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2006年8月 1日 (火)

郵便営業で表彰

 大変困ったことに、今日朝から行われた無事故出発式で郵便営業の成績が優秀であるとして推奨状を貰ってしまった。無事故出発式というのは7~8月の夏期繁忙期の間交通事故を発生させないように労働者に宣誓させる儀式なのであるが、実際には労働強化が行われている中ではそんな物は画餅である。取り敢えず現場の労働者に無事故で仕事をさせるために何の物質的措置もない状況で精神論的に宣誓させて、それを一同で確認するだけの物だ。で、そのオマケで私への表彰が有った。

 正直言うと労務管理の締め付けに反発して業務命令に逆らって処分を食らったことなら40回以上有るのだが、表彰などは全くない20年間であったためにガラにもなく緊張してしまい、名前を呼ばれた後は礼の仕方すら間違える体たらくであった。元々私が表彰など受けるハメになったのは郵便課の上席課長代理のせいである。現任の上席課長代理は私が販売した郵便商品を郵便課の職員の成績に付けてくれないのである。今までの上席は内緒で郵便課職員の成績にしてくれていたのだが、それを正直に私の成績として局長に報告してしまった。元々がお客さんとの話のきっかけに郵便商品を使っていただけで、売れたのは副産物である。日頃郵便関係職員には、情報を提供して貰っていたり自分の成績がはかばかしくないときに無理を聞いて貰っているので、そのお返しのつもりで成績を譲っていたのである。

 郵便課での営業のノルマは結構酷くて、営業時間も粗品も無い状況で、殆どの職員が自腹を切るか親族や親しい友人に無理を言って買って貰っている。そんな状況で自爆営業をしないでよいようにと思っていたのだが、今までの上席と違って現任者は厳しい。営業への意識を喚起するために成績譲渡を認めてくれないのである。結果として私が表彰されるハメになった。一応7月は保険の推奨基準に達するだけの契約も出来、貯金の方も後一歩まで迫っていたので本業を疎かにして他所のお手伝いをしていたのではないのだが、なんとなく複雑な気分だ。どちらかと言えば私の場合は仕事に関しては、営業成績での表彰よりも維持表彰の方が欲しいのであるが、これは10年ほど前になくなってしまった。維持表彰というのは諸事情で払い込みが遅れているお客さんを説得して延滞を是正したり、新規の前払いを勧めたり、或いは転居などで住所が変わっているお客さんの住所登録を適正化するという、早い話が成績に繋がらないが事業にとっては大事な仕事である地道な作業をコツコツこなしている人間を表彰する物だ。

 今日では営業に関する表彰のみが残っていて、新規契約さえ出来れば後はほったらかしにしたり、契約が見込めないお客さんに対してはぞんざいに扱うような人間が幅をきかせている。こんな職場は異常であると思うのだが、郵政の幹部連中は現場のことを全く理解しようとしない。とにかく新規契約のみを要求してくる。そのうち郵便貯金も簡易保険も「釣った魚にエサはやらない」式のとんでも無い企業になるであろう。実際問題民間金融機関の多くがそうである。とりわけ、昨今テレビや新聞雑誌での宣伝で業績を伸ばしているカタカナ生保の場合(従来の漢字生保も同様だが)、いざ入院なり死亡なりして保険事故が発生したときの対応の悪さは枚挙に暇がない。

 労働者が人間らしく働ける企業こそ顧客をも大切にする企業であるのではないだろうか。

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コメント

 mew-run7さん、どうも有り難うございます。今日は息子が退院してから初めての受診でしたが、良くなってくれているのかどうか少々不安があります。私の仕事の方は今のところ何とかなっていますが、本当に上昇傾向になって欲しい物です。
 さて本当に労働運動が闘う物にならないと今はますます社会的弱者に矛盾のしわ寄せが強くなると思います。一人でも多くの仲間を増やして労働条件向上のために頑張りたいと思います。

投稿: アッテンボロー | 2006年8月 4日 (金) 20時07分

遅ればせながら、息子さんの退院、よかったですね~。
そして、お父さまも表彰・・・おめでとうございます。m(__)m

大変な時期もあったと思いますが。
ここからは、その分、いいことが重なって、上昇モードに
なるといいですね。(~~)

近時、ワーキングプアや社会保障の問題がまたクローズアップ
されていますが。
今こそ労組の力が重要な時では、と思ったりします。

暑くなりましたが、身体に気をつけて、がんばって下さい。

投稿: mew-run7 | 2006年8月 4日 (金) 08時23分

 くるるさんどうも有り難うございます。真面目に働くという評価が貰えただけでも有り難いと思っておきます。

投稿: アッテンボロー | 2006年8月 3日 (木) 20時41分

表彰おめでとうございます。

賞とか表彰はどんなものであれ貰って損はないですよ。良い武器になると思いますよ。

投稿: くるる | 2006年8月 3日 (木) 18時13分

アッテンボローさん。 立派だなあ。
息子さんの健康も陰ながらお祈りいたしております。

投稿: 真名 | 2006年8月 2日 (水) 22時52分

 なんだかねえさん、本当ですね。クレームへの対応でその企業の姿勢という者が一番良く分かると思います。実は月曜にも窓口に来られたお客さんが混雑のために40分以上待たされたことに怒って帰られて、そのお宅に伺ったのですが、事情の説明を丁寧に行ったところ許してくださいました。また、昨日も別のお客さんのお宅で苦情を言ってくださるお客さんの方が有り難いですと言って帰りました。自分たちが改善すべき点を教えて下さっているわけですから、その意見を丁寧にくみ上げて対応することが一番大切だと思います。
 護憲的コケシさん、労働者をマル生分子にするために、組合で労働条件改善に取り組む人間を怠け者扱いするのは労働管理で良くあるデマですね。
 推奨状は、真面目に働いている証明として大事に取っておくようにします。

投稿: アッテンボロー | 2006年8月 2日 (水) 20時08分

 僕もなんだかねえさんと同感です。

>取り敢えず現場の労働者に無事故で仕事をさせるために何の物質的措置もない状況で精神論的に宣誓させて、それを一同で確認するだけの物だ。

 ここが一番理解できます。それに、そうした表彰は結局労働者同士の競争と分断の強化を促すことも多々あるかと思います。

 ただ、表彰されれば「下手に解雇できない」等の強みも出ます。現に動労水戸は組合員が安全運転で表彰され、それがJR水戸支社の「動労水戸はちゃんと仕事をしていない」というデマを跳ね返し、中労委の救済命令勝ち取りにも大きな影響を与えました。

 アッテンボローさんもこの表彰をむしろ今後の労働運動に活かす方向で捉えればよいのではないのでしょうか?

投稿: 護憲的コケシくん | 2006年8月 2日 (水) 01時14分

これはどの業界にも私の会社にも言えることですね。今のパロマの問題も会社が事故、故障、クレームに丁寧に対応してこなかったことの結果でしょうね。

パロマの問題は全業界の問題でもありますね。

大手電気店なんかのアフターサービスは逆に良い方の見本かもしれない、と個人的には思っています。

投稿: なんだかねえ | 2006年8月 2日 (水) 00時08分

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