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2005年10月 3日 (月)

意見書を書くべきか?

 時々このブログを読んでいただいている方からメールを頂戴するようになりました。その中で現在鬱病にかかっておられる方から、私の思想的な腐敗というのは、鬱病によって普段は精神の下部に押さえ込まれている欲望が表面に出た物ではないかというご指摘を受けました。政治的な問題以外にも同じ鬱病患者という面での交流も少しずつ有るんです。

 この方の指摘からすると、鬱病が私の中にあるブルジョアイデオロギーを解き放った事になるのです。革命運動に参加している人間は、基本的に腐敗したブルジョアイデオロギーを共産主義思想によってねじ伏せている状態です。また一般的な「良い人」も同様に道徳的にしてはいけないこととして意識の下層にある負の面が表面化することがあるようです。統計などを取ってきちんと検証したわけではないのですが、鬱病にかかりやすい性格の人と革命運動に参加する人の性格との間には共通する物があります。簡単に言えば真面目で責任感が強いのです。人に対して気を遣うという側面もあります。

 革命運動に関わっている人の中で、鬱病を始めとする精神疾患にかかる人というのも非常に沢山存在しているのです。私はとある中核派の拠点である病院の精神科に通院していたのですか、待合室には活動家やシンパの人が沢山並んでいました。それだけ精神的に極限状態に置かれている人が多いわけです。その中で様々な精神病を発病した人がいる訳なのですが、私のような思想的腐敗が特殊な例ではなく、一般的な傾向であった場合に、同じ過ちを繰り返す人が出てこないとは限りません。その人に対して党はどの様に対応するのでしょうか。私に対して除名追放という対応があったわけですが、同じ指導上の過ちが繰り返されてはならない。その様に思うのです。私に対しては地区党も主治医も腐敗したブルジョアイデオロギーが噴出してくることにたいする注意という物は一切ありませんでした。少なくとも私が意識するような明確な形では。これは党その物が無自覚であるのか、それとも一部の戦線においては対象化しているのに私が所属していた地区党が問題の所在を分かっていないのか、おそらく後者ではないかと思うのです。

 だとした場合、私はかつて所属していた地区党に対して警鐘を鳴らす必用があるのではないでしょうか。少なくとも私と同じ過ちを繰り返す事がないように反面教師にならなければ、党がこれから直面するであろう様々な困難な局面において、私のように追放される人間が沢山出てきてしまう。それは党にとっても精神病者となった党員、活動家、シンパにとっても不幸なことではないのだろうか。

 除名後、一度別の観点から意見書を提出したことがあります。それについてはどうやら黙殺されたようなのですが、今回気づいた点について意見書を作成して党に提出すべきかどうか、迷っているところです。出来れば党が私の負の教訓を全党の物として、今後も発病する人々に対して運動を継続できるようにするために活用して貰うことは出来ないだろうかと思っています。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合さん深夜に書き込みいただいて大丈夫ですか?明日のお仕事に差し支えはありませんでしょうか。私は病気休暇中ですので朝寝坊も出来ますが。
 さてご心配の意見書ですが、防衛上の問題からも公開は出来ないというのが私の考えです。最悪の場合私以外の人に迷惑をかける結果が予想されますので。公開することはありません。ご安心を。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月 4日 (金) 00時12分

アッテンボローさんの気をおさめるということがまず、大事だと思います。

ただそれで気がすむのならば、治療の上でやるべきかとも思う。

ただ、アッテンボローさんの意見書は黙殺される可能性が大きいと思います。

しかし、公開はやめたほうがいい。
権力がすぐとびついいて、スパイ化か、嫌がらせなどをしてくると思います。
公開してその場で気分は楽になっても、後で後悔することになるはずです。

投稿: 反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合 | 2005年11月 4日 (金) 00時04分

 イレギュラーずさんコメントは久しぶりですね。党が常に正しいというのはまったくおかしな話ですから、今では「真理」が党にあるとは思いませんね。人間の集団として間違いも繰り返しながら、それをどうやって改めより良い思想、路線、実践に繋げていくかが大切だと思います。
 「方言」と言うと中央との対比がありますが、「お国訛り」だと地域や地方の文化を相対化できているのではないかと思います。

投稿: アッテンボロー | 2005年10月 5日 (水) 21時58分

時々、管制塔元被告連帯基金を通じた縁で、しかもHNがお互い銀英伝由来のためか、アッテンボローさんのblogを読んでいます。

>党に仰ぐか
「真理」は党のもの…ではないでしょう…ね。そもそもそういう立場は私たちの当時の党派ではどうでしたでしょうね(笑)。

何だか、書いてみたくなりましたので。東北のある地方の言葉で(私は方言という「権力」の言い方が嫌いですので、こういう言い方をしますが、失礼します)、「もぞこい!」…と。

蛇足ながら、もし私が現役時代なら、一坪共有運動時の「『仰ぐ』という党派」の行為は許せなかったでしょうね。でも、死ぬわけにもいかないですけれど。

投稿: イレギュラーず | 2005年10月 5日 (水) 20時51分

 中核派シンパさん初めまして。自己批判して復党すべきだというご意見。拝聴いたしました。確かに現在のところ権力からの血色という物はないのですが、私が自暴自棄になっていた時期の負の遺産とも言うべき物の清算に時間がかかりますのでそれまではスパイ化工作の危険性が残っています。ですからそれらが終わるまでは復党の申請が出来ない物理的・思想的条件があるのです。現時点ではひとまず意見書の提出の方が優先するのではないかと思っています。

投稿: アッテンボロー | 2005年10月 5日 (水) 16時45分

中核派のシンパです。今日偶然このブログを見つけて、ほぼ目を通させていただきました。「除名を巡って」「活動家の恋愛」などを読ませていただき、ショックを受けています。
「意見書を書くべきか?」を読んで私が思ったことは、意見書ではなく「自己批判書」を党に提出して復党を求める、というのはどうだろう、ということです。アッテンボローさんのおっしゃる「思想的腐敗」をご自分で総括して党に判断を仰ぐ、という方法はお考えにならないのでしょうか。規約にも「処分を受けたものは、再審を要求することができる」となっています。
 党が一番恐れていることは、アッテンボローさんが「権力のスパイ」となることではないかと思われます。でもアッテンボローさん自身に権力との接触が一切ないのだとすれば、党に復帰することは充分可能なのではないのだろうか、党に復帰した上で指導部の誤りとたたかう道があるのではないのだろうか、そして、それがアッテンボローさんの精神のご病気にも、悪くは影響しないのではなかろうか、などと思った次第です。もし、自分がアッテンボローさんの立場だったら、理不尽だと思ったことは理不尽だとしてたたかいたいと思いました。このままでは、党内では「脱落者」「裏切り者」「逃亡者」「スパイ」などいろんなレッテルを貼られてクソミソに言われるだけなのではないかと思われます。組織には自分たちの指導力のなさを棚に挙げ、自分たちの落ち度を隠蔽し、事実をでっち上げてまでも全ての責任を党から去った人に転嫁していく体質があると思います。とにかくこんな形で人生を活動に捧げてきたことが一方的に無にされるのは、私は理不尽だと思います。
大変僭越ですが、どうかお気を悪くなさいませんように。

投稿: 中核派シンパ | 2005年10月 5日 (水) 16時38分

 草加さん助言有り難うございます。意見書を書くとした場合僕の様々な恥ずべき問題を書かないといけませんから、さすがに公表する勇気はありません。あくまでも内部で読んで貰うために書くことになると思います。と言いつつまだ核かどうか迷いがあります。

投稿: アッテンボロー | 2005年10月 4日 (火) 20時55分

まず除名後も党と人民に献身したいというアッテンボローさんの「革共同魂」に、同じ元党派人として敬意を表します。
また、中核派にも、これだけ献身的で党派性を主体化した活動家を多く養成されていることに敬意を表します。そしてアッテンボローさんの献身性に応え、耳を貸してあげてほしいと思います。

で、意見書についてですが、単に黙殺される程度なら、出してもよいかもしれません。

1)党的に対応してくれる望みがないとしても、一人くらいは目を通すであろうし、今後似たような事態がおこった時に思い出してくれるかもしれない。
2)それでアッテンボローさんの気がおさまるのならば・・・

たとえば意見書の内容を公開するとかしてしまうと、大衆的に「中核派批判」と受け取られかねませんのでまた別問題です。

活動家と鬱病の関係については、アッテンボローさんと同じような感想を持ちます。意見書を出すよりも、ご自身の経験を対象化し、情報や対処法を蓄積して共有化できるような試みを模索されたほうがいいかもしれません。

投稿: 草加耕助 | 2005年10月 4日 (火) 18時41分

 元反戦高協さん助言有り難うございます。以前に書いた意見書が黙殺されたところからすると、党には私の意見を受け入れてくれる余地は無いと考えた方がよいのかも知れません。

投稿: アッテンボロー | 2005年10月 3日 (月) 22時45分

党として、その組織の健全な運営を行う義務と責任があります。党活動で精神的・肉体的ダメージを受ければ、その人は健全な党の運営に支障がおこるでしょう。党はそれに対し、指導上から言っても責任があるのではないでしょうか。但し無制限な責任範囲というのも、現実的ではないと思います。

私の場合対カクマル戦で負傷し、ある程度資金的にも党が面倒を見ましたが、それも限界がありました。それを私は同志やシンパにシフトを変え、シンパに依存したこともあります。それを戦士共同体、と言うような言葉で呼んでいました。。。。

シンパがいない人は、結局家族などの既存の人間関係に依存し、党に対する幻想がなくなり離党する人は結構多いのではないでしょうか。これは精神的な病ほど深刻でしょう。これに対する党としての責任は、指導上から言っても一般論であるということは言うまでもないのですが。。。

で、意見書ですが離党されていれば、黙殺されるのが組織原則です。仮に黙殺されないとした場合でも、具体的な対策論を提起しなければ、ダメではないかと思います。

投稿: 元反戦高協 | 2005年10月 3日 (月) 22時42分

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