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2005年7月11日 (月)

ロンドンでの爆破事件を考える。

 ここ数日ロンドンでの爆破事件に関して様々なブログが取り上げてきていたので、何を今更と言われるかも知れないが、いくつかのブログを読んでいて感じたことなどを書いてみたい。

 まず世間一般には「卑劣なテロ」として批判する傾向が強いようなのだが、なるほど一般市民多数が犠牲になっているけれど、イギリスがアメリカ・日本と組んでアフガニスタンやイラクでしてきたことは何なのだろうか。それこそ最新の兵器を使った無差別の白色テロルその物ではなかっただろうか。少なくともイギリス首相ブレアには、今回の事件について批判する資格は一切無い。ブレア自身がブッシュとともに世界最大のテロリストだからだ。

 アルカイダの犯行声明が出されているらしいが、彼らを支持する記は一切無いのだが、彼らが無差別戦闘に至るまで思い詰めてしまった原因は米英帝国主義にこそ有ると思う。米英によるアラブ侵略が無ければ、そもそも彼らのような組織が発生もしなかっただろうし、勢力を伸ばすこともなかっただろう。イスラエルとパレスチナの問題に見られる米英の二枚舌・三枚舌の外交。パレスチナ人民のやむにやまれぬ自己犠牲的な闘いを見聞きする度に、アラブ民族主義への共感・連帯を意識する。

 誰かがアニメのジャイアンとのび太を例に出して書いていた。ジャイアンはのび太を好きに殴ったりするのに、のび太が抵抗すると「のび太のくせに生意気だ」となる。アラブ・アジア・中南米・アフリカの人々が数万数十万の単位で殺戮されても平気な日米欧などの帝国主義者とそれに毒されている大衆。しかし一度虐げられてきた者達が反撃に転ずるや「テロリスト」と呼んで弾圧する現在の帝国主義社会。江戸時代の日本で「エタの命は八分の一」として差別していたのと同じ構造がある。アラブ人の命はイギリス人の数百分の一なのか。そうではないはずだ。

 私は暴力の階級性を信じている。支配階級が被支配階級を弾圧・圧殺するための暴力を否定し、批判する。しかし被支配階級・被抑圧民族が支配階級に向ける暴力は基本的に支持するし、実際に国家権力機動隊との市街戦も経験した。革命軍のゲリラパルチザン戦闘も断固支持してきた。

 その中でアルカイダの戦闘については支持すると素直に言えない。何故なら彼らの戦闘はイギリスの労働者人民・アメリカの労働者人民を獲得する視点を感じることが出来ないからだ。イギリスの戦闘では、一般の労働者が多数死傷した。その中にはイラク侵略戦争に反対した人々が含まれているかも知れない。本来共産主義運動では「労働者は国家を持たない」存在であるのに、彼らアルカイダにはムスリム原理過激主義の狭い観点からしか世界を捉えることが出来ていない。米英の国家機構に対しての戦闘であるならば、イギリス人民との共同闘争としてアラブ侵略戦争と闘うことも出来るのではないかと考えてしまう。

 なんかまとまりがないが現時点でロンドンでの爆破事件への感想を書くとこうなった。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 それは失礼しました確かに中央アジアの政変についてはCIAの関与などが言われていますね。個人的には謀略史観と言う物が好きではないのですが、それを信じる方がいる事は否定しません。この様な見方も有るのだなと言うくらいに思っています。

投稿: アッテンボロー | 2005年7月14日 (木) 23時11分

>謀略説がお好きな方と見受けましたが。

 実際に国際政治の場は、謀略の巷であると見たほうが現実により近いと思います。(アジア通貨危機から中央アジアの政権転覆劇等)
 私は、「革マル」云々の世代よりも10年は後輩です。

投稿: 奇兵隊 | 2005年7月14日 (木) 20時07分

 奇兵隊さんようこそ。もしかして革マル派の現役もしくは元の方でしょうか。謀略説がお好きな方と見受けましたが。

投稿: アッテンボロー | 2005年7月14日 (木) 17時05分

 はじめまして、コメントさせて頂きます。
 このロンドンのテロについてですが、9.11同様に茶番劇の自作自演ではないかと疑って見ていたところ、下記の情報を見つけました。

 増田俊男の時事直言!No.309
http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h17/jiji050711_309.htm
 増田俊男の愉快な暴言
http://www.chokugen.com/bomb/050711bomb.htm

 私はアルカイダについても、元々CIAとの繋がりも深いし、9.11を始とするマッチポンプのテロ戦争を演出する為のCIAの別働隊ではないかと想っています。ザルカウィなんかも、2001年以降消息不明だそうですが、「エシュロン」を運用して、日々情報を傍受・分析しているのに尻尾を掴めないのは、既に死亡していてメディアの中だけの存在だからだと思う。
 だから、私は「ザルカウィ」の名が出ただけで茶番だと判る。

投稿: 奇兵隊 | 2005年7月14日 (木) 00時41分

 いつもコメント有り難うございます。まとまりが無い文章だったのですが。イラクのファルージャでは5万とも言われる大量虐殺があったとアラブ系報道機関が報じています。それからいくら命中精度の高い爆弾を使っても周辺への爆風などの被害は無くせません。その辺は私たちが米英の宣伝に取り込まれているのではないでしょうか。

投稿: アッテンボロー | 2005年7月12日 (火) 05時49分

トラックバックありがとうございます。二つ指摘があります。
まず、アメリカ軍やイギリス軍は対アフガニスタンにしろ対イラクにしろ無差別の殺戮は行っていません。(但し、誤爆等で図らずも無関係の人を巻き込んでしまったことはあります。)特に、ベトナム戦争の教訓から無差別の殺戮がマイナスということが一番判っている国はアメリカです。実際、アメリカは兵器のハイテク化を進め当事者だけを狙うという器用な戦争を可能としています。(詳しいことはミリタリーの専門家に聞いてみるといいです。)問題はアフガニスタンやイラクの国内のパワーバランスを崩してしまったことにあり、アフガニスタンの場合は多民族国家であるので民族間の対立を激化させてしまいました。イラクの場合はイスラム教スンニ派とシーア派の対立を激化させてしまいました。そういう点では確かに問題ではあるのですが、アメリカはアフガニスタンにしろイラクにしろ暫定政府を設けて話し合いで解決する場を与えました。それにもかかわらず同じ国民同士で殺し合いをして何万人も犠牲者を出している方がよほど問題だと思います。
次に、「米英の二枚舌・三枚舌」といいますが、それを見切れないことにも問題があります。アラブ人は交渉上手なので四枚舌くらいは使えます。交渉の場につかないこと自体が問題です。

投稿: FeldDorf | 2005年7月12日 (火) 00時21分

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ロンドンの同時爆破テロであります。実は今、私の娘がロンドンに長期滞在中であります... [続きを読む]

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