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2006年6月16日 (金)

インテリゲンチャ

 書き込みに時々見られるのですが、技術者や科学者、研究者など、今日の資本主義社会で高額の収入を得ている人々は、社会主義及び共産主義社会では労働意欲を失うのでは無いかという意見が有ります。精確な回答を私が与えることが出来るかは甚だ心許ないのですが、かつて私も党の学習会で「医者等の待遇はどうなるのですか?」と質問したことが有ります。指導部の答えは忘れてしまいましたが、感想として私は「インテリだね」と言われました。それは褒め言葉では無く、寧ろ窘めるような含みが有りました。
 その後努力して労働者的な感性を磨いたつもりですが、果たして何処まで体得出来ているでしょうか。
 資本主義社会では労働力の対価は、その労働の為に投下された過去の労働力の量によって決定されます。一人の労働者が生まれ落ちてから一人前に成るまでに教育費を始めとして投資が有る訳です。例えば郵便局の集配労働者は中卒で採用試験を受けることが出来る為、義務教育迄で済みます。郵政労働者の賃金が国家公務員の中で一番安い理由は此処に有る訳です。反対にキャリアと呼ばれる一種試験の合格者、官僚は殆どが東大等の一流大学を卒業しています。幼児教育から始まり塾に通い私学の付属幼稚園からエスカレーターに乗るために様々な投資が行われており、対価となる賃金は公務員の中でも最高で有るばかり出なく、賄賂を始め様々な利権、退職後の天下り先での報酬等儲かる訳です。これは民間企業の労働者でも同じ事です。
 ですから資本主義から生まれたばかりの共産主義の低次の段階、社会主義とも言われる段階では、インテリゲンチャの労働に対してはそれ相応の報酬が支払われます。全ての労働者は発揮した労働に応じた配分を得るのです。
 先日もコメント欄に書いた「能力に応じて働き、必要に応じて取る」というのは共産主義がある程度進んだ段階の話になります。ですから革命の最初の世代は、おそらくその実現を見ることは無いだろうと言うのが私の見解です。次の世代、あるいはその次の世代になって初めて達成されると思います。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

真夜中にヘンなイタい投稿、
ごめんなさい(|||_|||)
このコメントと併せて三つとも削除お願いします。

投稿: kogomi | 2006年10月23日 (月) 13時13分

すみません。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/
jinkyuyokohei/kankotop/H14/iryou1.pdf
です。

投稿: kogomi | 2006年10月23日 (月) 04時54分

>月収が100万円無いような医者に手術はされたくはない

今頃寝ぼけたコメントですみません。過去ログを見てて気になったので、古い情報ですが、こんなのにリンク張ってみました。

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/jinkyuyokohei/kankotop/H14/iryou1.pdf

投稿: kogomi | 2006年10月23日 (月) 04時51分

 NKさんお早うございます。私自身は宇野弘蔵さんの著作を読んだことがないので膜楠経済学に多大な貢献をなさった方と言うことしか分かりません。本当はその著作の中にある様々な経済的分析を基礎としてマルクスを学び直すことが必用なのでしょうね。
 しかし何というのでしょうか、学べば学ぶほど自分の共産主義・マルクス主義に対する理解が非常に浅薄なものであることが実感されます。本多著作選だけでも今の私には非常に大きな課題ですが、いずれ宇野弘蔵にも挑戦したいと思います。

投稿: アッテンボロー | 2006年6月25日 (日) 09時11分

じつを言うと私は、「資本論」を持ってもいないのです。どこからこういう知識を仕入れているかというと、もっぱら「宇野弘蔵著作集」などに頼っているわけです。
恐らく、私の頭ではマルクスの諸論文を読んでも死ぬまで基礎的な概念や、資本主義社会の大まかな全体像も掴むことはできないでしょう。
これを無理にでもやろうとすると、「資本論の研究」(前進社)のような訳の分からないものが出来てしまうような気がします。
そういうわけで、私は横着者ですから、経済学については「宇野を通してマルクスを理解する」と言う方法をとることにしています。
その宇野先生にしても、「帝国主義論」のような分野では相当あいまいな書き方がしてあるような気がします。後で研究する為にとってあったのかもしれません。
私が思うに、ここから本多さんの出番になるのだと思います。彼の現代帝国主義に関する諸定義は、政治論文の中に埋め込まれているとは言えその天才的直感と洞察力に驚きます。
しかしこれが、なんというか後継者と言われる人たちに、その理論と思想の真髄が理解されていない。
この点は、マルクスにしてもレーニンにしても同じで弟子にろくな者はいないようですし、宇野にしても、結局、まだ健在な鎌倉先生も含めて本当に理解されているのだろうかと思うことがあります。
あれから(本多さんや、宇野弘蔵の死から)30年。そろそろ本当にその業績や事業を、再び再興する時期にさしかかっていると思っています。

投稿: NK | 2006年6月24日 (土) 17時13分

  kaetzchenさんとくるるさんのお話、文系の高卒には少々ついて行きかねる点がありますが、研究者の世界はそうなんだなあと思いながら読ませていただきました。
 NKさん、確かに「過去の労働」が全て賃金に反映されるわけではありませんね。その労働の再生産費用が賃金でした。こうして記事にして人の眼に晒すと、自分の理解の不十分さが明らかになりますから、他人様に検証して貰うのは良いことですね。「賃労働と資本」についても時間を作って再度学習したいと思います。
 価値法則の問題に関しては「資本論」を読んでいないので正直理解が及ばない点が多々あります。持ってはいるのですが途中で挫折しました。

投稿: アッテンボロー | 2006年6月24日 (土) 08時01分

>「資本主義社会では労働力の対価は、その労働の為に投下された過去の労働力の量によって決定されます」
については、私の説明もあまりよくなかったと思います。もっと簡単に、例えば東大出の修士が工場のラインで働いてもいい訳です。この場合は工場労働者としての賃金を受け取るわけで、「投下された過去の労働力の量」が反映されるわけではないと思います。本人がそれでよければ、もとより資本に不都合はありません。
おそらく「過去の労働力の量」の反映という発想の元は、工場設備などの固定資本を、過去の労働の集積として見るのと同じではないかと思うのですがどうでしょうか。
私の考えでは、それ自体間違いではないと思いますが、問題は資本はそのようには扱っていないと言うことにあるような気がします。結局、固定資本にしても労働力にしても資本はこれをある価格の商品として購入していますから、労働力は全然別ですが、機械設備の価格が価値どおり(どれだけの労働力を要したか)かどうかは興味がないと言うか、むしろ安ければ安いほどいいのだと思います。

資本主義社会はこの様にして、必ずしも価値が価格に反映されなくても、というか違う産業分野同士(固定資本が大きく労働力の少ない部門は、前者が小さく労働力を多く使用する部門より利潤は少ない)それぞれ成り立つ為には、それぞれの分野の産業間の商品の価格に直接価値(生産に要した労働力の量)が反映されない価値法則によってひとつの社会として成立していると言えるのではないかと思います。

ところが社会主義社会になると、こうした価値法則による社会的生産の配分や調整はなくなりますから、生産手段に全体として結合した社会の成員による労働の集計や把握が必要になるのではないでしょうか。ここでは「投下された過去の労働力の量」の把握が必要になるかもしれません。


投稿: NK | 2006年6月22日 (木) 11時37分

研究費、研究費っていうのは当たり前ですよ。基礎研は金がかかりますから。別に恥ではない。むしろそれが理系というもの。

学会などで発表はしなかったのですか?院生・研究員は外向きには英語で論文書きますけど、物性専門ならAPLとかPRに乗せれば確実にヒットしますよ。

今の理系は文句言うなら結果をもってこい。というところです。小柴先生に批判できるのは、それ以上の研究費を奪い取ってこれる先生たちだけです。でなければただの学部生や素人院生の酒飲みの遠吠えですよ。

ちなみに今は専門を一年から叩き込まれます。卒業年度は結構古いみたいですね。ちなみに自分は学士を2000年以降に取っています。

投稿: くるる | 2006年6月22日 (木) 10時11分

くるるさん,人民解放軍に上海で面接を受けた,非国民の kaetzchen です(笑) 本人は当時も,もしどこも拾ってくれなかったら,本気で中国に就職するつもりでした。

カネのありがたみは嫌というほど知ってますよ(笑) ただ,それを文面に出すと,嫌らしいと思われるかなと思っただけの話です。(^^;)院生時代の生活はカネとの戦いでしたし。

あと,基礎屋ってすごくマイナーですから,お金がもらえる所へ移動する,みたいな部分もありましてね。私は特に学部は応用系でしたけど,院では基礎系へ行ったため,余計に「専門ばかの役立たず」と見られてしまったんでしょうね。日本語で書いたのは教養時代のレポートだけで,あとは全部英語で書いてましたから,日本から注目されにくかったということもあるのかも知れません。

投稿: kaetzchen | 2006年6月22日 (木) 09時53分

どうもこんにちはkaetzchenさん。罵倒だなんて。人民開放軍の売国スパイでなければ罵倒なんてしませんよ(笑)。

私学上がりで専門は材料物性です。多少素粒子がらみなこともやっています。

東大は地方の研究施設やらうちの研究施設などに金をばらまくことに存在意義があるんですよ。柏の物性研などは院生1人1人にTEMやSEMなどの高価な機材がつくし、高価なヘリウムを循環できるのも基本東大だけ、東大の科研費のおこぼれがこなければ超高価なヘリウム3なんて手に入らない。加速器関係なども同じく。

そうでなければ東大の意味はない。地味でも光る研究内容なら京大、阪大、東北、名北九や私学も頑張っているし、人の面倒見の良さなら東工大が頑張っている。

東大がらみの研究は予算がつくから意味があるんですよ。小柴先生がらみの話は多分自分のほうが良く知っていると思いますが、あの先生は金を持ってくる。御用学者だろうが、大陸弾道弾だろうが研究費は研究費です。

金を持ってきて、人を動かせて、さらに教育者である東大卒の教授ならいいですね。でも全ては望めないから金だけで我慢ですよ。

工学・理学系は金のありがたみ相当知っていますけど、kaetzchenさんからはそういった雰囲気はないですね。生物系のせいか卒業年度のせいなのかは自分はわかりかねますが。

投稿: くるる | 2006年6月21日 (水) 18時45分

ところが,本郷のキャンパスの中は貧弱そのものです。先年,ようやく工学部が柏へと移転完了しましたけど,それまでは大変な状態でして,院生やオーバードクターのためのスペースは高校生が使う机程度しかない! 冗談じゃないですよ。そういう現実を体験して,私は博士課程は大阪の研究所へ逃げました。もっとも,親から仕送りを停められたからという理由もあるのですが(技術官僚をけっ飛ばしたため)。

私が知ってる「インテリゲンチャ」の世界は単純にそういう狭い世界だけです。逆に言うと文科系の院生だと,それこそ栗本慎一郎のようにお金持ちのお坊ちゃまでないと生活が成り立たないんじゃないかな,なんて思ったり。

# 個人的にはトーダイなんて教養・学部なんて潰して大学院専門にすれば良いなんて思ってるけどね。

投稿: kaetzchen | 2006年6月21日 (水) 17時42分

くるるさん,こんにちは。恐らくは一番罵倒されかねない,本郷の生き物系出身者です。

皆さん,実態をご存じないから,想像論とひがみで聞きかじりの議論をしているような気がします。

科研費の半分近くを持っていくのは確かにうちですけど,逆に言えばうちの研究施設が全国津々浦々に広くばらまかれているという事実も知って欲しい。例えば,小柴の野郎がノーベル賞取るために国家予算を使って神尾鉱山を研究所に仕立て上げた時のカネも,膨大な科研費の中に入っています。小柴はあえて御用学者になることによって,如何にして国家からカネを巻き上げるかということしか考えてなかったんですよ(笑) それから種子島のロケット発射所。あそこも工学部の研究所です。軍事産業でもある石川島播磨や三菱重工が作った大陸間弾道弾を「学術的に研究している」施設なのです。

投稿: kaetzchen | 2006年6月21日 (水) 17時34分

 kaetzchenさん、医師に限らず技術系の方は常に最新技術の研鑽が必用ですから結構出費が多いようですね。それ以外の職種でも最新知識の学習が必用な物は沢山ありますが発行部数の関係でしょうか技術系の書籍はどれも高価ですね。
 学歴偏重というのは左右を問わず有る問題だと思います。政治運動をしている中ですと原理などは有名大学を中心に展開していますし、政治的な面を表面に出さない企業の場合でもやはり有名大学を重視しています。基本的に企業のトップ・資本家は学生・技術者を資本に奉仕させるために様々な水路でブルジョワイデオロギーを学ばせますから、その点政治運動に直接関わらなくとも思想的に資本家の味方にされている人々は多いですね。
 NKさん、ご指摘どうも有り難うございます。どうやら私自身の中で「賃労働と資本」の問題と過渡期社会と共産主義の低次の段階としての社会主義社会との間に混乱があるようです。改めて学び直したいと思います。
 maoさん、「ゴーダ綱領批判」も読み直すことでマルクスの未来社会論を確認できるでしょうね。ただ、ユートピア論ではないので具体的なことは書いていませんよね。私たちが作り上げるしかないのでしょうね。

投稿: アッテンボロー | 2006年6月18日 (日) 10時13分

昔読んだ、大月書店の文庫版、「ゴータ綱領批判」を読み直している。
ここに、社会主義に2段階あるとか、1段階目はプロレタリアートの革命的独裁(執権)が行われるとか、あった。
詳しく書いてないので、具体的には我々で考えるしかしょうがないか。

投稿: mao | 2006年6月17日 (土) 18時49分

「官吏の労働の対価」はまちがいでした。他の例にすべきでした。

投稿: NK | 2006年6月17日 (土) 17時06分

「社会主義社会及び共産主義社会では、、医者等の待遇はどうなるか?」 と言う疑問は、なかなか奥の深いものではないかと思います。

しかしこの疑問に答えようとすると、いくつかの整理をやる必要があるでしょう。まず第一に、医者、技術者、研究者をひとくくりに扱えるかと言う問題。
また医者を例に取れば、その労働は必ず高収入が得られるものなのかどうか、ここでは免許制度という保護を考慮に入れなくてはならないでしょう。まあ弁護士も同じですが、制度的保護なくして成り立つものかどうかと言う面があります。
さらに、これらの労働と労働者の労働はどこが違うのかあるいは違わないのか、同じように賃金形態をとる場合、労働者としてひっくるめることができるのか?
等々ですが、これらを明らかにしないと、この社会の基礎をなしている労働者の労働と言うものが明確にならないのではないでしょうか。

つぎに「資本主義社会では労働力の対価は、その労働の為に投下された過去の労働力の量によって決定されます」の部分は明らかに間違いのように思われます。
労働者の労働力の対価は、資本家側から見ると、その労働者の労働力を再生産する費用に他なりません。そしてその大小は、それこそその時々の生活水準によるわけです。また労働者と言う存在は、種々な労働に従事させることができるのが前提ですから基本的にそのときの水準で、誰でもできうる労働と言うことになります。それに対していわゆる複雑労働ということになると、それは職人の労働のような労働(あるいはその成果)そのものを売るのか、または資本の利潤の分配をうける管理職、役員等(技術者なども基本的にはここに含まれる)の労働など労働者のそれとは分けて考える必要があると思います。また社会的に有用でありながら、それ自身は富を生み出さない官吏の労働の対価なども利潤からの分配として捉えるべきでしょう。ともあれ複雑労働が単純労働の集積に還元できるものではないことは押えて置くべきだと思います。

総じて、直接労働を売る職人(医者などもこの範疇)や小商品生産者である農民の労働を除けば社会全体の成員を食べさせている社会的富を生み出しているのは労働力を売って生活費を受け取る労働者の労働であるということと、労働者の受け取る賃金はその労働に対する報酬でもなければ分け前でもないと言うことが明らかになればいいと思います。平たく言えば機械を動かし続けるためには油なり燃料を供給する必要がありますが、その油なり燃料が労働者の受け取る賃金に相当し、油代を差し引いた機械が生み出した富の残りは、利潤として資本家とその他の直接富をうみださない部分へ分配されていくわけです。資本主義社会が価値法則などの巧妙な展開をとおしてひとつの社会として成り立っている根拠がここにあると思います。

「社会主義ともいわれる段階ではインテリゲンチャの労働に対してはそれ相応の報酬が支払われます。」
と言う部分について、私の考えでは「それ相応」の「報酬」は支払われないと考えます。おそらくプロレタエリア独裁期と社会主義の段階との混同があるのではないでしょうか。
プロレタリア独裁の過渡期を過ぎると旧支配階級を抑圧し資本家的生産と分配の機構及び価値法則等を廃絶して国家や階級それと共に労働組合や党も存在しないことになりますから、インテリゲンチャ的な労働形態は残るでしょうが、こうした人たちにしても他の人々と同様に分配は労働時間に応じて受け取ることになるでしょう。
ここら辺を間違えるとスターリン主義になってしまいますので注意が必要ではないかと思います。

最後になりましたが、インテリゲンチャと言う言葉が否定的に使われるのは、この国ならではことかもしれませんね。学問に対する蔑視、敵対は戦前以来の政策ですから。人民を学問から遠ざけること学問を支配階級の利害の範囲に抑圧することも戦後一貫して文部省等が実践的目標としてきたことです。

歴史学や経済学などの領域においては、戦後の一時期をのぞいては、一貫して権力との闘いを通してその発展を実現してきたし、国家や資本の形容する範囲の学問などそもそも学問とよぶに値しないものでしょう。大学の学問の自由、自治というものもこうした本質に根ざすものであるからこそ血を流してでも闘いとられなければならないものと言えるでしょう。それは人類全てに財産として共有されるべき本質に根ざしていると言い換えてもいいのではないでしょうか。

取り留めのないことを書いてしまいました。また


投稿: NK | 2006年6月17日 (土) 16時36分

左翼に学歴編重が多いのはかつての大学が左翼の温床だったからに過ぎません。右翼に学歴コンプレックスが多いというのも偏見でしょう。

理系の場合、偏差値レベル=予算の多さという現状があり、そのため大学院は国公立(特に科研費の半分を持っていく東大院)を目指すわけです。ハコ(設備)と燃料(金)がなければできないものも多々あるわけで。

理系の場合だと学歴よりまず最初に聞かれるのは「何を研究していますか?」ですからね。やり尽くした感のある研究内容だと東大出身者でも「はぁ?」となります。ただ東大連中の頭の回転の速さは認めるところです。

医療系の現状はあまり知りませんが、今だに学閥が相当幅を利かせているとは聞きますね。理系の中で医科薬科は一番しがらみが多そうですね。

投稿: くるる | 2006年6月17日 (土) 15時51分

tatu99 さんの意見は,単なる偏見だと思いますね。確かに右翼に学歴コンプレックスの人が多いのは事実なんですけど。(^^;)

産学協同というと,昔,留学の帰りに,中国人民解放軍の面接を受けた時のことを思い出しました。給与は出せないけど,君が自腹で購入してた書籍とか研究用の雑誌なんかは全て国費で買ってあげる,検閲もしない,という条件を出され,マジで心が動きました。

要するに社会主義国家というのは基本的に産学協同で動いているんですよね(笑) 資本を出すのが資本家か国家かの違いに過ぎません。私は理系でも生物学・医学系だったので,理系の大多数である工学系とは多少見方が違うのかも知れませんけど。

あと,医者の高収入という神話がありますけど,実際には常に勉強が必要なため論文や書籍を買い集めるため幾らもらっても赤字になります。特に診療報酬がもらえない研究医だとか,レジデント期間中に給料が出ない獣医なんかは国の補助なしには飢え死にします。この辺は皆さん結構,誤解をされているようです。

# 学会費が特にばかにならないんですよー。年間で十万円超えることも多い。+学会出席の旅費がつきます。

投稿: kaetzchen | 2006年6月17日 (土) 15時22分

 今の時代にインテリゲンチャその物が存在するのかどうかという点で見解が少々違ってくるようですね。この記事では一般論として知識人・技術者・研究者、一括りにスペシャリストと呼ぶ方がよいかも知れませんが、それらの人々は概して好待遇であると言うことです。個々人の間でのバラツキという物は有ります。例えば郵政の中でも中卒・高卒で有りながら年収二千万くらいの人も居ます。どなたかが書いたように東大を出てもニート・フリーターと呼ばれる失業者もいますね。
 くるるさんやSilver_PONさんの例も全てをこの傾向に当て嵌めることは出来ないでしょうね。あくまでも全体の傾向です。労働力の対価としての賃金の相場と言っても良いかもしれません。相場より儲かる人もいれば儲からない人も居ます。
 セクトNo7さん、確かに昔は努力で困難な状況を克服した事例が沢山ありましたが、今は親が高収入でないと子供が進学できないようになっていますね。特に難関大学ほどその傾向があるようですね。東大生の親の殆どが年収1000万以上だと、新聞記事でしたか読みました。切り抜きしておけば良かったのですが。
 kamakazuさん、「教育投資論」として取られたのなら私の書き方が悪かったのかも知れませんね。私としては「賃労働と資本」に書かれているように、資本主義社会では労働力もまた一商品であることによって、生産と再生産に要する生活物資の価格によって賃金が決まると言うことを書きたかったわけです。kamakazuさんでしたら「賃労働と資本」の結論がこの関係の廃絶を訴えていることはご存知でしょうから、その様にご理解いただけると有り難いのですが。
 maoさん、産学協同の現実によって企業にとって使い勝手の良い「商品」としての学生が量産されていることに危惧を感じます。本当の批判精神を持つことのない若者が増えているのは日本の社会にとっての損失でしょうね。
 Silver_PONさん、一人の熟練労働者を育てるために要する教育という点では大学などの教育機関のみでなく就職してからの職業訓練によっても大きな違いが出来ますので、確かに私の記事の書き方が乱暴であったと言えるでしょうね。例えば宮大工なども専門職ですから高収入を得ますが、学校教育で学ぶことよりも職業訓練で学ぶことの方が多いようです。
 tatu99さんの一段落目はその通りですね。二段落目から後はどうも感覚が違いますね。確かに左翼勢力の指導者の中にも高学歴の人が多いのですが、どちらかというと将来を棒に振って革命運動に身を投じた人という傾向があります。それからレーニンなどは党員に占める労働者の割合を常に気をつけていて、「インテリの党」にならないように注意していました。
 「かつての共産圏」=スターリン主義諸国では確かに高学歴の党員ほど安泰でしたね。そうなることで党幹部の腐敗が生じたこともまた事実ですね。特に今日の中国ではそれが酷い。
 産学協同の実態についてはくるるさんの理系としての見解を拝聴しておきます。

投稿: アッテンボロー | 2006年6月17日 (土) 11時49分

maoさんへ
>>今の大学は、全共闘運動の頃批判された産学協同が、OKどころかどんどん推進ですよね。

主に推進しているのは工学部と理学部です。

一例をあげると東北大学のRIMCOFのように産学連携の研究組織は数多くあります。基礎研究や応用研究を実用化させたい大学と、企業ではペイできない研究を大学でやってもらいたい企業研究所の利害が一致したためですね。

とにかく研究や実用化には膨大な金がかかります。税金に頼らなくても資金を確保できるという前向きの考えです。もちろん完璧ではありませんが中々良いシステムだと思います。

文系の学科は産学協同やっても意味ないと思います。学生は大半が遊びまくってますし、教授たちも理系から見るとはるかに生ぬるい。企業はシビアですから、法政大学市谷キャンパスには見向きもしないと思いますよ。実際に産学連携の真似事していますが、内容が「非常に」貧弱です。

投稿: くるる | 2006年6月17日 (土) 10時14分

追伸
大学教授、インテリゲンチャと目される人々に左翼かぶれ(失礼)が多いのは左翼こそが学歴偏重を基盤とするからではないでしょうか。

投稿: tatu99 | 2006年6月17日 (土) 09時23分

インテリゲンチャの意味が国民全体の高学歴化で判らなくなっています、少数エリートであった時代は労働の質、能力に関わりなく特権階級として認めらていました、いまや研究職専門職でも時流から外れると低賃金労働者になりかねない時代に進んでいます、医者だけが高収入のイメージが残っているものの健康保険制度が患者でなく医師の生活を保障するものでありこれが破綻すると医師も低賃金労働者になります。
過去の労働投資(教育学歴)が陳腐化する中で一律に学歴による待遇を保障しろと主張するのは保守よりも革新の皮を被ったサヨクが強いです。
キャリアの転落事件があります、キャリア自体が過剰供給されていますからキャリアが万全ではありません。かつての共産圏ほど学歴偏重が強くそれに勝るものは党員であること、党員で高学歴であれば鬼に金棒でした。

投稿: tatu99 | 2006年6月17日 (土) 09時16分

大学へ行く事を直接高収入に結びつける事はいささか乱暴です。大学進学には、自分の知識欲を満足させたいって事があるからです。私の同期にはロシア文学が好きでわざわざ地方の大学に行ったって人物も居ます。俺だって目先の給料が目的なら経済学部に行ってたでしょう。でも、コンピューターとかメカとかが好きだったんで理系に進学しました。

本来、大学進学ってそんなもんなんすよ。

投稿: Silver_PON | 2006年6月17日 (土) 08時32分

>「教育投資論」のような話
これと、つながるんだけど、今の大学は、全共闘運動の頃批判された産学協同が、OKどころかどんどん推進ですよね。
大学教員の意識もそうだから、学生が大学当局にはみだし的に、物申すと、法政大学の学生逮捕、退学のような、流れが全国的に進んでいる。
これをとめないと、自由に、批判的に世の中を見ることのでき、行動できる人が、減るということで、大変な損失だ。

投稿: mao | 2006年6月17日 (土) 06時53分

今回の記事の「教育投資論」のような話はまったく賛同できません。反動教授が「キミ達は、大学を卒業して、たくさん給与をもらうんだから、そのための投資として授業料を払うのは当然だ」というのとだぶりました。「キミ達」と呼ばれた私達は、別にたくさん給料をもらえるようになるために学校に通っていたのではないのです。

「そのための投資」が受益者負担の原則ということで、私の住む寮の水光熱費の負担の口実にされました。これは25年前の話ですが、これが延々と強調されて、「投資が足りなかった」ことが「努力が足りない」にすり変えられてきたのが現在なのではないでしょうか?そんなものを追認してはいけません。

投稿: kamakazu | 2006年6月17日 (土) 01時34分

賃金ね。昔は「同一労働=同一賃金」なんて言ってましたが、同じ職場でも労働がこれだけ細分化されると仕事の中身が違っちゃうからね。今は「同一価値労働=同一賃金」というのが流れのようです。

どっちにしても、重要な仕事にはそれなりの対価が支払われるのが、「賃金」がある限りしょうがないことでしょう。で、月収が100万円無いような医者に手術はされたくはないし、最賃のパートの給料で小中学校の先生を雇われちゃ子どもを任せられないわな。
ただし、郵便局でも同じだと思うけれど同じ職場でも所属身分が違う現実があるわけで、そっちのほうが労働者の分断と疎外感を増長させていると思います。

昔の話ですが、母一人子一人で中学生から新聞配達をしている子どもが見事に東大合格!というニュースが3月の地方版の話題になっていました。今はそういうことはほとんどありません。それだけ偏差値トップクラスの大学は難関になってきているのと、週5日制のご利益で学校で学ぶ内容が減ってきているのも事実です。したがって、塾通いをしなければ追いつきませんよ。ましてや、授業が成立しない学校もあるし「ドラゴン桜」は、ポイント的には面白いセリフはあったけれど夢幻です。

個人の給料については、ケースバイケースでしょうから一概には言えませんが、「名門大学卒」=高給料であることが一般論です。ただし、いつリストラに遭うかは、する方もされる方もわからない恐怖感に駆られる現実ではあります。

それとキャリアの連中はやっぱし頭が違うと思うよ。とにかく記憶はべらぼうにすごかった。私らが忘れていることを覚えているっけ。
ただし、頭がいいというのではなく記憶力がいいという意味ですが。

投稿: セクトNo7 | 2006年6月17日 (土) 00時07分

過去に教育として投資された額で給与が決まるというのは幾分に御役人的考えです。そんな事で決まるんなら俺だって……(慟哭)

直前の記事でくるるさんが今回入社?される企業での自分は420万で、同年齢で既に社会で活躍されている方はそれより給与が多い話をされてましたでしょう。もしアッテンボローさんのこの記事が正しいなら、くるるさんは同期の方より教育の投資がなされていたわけですから、くるるさんの給与は同期の方の給与と比較して同じか、高くなければなりません。

給与は「どんだけ利益が出たか」と「今後への期待」の調和で決まります。

投稿: Silver_PON | 2006年6月16日 (金) 22時17分

寧ろ共産主義でガチガチだとやる気は無くなると思う。
ふつーに仕事しても、ガツガツ熱心に仕事してももらえるもの同じって結果になるし。
けど、今それが一時的に必要な予感。

いまのアメリカって世界恐慌の直前みたいな感じじゃないですか。
多分、近いうちに着ますよ。第二の世界恐慌。
そうなると真っ先に日本がトカゲの尻尾きりになるでしょうね。

ちなみに今は東大行ってもニートになる人がいるってんだから怖い世の中です。
ここに世界恐慌でも来ようものなら……

投稿: 久々 | 2006年6月16日 (金) 21時48分

インテリゲンチャとは主に学問を修め、多くの現象を広い見識をもって理解して、様々な問題を解決する知恵を提供したり、その知識によって発見・発明された成果物を提供する事によって社会から対価を得て生活する。

と定義するならば、エンジニアや研究者はこれには当てはまりません。研究員として科学者としての末端にいるわけですが、我々は専門職つまりスペシャリストです。一点集中型の知識をもって他の知識と連携して成果を出すというわけですからインテリゲンチャではありませんね。

戦後の日本は単線型の教育システムもあって、知識人ではなく大量の知識大衆を生み出しました。この時点でインテリゲンチャは消滅したのではないのでしょうか?別に大学院出ていても、実学を持っている専門学校出ている人間の方が評価は高いと思います。

投稿: くるる | 2006年6月16日 (金) 21時39分

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