« 特撮オタク一直線? | トップページ | 大台ヶ原で紅葉見物 »

2005年11月13日 (日)

辺野古に軍港まで押し付ける気か

 朝刊を読んで驚いた。10月末の2プラス2で沖縄県名護市の辺野古に建設が計画されている普天間基地の移転先と称した新基地が、当初より滑走路を延長してヘリポート程度の物ではなく、FA18ホーネット戦闘攻撃機の離発着まで可能な軍事空港として計画されているだけでも噴飯物であるのに、それに輪をかけて那覇軍港と牧港補給基地の機能まで移転させる巨大軍事施設にしようという計画か゛検討されていると言うではないか。一体いくつの軍事施設を辺野古に押し付けようというのだ。新聞報道を読んだ限りでも今まで海兵隊の各種施設が分散していたのを辺野古に集約し、巨大な軍事施設を建設しようとする物であることはハッキリしている。断じて許すわけにはいかない。沖縄では軍民共用空港として建設して、15年の期限を切ると言うことで基地推進の旗を振ってきた反動稲嶺県政ですら沿岸案には反対しているのだ。この計画は到底沖縄県民が受け入れることが出来る物ではない。

「沖縄タイムス」より引用。(引用が右の部分で切れていますので元の記事を読みたいかたは手数ですがタグをクリックしていただくと元記事が読めるようにしました)

知事直訴に「理解を」

 稲嶺恵一知事は十一日午後、首相官邸で開かれた政府主催の全国都道府県知事会議で、米軍再編の中間報告で日米両政府が合意した普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設案について「県として容認できない」と拒否を表明し、小泉純一郎首相に県外移設の実現を求めた。稲嶺知事はこの問題で初めて首相に直接訴えた。小泉首相は「沖縄の心情は理解できる」としたが、「日本の安全に関する問題だとご理解をいただきたい」と述べ、沿岸案を見直さずに推進していく考えを示した。

 稲嶺知事は記者団に「まだ道は閉ざされていない。もっと上(県外移設)を望む」と述べ、来年三月の最終報告までに、小泉首相のリーダーシップ発揮による事態打開に強い期待を示した。同時に、時期を検討しながら小泉首相との直接会談の実現を目指すことも明らかにした。

 会議で稲嶺知事は普天間飛行場移設問題に触れ「従来の案を見直すという以上、県外移転の協議がなされると考えているが、今回の合意内容は大変残念」と政府の姿勢を批判。「(普天間)基地の早期返還につながらない」とも指摘した上で「県の基本的な考えとは相いれないので容認できない」と、小泉首相に拒否を伝えた。

 小泉首相は「沖縄の負担軽減には全国が総論賛成だが、自分のほうが負担するという所はない。各論になると全国が反対だ」と述べ、普天間飛行場の国内移転が実現しなかったのは、全国の問題だとの認識を示した。

 小泉首相の認識について記者団に感想を求められた稲嶺知事は「はっきり言って寂しく感じた。同時に、総理もしかりだが、全国民が外交防衛の問題は自分のこととして、しっかりとらえてほしいと思う」と述べ、日米安全保障条約の重荷を沖縄にしわ寄せさせる状況を続ける政府と国民の意識に不満を表した。

 稲嶺知事は会議で、中間報告に盛り込まれた海兵隊約七千人の削減、嘉手納基地の運用改善、本島中南部の基地の縮小などについては「これは歓迎したい」と評価する姿勢を示した。

     ◇     ◇     ◇     

地元反発 県外直訴かわされ/稲嶺知事要請
首相「受け入れ地域ない」/実行力欠如 地方に転化

 「沖縄の負担軽減には全国が総論賛成だが、各論になってどこに持っていくかとなる、とみんな反対だ」。十一日午後。全国都道府県知事会議が開かれた首相官邸の二階大ホール。小泉純一郎首相は、米軍普天間飛行場の国内移設が実現しない理由は、国内で受け入れる自治体がなく、全国の責任だとの認識を示した。発言は同時に、稲嶺恵一知事が求める県外移設の「直訴」をかわす狙いも込められているとみられる。

 稲嶺知事は昨年十月、小泉首相が「全国の問題だ」として在沖米軍基地の国内移設を検討する考えを表明して以降、首相のリーダーシップによる沖縄の負担軽減に強い期待を寄せていた。

 このため、この日の会議でも米軍再編協議の中間報告に盛り込まれた普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設案について「従来案(辺野古沖案)を見直すという以上、県外移転の協議がなされると考えている」と、あえて「県外移転」という文言を口にした。

 その上で、稲嶺知事は「沿岸案は実行性があるとは思えない」「(普天間飛行場の)早期返還にはつながらない」と矢継ぎ早に続けた。

 小泉首相は、自分の右手のテーブルに座り、沿岸案を批判する稲嶺知事の表情をじっと見詰めていた。

 応答の場面になって小泉首相がまず言及したのは「総論賛成、各論反対」の全国の姿勢に対する「批判」だった。

 沖縄の基地負担軽減にはみんな異論はない。しかし自分の自治体で受け入れようという所はない。反対している以上は仕方がないではないか―との釈明にも聞こえる言葉だった。

 そこには、昨秋の国内移設検討発言の歯切れの良さは一切なかった。政府の意思と実行力の欠如を、地方に転化する内容とも受け取れるものだ。

 最後に小泉首相が語ったのは「日本の安全に関する問題だ、とご理解いただきたい」。言外に沿岸案の容認を稲嶺知事に求める発言だった。

 これに対し、稲嶺知事は記者団に「まだ、道は閉ざされていない」と語り、来年三月の最終報告まで県外移設の実現を探る意向を強調した。その唯一の方策は「小泉首相のリーダーシップ発揮」(稲嶺知事)だ。(東京支社・金城雅貴)

政府矛盾「普天間」続く迷走/中間報告閣議決定
辺野古沖案「生きている」/「二重基準」で理解求める

 政府は十一日、在日米軍再編の中間報告を推進する基本方針を閣議決定し、普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設を含む中間報告の内容の「適切かつ迅速な実施」を確保するための「適切な措置を講ずる」ことを盛り込んだ。しかし、同飛行場の名護市辺野古沖移設を決めた一九九九年の閣議決定は変更されず、政府内では「まだ生きている」(防衛庁幹部)との見解だ。キャンプ・シュワブ沿岸部に「普天間代替施設を設置」(中間報告)とする一方で、辺野古沖移設の政府方針も有効という「ダブルスタンダード」が生じている。

白紙に戻さず

 九九年の閣議決定について関係省庁幹部は「中間報告はあくまで案で、正式決定ではない。政府の手続きとして建前上は、この状態で閣議決定を白紙に戻すことはできない」と説明する。

 中間報告で合意された沿岸案が変更される可能性を視野に入れた解釈ともとれるが、一方で麻生太郎外相やラムズフェルド米国防長官ら日米の関係閣僚は「最終報告までに大幅な見直しはない」と明言している。

 普天間飛行場の移設問題が政府内で現在、どのように位置付けられているか、地元にとって極めて分かりにくい構図になっている。

 同幹部は「九九年の閣議決定が見直されるのは、早くても米軍再編の正式決定に位置付けられる最終報告の後になるだろう」と述べ、来年三月以降になるとの見方を示している。

 政府は最終報告までに飛行ルートや騒音問題、環境問題、地元への振興策などへの配慮を説明する方針だが、「現行計画を見直す根拠」の説明を求める県の要望にはまだ答えていない。

不満

 閣議決定について県幹部は「これで行政手続き上、(辺野古沖の)従来計画に戻ることはなくなった」と指摘。普天間移設問題は今後、「政府の沿岸案か、県が求める県外移設か」の選択肢しかなくなったとみる。

 県内部では、辺野古沖計画については「告別式はまだだが、死亡宣告は受けている」(県幹部)との認識。日米の閣僚レベルで沿岸案を合意した先月二十九日の日米安全保障協議委員会(2プラス2)をもって、同計画は事実上破棄された、ととらえている。

 日米合意を受け、「辺野古沖計画以外は県外移設」を求めていた稲嶺恵一知事は、「県外移設」に要求を絞るスタンスに切り替えている。

 ただ、県内部では辺野古沖計画については「国、県、名護市などの合意の下に進めてきた」との自負もあり、同計画を「一方的にほごにされた」ことへの不満の声は根強い。

 辺野古沖計画を断念した理由についての説明がないまま、新たな合意案への理解を地元に求める政府の態度には、明らかな矛盾がある。(東京支社・吉田央、政経部・渡辺豪)

知事「県外」堅持を強調/真っすぐ進む道決めている

 稲嶺恵一知事は十一日、政府が同日の閣議で、米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設を含む在日米軍再編の中間報告の合意内容を推進する基本方針を決定したことについて、「私は真っすぐ進む道を決めてある。最終報告まで道があるうちは前向きに進んでいく」と述べ、あくまで県外移設を求める考えを示した。

 稲嶺知事は閣議決定の内容について「どういう形で出ても、今のところはあくまで中間報告だ」と指摘。その上で「最終報告までに沖縄の考え方をもっと織り込むような形で全力を(尽くす)。道あるうちはその道を歩み続ける」と述べ、沿岸案の撤回を求める考えに変わりがないことを強調した。

 宜しければクリックして下さい。 人気ブログランキング

|

« 特撮オタク一直線? | トップページ | 大台ヶ原で紅葉見物 »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 rosso_fiolencinoさん、了解しました。後で確認しておきます。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月23日 (水) 20時34分

ごめんなさい、TBが重複しているようです、さし障りがあれば、削除して下さい。

投稿: rosso_fiolencino | 2005年11月23日 (水) 18時04分

 眠名有さん、それは騒音を始めとする基地公害が出発点になって反対運動があるのは当然ですよ。そして反対運動を続ける中で思想的な問題が検証されていくわけです。だからこそ沖縄は九月の選挙でも革新勢力の議席が減らなかったわけです。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月16日 (水) 22時32分

そうでしょうか。
やはり基地に反対する一番の原因は騒音なのど、思想云々よりも前の話だと思いますよ。
第一、あんなちっこい島に基地を造りすぎですよ。
最低限、軍港はそのままで良いですけど、飛行場はどっか郊外に移すべきでしょうね。

投稿: 眠名有 | 2005年11月16日 (水) 21時58分

 眠名有さん、失礼なことに書き込みを見落としていました。軍隊という物にも階級性があります。どの階級のための軍隊であるのかによって守る対象が権力者達であったり一般の庶民であったりと全く変わってしまいます。ですから軍備の問題を考えるときには誰を守るための軍隊なのかと言うことを考えていただきたいと思います。沖縄であれだけ反基地運動が闘われているのは米軍と自衛隊が資本家のための軍隊であるために県民の生活や人命など全く気にしていない現実があるからです。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月15日 (火) 21時33分

 キーロフさん初めまして。パソコンを始めとするメカに弱い物で時々失敗してしまいます。もう少し勉強しなければならないなあと実感している次第です。
 内容的には書きたいことを書くと言いますか、秘密にしなければならない部分というのは最小限にしたいと思います。でないとどこかの機関紙のようになって読んだ人が十分な知識を持っていないと何が書いてあるのか分からないものになりますから。出来るだけ普通の言葉で分かり易く書いていきたいと思います。
 右翼的な人の場合その人が単に世間一般の偏見に囚われているだけなのか、確信を持って右翼的主張をしているのかによって対応を分けるべきだと思います。滴の中に味方を作らなければ運動の広がりが築けないからです。でも、その辺の見極めは難しいですね。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月15日 (火) 21時29分

はじめまして「キーロフ」と申します。
田中大也氏が指摘している沖縄タイムスの記事の件ですが、恐らくはアッテンボローさんが同紙から範囲指定して、貼り付けるときに、無意識にテーブルタグまでコピーしてしまい、その中に含まれている幅の指定の部分が機能してしまっているのでしょう。引用されるときは、テキストだけを貼り付ければよろしいのではないかと思います。
排外主義が蔓延するネット上でアッテンボローさんのブログはいつも楽しみしています。ただここまで書いていいのかなと思うことは時々ありますが(笑)。
それはそうと、「バリケードの向こう側」の人を相手することは無駄なだけです。この種の人たちは、搾取と抑圧で成り立っている資本主義国家を守る必要があると考えているのだから困りものです。
寒くなりつつあります。風邪をひかないようにしてくださいね。

投稿: キーロフ | 2005年11月15日 (火) 19時43分

私個人の意見としては、
日本が日米安保なしでも自国の防衛ができるほどの軍事力をつけるべきだと思います。
日米安保がある以上、基地は移転するだけで、全国たらいまわし。
日米安保を断ち切るには、政治家の清掃と軍事力増加が最低限必要なことだと思うのですが……

でも、中国が空母を中心とした機動部隊を作ろうとしている話がありますしねぇ……

投稿: 眠名有 | 2005年11月15日 (火) 19時05分

 怪星人カピアさん、反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合さん、本当に沖縄の基地問題について本土の人間が声を上げていかなければならないと思います。原発でも産廃の処分場でも迷惑施設は全て地方に押し付けて生活しているのが今の日本のあり方だと思います。そのくせ都市住民の税金が地方にばかり使われると文句を言う都市住民。安保についても全く同じ事が言えると思います。
 本土において沖縄の米軍基地に反対する人々は「過激派」呼ばわりされて弾圧の対象ですが、この現状を例え小さなブログからでも変えたい。「こけの一念岩をも穿つ」の精神で行きたいと思います。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月14日 (月) 01時12分

沖縄が安保の犠牲の集中なんですが、
基地を余計に再編強化していくという、
許しがたい、憤飯ものの状況だと思います。

沖縄の現地の人々は、基地ノーの声をあげているが、それが沖縄の民衆ほどすべての日本の民衆の共有になっているかというば、いいきれない。それは、連日報道の排外キャンペーンとらべて、マスコミが意図的に報道をさけているからである。だからこそ、沖縄と連帯する市民が声を上げているのである。だが、こうした声が民衆に浸透しないように、怪星人カピアさんがいわれるように、昔から過激派キャンペーンが行われ、ネット右翼や小林よしのりらが、プロ市民・サヨクと罵倒しているのである。

沖縄基地撤去は沖縄と連帯する、日本の民衆の声とならなければ、日米支配階級の安保政策は継続したものにしかならない。
その矛盾を沖縄の人が指摘し、日本の民衆が自覚して、政府を攻め立てていくようになることを、もっとも恐れているのは誰かは明らかだろう。そのために、沖縄報道をなるべくさけ、
関心がある人々の罵倒を昔から排外キャンペーンしつつ、沖縄と日本の民衆との分断支配をしてきたのである。

こうしたなかで、いかにして、沖縄の声を届かせることができるのだろうか。
アッテンボローさん、ともにかんがえましょう。

カピアさんの結語に同感です。私や、それらを自覚した人びとが連帯して、一緒にノーの声を上げるのが第一歩なんだと思いました。


投稿: 反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合 | 2005年11月14日 (月) 00時44分

稲嶺知事というと、確か大田前知事への対抗馬的に立候補して当選し、現在に至っている、保守派的な立場の人物ですけれど、其の知事ですら、今回の米政府・軍の暴挙と、日本政府・国権の沖縄への捨石的政策には、異を唱えざる得ないんですね。
国権の言う「ご理解を」なる言葉は、柔らかな薄皮で包んだ、然し獰猛な意図を相手側にちらつかせ、拒否の返答を塞ぐ、脅迫其の物です。
「ご理解」に否の姿勢を示す事は、国権や其の意図を受けた御用報道側から過激派とか、様々な名称での「犯罪者」の烙印を押す様な形でキャンペーンをされた末に、公共性や正義の名の下に弾圧を受ける。これが今に至る迄の日本社会の隠された事実です。
そしてこれに対する民主主義と左派側の対応は……、辛い現状です。けれど、やはり「否」の声を上げなければ、未来は更に辛くなるから…。こちらのブログに来る人達も、一緒に声を上げましょう。

投稿: 怪星人カピア | 2005年11月13日 (日) 23時19分

 田中さん、それは褒めすぎです。赤面してしまうではありませんか。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月13日 (日) 22時26分

了解しました。

アッテンボローさんのサイトは読み応えのある記事が多いので毎日楽しみにしています。

投稿: 田中大也 | 2005年11月13日 (日) 22時18分

 田中さん、そうなんです。直そうとしてはいますが上手くできません。メカ音痴なものですから、何とか直すよう努力します。それまでタグを張るようにします。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月13日 (日) 22時04分

こんばんは。沖縄タイムスの記事を引用されてから、文章の右端が途切れてしまっているように見えるのですが…

投稿: 田中大也 | 2005年11月13日 (日) 22時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111250/7090104

この記事へのトラックバック一覧です: 辺野古に軍港まで押し付ける気か:

» 米軍再編問題 [ほんまぐろ]
数日前の米軍再編中間報告では、普天間飛行場を名護市キャンプ・シュワブ沿岸部へ移設することを日米間で合意したけど、沖縄の稲嶺知事は「現行案(辺野古沖)以外は容認できない」として、拒否の姿勢を示している。 中間報告から一連の発言をまとめてみた。まず中間報告後 ...... [続きを読む]

受信: 2005年11月14日 (月) 23時48分

« 特撮オタク一直線? | トップページ | 大台ヶ原で紅葉見物 »