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2006年8月 9日 (水)

勝利するまで闘うぞ

 職場の状況もそうなのだが、社会全体に諦めムードが漂っているように感じる。例えばこのブログでも右のトリオが執拗に共産主義とスターリン主義とを混同して、今まで帝国主義の弾圧とスタの裏切りによって実現されていない共産主義の理想その物を「嘘だ」とか「誤魔化しだと」か、負け犬の泣き言のような言辞が多いと思う。例えば職場でも当局にすり寄る組合役員が非常に多い。組合費を使って局長連中や専従を接待している支部役員が存在するわけだ。組合員大衆の決起に信をおいているのならば、そして自らの方針に自信があるのであればその様な行為は不要である。指導部が首も逮捕投獄も覚悟して組合員一人一人の権利を守るために闘う決意を固め、それを伝えることが出来たときには一般の組合員は指導部を守るために献身的に闘うのが戦闘的で階級的な組合の姿である。

 ではそれらの人々は一体全体今の社会をどの様に捉えどの様な行動をしているのであろうか? 現代社会の矛盾が各所で吹き出している中、国民皆保険制度の崩壊状況・年金制度に信用が無くなり未納者が増大する。自殺者が八年連続であったか七年連続であったか3万人を超える社会。正規雇用は徐々にパート・アルバイト・派遣に切り替えられ、親元で同居しなければ自立できない若者の増大、そして結婚すら考えることが出来ない。生活が出来ないからである。職場のゆうメイトと話していても結婚して子供を持つなど夢のまた夢である。20年前であれば労働組合が生活向上のために賃上げと労働条件改善を求めてストを含む闘争を組んでいた。例え微々たる金額であったとしても賃上げが勝ち取られていた。だが今はどうだろう。私自身ストライキの経験など無い。順法闘争も知らない。だが、かつては闘うことで労働条件の改善が実現されていたのだ。

 夢想家かも知れない。お人好しかも知れない。だが私は闘うことを止める気はない。直接の利益はない。基本的に労働運動の活動家は処分や差別人事によって虐げられている。だがある意味それは勲章である。同僚の待遇改善のために闘った証であるからだ。マルクス・エンゲルス・レーニンが唱え、本多書記長が提起した共産主義が未だ実現されていないからと言ってその事で絶望するのは気が早すぎる。私の場合思想的腐敗の原因の一つが諦めであったと思う。だが五年に及ぶ闘病生活と除名されてからの二年間で色々と考えることが出来た。人間は理想に向かって飽くなき努力を続けるからこそ進歩してきたのだ。ライト兄弟は空を飛びたいという願望のために努力した。誰であったか内燃機関を開発した人も爆発の連続を克服するために改良に改良を重ねたという。では社会変革を志す物が、共産主義の実現を目指す物が、かつて一時期しか共産主義を目指す社会を実現できなかったからと言って夢を捨てても良い物であろうか? 答えは否である。あくまで共産主義社会実現を目指して闘い続けること、そして自らの手で出来なければ後継者を育成すること。それが私にとっての生きる道ではないだろうか。

 闘争の度にあげたシュプレヒコールの結びの一語がある。「闘うぞ! 闘うぞ! 闘うぞ! 勝利するまで闘うぞ!! 」唯それまでである。執念深く闘い続けること、それだけだ。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

>>TAMO2 さんへ

>もし我々が空想家のようだと言われるならば
>救いがたい理想主義者だと言われるならば
>できもしないことを考えていると言われるならば
>何千回でも答えよう、「その通りだ」と。

3行目までは良いんですよ。問題は4行目。3行目までを認めたらその人はOUTです。理想を現実にする人間は3行目までを決してyesとは言ってはいけないのです(思うのは可)。


>> まことさんへ

夢想家とは「実現できそうもないことばかり考える人」です。これほど無能な人間はいない。

研究職なり技術職、エンジニア、技師というのは「実現できそうもないことをいかに実現できるかと考える人間のことです」

有名なエジソンの言葉で「1%のひらめきと99%の努力」と言う言葉がありますね。1%のひらめきの重要性を言った言葉です。

ただ日本の場合はちょっと違うんです。「100人のチームの1人の1%のひらめきを、本人の99%の努力と残り99人の100%の努力で成し遂げる」のが日本の科学技術の原動力です。

夢を持つことは必要です。絶対に。これは紛れも無い事実。

ただ「夢想家」では駄目です。夢想家の駄目なところは1%のひらめきは会っても、残り99%の努力を行うリアリズムが決定的に欠けているからです。99%を行えない人間には誰にもついていきませんよ。

投稿: くるる | 2006年8月18日 (金) 12時51分

 世界を動かしているがアメリカ帝国主義である以上、諸問題について米帝に対して抗議をするのは当然であると思いますが。枝葉の問題である中国や韓国の問題にどうこう言っているような暇は左翼にはないですね。問題の重要性から言って大抵は日米両帝国主義が俎上に上ります。
 おじさんがどう思おうと世界を動かしているのは残念ながら帝国主義です。それに振り回されている新植民地主義諸国や半植民地を批判してどうこうなる物ではありません。
 TAMO2さんや、まことさんの書いて下さっていることは理想を実現するまで飽くなき挑戦をする私へのエールとして受け止めます。
 tatu99さん、別に私は諦める気はありません。私なりの解釈では共産主義というのは人間を信じることだと思うのです。宗教の場合人智を超越した何者かを信じることで自らの行為を棚上げすることが出来ますが、共産主義というのは自分自身の直ぐ隣にいる人間、私の場合同僚を何処まで信じることが出来る化だと思うのです。人間は明確な政治目標が提示された場合にはトコトン革命的になる存在であるというのが共産主義への確信であると思います。

投稿: アッテンボロー | 2006年8月14日 (月) 22時59分

アッテンボローさんが『闘うことを止める気はない。』『労働運動の活動家は処分や差別人事によって虐げられている。』
それは良心的な共産党員にも見られ尊敬に値しますが、
くるるさん指摘の
>ただの精神論です。よく左サイドが文句を言う旧日本軍の悪しき精神主義そのものです。
にあるとおり天皇を人民に置き換え、天皇に奉仕するのは良くないが人民のために戦うのは正しいとされているだけです。
サヨクは天皇陛下を愚劣と評価し貶めていますが、天皇は神であり象徴ですから存在だけでいいのです。 一方人民は限りなく愚劣であり度し難いものですから、人民のために戦うことは人生の浪費です。
ボクはン十年前から共産党員から敗北主義者と言われてきましたが、現実には日本と世界の左翼組織は衰退し狂犬&強権の悪辣な中国共産党が残っているくらいです。
差し出がましいですが愚かな人民のために革命に邁進すべきでないと思います。

投稿: tatu99 | 2006年8月13日 (日) 16時31分

私はガッコは法科系、シゴトは営業畑なので、技術者方面のことはよく分かりませんが

>ライト兄弟、そしてディーゼル、ジェットエンジンを開発したホイットル。

>彼らは夢想家でもお人よしでもなかった。技術の発展に寄与した人間たちは例外なく冷徹なリアリストでした。だから技術が進歩した。

「こんな技術があった方がいいな」という強烈な「夢想」という契機が無ければ、発明や発見という「進歩」を現実(リアル)のものにすることは叶わないのでは無いでしょうか。

それは、政治の世界とて同じですね。
現実の社会のあり様に甘んじたり、あるいは「どうせ世の中なんて変わりっこ無いさ」とニヒリズムに陥ること無く、世の中を少しでも良くするための努力を行うこと-私たちが生きている21世紀のリアル(社会)とは、そうした「夢想」を現実へと転化する人々の試行錯誤の蓄積によって成立している面があります。

そういう意味では、「夢想家」であることとリアリストであることは必ずしも対立するものでは無いと愚考します。

投稿: まこと | 2006年8月12日 (土) 04時58分

>もし我々が空想家のようだと言われるならば
>救いがたい理想主義者だと言われるならば
>できもしないことを考えていると言われるならば
>何千回でも答えよう、「その通りだ」と。

技術者魂の精華ですね。

ちなみに、アホといわれようと、小生は以下のファイルを作りました。

http://www.kougakutosho.co.jp/books/4-7692-0028-5.html

投稿: TAMO2 | 2006年8月11日 (金) 21時04分


保守が米議員の靖国懸念に対しては「ブッシュさんはそんなこと思ってない」とか弱気になるのと同じでしょ。

投稿: 久々 | 2006年8月11日 (金) 08時50分

アメリカにはデモをするけど韓国、中国に何故デモをしないのか・・・??

投稿: おじさん | 2006年8月11日 (金) 04時22分

 GOさんエールどうも有り難うございます。自分に出来ることから少しずつ革命運動の一翼を担いたいと思っています。中核派には愛着が大きいので出来れば今色々と党内改革をしていることが実って欲しいと思っています。
 左翼の党は再編も多分起きるでしょうね。共産同は西田戦旗と何処でしたかが一緒になって統一委員会を結成しましたから。緩やかな統一戦線であっても成長していって欲しい物です。

投稿: アッテンボロー | 2006年8月11日 (金) 00時28分

革命のリアリズムですか。
現在の資本主義体制がゆきづまって、「革命的情勢」がやってくるのですが、「革命的情勢」が来たから自然に「革命」ができるわけではない。だからこそ、「革命家」はその日がくるまで耽々と闘いを進めていく、「党」もつくらなければならない。(日本革命で言えば、「中核派」そのものがそのままでっかくなって「革命を指導」する党にはならず、なんらかの「左翼再編」がでてくるとは思うし、そのようにすべきだろう。)
 レーニンの時代と比較して、社会はより複雑になっているし、支配階級の巨大さや、「スターリン主義」のもたらした混乱、絶望もはかり知れないほど大きい。「あきらめ」が生じるのはこんなところからも来るのだろう。
 とりあえず、アッテンボローさんにエールを送る?意味で書き込みました。

投稿: GO | 2006年8月11日 (金) 00時10分

 赤色矮星さん、仰るとおりですね。社会の変革を諦めてはいけないと思います。
 中道右派とネット右翼とを混同するのも何ですが、少なくとも私より右の立場であることは確かですよね。繰り返しになりますが政治・思想的に私より右の人々に対しては色々と表現を羅列したりして区別があることを表現しようとしています。「右翼・ネット右翼・保守・反動」なんて具合に。
 理想を高く掲げつつ現実を直視する革命家が実際には必用なわけです。革命的リアリズムですね。レーニンなどは「共産主義における左翼『小児病』」の中で左右の日和見主義者・空論主義者を徹底的に批判しています。残念ながらマルクス・エンゲルス・レーニン・本多書記長のレベルで実践できる指導者が存在していないと言うことは事実でしょう。革命運動にとって何よりも大切な指導者が不在であること、この件については認めざるを得ないと思いますよ。清水選集を読んでいても本多著作選ほど分かり易く共産主義革命について語っているとは思えません。
 現在の中核派の場合中野洋前動労千葉委員長が実権を掌握しているそうで、何度も講演を聴いたり学習会に参加したりしていますが労働運動その物については非常に分かりやすい話をしてくれます。革命運動の実践についても同様に語って貰えると良いのですが、私の経験では殆ど無いと言って良いですね。
 唯私自身の力量という物を過大評価して貰っては困るのですが、私自身はマルエン全集もレーニン全集も読破したわけではないし、本多書記長が書いた緒論分についても全てに目を通したわけではない。極々一部の基本文献を読み、その中から自分に理解できた範囲で語っているわけです。ですから以前にも前進を読んで欲しいと書いたことがあります。革命運動の総体を知るためにはそれが一番良いわけです。指導部においてすら得手不得手があるわでそれを党全体の組織的取り組みで克服しているわけです。
 饑餓が起こるかも知れないという問題については牟田口廉也並ですか、きついですが少なくとも今現在革命が目前にあるわけではない、現時点では設問自体が仮定ですから具体的な研究もなければ対策も講じようがないですね。
 革命運動を通じて死者が出ていることは事実ですが党派によって色々と主義主張も違うし実践も違うのですが、残念ながらそれらについて入り口にすら入って貰えていない現状では党派による違いを見分けてくれと言うこと自体が無理な注文なのでしょうね。
 ですが参考までに、元は日本トロツキスト同志会として共産党の唯一前衛党という主張に異を唱えたのですが第一次~第三次の分裂によってかなり性格の違う党派になった第四インター「かけはし」http://www.jrcl.net/web/p07.htmlのサイトを一読されることを勧めます。中核派の「前進」http://www.zenshin.org/と読み比べて貰えば違いは一目瞭然なんですけどね。カクマル黒田はに関してはサイトを見ただけでは主張の中身が分かりづらいですね。
 クロカンの死については3・14復讐戦を貫徹できなかったことが悔やまれますね。
 

投稿: アッテンボロー | 2006年8月10日 (木) 23時23分

ttp://www.dff.jp/


関係ないけど、皆さんご協力ください。
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投稿: 久々 | 2006年8月10日 (木) 22時54分

>右のトリオが執拗に共産主義とスターリン主義とを混同してry

俺とくるるさんとSilver_PONさんのことかーw
とりあえず全員別物だとは思っていると思いますよ。
けど、結局行き着く先はほぼ同じと考えてるのかと。

てか、年金問題とか二極化とかは別に共産主義だけが言っているわけじゃないから、それ自体にも魅力はあまりない。

他の思想とはまったく違う、魅力みたいなものがないんですよね。
その上リスクがでかいことは明白。
それでは誰でも革命起こそうとか思いませんよ。

投稿: 久々 | 2006年8月10日 (木) 22時51分

アッテンボロー氏が言っているのはただの精神論です。よく左サイドが文句を言う旧日本軍の悪しき精神主義そのものです。

たとえば革命が起きたら飢餓の可能性がある、と自分が問題提起したら、まるでインパール作戦の第15軍司令官・牟田口廉也陸軍中将ばりの楽観論をコメントしましたね。

それが現状把握ができていないだけか、それともアッテンボロー氏がよく引用するマルクス、エンゲルス、レーニン、本多書記長からなる書籍に解決策がないだけかは、わかりませんが、革命おこすなら理想だけでなく現実から来る対処をいかにするかを考えなければいけません。

ただ革命が起これば良いとだけで物を言っているのであれば、それはただのテロリストの考え。

それに関する現実的な話はいつも抽象論で終わっていて何も答えていません。

最低限今の状況を鑑みた上で、どのように国民を現在と同等程度に食べさせる食料を維持するかぐらいの考えは持つべきです。

それができないのなら理想のレベルを下げて、職場レベルの話だけにした方がよいでしょう。

自分の年齢ぐらい長い間左翼活動やってきたんです。まったく考えていないわけではありますまい。

投稿: くるる | 2006年8月10日 (木) 20時39分

だって違いを訴えるけど、その違いが現実として見えないんだもん、何かいってるけど、結局はやってる事、やろうとしている事は一緒じゃん!ってみんな思ってます。

「革命鬪爭」とかって、人を殺したこと、その人殺しを「自分のやった人殺しは正しい人殺しだ」と主張する事、また、革命の為なら人命が失われてもそれは貴い犠牲なのだ」と、今後も人を殺す事を宣言、一般人を「こいつらに逆らうと適当な理由を付けて殺される」と、恐怖に追い込んでます。

それって、貴族の秀才の後を継いだグルジア人の独裁者といっしょですやん。

投稿: Silver_PON | 2006年8月10日 (木) 20時26分

黒田寛一さんが無くなられたそうです。
ご冥福をお祈りします。

投稿: Silver_PON | 2006年8月10日 (木) 20時11分

>共産主義とスターリン主義とを混同して、

なんでも敵方を帝国主義で片付けるからですよ。

右翼思想の煩雑さや違いを理解しないのに、自分たちは理解しろというのも虫の良い話です。

投稿: くるる | 2006年8月10日 (木) 15時17分

どこぞの左翼サイトにチェ・ゲバラの言葉がありました。こんなんです。

もし我々が空想家のようだと言われるならば
救いがたい理想主義者だと言われるならば
できもしないことを考えていると言われるならば
何千回でも答えよう、「その通りだ」と。

こういう考えの研究職や技術職、またはプロジェクト・リーダーがいたら、関係者から間違いなくこう言われますね。


「お前辞めろ。技術をやる資格ないよ」


自分も若輩ですが、こんな考えの人間には将来性がないことはすぐわかる。考えなくて良いマニュアル完備の職向けの人間です。これじゃあ何も生み出せない。

極論言えば夢が無くても徹底したリアリストであれば何かを生み出せる。でもこれは政治向け。夢がある徹底したリアリストは技術向けです。

投稿: くるる | 2006年8月10日 (木) 15時15分

現役研究員の端くれとして一言。

ライト兄弟、そしてディーゼル、ジェットエンジンを開発したホイットル。

彼らは夢想家でもお人よしでもなかった。技術の発展に寄与した人間たちは例外なく冷徹なリアリストでした。だから技術が進歩した。

ナチスのスポンサードでロケットを作ったフォン・ブラウン、スターリンの肝いりでロケット開発を行ったセルゲイ・コロリョフ。

彼らも徹底したリアリストだった。夢を持つ人間はいても夢想家はいないんです。そしてお人よしも。

フォン・ブラウンにいたってはV2の試験発射を見て

「諸君、今日は宇宙船が完成した日だ」

という伝説の一言を言ったわけです。このなんでも利用しようとするリアリストさが物凄い。

飽くなき理想と徹底したリアリズム。この両方が無ければ何事も進歩しません。

投稿: くるる | 2006年8月10日 (木) 15時11分

「あきらめは最大の(内なる)敵」と言ったひとがいます。
いつまでも闘い続ける姿勢が必要ですよね。

>共産主義とスターリン主義とを混同して、
形は違っても、この手の間違いが多いのにも困ったものです。

投稿: 赤色矮星 | 2006年8月10日 (木) 09時08分

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