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2005年11月 8日 (火)

アイフル被害対策全国会議

 先日来の風邪は良くなったのだが、お陰で夜に不眠の症状が出るようになって昼夜逆転の生活をしています。今日も日中は一日寝ていて夕方から起き出して朝刊を読んでいた。社会面にアイフル被害対策全国会議が裁判に勝利して被害者である顧客に対する一億円以上の返還命令が出たと載っているではないか。確かあおざかなさんがこの団体に参加して活動しているはずである。そこで「あおざかなの買い物日記」を見てみたら、しっかりこの件に関連した記事があった。「モジモジ君の日記、みたいな」には全国会議を応援しようという記事も掲載されている。

 自分が郵便局で貯金保険業務をしている関係もあり、この辺のクレジットサラ金問題には無関心ではない。あくまで業務上の関連知識ではあるが。バブル崩壊以来銀行の融資の最大の顧客はサラ金やクレジット会社であった。数年前からは銀行その物がサラ金を子会社化したり提携してサラ金業務を始めたりするようになっている。東京三菱銀行のキャッシュワン、三井住友銀行のアットローン、始まりはUFJになる前の三和銀行がモビットと言うのを始めた辺りだったろうか。マルクスが「賃労働と資本」の中で、資本家と労働者との関係を高利貸しと放蕩者の相互に依存し合う関係に例えているのだが、これなど資本のリストラと称した首切り合理化によって生活苦に陥った人々をさらに食い物にするという点で資本主義の本性が現れているのではないだろうか。放蕩者は生活態度を改めて慎ましく生活するようになれば生きていけるが高利貸しはたちまち成り立たなくなる。同様に労働者は共産主義革命によって資本主義を廃絶しても生きていけるのだが、資本家はそうはいかない。クレジット・サラ金問題を通してこの様な形で労働者を食い物にする資本主義社会の転覆が絶対に必要であることを改めて確信した。

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 正しくは和解でした。訂正しておきます。

社会ニュース - 11月7日(月)19時0分

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186人に計1億円返還 アイフル訴訟、4割が和解

 消費者金融大手「アイフル」(京都市)に法定金利を上回る利子を払わされたとして、全国の債務者483人が過払い金など約3億8000万円の返還を求めた訴訟で、アイフル被害対策全国会議(神戸市)は7日、これまでに約4割に当たる186人が同社と和解したと発表した。
 アイフルが計約1億800万円を支払う。返還請求額計約1億2000万円の約9割が返還されることになる。
 同会議事務局の辰巳裕規弁護士によると、4日時点で和解が成立したのは東京、大阪、愛知など22都府県の原告。
 辰巳弁護士は「過払いなどによって生じる多重債務の問題は自己破産や家庭内暴力の背景にもなっている。違法な金利で払わされたお金は当たり前に返ってくるということを多くの人に知ってほしい」と話している。
(共同通信) - 11月7日19時0分更新

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 Juventusさんいらっしゃいませ。お誘い有り難うございます。これから伺ってみます。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月 9日 (水) 10時02分

こんばんは。「カッシーニでの昼食」のほうで議論に参加しましたのでアテンボローさんからもコメントいただければ幸いです。

投稿: Juventus | 2005年11月 9日 (水) 01時08分

 怪星人カピアさん今晩は。詐欺まがいの営業手法の点で言えば郵便局の簡保労働者はかつて「赤い詐欺師」と呼ばれていたそうです。実際問題自分自身が郵便局の貯金保険の商品を販売する際でもかなりきわどい契約があったことを隠すことは出来ません。それでも民間金融機関よりはマシな営業でしたけれどね。
 あおざかなさん、ご苦労様でした。一般人が方について無知であることを付いて企業による様々な不正行為が行われているのは我慢がなりません。あおざかなさんの活動が今後も一層発展されることを期待しています。

投稿: アッテンボロー | 2005年11月 8日 (火) 23時29分

 TBありがとうございます。
1億円の件、引用記事にあるとおり「返還命令が出た」のではなく、
ろくに争われずに和解が成立しているということです。
逆にいうとおよそ法律上は争いようがないということが判っていながら、
法律家や支援団体が関与するまでは超過利息を取り立て続けているという点で、悪質さがきわまっているのですが。

個人的には以前にもコメントさせていただいたとおり、団体信用生命保険を介在させることにより、貸金業者にとっては、借り主が死んでくれた方が得をするという構造が出来上がっている点に最大の問題を感じています。
それは、違法無効な超過利息の支払いを一定の条件がそろえば事後的に有効な支払いとみなすことができるという貸金業規制法43条の存在がもたらしている矛盾です。
貸金業規制法43条の撤廃、もしくは出資法上限金利の引き下げ、あるいは(あってはならないことですが)金利規制の撤廃がこの矛盾の法的な解決策となります。

投稿: あおざかな | 2005年11月 8日 (火) 22時48分

日栄、武富士と、消費者金融の問題は尽きる事は無いのに、大口スポンサーとなるが故、TVではマイントコントロール紛いのCMが途切れる事無く流され続け、金策に困窮する人達が其の罠にはまって、更なる金策地獄に落し込まれ、そして金は、金融業者と其の親玉たる大手銀行の物となっていく…、正に搾取の構造其の物ですね。
銀行(や信用組合)にしたって、詐欺紛いの営業をしながら、顧客を騙しているんですから(これは信組に勤めていた僕の彼女が言っていました。支店長や役員クラスの社員が「人殺し以外は何でもやって契約と取り付けてこい」と、営業の外回りをする社員にハッパをかけていた、と)。
故青木雄二の「ナニワ金融道」は、真実です(俗っぽい例えですみません。でも青木雄二にはまだ生きていて欲しかったです…)。

投稿: 怪星人カピア | 2005年11月 8日 (火) 22時24分

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「アイフル」で検索すると、前は4ページ目だったのが、今やってみると3ページ目になっている。やっぱりみんなでリンクすると順位あがるのかな? アイフル被害対策会議へのブックマークも22を数えている。 [http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.i-less.net/:title] アイフル被害対策会議にリンクしよう!というエントリも、5つもブックマークしていただいた。多謝。 [http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.haten... [続きを読む]

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