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2005年7月14日 (木)

レイプを我慢しろと言う町村外相。

 先日記事を書いた沖縄における小学五年生への強制猥褻事件について、国会で質疑を受けた町村外務大臣は断じて許すことの出来ない答弁を行った。外相答弁の趣旨はこうだ「日米安保によって日本の安全が守られているのだから、米兵の公務外の犯罪については問題にしないし、我慢しろ」こんな輩を外務大臣に据える小泉内閣とは何か。軍需産業の利権のためならば殺しもレイプも我慢しろと言いつつ自分の一族は横須賀軍港の利権で金儲けをする。そんな小泉にいつまで議員バッチを付けさせておくのか。

 沖縄タイムスより

「性被害女性の手紙批判/町村外相

「軍隊があるから日本は平和」

 町村信孝外相は十三日の衆院外務委で、二十一年前に米兵から性暴力を受けた女性が稲嶺恵一知事にあてた手紙について「米軍と自衛隊があるからこそ日本の平和と安全が保たれている側面が、すっぽり抜け落ちている。バランスが取れた考えとは思えない」と指摘、女性の訴えを批判した。東門美津子氏(社民)の質問に答えた。

 東門氏は「被害者の心の底からの苦しみに『軍隊が国を守っている。あなた、そこを知りなさいよ』という話し方はとても残念だ」と強い口調で反発した。

 町村外相は答弁で、女性の手紙について「被害にあった方々の心情、気持ちは率直に受け止めなければいけない」と一定の理解を示した。しかし、手紙の中の「米兵達は(略)仕事として人殺しの術を学び、訓練している」との部分に関して、「軍隊の持つ一面かもしれないが、それだけをとらえて物事を決めるのはバランスが取れた考えとは思えない」と反論。

 その上で「日本とアジアの平和が相対的に保たれているのは在日米軍の存在、自衛隊のさまざまな努力がある。軍隊をなくせば戦争がなくなるわけではない」と述べ、女性の訴えは一面的との認識を示した。

 また、町村外相は「(軍隊には)戦争を抑止する機能が現実にあるということも認識を賜れば幸いだ」と持論を展開した。

 手紙を出した女性は高校生だった二十一年前、米兵から性暴力を受けた。今月三日に起きた米兵による女児強制わいせつ事件を受け、稲嶺知事に基地撤去を求める手紙を書いた。」

「人権配慮欠く」批判/女性・平和団体反発

 「安保を守るために、人一人の人権がじゅうりんされてもいいのか」―。米兵による女児強制わいせつ事件に関連して、自らの性被害を公表し、基地撤去を願った女性の公開書簡。警察にも届けることができなかった女性の勇気ある行動に対し、外相発言は冷や水を浴びせた。県内の女性団体や平和団体からは、基地負担を押し付けた沖縄の現実を見据えない発言に、批判が相次いだ。

 県女性団体連絡協議会の伊志嶺雅子会長は「外相発言は、大きなものを守るために被害者は我慢しろという言い方だ。我慢しろとか、できるとかの次元の問題ではない。(安保のために)凶悪犯罪を認めるというのか。そのような発言が平気で出ること自体、沖縄の痛みを分かっていない。怒りを通りこし、あきれる」と憤った。

 基地軍隊を許さない行動する女たちの会高里鈴代共同代表は「女性が何年にもわたって痛みを抱え、声を出したことへの配慮がすっぽり抜けている。告訴を取り下げたり、訴えることができずに恐怖を抱えたままの人が、大勢いることが想像できないのか。平和のために軍隊があるというが、そこから起きる公務外犯罪を切り捨てて、米軍駐留を正当化している。今や米軍はイラクでも、また軍内部でも(性暴力の多発など)軍隊としての問題が顕在化している」と厳しく批判した。

 沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長は「沖縄がまだ軍政下にあるかと錯覚させるような暴言だ」と怒る。「国民の人権を守るべき立場を放棄し、米政府高官を代弁するような軍隊の論理の発言で、許すべきでない。『沖縄の負担軽減』と言ってみても、基地のたらい回しで県民に犠牲を強いる無責任な結果に終わるのではないか」と米軍再編の行方にも懸念を示す。

 基地の県内移設に反対する県民会議の山内徳信共同代表は「許せない発言だ。都市型戦闘訓練開始に対する政府の反応を見ても、県民の人権を虫けらのように考えているのではないか」と反発。米軍が平和を保つという発言には「地上戦を経験し、戦後六十年を基地の島で生きてきた県民にとって、軍隊は住民の命も人権も守らないというのが実感だ。軍隊が平和を守るのなら、人口比なり面積比に合わせ、本土で基地を引き取るべきだ」と批判した。」

 

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コメント

 うらさん初めまして。平和がただではないことは十分理解しているつもりです。ですが米軍が守っている「平和」とは一体なんでしょうか。私たち国民大衆のための平和でしょうか。米日の権力者のための「平和」ではありませんか。
 米兵にとって、沖縄の女性や少女が守るべき対象だと思われていないからこそレイプ事件や各種犯罪が多発しているのだと思っています。

投稿: アッテンボロー | 2005年7月15日 (金) 15時23分

はじめまして、うら と申します。
確かに外相の発言としては加害者の擁護とも取れる発言はまずかったですね。
日本政府は在日米軍の犯罪を厳格に取り締まり、日本の法律で裁くことができるようにすべきです。たとえそれが誰であろうと犯罪は犯罪ですから。
さて、町村外相の発言の元になった手紙ですが、確かに政治的思慮に関しては全くありませんね。
逆に正直に答えれば、沖縄から米軍がいなくなれば日本は政治的に非常に危険な立場になるでしょう。
在日米軍をなくすためには自衛隊の拡充が必要になるでしょうね。
沖縄の方々は戦争を直に体験され、軍隊は自分たちを守ってくれないと思っているのかもしれません。でも、軍隊しか他国の軍隊から自分たちを守ってくれるものは無いことも事実です。平和とは唱えてお金を出していれば守られるものではなく、血と汗を要求するものであることは歴史が証明しています。
この場合、強姦をしたのが自衛隊員であれば普通に国内法で裁かれたでしょう。
地政学上の問題から米軍が間借りしているから問題なのです。
そこのところをうまく考えた解決案があると良いのですが。

投稿: うら | 2005年7月15日 (金) 11時19分

 河豚さん、トンデモ政治家さんようこそお越し下さいました。沖縄の基地被害は本当に許せないと思います。ブログには書かなかったのですが、小学生への強制猥褻事件の後に、米軍車両による当て逃げ事件というのも起きています。日本から米軍基地が無くならない限り、被害は無くならないだろうと思っています。
 本土のマスコミはあまり取り上げませんので、お二人とも出来ましたらご自分のブログでも記事にしていただけると有り難いと存じます。

投稿: アッテンボロー | 2005年7月15日 (金) 06時48分

初めまして、この発言ついては、まあ、町村外相らしい意見だなとは思いましたが、米軍の犯罪に対して、日本政府の外交に関する最高責任者が、国民の安全や利益を害するような行為に対してそれを擁護していると見なされても仕方ない発言を行うのは、外務大臣として失格であると思います。韓国などでも同様な事件が発生し問題になった事がありますが、それらと比べて、日本人は大人しいですね。いくら、日米同盟は日本の利益になるからといっても、それと米兵の犯罪とは別物として考えるべきで、こういった事件では、日本国内での犯罪行為としてしっかりと裁きを受けさせるようにアメリカ側に改善を求めるべきです。ここが、曖昧だったり、米軍側に有利だったりすると、米兵の犯罪抑止にも繋がりませんし、日本側にも不満が残り、良くない結果を導くのではないかと思うのですが・・・。

投稿: トンデモ政治家 | 2005年7月15日 (金) 05時15分

はじめまして、河豚の遠吠え@BlogというBlogサイトをやっております者ですm(__)m
実はこの問題は、 σ(`・・´ ) のBlogで取り上げようかとも思ったのですが、かなりナイーブな問題も孕んでいると感じましたので躊躇したのです。
米国の犯罪者を国内法で裁けない上に、安保条約でも保護されていると言う状態、加えて戦後ほぼ一貫して見捨てられてきた沖縄の事を考えると日本国政府としては国内法で裁けないならば政府として何らかの保障をするべきではないか?と感じております。

投稿: 河豚 | 2005年7月15日 (金) 01時38分

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以前も当ブログでは、町村外相の「売国奴」ぶりを批判したが、あいかわらずアメリカの代弁者として、米軍犯罪の擁護に頑張っているようだ。   (沖縄タイムス) 性被害女性の手紙批判/町村外相 「軍隊があるから日本は平和」  町村信孝外相は十三日の衆院外務委で、二十一年前に米兵から性暴力を受けた女性が稲嶺恵一知事にあてた手紙について「米軍と自衛隊があるからこそ日本の平和と安全が保たれている側面が、すっぽり抜け落ちている。バランスが取れた考えとは思えない」と指摘、女性の訴えを批判した。東..... [続きを読む]

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