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2006年3月14日 (火)

3・14

 今日は3月14日。全国的にホワイトデーである。バレンタインデーのお返しをする日で、何でも相場は倍返しであるとも聞いている。郵便・集配関係の職員はバレンタインデーに続くイベントゆうパックの販売推進を大分言われていたのではないだろうか。男同士でチョコを送り合ったりしてノルマの達成をしていることから、女性同士でもお菓子か何かの贈り合いをしているに違いない。夕方妻が仕事から帰るなり手を差し出してきたが、それにつられて次女も手を出してきた。申し訳ないが賃金のはいる17日まで待ってくれと謝って見逃して貰う。病気休職中は大幅に賃金がカットされるので手元不如意なのである。有るだけマシだとも思いつつ、諸先輩方が首や処分と引き替えに獲得してくれた労働条件に感謝している。同時にそれらの遺産を食い潰している自分たちの不甲斐なさも改めて実感してしまう。

 バレンタインのお返しの日であるということもあって世間では今日が記念日になっている人もあるのでは無かろうか。実は私が妻に結婚してくれと行ったのが15年前の今日のことなのだ。だがしかし世間一般の人にとってはある種イベントで盛り上がる日も、元中核派の人間にとっては別の意味ある日になる。それは革共同全国委の創設者であり思想的にも運動的にも今日の中核派の基礎を作り上げた本多延嘉書記長が、現代のナチス・ファシストカクマルの手によって暗殺・虐殺された日であるからだ。75年の今日、カクマルは本多書記長のアジトを突きとめ、虐殺のための虐殺を行い、革命の偉大な指導者の命を奪った。もちろん私の活動時期から言っても面識があるわけではないのだが、古参の活動家たちから本多書記長の人となりを聞き、著作を学び、二重対峙対カクマル戦争の時代を経験した私にとってけして疎かに出来ない日である。

 本多書記長がどの様な人物であったかを示す逸話として、60年代から70年代にかけての他党派の人々から尊敬を集めていた事が挙げられる。例えば共産同赤軍派が大菩薩峠で首相官邸襲撃のための軍事訓練を行っているときに一斉検挙を受けたのだが、彼らの構想では臨時革命政府の首班には本多書記長を他党派であるにも拘わらず推挙する予定であったらしい。また同じく第二次共産同が分裂する前の議長であり、二三年前に他界した共産同蜂起派の指導者であった仏(さらぎ)徳二氏などは68年の4・28破防法弾圧の被告の一人として、被告団長であった本多書記長を尊敬していたらしい。また昨年の秋に関西某所で行われたオフ会で元戦旗派(荒派)の人々から聞いた話では、現BUNDOの指導者である荒岱介氏は、思想上や何かの悩みがあると本多書記長に電話しては助言を貰っていたとの事である。新左翼の指導者の中では党派を超えて尊敬を集めていた。だからこそファシストカクマルは日本の革命運動を破壊する事を目的として本多書記長を虐殺したのだ。

 普段の私は一般の新聞すら読めない日が多いのだが、今日は革共同のサイトから「前進」の先週号を印刷して、3・14アピールを一字一句丁寧に読んだ。そして中断している本多著作選の学習を改めてしっかり行おうと決心を新たにした。本多書記長の理論をキチンと学ぶ事無しに、その発展である、清水選集の真の理解も、今日の新指導路線の体得も出来ないのではないかと思う。

 最後に、本日法政大学において行われた全学連の織田委員長を始め29名への不当逮捕を弾劾して今日の日記を終えたい。

(時事通信社 - 03月14日 17:11)
 法政大学(東京都千代田区)の構内に侵入し、大学側の立て看板の撤去を妨害したとして、警視庁公安部は14日、建造物侵入と威力業務妨害の現行犯で、中核派系全学連委員長織田陽介容疑者(24)ら同派活動家29人を逮捕した。全員が黙秘している。 

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 hat さんご教示有り難うございます。

投稿: アッテンボロー | 2006年3月16日 (木) 20時18分

文革については、ワイルド・スワン書いた、ユン・チュアンさんのは、実体験でよかったが、最近出版のマオはいただけない。
現代中国歴史の実証的批判として、矢吹晋氏のHPが参考になります。内容も、立場も豊かなものがあります
http://www25.big.or.jp/~yabuki/index.html
論文をダウンロードできます。

投稿: hat | 2006年3月16日 (木) 18時56分

 maoさん今晩は。丁度書き込みをしていただいた時間に、法大弾圧に関する記事を書いていました。宜しければ激励のメールとカンパを送って下さい。
 文革に関する論文は私も早く読まないといけないと思います。今毛沢東に関する本がベストセラーになっていますが、反動的な立場からの文革批判と聞き及んでいます。それに対して革命の立場からの文革批判を紹介したいと思うのですが、中々出来ません。

投稿: アッテンボロー | 2006年3月15日 (水) 21時13分

法政大の弾圧に対しては、大衆的に反撃するしかないですね。
本多さんの著作は、文化大革命についてのものしか読んだことがありません。本多さんの著作も参考にして、文革についての大学の卒論を書いたことを思い出します。

投稿: mao | 2006年3月15日 (水) 20時10分

 にゃにゃにゃにゃにゃさん情報有り難うございます。
 元祖趣味者さん、確かにマルクスの命日ですが、枕としてホワイトデーから入る方が一般的かと思いましたので。一応このブログ、共産主義者・共産趣味者でない人も読んでいますので。
 NK さん今晩は。私などのような若輩者と違い、実際に指導を受けた方にとっての衝撃は凄まじかったでしょうね。本多書記長のことを知れば知るほど、本当に日本革命にとって必用な人だったことが分かります。そしてその人を奪ったカクマルにたいする怒りも強くなります。一日も早く3・14復讐戦の完遂を成し遂げて欲しいと思います。
 法大弾圧については、文字通り革命が生み出した反動として受け止めたいと思います。この弾圧を打ち破った後に広大な緑の大地が広がっていることを信じて、行動したいと思います。

投稿: アッテンボロー | 2006年3月15日 (水) 02時10分

私も、この日が来ると大変つらい気持ちになります。あの日が無かったなら、世界は今とはずいぶん違う様相を呈しているだろうと時々考えることがあります。あの知らせを聞いたとき、バットで後ろ頭を殴られたような衝撃をうけたこと、一日中間違いであってくれるよう祈ったこと、しかし翌日の朝、目が覚めたときそれが現実であること、自分たちの目であり心臓であった本多さんがもういないということを認めなければなりませんでした。彼が助かるなら、誰もが自分の命捨てることをためらわなかったでしょう。きっとレーニンを失ったロシアの民衆も同じように感じたと思います。
本多さんが倒れたのは、彼に不注意などがあったからではありません。本多さんは自身の危険をかえりみず、あえて最前線で対カクマル戦争を指揮しつつ倒れたのです。本多さんにとって他に方法などなかったのです。ナポレオンが軍隊をけっして安全地帯から指揮などしなかったと同じように。

法政大学における権力の大弾圧は、権力にとってももはや引き返すことのできない道に、とうとう踏み出したということです。ついに機動隊による暴力支配とその不正義が、あらゆる人々の前にのまえに引きずり出されたと言うことです。学生たちの苦闘は、やっとここまでたどり着いた。これから始まる歴史の新しいうねりは、あらゆる人たちを飲み込んで最後まで進むでしょう。看板、ビラの禁止には、立看とビラの洪水で暴力的弾圧には大衆的戦闘的決起が作り出されるでしょう。
逮捕された29名の学生たちも、一日の闘いの勝利感をかみしめ、大きく開けた展望の前に眠れない夜をすごしているでしょう。

投稿: NK | 2006年3月15日 (水) 01時51分

>今日は3月14日。全国的にホワイトデーである。

なにを勘違いしているんですか。共産趣味者にとっては、3月14日は、マルクスの命日ですよ。もちろんマルクス兄弟でなく、カールのほう。
年に1日だけ、あっしはこの命日にマルクスの本を読みます。今年は「経・哲草稿」。来年は何にしようかな、死ぬまでに読める本が一杯あるから、うれしい日です。

投稿: 元祖趣味者 | 2006年3月15日 (水) 01時26分

転送です

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信じがたい大弾圧!! 本日、昼過ぎ、全国から集まった学生が市ヶ谷キャンパスからデモして戻ってきたところを、門前に待ち受けていた100人ぐらいの権力にパックされ、デモに参加していた全員がパクられたとのことです。弁護士が聞いてみたところ、罪状は言わないが全部逮捕だと! 全く許しがたい!!!
そもそも、法大当局は、3月14日(本日)から「タテカン禁止、ビラまき禁止」を一方的に通告してきていました。(これは国民投票法の先取りのような攻撃です!)それに対する闘いとして、昨日・今日と法大生を中心に、東北大、広島大、京都大など全国から学生が集まって、デモ行進やビラまき、タテカン設置などをしてたたかっていました。ほんとう、ユルセナイ!
詳しくはわかったら続報を流しましたが、ぜひ、激励・救援のカンパを寄せてください!

激励文mail@zengakuren.jp
カンパ振込先「みずほ銀行 飯田橋支店(店番号061)口座番号(普)2241872口座名義 全日本学生自治会総連合

投稿: にゃにゃにゃにゃにゃ | 2006年3月15日 (水) 00時48分

 今晩は。是非とも本多著作選を学んで下さい。そして、護憲的コケシさんは大学も卒業しておられますから語学も修めておられますし、諸外国の文献からも学んで下さい。私は翻訳された物も中々読めていませんが、少しずつでも学んでいこうと思います。
 法政での弾圧は大衆的に支援陣形を作るのが難しいとしても、何とかしたいと思っています。私に可能なことが有ればするつもりです。

投稿: アッテンボロー | 2006年3月15日 (水) 00時34分

 やはり本多さんの理論を学ぶことが、少なくとも日本における体制変革の実践のために必要なのですね。そこまで尊敬されていたとなると人間的にも優れた方だったのでしょうね。

 ただ、学んでいないうちに言うのもどうかと自分でも思いますが、本多さんの著作についてもマルクス・レーニンと同様の「注意点」はあるのではと思います。それに、「国際連帯」の観点から言えば、可能な限り外国のマルクス・レーニン主義の研究・実践を学ぶ必要があるのではとも思います(例えば韓国民主労総のそれなど)。

 もちろん、まずは日本の理論から、というのが王道であるのは間違いないでしょう。そして何よりその実践に触れることが重要ですね。

 全学連の活動家の逮捕も残念に思います。春季休業中とはいえキャンパスの出入りは基本的には自由なはずです。それなのに「管理者の許可を得ずに」という理由を用い、「立て看板の撤去」をしたというのはあきらかに思想信条的なものを狙ったものであるのは明らかです。立川ビラ弾圧事件と「同じ根」を感じます。大衆性のない団体ゆえ支援の輪が広がるかどうかが問題になりますが、僕はこれに断固抗議します。

投稿: 護憲的コケシくん | 2006年3月15日 (水) 00時02分

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