも職場復帰を目指して闘い抜いていく。

 共闘の仲間として関西単一労組の仲間から連帯の挨拶があった。関西単一労組では配置転換に対しては当該と組合の同意を必要とするという協約を結んでいる。労組がチェックしなければならない。それらを一切無視して配置転換を行うのは労働権を侵害している。1972年に組合を結成したが、組合が不当労働行為と指摘した場合には配転を行わない。同じく組合が不当労働行為と判断した場合には解雇しないという協約を結んできた。黒川乳業においては協約破棄を巡って二次にわたる争議が闘われている。病欠を無給化する。生理休暇を無給化するなどの改悪を行おうとしている。裁判においても争っているが最高裁は上告を棄却し黒川乳業資本に有利な高裁判決を確定させた。黒川乳業は更に労働協約改悪を行おうとしている。職場でのビラ撒きに対しての妨害、ユーザー闘争に処分を出すなどの労組破壊攻撃が行われている。今、非正規労働者が三分の一を占める社会となっている。これらの人々の権利を守るためにも闘っていきたい。

 関西合同労組関西トランスポート分会からは、郵政職場での偽装請負が行われていた小包請負業者の労組である。人間らしく生きたいと言うことで組合を結成したところ郵便局と下請けの関西トランスポートは職場を奪うという攻撃を行ってきた。それに対してストライキを打ち抜き、偽装請負を許さないとして闘ってきた。7ヶ月前に関西トランスポート分会に対する解雇は不当労働行為であるとして判決が出た。だがしかし、郵便局の責任については認めていないので、これを認めさせるように控訴して闘っている。小泉郵政民営化は闘う労働組合を叩きつぶすことを狙っている。加古川局での労働条件の半分の賃金での職場復帰となったが歯を食いしばって闘い抜いている。非常勤と本務者が団結して闘っていきたい。大阪高裁での控訴審が結審し、近く判決が出る。この事に対して各地の組合に支援を訴えて勝利判決を勝ち取るために闘っている。大阪・神戸・京都でのサミットに反対して闘っていく。そして秋には派兵恒久法に反対していく。関トラ闘争への更なる支援を訴えた。

 最後に4月3日に郵政職場において33年ぶりのストライキ闘争を闘い抜いた郵政ユニオンの労働者からは、全国でストライキを行う際に、全国各地で数百人を集めて集会を持った。その中で非常勤労働者の立ち上がりもあった。尼崎市役所では数十日間のストライキ・座り込み闘争が闘い抜かれた。そしてついに直接雇用を勝ち取った。色々な支援がなければ闘い抜けなかった。その中で郵便局の職場を見ても非常勤が増えてきている。そして本務者の労働条件も引き下げられている。尼崎市役所の例を見ても女性の雇用形態が劣悪であることに対してそれに合わせる形で他の労働者の労働条件も引き下げられている。郵政ユニオンは全国で数百人の組合であるが、ストで労組の存在を示すことが出来た。各地の仲間と共に不安定雇用の人々と共に、弱い立場に置かれている人たちと一緒になって、そう言った人たちの雇用が守られる職場を作っていきたいと述べた。

 司会の締めくくりの言葉は連合が闘わないばかりか現場労働者を抑圧している現実を弾劾し、優先職場における非正規雇用のオンパレードを是正させていこうと発言し、その後再びシュプレヒコールを行って集会を終えた。

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2008年5月 5日 (月)

死ぬな!辞めるな!闘おう!通信 08年05月05日 

発行■人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会

    われわれは微力だが、無力ではない!
 
  20人ほどでいっぱいになる小さな会議室に、酒井浩二さんはいた。

  49歳で兵庫尼崎局から大阪西局へ強制配転、今51歳の酒井浩二さん。
「職場に組合運動をどうつくるか~強制配転と闘う酒井さん(JPU前・阪神東支部長)
に学ぶ~」は、4月26日の夜、浜松町海員会館第一会議室で開かれた。呼びかけは、山田勇(元JPU新東京)、橋本輝之(JPU芝集配)、内田正(郵政ユニオン小石川)、下見徳章(『伝送便』編集委員)、池田実(4/28元原告・赤羽集配)、神矢努(4/28元原告・大崎集配)ら6氏。

  酒井さんにとってこの2年という歳月には、熱い思いが込められているのだ。

  酒井さんの報告は、90年代中葉から始まる人事交流施策から、それ以降の全逓労資関係の変遷と政治的な狙いをもった全面的非正規化に至る経過の総括から始まり、4月25日に報道された松下プラズマで偽装請負は、職業安定法44条違反、労働基準法6条違反であり、雇用関係が成立しているとの明快な大阪高裁判決、あるいは、武庫川ユニオン・尼崎市役所分会の闘争勝利、更には、連合の非正規労働メーデーの動きをも描く。争議を闘い、雇用を確保することは最大の課題のはずだが、労働組合がなぜかくも唾棄すべき敵の側に立ったか。それを報告はじっくりと解き明かす。全逓兵庫地区本部書記長、全逓阪神東支部長時代のかれが漂わせていた印象と、裁判闘争を決意したかれが感じさせるのは、葛藤から解き放たれたかのような、突き抜けた前向きな姿勢だ。現在51歳のかれは、間違いなく支部役員時代よりも今の方が闘争を感じさせる。真っ直ぐに伝わってくる躍動感は刺激的な衝動だ。報告時間は、与えられた時間をオーバーした。酒井さんは、関西の活動家であるが、郵政施策が画一的である故、地続き感が強いという印象を受ける。当局は、御用労働組合に頼らずとも圧倒的な職場支配権を縦横に振り回すことに成功している。当局のいまある成功の影には、JP労組の狼狽ぶりが貢献していることは確かだ。郵政労働者の当局に対する不満はまだ表立って現れてはいない。しかし、海員会館で触発された労働者もいるに違いない。そんなことを考えながら帰途に着いた。

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サクラ大戦のゲーム

 先日、ヤフオクでサクラ大戦のゲームを二つも買ってしまった。一つはプレステ2用のCRサクラ大戦というパチンコのゲームだ。去年少しだけパチンコ屋に行ったときに結構楽しめたので、ついつい遊びたくなった。もう一つはDSソフトで、サクラ大戦「君あるがため」というものだ。ドラマチックダンジョンと銘打たれていて、潜るたびに自動生成で変化する迷宮を探検して課題をクリアしていく。恋愛シミュレーションの要素もあるようで、女性隊員の好感度を上げる事で色々と変化があるようだ。「有る様だ」と書いたのは、DSもプレステ2も子供が使っていないときに限って使っているので、なかなか遊び進めない。特にプレステ2はテレビが1台しかないために妻がドラマを見ていると遊べない。いきおい家族が寝静まってから、一人居間で夜更かしする事になる。

 サクラ大戦がセガサターンの人気作であり、その後もシリーズが続々と発売されている事は知っていたが、去年パチンコ屋に行くまで興味はなかった。そのパチンコ自体が、「銀河英雄伝説」がパチンコになるというので「銀英伝」ファンとしては話のネタに一度は打ってみようと出かけたところ、新台と言う事で空いておらず、背中合わせの島に空き台が有ったCRサクラ大戦で遊んだだけであった。ビギナーズラックと言うやつで面白い様に勝てた。肝心の「銀英伝」は遊んでも面白くなかったので二度ほど打っただけで終わり、サクラ大戦の為に十数回足を運ぶ事になった。勿論まぐれはそう続くものではなく、少々痛い目にあったので今はもう行く事はない。

 妻がCR冬のソナタをきっかけに韓流ドラマに嵌まったのと同じ事である。先月末に「マガジンZ」に連載されているマンガを、これまた古本で手に入れて読んだ。するとおかしなもので、ゲームそのものも遊んでみたくなったのである。ヤフオクで手頃な中古品を見つけて競り落とした。DSはまだ迷宮を一つ攻略しただけであるし、CRサクラ大戦はやっと遊び方が分かっただけである。同じようにゲームをしていても子供は覚えが早い。息子など誕生日に買い与えた「ガンダム無双」のプレステ2版をあっと言う間に使いこなしている。パソコンも元々のデスクトップは三人が代わる代わる使うので私が使う時間が少なくなっている。結局退職金をつぎ込んで自分用にノートパソコンを購入する羽目になった。子供の吸収力は凄いなあと改めて思うのであった。

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2008年5月 4日 (日)

9条改憲阻止! 戦争と格差・貧困を押し付けるG8サミット反対! 5・3共同行動

 妻の入院によって4月は3日の郵政ユニオンスト支援集会以来、運動関係で外出することがなかった。月末に退院してくれたお陰で1ヶ月ぶりに運動に参加することが出来るようになった。連休中子ども達が実家に遊びに行く関係で、送り届けたついでに参加できる憲法記念日の取り組みがないかと探したところ草加さんの「旗旗」の反戦カレンダーに表題の集会が掲載されていた丁度良いと言うことで昼からの集会に参加してきた。「旗旗」の反戦カレンダーは草加さんが調べた範囲で全国の反戦平和の運動に関する取り組みが掲載されているので非常に便利である。

 大阪市北区民センターで開催されたこの集会、プログラムを見ると9条改憲阻止の会代表の小川さんが主催者あいさつを行うことになっている。司会とまとめの提起をされる方も去年の円山野音での10・21国際反戦デーの陣形の人たちである。何故このルートでお誘いがなかったのかと思ってしまった。もしかすると、人事交流=強制反転に反対する近畿郵政労働者の会を通じて妻の入院が伝わっていたのかも知れない。

 司会は前半を秋葉チズ子さん、後半を岩田吾郎さんが担当された。主催者あいさつを小川登さんがなさったのであるが、マイクの調子が悪かったために残念ながら内容がハッキリ聞き取れなかった。所々聞こえた部分から判断すると老人であってもたった一人からでも改憲阻止のために国会前で座り込み闘争を行い、そこから様々な人々と共同の闘争陣形を作ることが出来た。東京では6・15陣形として、関西では10・21反戦共同行動実行委員会として結実することが出来た。これからも運動を広めるために取り組んでいくと言うことだ。

 続いて講演として京大名誉教授の本山美彦さんが「G8サミットをめぐって」と題して、一体何が問題となっているのかについて非常に分かり易い講義をして下さった。簡単に要約するとグローバリゼーションとは工業製品の品質においてアメリカは日本やドイツに完全に敗北していて外国に売れる商品が無くなってしまった。この状況でアメリカは外交圧力を使って金融、特にファンドトラストを使って金を転がして儲ける道を選択した。その為にアメリカの都合の良いように各国の経済政策を変更させたのが本質であるとのことだ。そしてファンドマネージャー達は、政財界の重鎮との付き合いを通じて内部情報をいち早く知ることで事実上のインサイダー取引をしている。例えばサブプライムローンの問題で言えばアメリカの格付け会社が保証するからと言って日本とヨーロッパに債権を転売したが、低所得者に高額で高金利の貸し付けを行ったために最初から破綻することが分かっていた。それを様々な金融商品と組み合わせることで内容を粉飾して売りつけた。

 アメリカの金融資本は基本的に大儲けしている。損失が出ているのは債券を購入させられた日本とヨーロッパの金融機関である。元総理やその経済政策のブレーンはアメリカとの付き合いの中で利益を得ているので、ハッキリ言えば売国奴のような物である。具体的人名・企業名を出すと直ぐに「名誉毀損」として訴訟の対象になるので明確に言うことは出来ないがと断りながらも、ははああいつだな、あの会社だなと想像できた。そしてサミットでは去年はサブプライムローンの購入を押し付け、今年は洞爺湖サミットで二酸化炭素の排出枠の取引が問題となるだろう。90年を基準にして排出枠を決定した京都議定書は日本に排出枠を購入させるための罠であった。当時日本は公害対策のために極端に排出量を減らしていたが、ヨーロッパは事実上二酸化炭素を垂れ流していた。ブヨブヨに肥満した人間が体重を減らすのは簡単であるが、絞り込んだ人間が更に減量することは容易ではない。ここでも日本の政治家達は外国の利益を代表しているのであると言うことだ。

 更にアメリカ資本は世界各国で成長力のありそうな企業を買いたたき、転売をして儲けたり、或いは民間軍事会社の厳重な警備の元に操業して世界各国で問題を起こしている。民間軍事会社などはイラクにも大量に配備されているが、これらがイラクの人々を虐殺している。日本には旨味のある企業が少ないのでそう言ったことが起こっていないが、世界各国の人々はアメリカの暴虐ぶりを目の当たりにしている。だから、去年のハイリゲンダムサミットではグローバリズムに反対する万余の人々が反対の行動を行ったのだ。日本でもこの事が問われている。

 次いで「連帯の挨拶と報告」「G8洞爺湖サミット現地党争へ、現状と報告」として荒木剛さん(「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会)が発言した。ここ数年の格差社会の拡大によって、今までは山谷や釜ヶ先などの日雇い労働者の様な生活が一般化してしまった。この中で若者達が闘いに立ち上がりつつある。サミットに対しては対抗サミットの折組を行う。サパティニスタの蜂起やフランスの闘争などに非常に衝撃を受けた。今までの左翼の予定調和的な運動を乗り越えて闘いたいとのことであった。

 カンパアピールが医療の窓口業務をしている高槻医療福祉労働組合の労働者から行われた。86年の東京サミット反対と言うことで当時の反戦青年委員会に結集して闘ったことを思い出す。社会保障制度の改良を求めて運動してきたが、今の社会保障制度の改悪によって貧しい人々のセーフティーネットから、多国籍企業のためのセーフティーネットに作り替えられてしまった。後期高齢者医療制度によって年配の患者さんに対して新しい保険証を出して下さいという度に心が痛む。笑顔で対応しているが、患者さん達はきっと医療労働者が制度撤廃のために立ち上がることを期待していると思う。職場の若い労働者達にも声をかけて闘いながら学び、学びながら闘っていきたいと言う内容であった。

 休憩を挟んでアトラクションとして「語りと演奏」を趙博(チョウ・バギ)さんが行った。会場全体から手拍子が巻き起こり、非常に盛り上がった。演奏の最後のインターナショナルではあちらこちらで一緒になって歌う人がいた。

 4月17日の名古屋高裁で違憲判決を勝ち取った自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会代表池住義憲さんから「名古屋高裁-自衛隊イラク派兵違憲判決の意義について」と題して報告があった。訴訟の判決主文は短い物で控訴棄却であったが、傍論では違憲判決に踏み込んだ画期的な物であった。そして昨日5月2日に判決が確定した。今までにも二件の違憲判決があったが、いずれも最高裁でひっくり返された。違憲が確定したのは憲法施行以来61年目の最後にして始めてのことである。イラク特措法に照らしても自衛隊の業務は事実上の参戦行為であり認められないとしている。平和的生存権について、様々な表現を使って具体的に認める点でも非常に重要である。沖縄や岩国・厚木などの人々が基地の存在によって平和に生きる権利を侵害されているとして訴訟をすれば、この判決が判例となって勝利できる。重要な武器を手に入れることが出来た。

 続いて各賛同団体の代表からアピールが行われた。連帯ユニオン関西地区生コン支部の発言者は関生加盟の1200台のミキサー車を北海道に持っていってサミットを粉砕してやりたいと戦闘的な発言をした。関西合同労組からは副委員長が発言に立ち、関生同様北海道に乗り込んで闘う決意を表明した。門真三中の教育労働者からは「日の丸君が代」不起立の闘いの報告が行われた。当たり前の平和教育を行い生徒達に自分の頭で考えるように言ったところ、たった一人の卒業生を除いて全員が座るという快挙がなされた。今の教育制度改悪は自分の頭で物事を考えない人間を量産しようとする物だと批判した。

 3月に勝訴した大江岩波沖縄戦裁判闘争支援連絡会議からは、被告の支援をするのは初めての出来事だと語ったが、勝利感に満ちあふれた物であった。日本軍のいない島では集団自決はなかったことを取ってみても軍によって強制されたことは明らかであり、この判決を持って文科相に申しいれを行った事を報告した。三里塚決戦勝利関西実行委員会は、三里塚闘争が空港建設を42年間にわたって阻止していることの意義と、FTAによって日本の農業が破壊されようとしている中で農地を守って闘い抜いていることの重要性を訴えた。日本軍「慰安婦」問題に対して、政府に誠実な対応を求める誓願を実現する会からは、日本政府が「慰安婦」として性奴隷にされた人々が死ぬのを待って逃げ切ろうとしていることに対する批判が行われた。そして宝塚市議会で全会一致で決議が上がったこと。これに対して海外では多くの報道機関が取り上げたが、日本では一紙のみであること。そして報道を見た右翼が宝塚市議会に対して脅迫を行ってきたが跳ね返していること。更に北摂や阪神間や堺などでも10を超える自治体で決議を上げようという広がりがあることを報告した。

 司会が集会参加者が280名であることを報告し、この程度で満足してはならない。アメリカでフランスで韓国でサミット反対の運動が数万十数万の規模で行われている。日本でわれわれがどうするかが世界中から注目をされている。60年安保70年安保で十数万の人々が決起している。その様な運動を作り上げようと呼びかけがあった。まとめの提起を10・21反戦共同行動実行委員会代表世話人の仲尾宏さんが行った。去年に続き晴天に恵まれ憲法集会が行われていること。今朝の朝日新聞では66%の人が9条改憲に反対であること。同時に50%の人が改憲しても良いというので油断してはいけない。同じく朝日新聞で96歳の医師が平和憲法を守る先頭に立つとの意見が書かれていた。私たちが第二線・第三線では困る。元気よくデモに出発しようとまとめられた。

 9条改憲阻止・G8サミット反対・5・3共同行動は闘うぞとシュプレヒコールを行い、集会は終了した。デモは梅田までであったが、別の用事もあったために参加出来ずに会場を後にした。

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