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2007年2月26日 (月)

JPUは奥谷禮子を徹底追求すべきだ!!

 「過労死を含めて、これは自己管理だと私は思います」「祝日をいっさいなくすべきです」と「週刊東洋経済」1月13日号でのたまわった株式会社ザ・アール代表取締役にして労働政策審議会労働条件分科会委員を務める奥谷禮子は、日本郵政株式会社の社外取締役でもある。「人材派遣会社」と称する口入れ屋を経営するこの奥谷は、民営分社化後の郵政四事業、郵便局窓口会社・郵便事業会社・郵貯銀行・簡保生命を統括する持ち株会社の取締役なのである。「週刊東洋経済」でのインタビューが掲載されたとき、これは絶対批判記事を書かねばならぬと思いつつ、諸事情によって今までその機会がなかった。だが、今週号の「週刊ポスト」に掲載された「『過労死は自己管理の問題』と言い放つ奥谷禮子の品性」なる記事を読んで、弾劾記事を書くことを決めた。

 奥谷の発言が報じられていこう様々な人々がこの発言を取り上げて批判してきた。だが寡聞にして、郵政公社のほぼ半数の労働者を組織するJPU、約3分の1を組織する全郵政が奥谷発言を批判したとは聞いていない。実は今月、2月の始めにはどちらの組合も中央委員会という全国大会に次ぐ機関会議を開催して今年の運動方針や二大労組の合併問題について論議を重ねている。現場からは様々な意見が出されているはずであるが、拙ブログの「死ぬな!辞めるな!闘おう!通信」で紹介した「JPU第121回中央委員会議案」批判も含めて奥谷発言に触れる物はなかった。過労死を自己責任と言いなして「労働基準監督署も不要です」などと暴言を吐いている事への批判は郵政の現場からはなかった。このままでよいのか? 自らの職場の最高幹部がこの様な暴言を連発していた場合、経営者としての資質を問うて罷免を要求するのが当然ではないか。

 「週刊ポスト」によると奥谷は社外取締役に就任したこと自体に問題のある人物であることが明らかにされている。郵便局では接遇のマナーを星無しから三つ星の間で評価する接客資格試験があるのだが、実はこの試験を実施し認定しているのがザ・アールである。本来社外取締役は、直接その会社と会計のない人間が中立・公平な視点から企業の経営状態をチェックすることに存在意義がある。何のことはない奥谷は郵政事業に寄生して利益を上げている寄生虫企業の経営者であるのだ。例えば二つ星の認定試験の受験テキストには、靴下の色は黒または紺に限るだの、男はピアス禁止・女性は極力目立たない物をだの、お化粧の仕方などが書かれている。こんな実に下らない、本来の接客とは無関係の形式を審査することで銭儲けをしているのだ。言わせて貰うなら、お客さんの立場に立って親身になった手続きを行うことこそが本当の接客ではないか。簡易保険であればどの様にすれば請求した保険金が下りやすいかを丁寧に説明し理解を得ることだろう。貯金であれば成績のためにリスク商品の投資信託を売りつけるより安心確実な定額貯金を勧めることであろう。郵便では遅配・誤配を無くすことが一番の問題だ。それらを全て捨て去って見てくれだけを押し付けているのが郵政の「接遇マナー」でありザ・アールが行っている接客資格試験なのだ。

 かつてイベントゆうパックと呼ばれる商品(クリスマスプレゼントだのバレンタインデー・ホワイトデー・こどもの日・母の日エトセトラ)は、「一個売る度100円の赤字になる」と言われていた。でもその様な商品を現場労働者に対してノルマを設定していたかというと官僚や管理職が天下りした外郭団体の儲けにはなるからだ。全ての赤字を現場に押し付け、本来の経営にはマイナス要因でしかない施策を押し付けているのは今も昔も替わっていない。奥谷は郵政審議会委員を務め、規制改革会議の委員時代には郵政民営化を主張した。その結果として自らの経営する企業と郵政との取引を獲得したのだ。小泉政権時代の「改革」の正体はこれである。道路公団や郵政を民営化することで国営・公営であった事業に利権を生み出し、同時に現場の労働者の団結を破壊して労組の弱体化を図る。これが「改革」の全てなのだ。JPUは社外取締役から奥谷を外すことを要求して闘うべきである。ザ・アールとの一切の取引を郵政公社に止めさせることを求めて行動に移すべきである。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 奥谷については新しい情報が手に入りました。今日明日にでも記事にしようと思っています。

投稿: アッテンボロー | 2007年3月25日 (日) 15時19分

奥谷はひょっとしてヤクザと繋がってるんじゃないだろうか?

投稿: タカシ | 2007年3月24日 (土) 17時36分

 久々さん確かに現代の奴隷商人ですね。
 シルバーユニオンさん、ポストの記事でザ・アールと郵政の癒着を暴露していたのが郵政ユニオンでした。記事の中でも触れるべきでしたね。ついつい自分の職場にない組合のことは忘れがちになる傾向があります。以後気をつけます。
 モグタンさん、tatu99さん、とらちゃんさん、本当に組合を始め現場労働者の闘いで奥谷とザ・アールを叩きつぶさねばならないと思います。ヤクザが経営している口入れ屋と全く変わらないですので、こんな企業が存在すること自体許せません。
 Kさんの労組批判は今の連合・全労連に対する厳しい批判だと思います。問題はそれらを受け止めて本物の労働運動・労働組合を作れるかどうかですね。微力ではありますがKさんが流石と言ってくれるような運動を作りたい物です。
 GOさん、まことさん、色々捕捉有り難うございます。これからも助言など宜しく尾根が今死す。

投稿: アッテンボロー | 2007年3月 4日 (日) 07時38分

>>GOさん

上から下まで「単なる弱者」の「党」を作ったところで標的艦を作るだけだ。

「党」という以上組織だ。トップおよびミドルのマネージメントがきちんとできる人材が切り盛りする必要がある。だが、「党」が必要という人間に限ってそんな能力のない者ばっかりだろう。本人達は戦艦大和でも作る気かも知れないが、はたから見たら標的練習の的でしかない。弱者だけがまとまった所で効率よく一発で「ボンッ!」。まとまって爆死だ。

かつての労組や労働者の団体は単なる弱者連合ではなかった。支持したり好意的な人間たちも会社から必要とされる人間だったり、それなりの社会的ステータスの高い人たちがそれなりの割合を占めていた。学生運動だってそうだろう。だが今は違う。
周りを啓蒙する能力の無い人間たちだけ、古典にしがみ付き、古典が現状とどう合致させるべきかかという能力の欠けた人間だけしかいない「党」を作っても意味はない。動きの遅いでかい標的になるだけだ。弾は当て易くなる。

小さくてもある程度能力の高い集団となって、大きく分散してそれぞれ連絡を取り合いつつ各個全力で回避というのがベターだろう。

左翼な人たちにこそ、古典を読んで「思考停止」しない柔軟性が必要だが、それに欠けているように思うぞ。

>>民主党
論外。あんな自爆政党に入れたら貴重な自分の入れた票の無駄死にだ。

>>共産党・社民党・国民新党
これも論外。

非自民で旧来の政党以外でしっかりしたのが出てきたら、一気に流れる可能性はあるな。今の状況だと。

投稿: K@新幹線 | 2007年3月 1日 (木) 19時15分

首相公選制と天皇制云々で追記。

天皇には<世俗政治における象徴-権威>と<祭祀主>という二つの側面がありますね。

日本国憲法の天皇規定は<世俗政治における象徴-権威>についてのものですが、憲法において天皇の地位を保証しているのは「主権の存する日本国民の総意」(*憲法第1条)です。首相公選制を採用するとなると、憲法論上はこの部分で天皇は公選首相の地位はバッティングする恐れがあります。

もっとも、天皇には<祭祀主>があり、この面では公選首相とのバッティングしません。が、しかも、首相は天皇と異なり<政治的権力>を持っているわけですから、天皇の存在意義が低下するのは避けられ無いでしょうね。

私は首相公選制を採用するくらいなら、いっそ「国家の制度としての天皇制」は止めて、大統領制に移行した方がスッキリするんじゃないかな・・・という気もしています。

投稿: まこと | 2007年3月 1日 (木) 07時58分

>そうでもしなきゃ、殆ど首相は自民党からで続けることになるわなぁ(久々さん) 

ズバリ、民主党はどうですか?

別に私は民主党の回し者では無いし、民主党の政策を総論で支持している訳もありませんが、選挙というのは「次善の選択」をせねばならない局面もあると思いますよ。

奥谷禮子氏のような人物が平然と暴言を吐ける社会が許せないという人達は、ぜひ今年の参院選・統一地方選では野党-民主党・共産党・社民党・国民新党の中から「よりマシ」だと考える政党-もしくは非自民・公明系の候補者に入れませんか?

「そんなんで世の中変わるのか?」-すぐには変わりません。けど、<変革への可能性の第一歩>を掴む契機にはなるはずです。

投稿: まこと | 2007年3月 1日 (木) 06時10分

私は首相公選制には否定的です。
日本のような議院内閣制の場合、議会と内閣のパワー・バランスが崩れますから。イスラエルが一時期首相公選制を採用しましたが、結局やめましたしね。

あと、象徴天皇制との絡みはどうします?
いわゆる「民主主義」には<選挙・投票での多数は総意とみなす>という一面がありますし、「国民」の直接選挙で選ばれた首相には他国の大統領のように<「国民」総意の信託を受けた人>としての「権威」が付与されるんじゃないかと思いますよ。

投稿: まこと | 2007年3月 1日 (木) 05時06分

俺はカダフィー大佐のように、直接民主制をしくような感じがいいと思う。
流石に人民会議と言うわけには行かんけど、せめて国のトップは国民で決める。
それも、党が候補者を出すのではなく、全衆議院議員480人の中から、国民が自分の意思を決定して選ぶ。


そうでもしなきゃ、殆ど首相は自民党からで続けることになるわなぁ

投稿: 久々@君が代勝訴 | 2007年3月 1日 (木) 00時24分

まあ、海外に目を向ければ、ネオリベ資本主義政治に対する「揺り戻し」が来ている面も垣間見えますね。

ベネズエラのチャベス、ブラジルのルーラなど左翼・穏健左派の政権が続々と生まれている南米諸国は典型ですね。また、ヨーロッパでも、なんとあのサッチャー政権を産み出した英国保守党が「思いやりのある」を打ち出し、ブレア労働党政権下でも推し進められたネオリベ的政策からの脱却を標榜せざるを得ないような政治情勢になっています。

また、米国の先の選挙での民主党の勝利。私はあの選挙結果を「米国社会の保守的潮流からの脱却」だとか見る類の評価には<実は与しない>のだけど、イラク問題はもとより、「カトリーナ」被災の際に垣間見えた凄まじい「格差社会」への疑問・批判がああいう選挙結果として現れたという面はあります。

では、日本は・・・?アッテンボローさんやGOさんのような革命を目指す人達も含め、<『なにをなすべきか?』>が問われているのだと思いますね。

投稿: まこと | 2007年2月28日 (水) 07時39分

なら原因は何かと考えると、やはり国会議員との結びつきだな。
パチンコやサラ金が一向になくならないのも、議員の貴重な収入源だから。

一般的に言われる民主主義なんて、議員のための議員による政治でしかない。
こいつをどうにかせんと、結局は弱肉強食の利益追求社会へとなっていくわな。

投稿: 久々@君が代勝訴 | 2007年2月27日 (火) 23時02分

>労組や労組の活動家は「労働側の義務を削減し、経営側に義務を押し付ける」ことを「戦い」と読んでいたらしい。ようは経営側の善意や義務というものに甘えた対応だったわけだ。
 そう!労働側と経営側との勝負はガチンコ勝負になるわけだ。そこに管理人さん(+私他)の言う本当の意味での「戦闘的労働運動」が必要とされるわけだ。
>アメリカで革命が起きたか?あんな物凄い格差社会でも革命は起きなかっただろう。
 そのとおり、革命を指導する「党(すなわち政治)」がなければ、いくら個別労働者(組合)が個々にがんばっても、各個撃破されるだけだ。「暴動」ぐらいはおきるだろうが…

投稿: GO | 2007年2月27日 (火) 21時19分

労組の再生企画をやっていると「壁」によくぶつかる。その大半が自分たちで撒いた種が原因なのがほとんどだ。

労組や労組の活動家は「労働側の義務を削減し、経営側に義務を押し付ける」ことを「戦い」と読んでいたらしい。ようは経営側の善意や義務というものに甘えた対応だったわけだ。
だがこれは完全に破綻している。経営側も戦後教育受けた人間がもはや多数だから、そんな義務や善意などを完全に放棄しはじめている。近いうちに堀江や村上みたいな経営者ばっかりになる。「経営者も人間だからね」で済んでしまう。

このアールの件もそれが如実に表れている。糞みたいな話がゴロゴロしている。戦後教育を受けた経営者は労働者をきちんと保護する義務より、儲ける権利を優先するのは当たり前だ。戦後教育の失敗が目に見えて社会に影響している。

経営側が本気で権利のみを主張したら、弱者連合でしかない労働側は完全敗北する。アメリカで革命が起きたか?あんな物凄い格差社会でも革命は起きなかっただろう。
教育というのは偉大だったんだよ。戦後教育しか受けていない世代が台頭するたびに、状況は悪化する。今の10代後半あたりまでそのスパイラルは続くぞ。覚悟した方がいい。

義務を果たす人間達を「奴隷根性」やら「サンプル」やら読んでいたツケがこれから怒涛のようにやってくる。数の少ない30代の苦難の時代はまだ続くな。

投稿: K | 2007年2月27日 (火) 19時17分

こんばんわ!

人材派遣業なんて、ピンハネ業じゃん!
中曽根の時代から、ズ~ッと続いて来て、益々のさばって、・・・・・
宮内等、お爺ちゃん連中を手なづけてるから、尚のことタチが悪い。
アッテンボローの雑記帳さん、
組合の力が弱くなったのかなぁ?
ザンネンだと思う。

投稿: とらちゃん | 2007年2月27日 (火) 19時09分

奥谷に限らず傲慢な人間主催による接客資格試験とはブラックジョークですね。
過労死については家老の地位に程遠いヒラが倒れたら悲しむべきですが、多くの場合出世主義の高位者がそうだろうと思っていました。
「過労死を含めて自己管理」については組織に本心からの忠誠心を持つ人間が犠牲になるので、最大の防止法は〈忠誠心は見せ掛けだけでオケー〉であれば資本の手先として矛盾です。
自分には無い忠誠心を労働者に求めるのが資本家だけでなく労働運動の指導者や政治家と考えています。

投稿: tatu99 | 2007年2月27日 (火) 17時44分

初めて書き込みします。奥谷禮子の暴言に怒りが込み上げているものです。わたしは人材派遣業というヤクザと変わらない業種はこの社会から消えてなくなればよいと思っています。今こそ積極的に行動に出て、ザ・アールに大打撃を与えようではありませんか?アッテンボローさんがおっしゃられる郵政公社へのアクションは広く実践される必要があると思います。郵便ホームページ(https://www.post.japanpost.jp/contact_us/opinion.html)を通じてのサイバーアクションに地道に取り組んでいきます。それとザ・アールのウェブサイトを見ると「ザ・アール サポーターズ」なるバナーがあり、そこをクリックすると取引先企業のオエラ方がおべんちゃらを書いているコーナーがあるのですが、その企業に対してザ・アールとの取引を止めろというのも有効かなと思います。

投稿: モグタン | 2007年2月27日 (火) 15時37分

抗議しているところもあります。http://union.ubin-net.jp/hdline07/0212oktn.html

投稿: シルバーユニオン | 2007年2月27日 (火) 12時40分

間違ってますよ


×人材派遣会社
○奴隷商人

投稿: 久々 | 2007年2月26日 (月) 23時23分

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