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2006年1月25日 (水)

東大阪市議選

 暑い夏の盛り、東大阪市では部落解放同盟荒本支部支部長瀬川博さんを擁立した市議会議員選挙が行われた。荒本支部は解同本部から支部丸ごとの除名処分を受けていた。83年には同和行政との窓口を閉ざされることを避けるために瀬川支部長が市会議員になっていた。一期目は反戦平和を訴え、82年の反トマホーク闘争の余韻の中での勝利だったと思う。二期目では、記憶に間違いがなければ公明党と共産党の市議合わせて7名であったか9名であったかが浄化槽の問題をめぐる汚職で辞職し、市政の刷新が問われていた。

 他の候補者の多くが組織と地盤を強固に持っている中、瀬川陣営の支持基盤は荒本支部のみで、無党派層をどの様に獲得するかが問題だった。中核派は全国の学生と専従を総動員してオルグ団を編成し苦労して集めた選挙名簿をコツコツとオルグして歩いた。私たち労働者は主に街頭宣伝を担当した。東大阪市内の各地を自転車の列を連ねて走り回り、汚職の党である公明党と共産党を弾劾して歩く。自転車には汚職追及の昇り旗を付けてあった。汚職を追及する市民運動という形態を取っていたために、途中で選挙演説中の共産党などとかち合うと、選挙妨害になってしまうので連中は色々と抗議をしてくる。そこは仕方ないから引くしかない。少し離れたところで「汚職の党共産党を許しません」と言って批判するのが精一杯であったが、時々声援してくれる人もあった。

 選挙自体は市政刷新の運動と一体となって闘ったために、そこそこの票を集めて上位とは行かなかったと思ったがまあまあの順位であったと記憶している。ちょうど投票日翌日に近鉄東大阪線のトンネル火災事故が発生して死傷者があったために、選挙結果の報道はどこかへ行ってしまった。知り合いが私の住所に電話して結果を教えてくれたのは、祝勝会の会場からであった。その後荒本支部は同調する全国の部落の仲間たちと一緒に部落解放同盟全国連合会を結成するのだが、それは後の話しである。瀬川支部長は健康上の理由で今では市議を引退し、後継者には荒本支部書記長の阪口克己さんがなっている。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 いえいえ、書き忘れくらい有りますから気にしないで下さいね。

投稿: アッテンボロー | 2006年1月28日 (土) 17時51分

 申し訳ありませんでした。名前を忘れていました。すみませんでした。

投稿: 千葉428 | 2006年1月28日 (土) 07時55分

 千葉428 さんでしょうか?プロレスのバトルロイヤルですね。確かに最強のレスラーを最初にみんなで倒すのが定石ですね。権力打倒の後で党派闘争をしても遅くはないと思いますね。

投稿: アッテンボロー | 2006年1月28日 (土) 01時24分

 ボクシングではないですが、昔力道山の時代のプロレスで、リングに多勢のレスラーが上がり戦かうという試合がありました。全てのレスラーがいっしょになり、始めに力道山をやっつけその後に乱闘になっていたと思います。強い権力・支配者をまず倒すのが大切・必要では?
 闘う赤い戦士になるのか。臆病な黄色い犬でいるのか。さあ勇気を出して、立ち上がれ。スタンドアップ!先日のレッドかイエローか。ではよく意味がわかりませんでしたね。たびたび失礼。
 来週は「白バラの祈り」を見に行こうかなと思っています。

投稿: | 2006年1月27日 (金) 21時51分

 あおざかなさん、複数の革命党が存在しても良いと思うわけですね。私も最近唯一前衛党って物に疑問があります。謝罪や罪の償いは必用でしょうね。
 沖縄国体の年ですから色々ありましたね。後日関連の記事を書く予定です。

投稿: アッテンボロー | 2006年1月27日 (金) 00時46分

ま、いわずもがなですがボクシングのチャンピオンの場合と違って、
ベルトがひとつしかない、というわけでもないでしょうし、
一般的に禁じてしまうのはどうか、という議論は別にしても、
人民に「多大の損害と苦痛を与え」た加害者の側は少なくとも、
「未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明」するとともにあえて殴られてもそれを受け入れることによって「名誉ある地位」(そんなものがあったとしたら)を回復する以外にないように思います。
蛇足でした。
この時期、キャンパスで天皇沖縄訪問反対ストライキのための代議員大会開催のために署名集めをやってました。アッテンボローさんのおかげでそのときのことを思い出しました。

投稿: あおざかな | 2006年1月26日 (木) 23時07分

 千葉428 さん、初めまして。ご紹介の映画は知りませんが、沈黙せず闘いに立ち上がることの大切さは実感しています。復職が厳しいほどの病状なのですね。お大事にして下さい。
 党派闘争についてはちょっと発想を変えていただけたらと思います。ボクシングの場合チャンピオンへの挑戦権を得るためには数々のライバルを倒さなければいけません。その様な観点で見たときに、素手という限定で考えることが出来ないかと思います。一番良いのはやはり対権力闘争ですけどね。

投稿: アッテンボロー | 2006年1月26日 (木) 20時31分

 上記と、何の関係もありませんが、今日「スタンドアップ」をみてきました。・・強い者に黙っているのでなく、立ち上がれ。 レッドかイエローか。スタンドアップ!と。最後は涙してみていました。私も病休中ですが、障害者割引で安く見れるので、時々映画に行くのです。アッテンボローさんと違い復職は難しいかも。いい映画だと思ったので、書かさしてもらいました。  
 権力に対し、弱い者の間で殴りあうのは素手でも哀しいことだと思います。

投稿: 千葉428 | 2006年1月26日 (木) 17時24分

 mao さん今晩は。おきべ東小学校のエピソードで聞いた話では、運動会の入場行進を行進は軍隊調だからとデモで入場したというのを聞いたことがありますよ。
 ゲバの件は他の人が書き込みしにくい雰囲気になっていますね。どこまでが内部矛盾でどこからが敵対矛盾なのかの線引きというのは難しいですね。素手の殴り合いくらいなら内部であっても構わないような気がしますが。蛇足かな?

投稿: アッテンボロー | 2006年1月26日 (木) 01時05分

荒本支部といえば、おきべ東小学校を思いうかべてしまう。教頭の辻岡先生などを、関西実行委の三里塚の集会などで見かけたので、「すごい小学校やなあ。職員会議で三里塚や狭山の話してんかなあ?体育の授業でデモの練習してるのかなあ?」と学生の中で、勝手に想像をふくらましていた。
他のスレで、出ている「内ゲバ」論議は消耗するのでここに書きます。元maoistの私としては、当時人民内部の矛盾を暴力で解決するのはよくない。人民内部の矛盾が敵対性の矛盾に転化したとき暴力で解決することもありうると理解していた。
京大で赤ヘルが中核に脱落派規定され、糾弾されたいたが、赤ヘルの諸君の中にも民青は告訴告発路線だから、殴ってもよいという考えの人がいた。

投稿: mao | 2006年1月26日 (木) 00時22分

 フォローいただき有り難うございます。時々単なる思い出話だけに終わるときがあります。でもこれはこれで現場の労働者活動家が経験したことの記録になるかと思っています。出来れば元祖趣味者さんが言われるように自分なりの分析などを盛り込めたらよいのですが、一先ず生の一次資料と言うことでご了承下さい。

投稿: アッテンボロー | 2006年1月25日 (水) 23時01分

 内容は豊富です。その生データが、アッテンボローさんにどう感じられたか、もしくは、最近の統一戦線の状況とで、関連があるのか、リンケージがあれば、その生の体験が活きると忖度します。

投稿: 元祖趣味者 | 2006年1月25日 (水) 22時35分

 単なる思い出話です。無内容で失礼しました。

投稿: アッテンボロー | 2006年1月25日 (水) 22時04分

 文章の記述はわかりやすい。でも、この文章がどういう関心を寄せる人に、どう訴えたいのか、ぼくには伝わらない。

投稿: 元祖趣味者 | 2006年1月25日 (水) 21時56分

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