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2007年1月11日 (木)

この人にご用心 その2

革労協活動家の失踪

 ブログの記事で、革労協の活動家が奈良の組合関係者多数から借金をして失踪したという事件を取り上げた。少し細かい裏の事情を書いておこうと思う。どうもこの失踪事件には革労協関西グループの一部が組織的に関わっているのではないかという疑いが組合員からでている。
 被害にあったのは革労協系の地域合同労組北葛ユニオンの組合員数名と、共闘関係にある組合の役員で、その内一人は数十万の損害を被っている。色々調べたらもっと出てくる可能性もある。
 ちなみに失踪した副委員長とそれをかばう委員長とはともに革労協の活動家である。

約三時間のつるし上げ

 事の起こりは昨年の秋に当該のIが飲酒運転で免停中に信号無視をして免許取り消しとなり、失業したことに始まる。北葛ユニオンの委員長が学習会の場で罰金をみんなで出してやって交通刑務所に収監されなくて済む様に、お金を貸してやろうと提起する。各人の分担金がユニオン主催の学習会で決められた。Iは12月までユニオンの集会や忘年会に出席しているのだが、返済は行わなくなる。連絡したところ返済期日を延ばしてくれと再々頼むので、知人A君は23日まで待つことにするが一向に連絡が取れない。仕方なく自宅を訪ねるとポストには郵便物の山。大屋さんにも3ヶ月も家賃を滞納していることを聞く。
 保証人とA君は大屋さんの立ち会いの下でIの部屋に入るとゴミの山と各種クレジット会社の督促状・請求書の山。Iの車を移動させようと鍵を管理しているユニオン書記長に連絡すると、「忙しくて渡しに行けない」と言う。それで仕方なくA君が書記長から鍵を受け取り保証人に渡す。そして車をハイツの駐車場から移動させる。保証人(ユニオン組合員)はハイツの中の「ゴミ屋敷」状態の部屋の整理や家賃の精算のために数十万の支払いを余儀なくされるが、委員長は我関せずの状態。

 完全に借金を踏み倒しての逃亡だと判断したA君は他の被害者とも会って相談する。書記長は「勉強したと思って諦める」、委員長は「金の貸し借りは個人の問題だ。強制した覚えはない」この言葉の意味する事は・・・? 被害の拡大を防ぐためにA君はB君とともに全国ユニオン加盟組合および組合活動での共闘関係者に回状を回す。この際A君は書記長に対して忘年会の際に撮影したIの写真を渡してくれと頼み、一旦は書記長は承諾するが、委員長の指示でA君には渡さないと言うことになる。私の処に回ってきたのはその後である。
 回状を回したことに対して委員長・書記長・書記次長が大人しいB君をファミレスに呼び出して、その他一人の組合員との計四名で約三時間にわたりつるし上げを行う。B君の人格を否定するような罵詈雑言を吐く。恫喝が行われた後解放されたB君はA君に連絡を取る。落ち合ったA君には夜目にもB君の顔が蒼白であることが分かるほど憔悴しきっていたと言う。B君は翌日寝込んでしまう。

 AB両君は組合活動を通じて懇意にしている仲間であるので、これだけのことをされては黙っているわけにいかず、AB両君に味方することにした。
 A君は病気治療中であるのだが、こうした事の中で精神的疲労、焦燥感、頭痛、生活不安などに見舞われてしまい、薬の量もかなり増えてしまっている。休職中で賃金カットを受けているA君の生活を考えれば、お金を騙し取られた事で精神的・経済的にも相当なダメージを受ける事は自明のことであり、配慮が必用だと思うのだが、ユニオン執行部にはそれが全く無いように思える。

 以下はある人からのメールの転載である。

I氏のユニオン内の取り扱いについて、おかしいのでは?という読者からのメールが着ているようです。実際に1月10日に開かれたユニオンの執行委員会(9名中5名参加で規約では不成立)に出ていたA君はI氏の対外的な処遇について言うと、委員長から「昨年末に今は忙しいから来月にでも論議しよう!と言うたやないか!」と言われたそうですが、しかし今回の執行委員会でも結局、I氏は副委員長のままで論議もありませんでした。逆にメールを送ったA君を「組織破壊行為」と言い、「第二の被害者を食い止めようとした」と主張するA君の考えを頭から否定していたそうです。A君の考えを「その言い方はうまい、上手な言い方やなぁ」と言い「第二次被害も出るはずはない」と断言しています。
 私は、昨日かつてある党派が分裂していく過程の詳細を掲載された昔の資料から見ると、「組織防衛」の為なら何でもありという感じに思えました。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 労組の腐敗は指導部を始めとする思想的腐敗から始まると思います。資本家階級はありとあらゆる手段を通じて執行部を買収し、本来の階級的利害を裏切るように仕組んできます。これと真に対決できる思想こそ共産主義思想であると思います。北葛ユニオンにも合同労組きずなにも本当の意味で階級的視点を堅持する思想がないのだと思います。

投稿: アッテンボロー | 2007年1月15日 (月) 20時19分

 この人も労組の腐敗には激怒しちょる。

 日本共産党系愛労連傘下合同労組きずな事件。
 経理はけっこう雑らしい。公にできないが、カンパ不明金を指摘する人もいて、めちゃめちゃ怒ってる人が幾人かいる。労働相談をして大変なメにあった人もいるが、それも公にできていない。今回は、そんな氷山の一角の模様。
 内部の組合員数人が頑張っているようで、そこに市民運動グループが多数合流して「支える会」をつくっている。「支える会」のメンバーをみると、なんというか、名古屋市地区のさまざまな分野の活動家がこぞって参加しているように見える。
http://homepage2.nifty.com/aiti_kizuna_saiban/index.html

 もともとの事件は、労組が非常勤書記(パート)を解雇した話で、裁判になって労組側の完全負け。
 原告は職場復帰できたものの嫌がらせが続き、心身に障害をきたし現在休職中。
 そもそもなぜ解雇したのか、僕はどうにも腑に落ちないので調べてみた。★セクハラ関係か?→当該には気配も自覚も一切なし。★党の所属の問題か?→問題の書記長も当該も無所属。★たんにウマが合わないのか?→書記長の労働相談の仕方に問題があって、それを当該がとがめたというようなことがあったらしい。★書記長が自分の退職金をためようとしたのか?→これは大いに可能性がある。実際そういう主張もしていた。★しかし、本当の原因は、経理上の何かの問題を当該の書記が見つけたと執行部が思ったか、見つけられそうになったせいではないかという説の信憑性が高い。しかし、裁判では、労組が認諾したために、全てがうやむやになった。
http://kizuna-saiban.seesaa.net/

投稿: トチロー | 2007年1月14日 (日) 19時39分

そうですか。N原さんが無関係で安心した。
それじゃあかつての全逓労働者会議のメンバーが関わっているんだな。あいつらは昔から口先だけで信頼のない奴らだったからな。

投稿: | 2007年1月13日 (土) 21時41分

 元○○派支持者さん、初めまして。N原さんはこの件については全く無関係です。そもそも北葛ユニオンにすら参加なさっていません。

投稿: アッテンボロー | 2007年1月13日 (土) 14時30分

俺はN原さん逹(関西グループ)を知っているが、かれは人格者だと俺は思っているから、その北葛ユニオンの「沖田-狭間」役員と同じにしないで欲しい。
ユニオン役員がしていることは、昔に「沖田-狭間」が様々な事件を内部問題として解決しようとする組織防衛主義と全く同じ構造に思える。それを組織の飛躍をかけた総括しない事に対して訣別したのに結局は同じ道を歩んでいるのは残念としか言いようがない。

投稿: 元○○派支持者 | 2007年1月13日 (土) 08時16分

 遊暇人さん初めまして。MDは実は私も聞かせて貰いましたが、電話越しだったのでよく聞き取れませんでした。存在していることは確かですよ。今度AB両君にあったら直接聞かせて貰う予定です。

投稿: アッテンボロー | 2007年1月13日 (土) 07時54分

>ノロマさん
「沖田-狭間」ですか。雰囲気はよく分かります。

>Kさん
Kさんの話と北葛ユニオンの執行部がホントタブって読めます。腐敗した労組役員も権力にしがみつくものですね。

>アッテンボローさん
他の掲示板の投稿で読みましたが、B君糾弾会の様子のMDを聞いた人がいるらしいですよ。

投稿: 遊暇人 | 2007年1月12日 (金) 23時39分

 本当に困った話です。「組織防衛」と称して権力にしがみつくのは政治屋や官僚・資本家と同じだと言わざるをえません。やはりレーニンが「国家と革命」の中で述べているように、労働者の賃金水準で随時に解任できる用にしなければならないと痛感します。

投稿: アッテンボロー | 2007年1月12日 (金) 21時57分

左派組織の労組だけの問題じゃないだろう。
うちの労組も4,5年前にバブリーのろくでなしが組合費を横領して、博打などに使い込んだ挙句逃亡したことがあった。その時も電機労連いや連合に回状がまわったのかな?

結局その時は(詳細はその時労組の仕事に絡んでいた先輩に聞くと)労組の幹部連がもみ消したらしい。警察ざたにはならなかった。
官公労の人にはわからんと思うがあのころは非常に厳しい時期でね、うちの労組の信用が今につづく決定的な再起不能状態になったトドメとなったできごとだったと聞く。

問題なのは連合内でもそんなに珍しい話では無いということだ。労組の会計監査機構は非常に甘い。戦闘的だとか資本との対決だとか、ビラくばるとか集会やる金あるなら、会計士を一人雇うことを薦める。
未だにそうだが金扱いがズボラだよ。労働貴族というのが容易に想像できる。経費が足りなくても、代代勝ち取った権利だとのたまって浪費する姿が容易に浮かぶ。

言葉は悪いが、俺のような副業でなく、窓際化した人間が労組の完全な専従になると貧乏人に持ちなれない大金持たせたような状態になる。労組は構成幹部がある程度裁量権などの権限を持てる組織だ。
一般労働者から「お前は俺達の仲間じゃないよ」「お前が労働者と名乗るな!」と言われるような「労働者もどき」が労組に集まっているというのが問題だ。
労組の窓際化が進んでいるくせに、ある程度労組に発言権があるという構造に問題がある。だから、貧乏人に大金、見放された労働者もどきに権限や発言権、という状態ならとんでもなくアコギなことができてしまう典型じゃないか?

しかし頼った労組が腐敗組織だったとは報われない話だ。

投稿: K | 2007年1月12日 (金) 19時37分

という事は、今の北葛ユニオンの執行部を昔に例えたら「沖田ー狭間派」って感じだね。懐かしい話だが。

投稿: ノロマ | 2007年1月12日 (金) 19時25分

前に書き込みさせていただいた明治大OBです。ふと学生時代を思い出してしまいましたよ。

革労協ですか。前に書いた通り、金出さないサークルの会計の指折ろうとしていたイメージが強烈ですから、それに所属する人間ならさも有りなんといった所です。
個人の問題とかでなく組織体質というやつですね。
連中かなり金には汚かったです。スロット狂いとか多くいましたから、上納金の相当数が懐に入っていたんじゃないんですか?明治大は生協が革労協とつるんでいたんですけど、不正経理で相当な金が流れていたと噂されていたのに、ことあるごとに資金不足とか言っていたの覚えています。

今だから言えますけど、そのことを「ふざけんな」と言っていたタフな学生が学祭で急性アル中で死んだんです。酒ほとんど飲めない男だったので、私はいまだに革労協に殺されたと思っていますよ。そういう内ゲバにカウントされず、事故とか祭りで死んだとされた学生の中には大学に巣食う連中に殺されたの多々いたんではないかと思いますよ。

投稿: 明治大OB@一服中 | 2007年1月12日 (金) 16時47分

冗談ですよ。両社ともそんなことをやっている余裕がある訳ないから、なんも言ってはこないでしょう。でもね、こいつらがどんなひどいことをやっていたとしても、西原グループ全体が腐っているとは考えられないから(考えたくないな)、表現にはもう少し気を使ってあげたほうが良いんじゃないかな?

>革労協系の地域合同労組北葛ユニオン

という表現は中核系の千葉動労というのと同じ、千葉動労の組合員には「ムカ!」と来る人もいると思うからさ。
たいしたことじゃないけれど。

投稿: セクトNo7 | 2007年1月12日 (金) 11時48分

労働組合を含めた組織幹部に反発は覚えても、関心もないし知りたくないと思ってきましたが実情は倒産の危機にあっても自分の地位に固執する出世主義会社員となんら代わりないですね。
会社の存在より自分の地位が可愛い、むしろ自民党の腐敗大臣と同じ臭いいがしそうです。
組合員や周囲の人間を足蹴にしても自分の地位と生活優先では野党を含めた保守体制利益誘導政治家のミニ版としか言いようがないです。
若くして広い意味での革新思想を持っていても十年経って腐敗する必然性があるとすれば十年目には転向もとい転職すべきです。

投稿: tatu99 | 2007年1月12日 (金) 11時14分

 組織防衛ねえ。それとの闘いが活性化の一歩なのかもしれませんが、疲れますね。「もうええわい。やめまひょ」ってなりますね。でも、「いや、そういうわけにはいかん」と頑張る人がひとりでもいると応援せざるをえない。
 わからない人にはわからない。説得するだけ無駄。僕はやはりそういう路線を支持してしまう。これでは、やはり「ぶち殺せ」以外の解決はないんで、しようがないから「わからないままでいいから、わかるところで協調すべえ」としたいところなのですが、「わからない奴」に限って権力権勢のある役職について、重要ポイントに座っていたりする。もっとも、「わからんちん」が問題になるのは「どーでもいい椅子」ではないからなのだが。
 
 

投稿: トチロー | 2007年1月12日 (金) 10時43分

 セクト№7さん、確かに思想的腐敗の過程で私も人に迷惑をかけましたが、ここまで酷くはなかったです。色々オフレコの話もありますが、委員長らはかなり酷い開き直りを言っていますね。
 一応関西グループの一部と断っていますので、多分現代社も赤砦社も何も言ってこないと思っていたんですが・・・ 

投稿: アッテンボロー | 2007年1月11日 (木) 21時50分

これじゃ左翼が嫌われるわけだ。
いくら革命的言辞や行動力が過去にあったところで、「お前は何処にいるのだ」との問いに答えられない奴は、ただのゴミに過ぎない。何かをやっているとか、組織のメンバーだとか、役職にあるとか、などと云うのはどうでもいいことだ。
どのような矜持を持って何をどう志向しているのかが、全ての生きようとするものの共感を生み出すのだ。

アッテンボローさん、二次会見ていると思うけれど、大阪の戸田氏の周辺がきな臭いよ。関係ないだろうけれど、注意を。
それから、「革労協活動家」の表現は止めといたほうがいい。元だもん。現代社か赤砦社から抗議がきたら、自己批判しなきゃ収まんないよ。(爆

投稿: セクトNo7 | 2007年1月11日 (木) 21時37分

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