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2005年11月19日 (土)

沖縄から抵抗手段奪う権限委譲

 今日の沖縄タイムス朝刊に特別措置法によって公有水面の埋め立てのみに限らず、環境アセスメントや埋蔵文化財の調査権限などについても地元沖縄県の権限を奪い、政府が好き勝手に行えるように画策していることが報じられている。当該である沖縄県民の意志を全く無視して基地建設を強行しようとする日本政府のやり口は許せない。

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 沖縄タイムス朝刊より引用。

特措法 範囲拡大を想定/シュワブ沿岸案
アセスや文化財も/政府と与党一部

 米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設を含む在日米軍再編の中間報告の内容を実現するため、政府、与党の一部が想定している特別措置法案の概要が十八日、分かった。公有水面の使用権限のほか、環境影響評価(アセスメント)の手続き、基地の建築許可、埋蔵文化財の調査が対象になる。基地建設に関連する権限の大部分を自治体から国に移すことで、知事や市町村長が手続きを拒否しても、移設作業を進める狙いがある。

 県側はすでに表面化している公有水面の使用権限の移管を強く批判しており、地方の権利を奪う動きがさらに進めば、反発が広がるのは必至だ。

 一方、現段階では政府、与党内にも強権的な特措法の立法化に否定的な見方が強く、当面は地元の説得に全力を挙げる考えとみられる。小泉純一郎首相は先月二十七日、特措法制定の可能性について「その時点で考える」と否定しなかった。

 環境アセスではボーリング調査に伴う公共財産使用協議に知事の同意がいるほか、方法書、意見書、準備書の作成には知事意見が必要になる。

 基地施設の建築では建築主事のいる市町村か、いない場合は県の許可が必要。

 埋蔵文化財は市町村の教育委員会が文化財保護法に基づく分布調査を実施し、破壊される恐れがある場合は、記録保存のための本格調査をする必要がある。

 普天間飛行場の移設先として日米が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部には、沖縄貝塚時代後期(約一千七百―一千年前)とみられる未調査の遺跡や遺物散布地が四カ所あり、うち三カ所が代替施設建設予定地に掛かる恐れがあることが分かっている。

 政府は十一日の閣議決定で、在日米軍再編の中間報告の内容を迅速に実施するため「総合的な観点から必要な措置を講ずることを検討する」ことを決めた。

     ◇     ◇     ◇     

地元理解へ修正模索/額賀長官、米大使に提案

 額賀福志郎防衛庁長官は十八日、防衛庁でトーマス・シーファー駐日米大使と面談し、在日米軍再編の中間報告に自治体からの反発が相次いでいることについて「全体の姿を崩さない範囲で、地方の理解を得るために譲るべきところは譲る必要がある」と述べ、最終報告に地元の意向を反映する必要があるとの認識を示した。

 中間報告の内容を大幅に変更しない範囲で、自治体の主張を取り入れて修正する方法を提示したものだ。シーファー大使は「反対意見にも耳を傾け、理解を得たい」と述べ、額賀氏の提案に合意した。その上で「変化が起これば疑問や不安を抱く人がいるのは理解できる。(中間報告の)合意を、海兵隊の七千人削減などを含め、広い目で見ていただきたい」と述べ、沖縄の負担軽減策を含めてトータルで判断してほしいと要望した。

 また、「地元の理解を得ることと、中間報告で細部が示されなかった部分を詰める二つの問題が残っている」とも述べ、嘉手納以南の基地返還など、中間報告に詳細が明記されなかった負担軽減策の検討作業を加速する考えを表明した。

 額賀長官は十四日に発足した米軍再編の関係閣僚会議について「日米首脳会談前に立ち上げたほうがいいと思い、私の発意で発足した」と述べ、十六日の日米首脳会談前に政府全体で作業に取り組む姿勢を示す必要があったとの認識を示した。

 シーファー大使は「会談の基調がずいぶん変わった。良かったと思う」と述べ、同会議の発足を歓迎した。

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コメント

 ironsand さん、ようこそ。本当に本土と沖縄の感覚の違いには私自身とまどうことがあります。何度か沖縄に行ったことがあるのですが、本土なら基地問題に関心を持たないような人々が、基地の弊害を得々と話してくれます。何としても沖縄の自己決定権を奪い返さないといけませんね。

投稿: アッテンボロー | 2005年12月31日 (土) 01時00分

トラックバック失礼しました。
こんな悪法はとんでもないですが,そもそも本土では知らない人が多いようです。連帯・共感の輪を少しでも広げたいと思っているところです。

投稿: ironsand | 2005年12月31日 (土) 00時02分

 ぼくとさん今晩は。本当に沖縄に対する差別的取り扱いは許せませんね。この様にして人民から合法的抵抗手段を奪い続ければ、最後には実力闘争以外の選択肢が無くなることは支配階級も分かってはいるでしょうが、止めることが出来ない自滅への道だと思います。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月21日 (月) 20時38分

政府は、読谷楚辺の通信施設(通称・象の檻)で太田知事が代理署名を拒ん
だ際にも、同じようなことをしましたね。
実質は沖縄しか適用されない特措法でも、「法律の条文は地域を特定してい
ない。」といって憲法が要求する住民投票もやらない。

この国の「地方自治」がいかに名目だけのもので、政府が憲法を尊重してな
いかがよくわかります。
私の職場でもこのニュースが流れてしばらくはみんな不満たらたらでした。

投稿: ぼくと | 2005年11月21日 (月) 18時02分

 反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合さん、眠名有さん、話が盛り上がっているようですね。やはりマスコミが垂れ流す情報については自分なりの判断基準でふるいにかける努力が必用でしょうね。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月20日 (日) 22時30分

確かに、都合の悪いことを削除するのはマスゴミの常套手段。
ですよね、>反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合さん

まぁ、全部報道する義務はありませんけど……
とりあえず自分に都合のよいことばっかり記事にし、悪いことは黙殺するという奴らを信用してはいけませんね。
黙殺などかわいいほうで、捏造する輩もいますから。
やはり、マスコミを全面的には信用しないという事から始まるのでしょうか……

投稿: 眠名有 | 2005年11月20日 (日) 11時51分

情報を流さないブルジョアマスコミが原因でしょうし、闘いをいどもうとするものを「赤」だというイメージでつくりあげてきたのはなんでしょうか?国民が悪いのではなく、仕掛けてる支配階級が悪いのです。
また、労働者階級の団結形態を、闘わない方向にむけさせようとしてきた、連合指導部が悪いし、民主党が自民党と大差ないからいけないのです。
政治を現実からそらせてきたのは、ブルジョアジーそのものでしょう。そもそも参政権は富裕層しかなかったわけですから。
政治は強制させられて、考察されるものではないはずです。私は、国家主義的なアプローチを警戒します。

投稿: 反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合 | 2005年11月20日 (日) 10時40分

悪法などを通す政治家も悪いが、
そんな奴らに好き勝手させている国民も悪い。
もっと教育で政治について教えるべきだ。

投稿: 眠名有 | 2005年11月20日 (日) 09時53分

 怪星人カピア さん、気にせずコメントを書いて下さいね。このブログは荒らしでない限りは好きなことを書いても寄っていますから。その中でお互いの向上に繋がる何かを見つけられたら良いと思っています。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月19日 (土) 23時37分

こんばんわ、アッテンボローさん
もう20年以上前の事ですが、偶々友達の知り合いである弁護士の方とお話する機会がありましたが、この方は人権派的な弁護士であって、救援連絡センターで殆ど手弁当に等しい活動をなさっていた人ですが、飲み会で一緒に話した際に、「日本では憲法違反の法律が沢山あり過ぎなんですよ」と語っていた事を、この話で思い出しました。所謂、「悪法でも法は法である」という強引なやり方を押し付けて、自らの意向を通す、国権のいつもの手法です。
こうした事は、本土でも(地域的では無く全国的に)必ず為されるでしょうが、そうさせない為には、
沖縄の現状をより多くの人たちに知らしめるべきだと考えます。
追伸 以前に懲りた筈なのに、又勇み足的なコメントを送った事(NKさんへの一件)、お詫び致します。どうも自分は、後先考えずにあの様なおっちょこちょいな事をしてしまうので…、反省します。

投稿: 怪星人カピア | 2005年11月19日 (土) 23時28分

 眠名有今晩は多分私の失敗ですね以前にも同じ事をしてしまったのですが、何か余分なものまでコピーしてしまったようです。もし原文の記事を読むのであればタグを張っておきますのでクリックして下さい。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月19日 (土) 21時59分

ちょっと右端の文字が消えて見えるのは私のpcだけですか?

とりあえず、これは地方の自治権の侵害ではないのか疑問だ。
法律に詳しいから良くしらんが……

投稿: 眠名有 | 2005年11月19日 (土) 21時56分

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