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2006年3月 3日 (金)

ハヤテのごとく!

 「ハヤテのごとく!」週刊少年サンデーに連載されているラブコメギャグマンガである。主人公の綾崎颯(ハヤテ)は高校一年生、16歳のクリスマスの日に両親が作った借金のカタに1億5千万でヤクザに売り飛ばされるという実に不幸な少年であった。大体両親の借金自体が競馬やパチンコなどのギャンブルによる物で、事業の失敗とか言うまともな物ではない。けなげなハヤテは8歳の時から様々なバイトをして家計を支えていた。高校生になってからは自転車便のバイトを年齢を偽ってしていたのだが、そこに両親がやってきて賃金を経営者から勝手に受け取っていってしまう。のっけから労基法違反である。労基法第二十四条において、経営者・雇用者は労働者・被雇用者に対して支払う賃金を直接または口座振替などの方法で確実に当人に支払うことを義務づけられている。元々この条項は戦前において親が子供に労働させて、その賃金を勝手に使い込んだりしていたことを防止するために設けられた条項である。つまり、このマンガの両親のような真似をさせないための条項なのだ。大体漫画家の多くは中学や高校大学在学中にデビューしたりするため、人生経験が少なく労働者の基本的権利について疎い傾向がある・・・・・・

 脱線したので話を元に戻すと。ハヤテは借金返済のために身代金誘拐を決意する。たまたま公園で見かけた少女三千院凪(ナギ)に声をかけるのだが、「僕と・・・付き合ってくれないか?」「僕は・・・」「君が欲しいんだ(人質として)」と言う微妙な言い回しを愛の告白と勘違いされてしまう。ナギの自宅に身代金を要求しようとして電話したハヤテは、電話口で自分の名字を名乗ってしまう。そんな正直者に誘拐などと言う大それた事が出来るはずもなく、ナギを探しに来たメイドのマリアに一目惚れして改心する。ナギはとてつもない大金持ちのお嬢さんで、実際に誘拐されてしまうのだが、ハヤテは罪滅ぼしのために体を張ってナギを救い出す。その結果三千院家の執事として雇われることになる。

 ハヤテとナギのお互いの勘違いを知るのはマリアだけなのだが、それには口をつぐんでくれている。幼いうちから様々なバイトをしていたために実はハヤテは掃除などの家事が得意である。とりあえず執事としての生活が始まるかに思えたが、立ち入りを禁じられていたナギの書斎で彼女の作品であるマンガを読んでしまい、しかも本人に対してそれを「絵日記」などと言ってしまったために、「出ていけ」と言われる。ナギは書斎から出て行け行ったつもりだが、ハヤテは屋敷から出て行ってしまい、ハヤテの体を狙うヤクザに拉致される。臓器密売のために体を切り刻まれる寸前にナギが割って入り、1億5千万を肩代わりする。そして、ハヤテは改めてその借金を返済するために執事として働くことになるのであった。

 04年の秋から連載が始まり、既にコミックスも5巻まで出ているのだが、登場人物も中々面白い。変態の執事長クラウス(倉臼征史郎)・人語を話すトラのタマ(ナギのペット)・マッドサイエンティスト牧村詩織に開発された介護ロボット8を始めとするロボット・ナギの親戚咲夜と伊澄・ナギの祖父帝・ナギの許嫁ワタルとそのメイドのサキ・ナギとハヤテが通う白鳳学院の教師雪路と生徒会長ヒナギクの姉妹・ハヤテが以前通っていた高校の同級生西沢歩・よその家のボンボンにその執事達。まあ、色々と笑わせてくれます。買ってまで読むことを勧めはしませんが、ブックオフなどに有れば立ち読みくらいはすることを勧めます。

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コメント

 パルチノフさん今日は。このマンガは所謂オタク的素養がある方が随所にちりばめられているギャグも良く分かって面白いと思いますよ。

投稿: アッテンボロー | 2006年3月 5日 (日) 15時04分

そういえばこの漫画はオタク仲間の後輩も僕に勧めていました。こういう内容なんですね。今度読んでみようかな。

投稿: パルチノフ | 2006年3月 5日 (日) 08時35分

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