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2007年3月

2007年3月31日 (土)

第一印象は大切だが

 セールスマンの仕事をしていると、お客さんに与える第一印象に気をつけるようになる。例え集金先であったとしても今までに自分が訪れたことのないお客さんの家に初めて伺うときには緊張する物だ。セールスはたいていの場合最初の印象が悪いと話を聞いて貰えなくなる。どんなに良い商品を提案しても検討して貰えなければ意味がない。逆に同僚に以前プレゼント商法とか催眠商法をしていて、そこで好成績を上げていたことを平然と自慢する奴がいるのだが、売れさえすれば何でも良いという観点から外見だけは取り繕っている。勿論郵便局に転職してきてからも上司の覚えは良いしお客さんに対しても如何にして良い印象を与えるかという努力は怠らない。セールスの話法にも注意喚起という段階があって、如何にして相手の気をひくかについてその重要性を教えている。中には奇抜な言動で驚かせ、その隙を突いて契約まで持って行く者もいる。

 「空疎な小皇帝 『石原慎太郎』という問題」について書き込まれた石原支持の意見を読んでいると、虚仮威しでもなんでも良いから気をひくことが有効な人がいる者だと実感する。石原は銀行に対する庶民の素朴な怒りを利用するために「外形標準税」を導入した。都心部へのディーゼル車の乗り入れを規制したり、ホテルの宿泊税を東京に有利に変更した。一期目に行ったこれらの様々な政策は、当初歓迎を持って迎えられた。勿論今日でもこれらの結果何が起こったかを最後まで注目することなく、石原の奇策だけに目を奪われている人からすると「成果」だと思いこんでいるようである。「外形標準税」に関しては、東京都と銀行との間で裁判があり、結果東京都が敗訴して銀行には多額の賠償金が流れ込んだ。石原が思いつきで導入した結果東京都民は損をして、銀行に対して盗人に追銭までしてやったわけである。ディーゼル車規制についても先日書いたが、実際には二酸化炭素廃棄ガスの排出量に関してガソリン車より有害という根拠がないばかりか自動車会社の懐を潤しただけである。導入当時は販社など非常に強気で、値引き交渉には全く応じなかった。それだけ高くガソリン車が売れたのである。

 石原は、自分の行う政策の結果何が起こるのかなど全く考えずに、思いつきで適当なことをしているようである。都民の多くも深く検証する能力が欠如していたり、よく言っても奇抜さに度肝を抜かれている間に事がトントン拍子で進んでしまうので、石原はやりたい放題である。だが結果として都民を始め大損をしているわけだ。石原の都政を成果があったと評価する人は、悪徳セールスマンにはよいカモである。ゴミでも何でも良いから買ってくれるタイプの人であると言えよう。最初は本当に単価の安い品物を「プレゼント」して、知らず知らずの間に引き込んで、気がついたら数十万もする高額商品をローンまで組んで買わされるタイプであると言えるだろう。実際の治安と「体感治安」の違いも分からず、石原が統一協会と一緒になって青年を組織しているガーディアンエンジェルスが渋谷だかの街頭に立って見張り番をしていることで、同じ統一協会が霊感商法で人を騙し、朝鮮と繋がって拉致事件を引き起こしたり、日本青年社などの本体である暴力団が実は朝鮮から覚醒剤密輸をしていても、実態のない「安心」が回復したと思えるのであろう。

 悪徳商法の場合引っかかったとしても当人、せいぜい家族までの問題であるが、悪徳政治の場合直接関係がない人間に対しても損害を被らせるのである。東京都に続いて外形標準税を導入した大阪市も損をしている。東京都内に商用で出かけるためにガソリン車に買い換える負担を強いられた他府県の事業者も多い。石原を選ぶと言うことは他人も含めて地獄に引きずり込むと言うことである。石原都政の二期八年間の実績を上っ面だけでなく本質的に検証して、選挙における投票行動を行う懸命さが必要なのである。

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2007年3月30日 (金)

く~る~ま~ ほ~し~

 今週は鬱病の具合が良くなくて、記事の更新を2回も休んでしまった。基本的に文章を書くのが好きなのでブログを書くのは楽しい作業なのだが、それでもやる気が起きないときがある。本も中々読みはかどらない。昔、二十歳前後の時には二日に一冊程度は読んでいたのだが、最近では週に一冊読めるかどうかだ。勿論小説などの読む場合はもう少し早く読める。今週は炊事などの家事も殆ど妻と娘達に任せっぱなしで、買い物くらいしかしていない。気候も良くなりつつあるので、心もウキウキしたい物だ。

 最近の楽しみといえば4月1日から始まるアニメ版の「ハヤテの如く」で、週刊少年サンデーの紙上で色々予告記事などが載っているのを見ると期待がたかまってくる。放送時間もテレビ大阪では日曜の午前10時ということで、用事がなければ多分見ることが出来るだろう。どうにもメカ音痴なので未だに予約録画が出来ない。お陰で深夜に放送している「史上最強の弟子ケンイチ」は見たことがない。その内ビデオが出回るようになってから見るとして我慢している。マイミクさんお勧めの「涼宮ハルヒの憂鬱」も、実はテレビでは見たことが無く、レンタルで少しだけ見た。息子は朝比奈みくるという登場人物の中の未来人が痛くお気に入りで、「女の子になってみくるって名前になる」と言う。って、オイオイこの年でトランスジェンダーなのか? いくら何でも早すぎないか・・・などと親バカな物で心配してしまう。性同一性障害の方の話を聞いたことがあるのだが、色々と苦労があるらしい。精神疾患もそうであるが、世間の無理解が一番困る。

 体調が優れぬのと妻の帰宅が遅かったのもあって、今夜は娘達がシチューとサラダを作ってくれた。長女がサラダを作り次女がシチューを煮込んだ。一応カボチャと鶏肉は切りづらいので私が手伝ったが、それ以外は二人でしてくれた。シチューは人参が固く、ジャガイモもカボチャも少し固かった。急いで作ったせいである。サラダはといえば、塩コショウをするのを忘れてマヨネーズだけで味付けしたので、味見の時は美味しかったがいざシチューと一緒に食べると少し薄味だった。(この日記を書いている横で長女が覗き込んでいるので、余り文句を付けるのはよしておこう)

 食事中にアニメ版「ハヤテの如く」の話になった。何でもヒロインである三千院ナギの声を釘宮理恵さんと言う方があてているらしい。何でも詩織(仮名)によると「鋼の錬金術師」のアルフォンスの声をしていた人で、「灼眼のシャナ」でもシャナ役をされているらしい。きっと人気のある人なのだろう。そうこうする内に勇樹(仮名)が「バーババ、バーババ、バーバババー。バルバトスみたいな声の人が出てくるかなあ」と言い出した。「バルバトスって何だ」と尋ねると、何でもゲームの人気シリーズで詩織のお気に入りであるテイルズオブシリーズに出てくるボスキャラらしい。秋田のなまはげのように「戦闘中にグミ使うワリィー子はイネェカー?」とか「アイテムなぞ使ってんじゃねえ」だとか「術に頼るな軟弱者が」とか言うらしい。後ろに回り込んで攻撃しようとすると「俺の後ろに立つんじゃねえ」とも言うそうだ。およそRPGゲームのキャラらしくない科白の数々に笑ってしまった。

 「バルバトスに勝てるのってバルバトスのおかんくらいやで~」と歌織(仮名)が言ったので「バルバトスはジャイアンか!!」と妻が言う。すかさず歌織が「たけし~」と言う。すると唐突に勇樹が「く~る~ま~ ほ~し~」と言い出す。この科白はここ最近の息子のお気に入りである。何故こんなことを言い出すのかというと、古いビデオを見ていて詩織がまだ二歳になるかならないかくらいの映像で地団駄を踏みながら車の乗り物が欲しいと駄々をこねていたのを見たからである。今の姉と子供の時の駄々をこねるその姿とのギャップが気に入ったようで、ことあるごとに「く~る~ま~ ほ~し~」と言って詩織をからかうのである。詩織本人は最初は何を言われているのか分からなかったらしくキョトンとしていたのだが、妻が説明して以来カンカンになって怒るようになった。実家には私の子供の時の記録映像が8ミリカメラで残されているはずだが、子ども達に見せたら何と言われるであろうか。まだ無声の物なので、変なことは口走っていないはずであるが。今の内に沢山記録を残して子ども達が大きくなったら孫に見せてやることにしよう、等と思ってしまった。

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2007年3月28日 (水)

「空疎な小皇帝 『石原慎太郎』という問題」

 斉藤貴男氏が「世界」に掲載し、その後2003年に一冊の本にまとめた本を読んでいる。石原慎太郎という男が如何に下劣で、差別的で、節操が無く、小心者でありながら虚勢を張る人間であるかが良く分かる。現在問題になっている都政の私物化・身内に対して徹底的に利益誘導を行いながら、社会的弱者に対しては予算を削減して生活を破壊しているかについてを一期目の都政の期間、それ以前の国会議員時代の問題行動も復命丁寧に拾い上げている。その政治は徹底して人間の心の奥底に潜んでいる負の感情を鼓舞することで行われている。石原がファシストといわれるゆえんである。事実に基づかず感情を煽り社会的弱者に対する差別排外主義をもって、江戸時代の「上見て暮らすな下見て暮らせ」といって人々の向上心を奪っている。

 一期目の銀行への課税、ディーゼル車規制など、一見「斬新」に見える政策の殆どが人気取りのために思いつきで導入された物であり、結果、銀行に対しては多額の賠償金を支払うことになった。ディーゼル車についても欧州ではガソリン車より環境に対する悪影響が少ないという評価があることを無視して一方的に規制した。多くの庶民が自動車の買い換えを余儀なくされ、自動車メーカーと販売店に暴利をむさぼらせた。石原の政治手法は小泉と同様「仮想敵」を作り上げそれに対する嫌悪感や反感を組織する。副知事に登用した浜渦などが行った暴力事件をもみ消し、事実を報道した新聞記者たちに対しては圧力をかけて都庁担当から外し地方に左遷させた。都の職員の間でも同様である。多くの幹部職員が石原の顔色を窺って仕事をするようになった。都立病院の統廃合による弊害。秋葉原再開発に関しては、元秘書が在籍する鹿島建設を中心とした共同事業体に有利な入札を行い、私腹を肥やしている。

 豪華な海外視察や四男を「余人を持って代え難い」などと称して都の文化事業予算を無駄遣いする。都の予算で選挙ポスターまがいの物を作って配布する。収賄はしたい放題。これらの悪行は何も昨今だけの問題ではないのだ。一期目当時から既に行われていたことが良く分かる。

 自民党の鷹派グループであった青嵐会では幹事長を務めていながら「同志」を簡単に裏切る節操の無さ。ハマコーや中山などといった元青嵐会の「同志」から、石原には「NOと言える日本」などという言葉を吐く資格がないことを徹底的に批判されている。拉致被害者の問題などでも石原は自分にとって都合の良い点だけを取り上げて、何の対応もしてこなかったのにデマを並べ立てて成果だけを奪おうとしている。この点については拉致問題に一貫して取り組んできた中山衆院議員が裁判を起こしていたようだ。結果までは書かれていなかったが。

 障害者差別・高齢者差別・女性差別・民族差別などありとあらゆる場面で差別発言を行い、それを都政の中でぐいぐいと推し進めている。よくもまあこんな男に投票する都民がいる物である。何としても三選だけは阻止しなければならないと強く思う。

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2007年3月27日 (火)

卒園式

 昨日は息子の通う保育所の卒園式だった。一歳になるときの春に入園してから五年間、時に体調を崩し、去年は入院などしてしまったが、毎日のように通った。「お父さんも来てや」「香織(仮名)も来てや」と有樹(仮名)せがむので、休暇を利用して三人で参加した。長女の詩織(仮名)はフリースクールがあるからと付いてこなかった。香織が卒園式の時にはお世話になった先生方に花束を贈ったので、有樹にもどうするか尋ねてみると、次々先生の名前を列挙して「六つ用意して」という。(あ~の~な~!! 香織は自分の小遣いで買ったんやぞ) 結局私が閉店間際の花屋さんまで買いに走らされた。

 卒園式では久しぶりにポジフィルムを使って撮影した。上手に取れたときの色合いが、ネガやデジカメと比べて数段上だからだ。その分絞りやシャッタースピードの調整が難しい。本当はこういった行事の時には使わない方が無難だと思う。私の腕では、多分失敗してまともに写っていない物も多いはずだし、プリントすると非常に高く付くからだ。妻から小言を言われてしまったのだが、予備のフィルムも沢山持って行くべきだった。36枚撮り一本で足りるかと思ったのだが、ついついシャッターを押しすぎて直ぐ無くなってしまったことを咎められたのだ。

 卒園証書を受け取るときに、一人一人の園児が将来の夢を語るのだが、その背景に一歳前後の時のスライドが映し出されていた。ポジというのはスライドなどに使われる。息子のスライドが映写されたときに、真奈美ちゃんのお母さんが有樹のことを女の子みたいに可愛いと言っていたらしい。真奈美ちゃんというのは妻の元同僚の娘さんで、何でもプロポーズするほど有樹のことを大好きらしい。処が有樹の方はりなちゃんという別の女の子のことが大好きで、「結婚すんねん」と仰る。また、りなちゃんというのはクラスの半分の男の子に好かれる可愛い子で非常に競争率が高いのであるが、息子はそんなことは気にならないらしい。こちらから告白して受け入れられた試しが無いせいで、父親としては大丈夫かと思ってしまう。大体ヤン元帥だって皇帝ラインハルトだって、女性の方が好きになってくれたから結婚できたんだぞ、と言いたくなってしまう。

 息子にとっては昨日が友達とのお別れの日であった。妻の仕事の関係で自宅から離れた保育所に通っていたために同じ小学校に通う友達はいない。同じ市内ではあるが中学の校区も違うため、高校ででも偶然一緒にならない限り会うことはないだろう。沢山の友達との思い出を大切にして欲しい。思い出になるようにビデオも撮っておけば良かったなぁと思ったが、後の祭りである。

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2007年3月25日 (日)

奥谷禮子は女ヤクザか? 酒井不当配転裁判の勝利をめざす3・24京都講演集会より

 昨日開催された集会の参加者から講演内容が伝わってきた。何と奥谷が中野麻美さんと言う弁護士に対して1億円の損害賠償を求めて裁判を起こしているという。事の起こりは奥谷がアメリカである労働者に飛びかかりピアスを引きちぎった上に馬乗りになって顔面を殴打する傷害事件を起こした事にある。被害にあった労働者は中野弁護士に助言を求め、写真を撮影して刑事告発し、奥谷が逮捕されたという。芦屋出身の「お嬢様」だとばかり思っていたが、中々どうして、たいしたアバズレである。このような奴が接遇マナーを指導し、評価し、金を取るのである。郵政の研修委託も再検討する必要があるのではないか。奥谷に影響を受けた局員がお客に対する暴行事件でも起こしては大変だ。奥谷については日本郵政社外取締役の地位を利用して、自らの経営するピンハネ業者ザ・アールとの間で数億規模の取引をしていること、郵政ユニオンと郵産労とは社外取締役退任を要求していることの紹介があった。「JPUは奥谷禮子を徹底追求すべきだ!!」 またトヨタ自動車からも奥田碩・トヨタ自動車相談役(日本経団連前会長)が民営郵政の経営陣に食い込む中、トヨタ式職場管理システム導入で巨大な利権を作り上げているという。日本を代表する巨大企業が民営郵政の経営陣に食い込むことで莫大な新利権を作り上げた功績で、小泉のパーティー券の売り上げは財界によって20億にも上ったという。

 酒井さんの講演では、闘うべき時に闘わなかったことが今のJPUの組織力低下、機関活動の停滞、総じて組合力量の低下につながっているという物であった。近畿においては先ず京都が集中的に人事交流の攻撃を受けたのであるが、その際に酒井さんのように不当労働行為として裁判に訴えて闘っていれば攻撃の拡大が防げたのではないかと言うことである。争議中の組合の役員を配転することはそれ自体が不当労働行為であるから、最初の時点で闘っていれば引き続きの攻撃を阻止することが出来たというわけだ。郵政は酒井さんの裁判に8人もの弁護士を東京から派遣しているのであるが、これだけで一日の日当が160万だそうである。申立書は一字幾らという料金がかかるそうで、一回の裁判で数百万の出費である。配転の度に裁判に訴えていれば、郵政に与える経済的打撃だけでも相当の物になる。

 「パート春闘 JPUはどうするのか?」でも書いたのであるが、郵政職場には非常勤職員から正社員への登用につながるキャリアスタッフなる制度が導入されることになる。この事と関連してトヨタ自動車で今年3000人の新規採用がなされ、その内1500人が期間工からの採用であるというのだが、「勤務成績優秀な者」という条件を当て嵌めることで経営に対する抵抗を未然に防ぐ措置を執っているという。労働者の間に競争を持ち込み、団結を破壊するための常套手段である。韓国における郵便労組の闘いでも、非常勤3万人を集める集会が企画されたことがあったそうだが、ほんの一部を選別雇用するという攻撃がなされた途端に腰砕けになったという。大人しくしていれば自分だけは正規雇用になれるかも知れないという労働者の弱みにつけ込んだ卑劣な攻撃だ。

 民間企業に於いては殆どの労組が経営側と闘えない状態になっている。この事によって賃金は98年をピークに低下が続いている。企業の売り上げが殆ど横ばいでありながら史上最高の利益を出しているのは偏に「総額人件費削減」の結果であるのだ。正規雇用に代わって非正規雇用が次々導入され、フリーターは30歳・派遣は40歳定年とすら言われる使い捨て状態がある。ネット喫茶難民といわれるホームレスが増大し、彼らはいずれ生活保護を受ける以外生活の術が無くなる。年金も雇用保険もないのであるから。昨今では日雇い派遣といわれる雇用が多く、携帯電話で明日何時にどこそこに来て下さいといわれるそうだ。その際日当の僅か6千円程度の中から千円を「電話代」と称してピンハネする。交通費は自腹である。あいりん地区ですら交通費は業者持ちであるが、日雇い派遣に対してはそれすらない。

 今日の企業内組合その物が、退職と同時に組合員資格を失う制度であり、解雇攻撃に対して有効な対抗手段として働いていない。アメリカなどの産別組織であればリストラされた労働者も組合員として保護されるのであるが、日本はそうではない。地域合同労組に二重三重に加盟することでいついかなる状況になっても組合として団結して闘うことの重要性が提起された。酒井さんは尼崎地区労議長として、武庫川ユニオン役員として非常勤労働者の雇用確保の闘いを担ってきた。尼崎市の斎場は運営を民間企業に委託しているのであるが、競争入札によって現在の業者が倒産の憂き目にあるそうだが、今までこの業者は6800万で請け負って10人の労働者を雇用し、1400万の利益を計上していたという。斎場の労働者がストライキで闘うことで尼崎市は直接雇用に踏み切るそうなのだが、それで労働者の賃金を今より一人100万増やしても400万のお金が浮いてくる。民営化が全て効率的であるというのはペテンであることが明らかにされた。この事に対する嫌悪が郵政当局の配転の背景にあるという。だが、酒井さんのような闘いを次々作り上げることで日本の労働運動の再生が切り開かれるのではないだろうか。同時に政治課題についても民主党が労働者の党ではない以上社民党や新社会党・緑の党などの緩やかな統一戦線を築いて闘っている兵庫の闘いを紹介して、その必要性を訴えていた。

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郵便局に初の派遣労働者=人手確保にあの手この手-郵政公社(時事通信)

 日本郵政公社は24日、今月末の大量退職に伴う人手不足対策として、郵便局の窓口業務に派遣労働者を初めて活用する方針を明らかにした。パートなど非常勤職員「ゆうメイト」の求人対策では先に、4月から時給の最大300円アップを決めており、公社はあの手この手で人手確保を図る考えだ。
 郵政公社では、3月末で正規職員の約5%に当たる1万2400人が定年・早期退職する一方、4月の新規採用は6400人にとどまる。これらの結果、4月1日時点で正規職員の配置不足数は約1万人と、前年同期の4倍に達する見込み。
 こうした人手不足に対応して、ゆうメイトの時給を「地域で競争力のある雇用単価」(人事部門)に上げるとともに、派遣労働者の活用を試験的に始める。当面の対象は神奈川、大阪、兵庫の1府2県の計20局で、4月中をめどに合計20人を貯金窓口業務に従事させる。 
[時事通信社:2007年03月25日 03時10分]

キヤノン、派遣・請負から3500人を直接雇用へ(読売新聞)

 キヤノンは2007、08年度の2年間に、国内のグループ19社の製造部門で働く計3500人の派遣社員や請負労働者を、正社員などの直接雇用に切り替える計画を明らかにした。

 同社は、請負業者の労働者を、正社員の指揮下に入る派遣社員のように働かせる「偽装請負」があったとして、03~05年に労働局から計7件の文書指導を受けた。この問題の反省を踏まえ、派遣社員らの正社員化に取り組む姿勢を強める。

 2年間にグループの製造部門で新卒採用を含め計5000人を正社員などの直接雇用で採用。このうち、現在、派遣社員や請負労働者として間接雇用している従業員から1000人を中途採用の正社員として、2500人を契約期間3年未満の期間社員として採用する計画だ。
[読売新聞社:2007年03月25日 03時26分]

「ネットカフェ難民」とは「隠れたホームレス」だ(J-CASTニュース)

日本テレビ系の「NEWS ZERO」では、「ネットカフェ難民」を「隠れたホームレス」と表現した
   「ネットカフェ難民」という若者の貧困層の存在が深刻になっている。「日雇い派遣」などで働くが、低賃金のためアパート代も払えず、インターネットカフェで寝泊まりする。国会でもこの「ネットカフェ難民」問題が取り上げられた。実態はどうなのか。

   2007年3月16日付けの「しんぶん赤旗」によると、3月15日に開かれた参議院厚生労働委員会で、日本共産党の小池晃参院議員が柳沢伯夫厚生労働大臣に対し、「(ネットカフェ難民の)現状をどう思うか」「実態調査が必要だ」などと、訴えた。小池議員は、実態の一例として、日給は6,000~8,000円で深夜手当ても社会保険もないとし、ネットカフェで寝泊りしている人の実態を示したという。

   柳沢厚労相は、「健康や安全管理、正規雇用を増やしていくという立場からすれば(ネットカフェ難民は)好ましくない」としながらも、実態調査が可能かどうかについては、今後検討したいと述べるにとどまった。

コインロッカーを毎日2つ使い、全財産を収納
   07年1月28日に「NNNドキュメント」(日本テレビ系のドキュメンタリー番組)などが取り上げた。その後も日本テレビでは、続けて「ネットカフェ難民」を取り上げており、たとえば07年3月7日の「NEWS ZERO」でも、「隠れたホームレス」として実態が紹介された。

   ――大田区蒲田に、夜な夜な大きな荷物を抱えた若者が集まるという。ネットカフェの利用料金が、都内でも格段に安いからだ。
   ある青年は、1日200円のコインロッカーを毎日2つ使い、全財産を収納。その後、時間をつぶし、夜遅くにネットカフェに入る。滞在時間を短くし、節約するためだ。1時間100円。店内で弁当を食べるが、1回で食べきらないよう、夜と朝の分を2等分して食べる。翌朝、早くから「日雇い派遣」の仕事に出かける。会社からはメールで管理されており、
「16532(青年の職務上の番号)仕事現場に向かいます」
「16532集合場所に到着しました」
などの報告を行う。この「日雇い」仕事が無ければ、ネットカフェに泊まることもできず、食事もとれない。まさに「隠れたホームレス」なのだ。

   番組はこう伝えた。
   「NPO自立生活サポートセンター・もやい」で「ホームレス」の生活支援を行う湯浅誠氏は、ネットカフェやサウナで生活する若者を、「『自分の権利としての住居を持たない』という意味で『ホームレス状況』にある」とし、実際に彼らから相談を受けたり、彼らがアパートで生活を始められるよう支援を行ったりしているという。

   実情を聞くために、蒲田に10軒前後あるといわれる「ネットカフェ」のうち、「格安」といわれる数店舗にJ-CASTニュースがあたると、「取材には一切答えられない」という回答だった。
[J-CASTニュース:2007年03月25日 12時45分]

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2007年3月24日 (土)

改憲−労働法制改悪反対 4・8(日) 学習会

 京滋労働組合交流センターの方から学習会の案内を頂いたので掲載します。

 安倍政権になり規制緩和、憲法改悪と矢次早に戦争に向かっての攻撃が打ち出されています。改憲攻撃と労働ビックバンはその大きな柱です。格差社会は益々拡大し、いくら働いても年収が200万〜300万しかない、いくつもの職場を重ねて働かなければ生活出来ない現状です。もうこんな社会はいらない。社会を根本〜変えていかなければ生きていけない。闘いが必要になっています。今こそ労働者の団結、闘いが求められています。
今の時代と法律を学びみんなで解決に向かっての話し合いを初めましょう!

場所:ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)視聴覚室(3F)
(烏丸丸太町下がる、地下鉄「丸太町」下車すぐ、⑤出口で会館と連結)
日時:4月8日(日)午後1時から5時まで
主催:ユニオン自立、京滋労働組合交流センター
協賛:関西労働組合交流センター
講演:永嶋弁護士 13:30〜15:00
後に質問、自由討論、
資料代金\500円
http://www.mapfan.com./index.cgi?MAP=E135.45.45.6N35.0.47.8&ZM=11

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2007年3月23日 (金)

スグレモノ「電解洗浄液」

 今日、私の留守中にセールスマンが来たそうだ。洗剤の宣伝で回っているらしく、試供品を置いて帰った。何でも水と重曹で出来ているそうで、「完全無添加、無機質、無公害の洗浄水」だと言う。効果を見て欲しいとの話であったが、見ず知らずのセールスを自宅に入れるのは不安が有るので、玄関横の洗面所で試してもらった。試して良かったら買って下さいと、押し売りなどせずに退去したそうだ。置いていった名刺を見ると、何と点字の表示まであった。このような名刺を見るのは妻も私も初めてである。環境問題などに力を入れているというのは本当かも知れない。

  無公害と言う点に付いては相当自信が有るようで、自分の口に洗浄液をスプレーしたそうだ。実際妻が試しに台所のレンジ周りを掃除したところ、こびりついていた油汚れが簡単に落ちて綺麗になった。綺麗になるのが面白かった様で、妻は2時間あまり熱心に拭き掃除をしたそうだ。妻は掃除が好きではない。だから我が家ははっきり言って散らかり放題・汚れ放題なのだが、その妻が掃除が好きになりそうと言うのだ。私も妻が拭き掃除をした後を見たが、本当に綺麗になっていた。風呂場の湯垢・水垢もすっかり落ちた。説明書きに寄ると洗顔・歯磨・入浴・洗髪・洗濯・台所・浴槽・消臭と、何にでも使える万能洗剤である。入浴時に湯舟に垂らすと和歌山の竜神温泉の重曹泉と同じ効果が有ると言う。そして、拭き掃除をしていた妻の手なのだが、効果の強い洗剤の場合手荒れなどが酷い物なのに、この電解洗浄液を使った後の手はツルツルになっていた。温泉の効果があるというのもどうやら本当のようだ。

 我が家に訪れたのは株式会社ヴェラーノという会社の人で、大阪市浪速区に大阪支店があるらしい。電話は0120-267-690、本社は〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院2丁目2-19-2F 電話:092-741-0264である。ここでの商品名は「水惑星」というのであるが、実際の商品には掲題の「電解洗浄液」とある。株式会社アイ・ジェイ・シーという会社が製造元のようで、東京の八重洲に本社があるようだ。0120-267-690と連絡先がヴェラーノと同じであるが、Yahoo!電話帳によると代表電話は03-3231-3866 となっている。ホームページはないようだ。両社とも日本ヘルス協会というNPO法人に加盟しているとある。

 今日一日妻が使ってみたところ非常に良いとの感想である。試供品としてくれたのは1リットル入りのペットボトルで1050円とある。物は試しで使ってみるのも良いのでは無いだろうか。

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 追記 黒目さんに教わったJK重曹&クエン酸販売というサイトだとどうやら電解洗浄液の生成器を扱っているようだ。電解洗浄液の価格の点でもこちらの方が断然安い。20リットル4500円。更にTAMO2さんにはマイクロバブル水という物を教えて貰った。http://www.nanoplanet.co.jp/NP_aboutmnb.html

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2007年3月22日 (木)

冤罪と自白偏重主義

Photo_1  周防正行監督の映画で「それでもボクはやっていない」という痴漢冤罪を描いた作品がある。見てはいないのであるが、今日たまたま図書館に置いてあった雑誌で当該の方のインタビュー記事を読んだ。始めに有罪ありきの取り調べ手法や自白の強要、裁判においても事実調べよりも警察や検察が作った作文を重視して被告人の主張には耳を傾けようとしない日本という国のあり方を改めて実感した。日本における冤罪の多くが自白と目撃証言に頼った捜査手法による者であることは日弁連などの報告でも明らかである。

 Googleで「冤罪」と少し検索しただけで「冤罪甲山事件」「こんなにある 20世紀の冤罪事件」・「冤罪の構図」(江川紹子著)・「中山事件の闇」「守谷駅痴漢冤罪事件の記録」「笑う真犯人 検証・恵庭冤罪事件『13のナゾ』」などなど、幾らでも見つかる。有名なところでは狭山差別裁判も冤罪である。ご存知ない方のために簡単に紹介しておくと1963年5月1日に発生した。身代金目的の誘拐殺人事件で、警察は身代金を受け取りに来た犯人を取り逃がしたばかりか、容疑者と目していた男性に自殺されてしまう。政府高官に「生きた犯人を捕まえろ」と言われて付近の被差別部落から犯人をでっち上げることにした。事件当日のアリバイを証明する者が少ないために石川一雄さんが逮捕され、連日の拷問によって自白を強要され、当初は否認していたが捜査官が石川さんが自白しなければ兄を逮捕すると言って脅したためにウソの自白をした。処が石川さんは差別による貧困のために小学校すらまともに行っていなかったので脅迫状を書けるだけの国語力がなかった。警察は脅迫状を手本に何度も何度も練習をさせ、それを元に証拠として筆跡鑑定を行った。詳しくは石川一雄さんのお連れ合いが開設している「冤罪 狭山事件」部落解放同盟全国連合会のサイトをご覧になって欲しい。

 また、革命運動・反戦運動・学生運動においても冤罪が多発している。国家権力が弾圧対象と決めた人物に対して数々のニセ「証人」ニセ「証拠」を作って罪に陥れようとするのだ。今現在も再審請求運動が続いている星野文昭さんの場合には、66年の高崎経済大学入学以来全学連の中心的活動家として大学当局・政府国家権力と闘い続けたことに対しての不当な逮捕抹殺攻撃である。昨日の記事で4・28沖縄デーに簡単に触れたが、70年安保沖縄闘争の過程で71年11・14渋谷暴動闘争(=沖縄返還協定批准阻止闘争)が勝ち取られた。この際デモ隊の攻撃によって一人の警官が死亡した。この罪を当日のでも指揮者であった星野さんに被せたのだ。デモ隊を指揮する関係上、星野さんは戦闘に関わる暇など無かった。最先頭を進み、滴機動隊が現れないかどうかに注意をそそいでいた。当初北部地区反戦青年委員会がこの警官を攻撃したと報道発表していた国家権力は、途中から高崎経済大学の学生運動を破壊するために集中的に逮捕及び指名手配を行った。星野さんは逮捕以来すでに獄中で35年を過ごしている。日本共産党の名誉議長であった宮本顕二が獄中17年を売り物にしているが、その倍以上の期間獄に囚われていながら不屈非転向で闘い続けているのである。唯々取り調べに屈服してしまった元同士が、司法取引の材料としてウソの証言を行ったことのみを根拠にしているのだ。星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議では、星野さんを重病の母に会わせるために刑の執行停止を求める署名を行っている。一人でも多くの人々に署名への協力を訴える。

 星野さん以外にも、同じく渋谷暴動闘争で被告とされた奥深山幸男さん、84年の9・19自民党本部火炎戦闘・85年の迎賓館・横田=東京サミット戦闘でのでっち上げ逮捕をされた革命家、長期の指名手配をかいくぐって時効を迎えた革命家など枚挙にいとまがない。9・19戦闘などは証人が交番勤務の警察官だけと言うデタラメさである。

Photo_2  日帝支配階級は、このように自らの都合で物的証拠も何もなくとも多くの人々を冤罪によって獄中に捕らえている。つい先日保釈された植草一秀氏なども小泉政権にとって都合の悪いりそな銀行問題を本に著したために国策逮捕されたと言われている。だがしかし、被害者の証言も、犯人の自白もありながら日本政府国家権力が一切を否定しようとしている犯罪もある。言わずと知れた戦時性奴隷(従軍慰安婦)問題である。日頃の日本政府の方針から行けば、有罪以外の結論はないはずであるが、安部を始め政府首脳や自民党関係者は否定に努めている。このような有り様をダブルスタンダードと言うのではないか。政府は冤罪の温床である自白偏重主義を改め、すべての無実の囚人を釈放すべきである。同時に国家犯罪に関しては徹底的に事実を解明すべきだ。

痴漢冤罪 あなたにも
疑わしきはクロ

 災難はどこに転がっているかわからない。ある日突然、身に覚えのない痴漢の烙印(らくいん)を押されたら…。地獄に突き落とされた一介のサラリーマンが2年間の血のにじむような裁判闘争の末に無罪を勝ち取り、実社会へ生還。その記録を1冊の本にまとめた。著者は語る。「痴漢事件は、まずクロと決めつけられると痛感した」。忘年会の季節、どうぞ、ホラー映画より恐ろしい話を、ご参考に-。

 都内の会社に勤めるデザイナー矢田部孝司さん(43)の受難の始まりは六年前の十二月五日朝だった。

 出勤の途中、西武新宿線高田馬場駅で電車を乗り換えようと、ホームを歩いていると、女性に後ろからダウンジャケットをつかまれ、「この人痴漢です」と駅員に突き出された。

 「後ろめたいことはないから、きちんと説明すれば分かってもらえる」と信じて駅事務所、交番、警察署へと堂々とついていった。女性の主張は「露出した性器を手に押しつけられた」。全く身に覚えがなかったが、取り調べの最初から“クロ”として扱われ、否認を続けたのに、犯行を認める供述調書まで作られた。

 調書は抗議して破棄されたが、要求されるまま、当時の電車内の人の位置など覚えている限りのことを図に描かされた。

 だが、この図の詳細さにつけ込まれた。送検後、検事から「痴漢をやろうと周りの人間の様子をうかがっていたからだろう」と言われた。「裁判は長くかかるぞ。何年もな。認めるなら早めに言いなさい」とも言われたという。

 孝司さんは拘置中、何度も「(犯行を)認めてしまえば…」との考えがよぎったというが、妻・あつ子さん(40)や親族、弁護士の励まし、「裁判所ならば」と信じる気持ちもあって、否認を貫いた。

 ただ、同月二十五日に強制わいせつ罪などで起訴されたことを受け、年末には「自己都合」での退職を決意せざるを得ないなど精神的にも追い込まれた。

 こうした状況から、いかにして脱出したのか。

 地裁段階では、矢田部さん側は唯一の証拠ともいえる被害者の女性の供述内容を論破する作戦に出た。

 例えば、(1)コンタクトレンズをしていなかった女性は犯人の顔をよく見ていない(2)女性との身長差は二十五センチあり、手に局部を押しつけるのは不自然(3)当日はいていたズボン開口部はボタン式で、車内での開閉は困難-といった点だ。

 これらを視覚的に訴えるため、翌年三月に保釈された矢田部さんは、ソーセージを使って実験。「混雑した車内で被害者供述のような状況は無理」と主張する再現ビデオを制作。元勤務先の先輩の協力も得て、車内の様子をコンピューターグラフィックス(CG)にして法廷に提出した。

 次々と証拠が採用され、楽観的なムードも高まったが、事件から一年後の地裁判決は「有罪」。しかも、執行猶予なしの厳しい判決だった。

 敗因を分析した矢田部さん側は、裁判官は女性の被害に重きを置く傾向が強いことを重視。実物大の電車模型を使い、七十人を超える知人の協力も得て、状況を再現するうち、「おそらく女性の痴漢被害はあった。自分は間違われただけ」との結論に至った。

 高裁では、女性を攻撃するのではなく、その主張を認めた上で、「でも、私はやっていない」と主張を組み立て直した。

 この修正で、事件からちょうど二年後の二〇〇二年十二月五日、無罪を勝ち取った。

 「捜査がきちんと行われてさえいれば、こんな目に遭うことはなかった。提出した証拠は一審も二審も大きく違わない。なのに結果は正反対。その怖さを実感した」。矢田部夫妻はあまりにも厳しい二年間を振り返った。

 国家賠償などは考えていないというが、孝司さんが「今回のことで得たものはないし、何より傷ついた。自分だけでなく、家族への影響も計り知れない」と言うと、あつ子さんは「税金を納めている国が、いとも簡単に一般人を陥れることもある。このことをよく考えてほしい」と続けた。

 一連の経過を克明につづった「お父さんはやってない」(太田出版)を出版した。来年一月二十日には、この体験を基にした周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」が全国で公開される。

 電車に女性専用車両が登場するなど数多くの女性が痴漢の被害に遭う半面、冤罪(えんざい)など男性が被害に遭うケースも少なくない。男性側に防ぐ手段はあるのか。

 「ない。というのが現実ではないか。きちんと捜査がされるなら別だが、事件には重いと軽いの別があり、痴漢事件はまずクロと決めつけられると痛感した。自分はやっていないと個人で立証するのはまず無理」と孝司さん。

 仮に親友が同じような騒ぎに巻き込まれたら、どうアドバイスするか、との問いには、「とんでもない目に遭わされた経験を考えると、とても(否認して)『頑張って戦えよ』と言う気にはなれない。早く楽になることを助言するかもしれない」と、冗談めかして続けた。

 事件以来、出勤時は急行には乗らず、座れることが多い普通列車を選ぶ。これなら周囲の人はかなり限定される。乗る電車はできるだけ同じ時刻、座れない時でも、できるだけ同じ位置に立つ。「決定的な対策にはならないが、顔見知りから証言が得られやすくなるかもしれないし、つけ狙っていたと言われる可能性は少なくなる」という。それでも最近は、自動車通勤が多いという。

 ◆ ◆ ◆

 痴漢冤罪が後を絶たない背景には、警察がこの種の事件に忙殺されている事情がある。ジャーナリストの大谷昭宏氏は「変質的な性犯罪者が増える一方、取り締まり強化のキャンペーンで女性が泣き寝入りしなくなった。警察にしてみれば『また痴漢か』ということになり、感覚がまひしている」と分析する。

 一般の乗客に犯人の人相・着衣や車内の位置関係を覚えてもらうのは難しい。捜査技術を上げるしかないが、「最近は本当に犯人なのか、心証(手応え)が取れない刑事も多い。仕事が次々に来るので、否認のままで(拘置期限の)二十日も拘置するのはたまらないと、『認めれば、(送検までの)四十八時間で出してやる』という禁じ手を使う」と説明する。

 さらに、痴漢事件に潜む問題として「他人を簡単に社会的に葬ることができる。例えば、社会的な活動をしている人物を公安警察が尾行し、女性警官が逮捕するようなでっち上げはないのか」と指摘する。

 こうした「災難」を避ける方法はあるのか。「痴漢冤罪裁判」(小学館)の著者で、ジャーナリストの池上正樹氏は「満員電車に乗らないのが一番。すいている電車に乗るとか、始発駅まで戻って座席に座る。裁判では物理的に痴漢ができる立ち位置にいた人は有罪と認定される傾向があるからだ。どうしても近くに女性がいる場合は、両手を上に上げたり、背を向けたりするしかない」。

 そして、万一間違われた場合は「誠意を尽くして訴えれば、大抵の女性は分かってくれる。駅事務所には行ってはいけない。行ったら最後です。常習の痴漢は逃げようとするが、まじめなサラリーマンほど事情を説明しようとついていってしまう」と話す。

 そのうえで、鉄道会社の対応など社会構造にも注文を付ける。「痴漢は通勤ラッシュを背景にした日本独特の犯罪。現在は女性専用車両など現実的な対策がとられているが、複々線化や列車の増発にも力を入れるべきだ。真剣に痴漢をなくそうと思うなら、時差通勤を企業に勧めて補助金を出すなど、社会全体で取り組む必要がある」

<デスクメモ> 警察回りをしたころ、同じような事例にかかわった。親しい警察幹部は、やはり「認めた方がいいよ。初犯なら不起訴。その日に帰れる」と耳元でささやいた。「そんなバカな」と腹が立ったが、もしも自分の場合であったら、どうするだろうか、甚だ心もとない。矢田部さんの勇気には敬意を表したい。 (充)

「『はい』以外言うな」 富山の冤罪男性に取調官
2007年03月05日06時03分(asahi.com)
 強姦(ごうかん)と強姦未遂事件で逮捕され実刑判決を受けた富山県内の男性(39)が約2年1カ月の服役後に冤罪とわかった問題で、男性が朝日新聞の取材に応じた。逮捕直後に自供を覆し容疑を否認したが、県警の取調官から「なんでそんなこと言うんだ」と怒鳴られ、「今後発言を覆さない」旨の念書を書かされたという。公判でも認め続けたことには、「何を言っても通用しないと思い込まされてしまった」と悔しさをにじませた。

 男性は02年3月に起きた強姦未遂事件で県警から同4月に任意の取り調べを受けた。当初否認したが、聴取3日目に自白。県警は男性を逮捕した。当時、同居していた父親は入院中で、一人暮らしだった。

 男性によると、任意の取り調べの際、取調官から「家族が『お前に違いない、どうにでもしてくれ』と言っている」などと何度も迫られた。「犯行時間帯には電話をかけていた」と訴えても、取調官は「相手は電話を受けていないと言っている」と認めず、「家族にも信用されていないし何を言ってももうだめだ」という心境になったという。

 逮捕後、思い直して、検察官と裁判官に対し一度は否認した。その後、県警の取調官から「なんでそんなこと言うんだ、バカヤロー」と怒鳴られた。翌日、当番弁護士にも否認した。すると、取調官から白紙の紙を渡され、「今後言ったことをひっくり返すことは一切いたしません」などと書かされ署名、指印させられた。「『はい』か『うん』以外は言うな」と言われ、質問には「はい」や「うん」と応じ続けたという。

 起訴後の弁護士は国選で、数回やりとりをしたが、すでに取り調べで罪を認めざるを得ないと思い詰めていた。「否認しても信じてもらえない」と、公判でも一貫して認め続けた。

 男性は「誰かが、がんばれがんばれと言い続けてくれたら、がんばることができたかもしれない」と無念さをにじませた。判決を言い渡され「申し訳ございませんでした」と言ったが、「やってもいないのに、何でこんなことを」と悔しくて涙が出たという。

 05年1月の仮出所後、周りから前科者と白い目で見られているようでつらかった。職も居場所も転々とした。自殺しようとしたこともあった。

 一番つらかったのは、判決前に、入院中だった父親を亡くした時だ。拘置所に面会に来た人に「お父さんは悲しんで死んでいった」と言われ、一日中泣き続けた。1月の無実判明後、地元には帰っていない。騒がれ近所に迷惑をかけてしまうと思うからだ。「墓前に無実を報告していないので、早くしたい」

 県警や富山地検はそれぞれ「故意または重過失ではない」「職務上の義務に反したわけではない」と、当時の捜査関係者を処分しない方針を示している。

 男性は「処分しないと聞いたときは腹が立った。処分がないというのは、『間違った取り調べをしていない』と僕に対して言っているのと同じ」と話した。県警の謝罪に対して「失った期間は戻って来ない」と答えたという。

     ◇

 〈キーワード:富山冤罪事件〉 富山県警は1月19日、懲役3年の実刑判決を受け服役した県内の男性(39)が無実だったと発表。これらの事件の容疑を認めた松江市、無職大津英一被告(51)=公判中=を再逮捕した。県警と富山地検は「客観的証拠はなく、自白の裏付け捜査が不十分だった」と認め、男性に謝罪。富山地検高岡支部は2月9日、富山地裁高岡支部に男性の無罪を求める再審を請求した。今月2日の公判で、大津被告は2事件について起訴事実を認めた。

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2007年3月21日 (水)

4・28沖縄デー復活へ

 共産同赤軍派の元議長である塩見孝也氏らが呼びかけ人となって4・28沖縄デーの復活を企画しているようである。「4・28『沖縄デー』復活、安倍政権打倒行動」が呼びかけられている。50代以上の方であれば馴染みが深いのではないかと思うが、1951年9月8日に調印され、よく52年の4月28日に発効したサンフランシスコ講和条約によって、沖縄が米軍の統治下に置かれることになった。60年代から高揚した沖縄の本土復帰運動と連帯し本土においても沖縄奪還を掲げて様々な集会・デモなどが行われた。69年の4・28沖縄デーを前にした27日には革共同本多延嘉書記長、第二次共産同の仏(さらぎ)徳二議長ら5名に対して破防法の個人適用が行われた。

 第一部】

「ロフト・プラスワン」政治集会(政治トーク・フェスティバル)
日時:4月28日(土)  12:00開場 12:30開演~16:30閉幕

★特別ゲスト:喜納昌吉
塩見 孝也、雨宮 処凛、原 隆、摂津 正、YOSHIYA、成島 忠男、
岩田 吾朗、斉藤 貴男、森 達也、高須 基仁、蔵田 計成、若松 孝二 ほか

※若松孝二監督は、新作「実録・連合赤軍」を引っさげ、その予告編を上映される。

会場:新宿ロフトプラスワン
新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 (TEL 03-3205-6864)

※地図↓
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/map.html



【第二部】

4月28日(土) 17:00~19:00
大久保公園に結集し、新宿都心デモ

呼びかけ人

塩見 孝也/雨宮 処凛/原 隆/攝津 正/YOSHIYA/成島 忠夫/岩田 吾朗/松葉 文人/新開 純也/斉藤 貴男/森 達也/高須 基仁/蔵田 計成/柳沼 克夫/神沢 敦子/河野 伸介/工藤 貴久/早見 慶子/風間 明/加藤 梅造/田川 晴信/大橋 丈二/松岡 利康/原 啓介/林 克明/椎野 礼仁/木下 郁/流 広志/大下 敦史/ピリカ・メム・ワッカ/若松 孝二/原 小百合/加藤 宣子/井形 和正/伊集院清貴/木村厚子/後藤 聡/前田 進/黒田良子/いちじゅ(3/20現在)

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2007年3月20日 (火)

改良主義ではなく革命的候補を 何故吉田候補ではなく浅野候補を支持するのか。

 先ず今回の記事の題名は非常に分かりにくいと思われるだろう。先日の「ノーパサラン(やつらを通すな)」で、私は石原打倒のために浅野氏支持を表明したのであるが、それを巡って共産党がおす吉田万三候補の方が「革新」勢力であって浅野氏は民主党から支持される保守の候補者ではないかとの意見があった。成る程多くの人は日本共産党を「革新」勢力だと錯覚しているために石原を最も徹底的に批判しているのが吉田候補であると誤解があるようだ。そこで今回は共産党が平時は体制内改良主義の党であり、革命的情勢においてはスターリン主義武装反革命として登場する党であることを述べていきたいと思う。

 「カタロニア賛歌」は外国のことであるので日本共産党には関係ないと思う方がいるかも知れない。そこで今回は日本共産党が階級闘争の中で果たしてきた裏切りについて簡単におさらいしてみる。先ず戦前戦中の闘いについて「革命党」を自称しておきながら敗北している。日本が中国侵略に始まる第二次世界大戦への道のりの中で、なすすべ無く壊滅させられ実効のある反戦闘争を組織することが出来なかった。唯一戦争に反対したというのが彼ら日本共産党の自慢であるが、党員の誰が戦前の闘いを話してくれるというのだろうか? 私は20年以上革命運動・反戦運動・労働運動に関わっているが、唯の一度として具体例を話して貰ったことがない。立花隆の「日本共産党の研究」などを一読して欲しいがこれと言った闘いもせず地下組織を作って権力から逃げ回るだけの団体であった。あたかも今日のカクマルが組織現実論を掲げて組織作りにのみ力を注ぎ、具体的な闘いなど全くしないのと同じであった。東京市電のストライキは共産党に入り込んだスパイが権力を挑発して党を壊滅させるためにしくんだ物だと総括している。映画「武器なき斗かい」で知られる山本宣治は労農党の代議士であって共産党ではなかった。

 戦後革命期においては確かに共産党は巨大な勢力を築き上げることが出来たし、産別会議の執行部も握っていた。だが47年の2・1ゼネストに際してはGHQの指令に屈服してストを中止している。更に団体規制例が制定されるや当時約50万人とも言われた共産党員の名簿を提出し、それを元にしたレッドパージが行われた。だが共産党は何ら有効な闘いを構築することが出来なかった。唯一大衆団体でレッドパージ反対で闘ったのが全学連である。朝鮮戦争に際しても何ら有効な反戦闘争を指導することが出来ず、折しも反共労働運動として結成された総評が「鶏からアヒルへ」と言われる大転換を行い社会党と共に戦争反対を闘ったために社会運動と労働運動の主導権を完全に手放している。その後中核自衛隊や山村工作隊などの武装闘争路線を取ったりしていたが、55年7月の六全協によって対権力武装闘争を完全に放棄した。

この六全協と56年フルシチョフ秘密報告によるスターリン批判、56年ハンガリー革命の影響を受けて日本における反帝国主義・反スターリン主義の革命的共産主義運動が始まり、後に革命的共産主義者同盟全国委員会へと発展する。革共同に遅れて共産党内部の学生を中心に党中央に対する批判が膨れあがり、これらの人々が除名あるいは離党することによって結成されたのが共産主義者同盟、俗に言う安保ブントである。安保ブントは全学連の主流派を握り果敢に国会闘争を闘い抜いた。これに対して共産党は「暴力学生」と非難罵倒を繰り返し、分裂組織の全自連を結成する。この全自連が今日日共民青が僭称している「全学連」の母体となる。67年10・8羽田闘争に始まる70年安保沖縄闘争及び全共闘運動に対しては「民主化棒」と名付けた角材などを持って全学連や全共闘の学生に対して「学園民主化」と称して背後から襲いかかった。当時の日共民青のゲバルト部隊、通称暁部隊の責任者であり後に公安調査庁のスパイとなる宮崎学の「突破者」に当時の様子が生々しく描かれている。成田空港に反対する三里塚闘争において一番最初に国家権力に屈服して土地を売り渡した党派は共産党である。

 先日自宅のポストに投函されていた共産党の市議会議員候補者のビラの見出しには「同和予算など止めて減税・福祉充実を」と書かれている。部落差別が今日なお厳然と存在し、時として人の命を奪っていることに対して共産党はそんなことは問題ではないといいたいようである。ちなみにこの候補者は妻の元同僚で、職場の待遇改善を求めたところそんなことはどうでも良いと言った人間の連れ合いである。元々70年頃まで部落解放同盟の執行部は日本共産党が握っていた。それが矢田小学校差別事件や八鹿高校事件によって共産党の差別的体質が明らかになり、執行部を共産党の分派でである「日本の声」派が執行部を握る。近親憎悪と主導権を奪われたことに対する悔しさから共産党はしきりに解同を非難罵倒するのであるが、分裂組織としての全解連を組織する。だが日本の声派も共産党=全解連も物取り主義であることには変わりが無く、対行政要求運動を中心にした融和主義の運動を行っている。新左翼系の解放運動が差別糾弾闘争に主軸を置いてきたこととは全く対照的である。大阪における飛鳥会問題や奈良における市職員の長期病欠・詐病問題などは共産党の分派である日本の声活動家がしでかしたことである。

 では共産党が行政の首長となったり労組の執行部を握った場合に何が行われているかを検証してみよう。古くは美濃部革新都政である。社共統一候補であった美濃部良吉が都知事となった時代、市電のバス化及び地下鉄化が推進され、多くの労働者が首を切られたが当時の総評社会党ブロックも共産党も革新都政であるからと何ら反対しなかった。この辺は鎌田慧の著作に詳しいのであるが、社会党の左派である社会主義協会及び社青同が反対したくらいである。新左翼系では第四インターくらいしか聞かない。今日の国労では協会派から右分裂したチャレンジグループと日共革同とが一緒になって1047人闘争の切り捨て・清算を主張し続けている。杉並区では区職労の執行部を共産党が握るまでの80年代は行革・民営化攻撃に反対していたのであるが、今日では政策提言・参加型の労使協調路線であり「検討段階での職員参加」「効率的で区民本意の行政」「新たな行政需要にこたえる自治体労働組合運動」(06年大会議案)と称して合理化に率先協力している。これは「教師聖職者論」「自治体労働者公共の福祉論」などで行政権力と闘わない路線から生じた当然の帰結である。

 ハッキリ言おう。日本共産党は体制内改良主義の中間的党派である。このような勢力に幻想を抱き、あたかも「革新」「労働者の代弁者」と主張することは自らの首を絞める愚行である。すべての労働者人民は共産党支持などで留まってはいけないのである。反革命スターリン主義を足下に踏みしだいて前進することが重要なのである。その場合、都知事候補浅野氏は単に石原ファシスト都政を倒すための手段に過ぎず、共産党に対する幻想によって生じる労働者人民に与える悪影響より害が少ないのだ。元々が保守の人間である浅野氏に対しては是々非々の対応が出来るのだ。今問題なのは都民労働者階級をしてファシスト都政打倒か否かを問うことである。スターリン主義反革命に対する支持を問うことではないのだ。私は石原を引きずり下ろすために最も有効な手法は浅野支持であると思っている。吉田候補に対する支持はファシストかスターリン主義かというどちらも武装反革命に対する支持を問うことであり、労働者の止むに止まれぬ決起、心底からファシスト都政打倒を望む人々に対する裏切りである。先ずはファシストを倒し、保守政治家に対する批判の自由を確保することが喫緊の課題である。残念ながら我々労働者には革命的候補を擁立する力量が存在していない。現時点では如何にして敵を倒すことが出来るか、如何にして敵の足を引っ張ることが出来るかが問題なのである。革命的候補擁立を実現する力量を築くことこそが課題なのである。

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2007年3月19日 (月)

「逃亡日記」

Photo_9  変態の父ちゃんに手ぇ出すな。絶対に変な事するから。スモーク&ウォーター。(ディープハープルのスモーク&ウォーターの節で) てな感じで息子が歌っておった。今日も今日とて息子が色々アホなことをしてくれているのだが、今月に入ってから休みを利用して家の片付けを色々している。二階の寝室に積み上げられた段ボール箱一杯の本を、タンスを片付けた上に積み上げたり、押し入れの中に数年間法散れていた息子のオモチャや娘達の古い教科書やぬいぐるみを市の清掃センターに搬入している。屋根裏部屋にしまってあったオマルやチャイルドシートなども粗大ゴミとして処分した。だが大量に搬入したにも拘わらず、我が家は未だに片付かない。如何にこの家に引っ越してきてから片付けしていなかったかが如実に分かる。昨日など疲れた余りブログを更新するのさえ辛かった。ひたすら横になっていたのである。

 そんな状態で昨日は「書評日記 パベッティア通信」で紹介されていた「吾妻ひでお 『逃亡日記』 日本文芸社 (新刊)と「うつうつひでお日記」を読んだ。前者は日本漫画家協会賞・文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞・手塚治虫文化賞マンガ大賞の三大マンガ賞を受賞した上で日本SF大会青雲賞ノンフィクション部門大賞まで受賞した傑作である「失踪日記」の便乗本である。後者もまあそうであるが、前者が基本的にインタビュー記事で構成されているのに対して後者は本当にマンガで綴った日記で、「失踪日記」が出版されるまでの不遇の時期を描いていて非常に面白かった。漫画家がインタビューで本を出してどうするのかとも思うのであるが、昔、高校時代に剣道部との掛け持ちで美術部に所属していて油絵を描いたりイラストを描いていたので、絵と文章とで表現するマンガというのは大変なのだろうと思う。

 吾妻ひでおが失踪したのは仕事の行き詰まりなどから鬱病の症状が悪化してのことであるが、実際私も、何もかも捨てて逃亡したいなどと思うことがある。鬱病というのは本当に何もかもやる気が失せてしまうのでタチが悪い。仕事など特にそうである。疎外された賃労働はタダでさえ人間のやる気を削ぐのであるが、郵政の現場においては若年退職、定年まで二三年を残しての早期退職が相次いでいる。私も住宅ローンさえなければ絶対辞めていると思う。つい先日も同い年の課長代理が退職した。管理職の一歩手前で様々な職場の矛盾を一身に受ける立場であったために、管理職に対して相当腹を立てていたようである。「あんたらいい加減にしや。人なめとったらあかんで」と捨て台詞を残して辞表を出したそうだ。郵政職場におけるやる気・士気という物はこの数年間で確実に落ちている。人手不足と熟練労働者の退職のために誤配・遅配は日常茶飯事である。その為非常勤からすら見切りを付けられて逃げ出されている。この雇用無き景気回復の中ですらである。近い内に郵政事業の崩壊が確実に来るであろう。だがこれも小泉による「構造改革」と言う「万能膏薬」の結果である。藪医者に任せたために、日本の国民経済という患者が死にゆくと言えるであろう。本当に今の社会を変革できるのは社会主義革命・共産主義革命による資本主義の最高段階である帝国主義打倒でしかないと思うのである。

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2007年3月17日 (土)

きょうと通信 NO、26

京都郵政職場交流集会(準)発行●07年03月14日 NO、26

 ■全国交流集会参加報告
去る2月24~25日、宮城県松島町において「全逓労働運動研究会全国幹事会」呼びかけの交流集会が開催され、当支部からも3名が参加した。
交流集会は、それぞれの地域・職場を結んだ交流を図り、職場実態の突き合わせと運動の成果を持ち寄り、その運動に学び、今後の組織運動に活かすことを目的に、二日間の日程で取り組まれた。初日には「民営化という名の労働破壊」の著者である藤田和恵さんの講演があった。ノルマが達成できずに職場で体罰を受けた宅配ドライバー、トイレに行くことすら許されないテレフォンオペレター等現在置かれている職場の悲惨な実態や、非正規労働者の置かれている立場についての言及があった。その後に行われた会議では、組織再編に伴う業務の混乱、業務量の増加による作業ミスの増加、等全国各地より報告が寄せられた。加えて、「121回中央委員会論議の概要」を①「民営分社化への対応」②「組織統合問題」③「要員問題」④「春季生活闘争」⑤「集配拠点再編」⑥「JPSの取り組み」⑦「輸送問題」に分類して整理し、それをもとに討議した。

【灘局】 人よこせ!金よこせ!地域にもアッピールを!
■ 支部委員会報告
・灘/共通
組織統合問題について昔のことは知らないが、この総括はやりすぎで納得いかない。
・灘/集配
春闘方針にある格差是正は当然。統合にはこだわりを持っている。全郵政の綱領を基軸、事業の発展を第一に置いた運動でよいのか議論が必要。
・東灘/集配
民営化時の労働条件の方向性のなかで解雇についての提案があるが、分社化されて赤字切り捨てになると簡単に解雇されてしまう危機感を感じる。統合してどのような運動になるのか、労働条件の底上げを捨ててはいけない、反マル生=悪という捉え方は許せない、上部指導に基づいて闘った4・28被免職者を見捨てたことは許されない、総括のなかの社会に及ぼした影響という文言は信じられない。
・東灘/集配
全逓分断のために作られた御用組合に頭を下げての合併は到底認められない、言いたいことも言えなくなるし、当局との対立点もなくなる、もっと現場がしっかりしなければいけない。
・灘/貯金
50億闘争資金はどうなるのか。
・東灘/集配
32年間、闘争もやり処分も受けてきた私たちがしてきたことはなんだったのか。
・東灘/保険
春闘は闘うもの、生活できる賃金よこせと賃金要求は出すべき。
・東灘/郵便
明日超勤が100時間を超えた人の面談がある。最高は121時間、人手不足は明らかでタダ働きも改善されていない。民営で明らかにサービスダウンとなる、地域へのアッピールも必要である。
・東灘/保険
苦情処理は組織の見せ所、キチンと数をだし変更になったのか明らかにするよう求めていくべし。
・東灘/貯金
ほとんど人が内定に反する希望を出していた、苦情処理は書類程度のものなのか真剣に考えてくれるのか気になる。

 編集後記
上記に紹介した支部委員会論議を経て、作成された「JPU東神戸支部意見書」はペーパー(A4サイズ、2枚)として近畿地方委員会内で配布されている。日刊紙『東神戸』の2月20日号には、「大勝利!最高裁が決定 4・28首切り処分撤回」が報道されている。

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2007年3月16日 (金)

富田靖子

 実は私は富田靖子さんのファンである。「アイ子十六歳」でデビューして以来なので、すでに20年以上になる。用もないのに電気屋に行ってはKENWOODのパンフレットを貰ってきてパンフに載っている写真を切り抜いたりしていた。雑誌などで記事が出ているとせっせと買っていた。そしてそれを使ってブックカバーを作っては、人に見られては困る党文献にかぶせて持ち歩いたりしていた。

 ミクシーのコミュで紹介されていたYouTubeの昔の映像を見たのだが、やっぱり可愛い。特に三ツ矢サイダー雪印ナチュレのCM映像が良い。舞台での活躍が多いようで、最近は余りテレビで見かけることがないのだが、もっと見たいなぁ。検索してみたら色々とファンサイトがあるようで、今までファンクラブなどには入っていなかったので出演情報が入ってこなかったのであるが、今後はチェックするようにしよう。

 所属事務所AMUSEのサイト。

 富田靖子館 画像一杯。昔の写真が可愛い。

 富田靖子さんを応援するホームページ へりおすさんの個人サイトです。

 Y-FILE CAMP   YではじまりPで終わる富田靖子応援HP 

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2007年3月15日 (木)

全日空機事故と「規制緩和という悪夢」

 13日火曜日に高知空港で起きた全日空機による胴体着陸事故は、カナダのボンバルディア社製の飛行機で連続して発生している故障などのトラブルの一環であるという。ボンバルディアDHC8-Q400型機は、毎日新聞15日朝刊の報道によると構造上の欠陥が疑われているという。同型機は計器の異常や油圧系統のトラブルによって03年以来77件のトラブルが起きているという。更に100回の飛行に占める欠航率が0.163であり、二位のボーイング737型機の0.097の実に17倍の頻度である。低燃費や飛行速度が速いことなどを理由に世界各国で導入されていると言うがコスト切り下げのために基本設計の段階で手抜きが存在するのではないかと思う。また航空会社も「ボンバルディア機は整備に手がかからないのが売り物で、国産機からの切り替えの際、整備費を削減したい国内航空各社が飛びついた、と認識されているという」(朝日新聞13日夕刊)安全とコストとを天秤に掛け、コストを優先する体質があるわけだ。

 「規制緩和という悪夢」の中では78年に始まった航空会社への規制緩和によって運賃の自由化が導入されたことを丹念に検証している。結果として多くの航空会社が倒産し、上位二社によるシェアの独占が進んだことと地方路線が次々廃止され、運賃が上昇したことが報告されている。業界中位から下位にかけての会社においてはコスト競争のために従業員に対する賃下げ・労働強化・整備の手抜きなどが常態化した。トラック輸送会社においても同じ事が起こり、運転手の中にはドライバーの麻薬使用などの原因になっているという。企業に対する忠誠心が薄れ、仕事に対するモラルも低下しているわけだ。日本においても長距離トラックやバスの運転手が仕事のストレスを紛らわすために乗務前に飲酒することが問題になっている。航空会社について言えば同書では鹿児島や沖縄などの離島航空における規制緩和による運賃値上げ・地方自治体の負担増大にもかかわらず次々航路が廃止されたり運行本数が削減されていることを報告している。

 マイレージサービス(FFP)は多くの人が知っているであろうが、実はこれこそ大手航空会社が市場の独占を強めるための大きな手法の一つである。マイレージを貯めるとタダの航空券が手に入るのであれば、誰だって路線や便数の多い会社を利用するのが当然の心理である。もう一つ、CRSと言う巨大なコンピューターシステムによって早期に航空券を購入するほど割引し、当日購入する乗客に対しては多額の料金を請求する制度である。このシステムは中小規模の航空会社にはとても運営できず、大手が独占している。中小が利用するには法外な手数料を支払った上で、その上で客に対しては殆どの旅行会社が売ってくれないという仕組みになっている。航空会社だけではない。今日では新幹線などでも早期割引が常態化している。アメリカにおいても日本においても規制を緩和することで新たな企業が市場に参入してきて各種料金が低下した上でサービスも良くなるはずではなかったのか? だがしかし、航空機の事故が頻発し、今まで安全であると思われていた鉄道輸送においても尼崎脱線事故など大量の死傷者が出ている。利潤追求のために安全が切り捨てられているのだ。

 規制緩和によって新たな産業が興隆し、古い産業で失業した人々にも就職口が拡大すると言われていた。成る程就業者の数は増大したが、正規雇用が大幅に減ったのに対して非正規雇用が急増している。イースタン航空でスチュワーデスとして働いていた女性は、倒産によって年収3万ドルの仕事を失い、百貨店の販売員や掃除婦の仕事について時給が5ドルという不安定雇用である。国鉄分割民営化以前は月給が30万前後であった国労の労働者たちは、賃金が三分の二から半分程度の仕事に就いている。日航などでは、スチュワーデスを契約社員に切り替えることで大卒三年目であれば532万円である年収が約240万に切り下げられた。大店法の規制が緩和されたことで地方の商店街はシャッターが下りたままである。大手資本のスーパーとの価格競争に太刀打ちできなかったからだ。そして地域の個人商店を駆逐した後徐々に独占価格を引き上げている。例えば私が好きなヱビスビールの350ミリ缶は以前は近所の酒屋で一本215円であったが、今はスーパーで241円である。規制緩和で物価が下がると言っていたのは一体誰であろうか。政財界とその御用学者たちである。正規雇用が奪われ、非正規雇用が増えた為に、今まで専業主夫であった人々がパートに出て生活を支えている。高校を中退して働き始めた少年少女も沢山いる。

 「経済学者たちは、もちろん、機械によって過剰となった労働者は新たな就業部門を見出すと、われわれに説明する。
 彼らは、除隊されたこの同じ労働者が新たな労働部門で就職すると、敢て直接に主張するのではない。もろもろの事実は、この虚偽を余りにも明白に否定する。彼らの主張するところは、実は、労働者階級の他の構成部分にとっては、たとえば若い労働者のうちこの衰退した産業部門にはいる用意のすでに出来ている部分にとっては、新たな雇用手段が現れるだろう、ということに他ならない」
 「だが仮りに、機械によって直接に仕事を奪われた人々、および、すでにこの仕事の口を待っていた若者たちの全部が、ある新たな仕事の口を見出すとしよう。ひとは、この仕事の口が失われた過去の仕事の口と同じ程度に支払われるだろう、と考えるであろうか? それは、経済上のすべての法則と矛盾するであろう。すでに見たように、近代的産業のもとでは、たえず必然的に、簡単で低級な仕事が、複雑で高級な仕事にとって代わるのである。
 それゆえに、ある産業部門から機械によって投げだされた労働者大衆は、より低く、より悪く支払われている他の産業部門以外に、どうして避難所を見出しうるであろうか?」 「だが工場は、機械によって免職された一人の男子の代わりにおそらく三人の子供と一人の婦人とを雇うであろう! そしてその男子の賃金は、三人の子供と一人の婦人とのために十分なはずではなかったか?」
「賃労働と資本」(カール・マルクス)

 関連記事 「規制緩和という悪夢」 (2月21日)

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2007年3月14日 (水)

郵便局での危ない話

 郵便内務の人と飲んでいて、窓口での苦情の多さについての話になった。書留や配達記録郵便の不在通知を持って窓口に受け取りに来るお客さんとの対応での苦労話である。最近はお客の質が変わっていて、不在通知(マルツ)を無言で差し出す横柄な人が多いそうだ。受取人確認のために免許証などの提示を求めると嫌がるだけでなく、ハンコが必要なのに持ってきていないとか色々ある。また郵便がクレジットカードなどの場合にはハンコだけでなく署名も必要なのだが、それを言うと文句を言われるという。民営化を前にして「お客様は神様だ」と言わんばかりの態度がありありと見えると愚痴をこぼしていた。

 そこから話が段々弾んでいって、何で受取人の確認や署名が必要なのかと言うことになった。郵便課には流されている情報なのだが、貯金保険にいると知らずにいたような犯罪の数々を教えて貰った。ただし断っておくがこれは部内犯罪のことではない。あくまで外部の者による犯罪で、被害防止のために流されている情報についてである。まずはマルツ(不在持ち戻り郵便物に丸の中にツと書いた判を押すことからそう呼ばれている)を赤の他人が持ってきて、偽造の身分証明書で受け取っていくと言うことが多々あるそうだ。簡単な手口はポストに入っているマルツを抜き取って来るのだが、一軒一軒開けていると不審なのが直ぐ分かるので、最近では集配のバイクを尾行している事例が報告されているらしい。少し巧妙な物になると空き家・空き部屋を住所にして偽造した免許証などでクレジットカードを大量に申し込み、そこに勝手に表札を掲げて配達させる。最近は近所付き合いが希薄なのでマンションなどでこれをやられるとどうにもお手上げのようである。

 信販会社の本社が受け持ち区内に有る局での出来事らしいのだが、不在持ち戻りの郵便物は一定期間を経過すると差出人に返されるために受け付け局に戻ってくる。大抵は局留めにして会社の人に取りに来て貰う扱いらしいのだが、これを悪用された事例がある。これまた偽造の社員証などで身分を偽った者が大量のクレジットカードを騙し取った。あるいはテレビ局を受け持つ局での事例で、郵便物は殆ど局留めになっているためにテレビ局の人が毎日取りに来るのだが、これを騙し取られて情報の流出があったらしい。今までは本人確認など必要なかったのだが顔なじみテレビ局員さんであっても免許証などの提示を求めるように変わったそうである。

 次から次へと悪質な手口が編み出されているので正直後手に回っている面が多いのだが、郵便局の窓口で免許証などの提示を求めたり写しを取らせて貰うのはこういった犯罪を防止するためなのである。他人の住民票を使って原付免許を取得し、それを空き家に配達させていたという事例が先日マスコミで報道されていたが、クレジットカード詐取などに使われただけでなく局に対しても使われているに違いない。結局郵便局で対応できるのは窓口での確認を丁寧にするくらいしかないのであるが、マルツが入っていた場合には期限内に受け取って貰うこと、ポストは出来るだけ鍵のかかる形式の物を選ぶなど、お客さんにも防犯意識の徹底を図って貰うしかないと思う。 

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2007年3月13日 (火)

ホワイトデーゆうパック

 明日はホワイトデーである。そして郵便局では2月末までホワイトデーゆうパックの販売が色々言われていた。尤も集配職場ではこの間の要員不足のために勤務時間中にお客さんに声を掛けるなどとても出来る状態ではなかったし、更に今の劣悪な労働条件の下でやる気を失った労働者が多い。正直言って郵便局への帰属意識など希薄になっている。次から次へと退職者が出て、今では日常の業務運行すら出来ていない。ごくごく一部のマル生分子だけが営業しているような状況だ。

 だがしかし、妻と娘にバレンタインチョコを貰っている手前お返しはしなくてはならない。どうするか色々考えた結果、ホワイトデーゆうパックを三つ注文した。成績は郵便の外務員に付けて貰った。これはホワイトデー当日を含んでその前四日間か五日間で配達するようになっている。週末我が家に届いた。

 本題とは関係ないのだが、関西トランスポートという加古川郵便局の委託業者の解雇問題について今月七日か八日の朝日新聞に記事が載っていたようだ。兵庫県労働委員会が偽装請負として認定し、賃金支払いを命じたという。闘えば勝利できるのだ。関西合同労組関西トランスポート分会とJPU加古川分会との共同闘争の成果だと思う。

 「加古川郵便局で小包委託業者がストライキ」 「郵便局と関西トランスポートは不当解雇をやめろ」 「新たな統一戦線の予感。」

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2007年3月12日 (月)

ノーパサラン(やつらを通すな)

Photo  「フランコ反乱軍に対するラジオでの呼びかけ。『ノーパサラン(やつらを通すな)』がこれ以来抵抗運動の合言葉となる。以来、世界各国から誰に頼まれたわけでもないのに、自発的に理想を求めて若者が義勇軍としてスペインに集まる。今から67年前の話である。」 「DAILY FREINET デイリーフレネ」より

 今東京においてファシスト石原を倒すための人民戦線が作られつつある。日本全国から石原の二期8年間の悪政を弾劾し、三選阻止のための義勇軍が集まりつつある。ヘミングウェイが「武器よさらば」で、オーウェルが「カタロニア賛歌」で描いたのとおなじようにファシストが三度都政を蹂躙することを許すのかどうかを巡って全国津々浦々から「石原を倒せ」の声が巻き起こっている。

 石原は任期中に一体何を行ったのか。先ず始めに打ち出したのが都職労に対する徹底したリストラ・賃金諸手当の引き下げ攻撃である。小泉が公務員労働者に対して徹底したデマ宣伝を行ったのと同じ手法を先取りして、労基法・労働安全衛生法などの諸法規を真面目に守らせいるに過ぎない都の職員を悪者に仕立て上げ、バブル崩壊以後の資本に対する労働者の怒りを公務員労働者への妬みへとねじ曲げた。だがこの時都職労など五労組のストライキも辞さない闘いの前に一旦は当初案を撤回した。ここにファシストの根本的な弱点がある。労働者階級人民が不屈非妥協で闘いに立ち上がったとき、デマとペテンで虚勢を張っているに過ぎないファシストのあたかも絶対者であるかのような仮面は剥がれ落ちるのだ。ここに勝利の展望がある。東京都の自治体労働者、都教組の労働者を先頭に石原打倒の闘いに断固として進撃しよう。

 この闘いは単に東京都の首長を選択するだけの物ではない。単なる知事選ではないのだ。この間石原は都政において各種のファシスト的手法を用いて日本全体の右傾化の牽引者たる役割を果たしてきた。ここで奴を打ち倒すことが、日本全体で右傾化・反動化を食い止め、労働者階級が反転攻勢に転ずるための決戦場であるのだ。全ての人々は、東京に住む親戚・友人知人に石原打倒を呼びかけよう。石原に勝利できるただ一人の候補である浅野史郎氏に圧倒的な支持を集中しよう。一人一人の行動が日本の将来を左右するのだとの自覚を持って出来る限りの行動を取ろう。全ての人が石原打倒の義勇軍に参加しよう。

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 追記 文中にジョージ・オーウェルの「カタロニア賛歌」を出しているのですが、この本の中ではフランコによる反乱軍と最前線において最も勇敢に戦った人々に対して共産党が「トロツキスト」として食料や武器弾薬の補給をスポイルし、あまつさえ後ろから襲撃して前線を破壊し、フランコに勝利を譲ったことが丁寧に描写されています。ここで言う共産党というのはコミンテルン(国際共産党)で、レーニン死後はスターリンが牛耳っていました。日本共産党はこの国際共産党の日本支部として結成されたのです。その出自に表れるように今回の都知事選挙においても最も果敢に闘う人々の足を引っ張りファシストに勝ちを譲ることでスターリン主義反革命としての面目躍如をするのか、それとも人民の先頭に立ってファシストを倒すのかが問われていると言えるでしょう。

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2007年3月11日 (日)

従軍慰安婦(性奴隷)とチビチリガマ・シムクガマ

 「低気温のエクスタシー by はなゆー」「〔資料〕従軍慰安婦(性奴隷)にされた黄錦周さんの証言」という記事が掲載され、古井戸さんの「試稿錯誤」「松岡環編著 『南京戦』閉ざされた記憶を訪ねて、(社会評論社)から   」という記事が掲載されている。更に大津留公彦さんからトラックバックを頂いている「従軍慰安婦の証拠・白馬事件など」「白馬事件の全貌」という記事がある。先日来コメント欄で従軍慰安婦(性奴隷)問題について意見が闘わされているが、歴史的事実を否定し、抹消し、証拠隠滅を謀ろうと目論む者は現在も存命中の当事者たち、つまり被害者である女性たちと加害者である元日本軍兵士たちの証言に虚心坦懐に向き合うべきである。この間安部が、麻生が、中山が、八浪が、幾ら事実をねじ曲げて歴史を捏造しようとしても有ったことを無かったことにすることは出来ない。天木直人さんが「慰安婦問題を騒ぎ立てても日本は勝利しない」と喝破されれている様に、これらの歴史修正主義者が世界中の非難の的であることは変わりはしないのだ。

 05年に戦後60年行事の一環として、天皇明仁がサイパンのバンザイクリフ・スーサイドクリフに赴き5000人もの民間人が「集団自決」したことに対して慰霊行為を行った。右翼共はこれを「美談」として持ち上げるのに躍起となっているが、では何故に多くの民間人が老いも若きも、女子供も含めて「集団自決」しなければならなかったのかについては一切口をつぐんでいる。沖縄における各地での集団自決もそうである。読谷村のチビチリガマで多くの民間人が「集団自決」しているが、その死者の中に在郷軍人が多数いたことを知っているだろうか。中国戦線で強姦・殺人・略奪の限りを尽くし、朝鮮やアジア諸国から攫ったり捕虜とした女性たちを性欲処理の奴隷として扱った事を事細かに教え、米軍に捕まれば同様のことをされるからと「自決」を勧めたのだ。逆にアメリカ移民から帰国していた人々が避難していたシムクガマでは、帰国者たちが米軍はそんなことはしないからと投降を勧めた。二つの壕は明暗が全く分かれる対応となった。

 当時の日本人にとっては皇軍が強姦強盗殺人犯の集団であり、「慰安所」を設けて多数の性奴隷を酷使し虐待していたことなど常識だったのだ。だからこそ戦後日本政府は米軍とて性欲処理のはけ口を必要とするとして、多くの娼婦を集めて米軍のための「慰安所」を作ったのだ。多少日本軍に比べれば軍規の弛みがマシであったが米軍も所詮は帝国主義の侵略軍であり、本質は皇軍と変わらなかった。朝鮮独立運動のパルチザンたちや中国の抗日闘争における共産党軍などが侵略者を追い出すために闘っていたことから鉄の軍規、武徳を持つ解放勢力であったこととは全く違う。ベトナム戦争において南ベトナム解放戦線が略奪行為など行ったか? 米軍はソンミ村事件を始め数々の虐殺行為を行ったが、侵略と闘った人々の間ではその様な行為は無かった。事実は事実なのだ。歴史を捏造している「自由主義史観」・歴史修整主義などは現代の皇国史観であり、ウソとペテンの上に築かれた砂上の楼閣である。幾ら戦前「神国日本」などと信じ込んでも「神風」など吹かなかった。安部・麻生などと同調する輩こそ、日本を危険に曝しているのだ。国を誤ろうとしているのだということを肝に銘じるがいい。

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「国会へ行こう。」@3.12

 またしてもマイミクさんの日記より転載です。最近これが多いなぁ。このままではうちはだいこ化してしまう。もっと自分の記事を書かねば・・・

・・・<転載大歓迎>・・・・・・・・・・・・

●○ STOP ! 改憲手続き法
   3・12国会へ行こうアクション ○●

★ 日時 ★ 3月12日(月)
      18:30 ~ 19:30
☆ 場所 ☆ 衆議院 第2議員会館 前
(地下鉄永田町駅、または国会議事堂前駅下車)

 ペンライトなどの光り物や、メッセージを書いたリボン、プラカードなどを持って来てもらえるとうれしいな☆

呼びかけ人賛同フォームは、こちらから♪
 → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=176707

☆★ 国会に市民の声をこだまさせよう!
   ヒューマンチェーン&リレートーク ☆★

~安倍内閣の暴走許さない!
 戦争のできる国づくり・ひとづくり~

 9条改憲反対!
 改定教育基本法関連3法反対!
 米軍再編特措法反対!
 少年法改悪反対!
 共謀罪反対!
 イラク派兵特措法延長反対!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 昨年末に強行成立させた教育基本法の改悪や防衛省昇格法によって、「戦争をする国」への歩みを大きくすすめた安倍内閣は、「改憲手続き法」に加えて、「改定教育基本法関連教育3法改定」「米軍再編特措法制定」「少年法改悪」「共謀罪制定」「イラク派兵特措法延長」など、次々と反動立法を準備しています。
 こんなことを絶対に許すことはできません。
 私たちは、いまこそ国会内外で呼応して、「安倍内閣の暴走を許さない」という声を大きくしなければ!!
全国各地の市民による「呼びかけ人」を募り、「STOP!改憲手続き法 ― 国会へ行こうアクション」という、市民の非暴力の大きな行動を作り上げたいと思います。
 この日、全国各地で同時にそれぞれ可能なキャンペンをつくりあげましょう!

 ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~

呼びかけ人を募集します!!
以下の、呼びかけ人賛同フォームからお願いします。
→ https://form1ssl.fc2.com/form/?id=176707

※もし、エラーが出てしまった場合、以下からお願いします。暗号処理なしバージョンです。
→ http://form1.fc2.com/form/?id=176707

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~ とりあえずの言い出しっぺグループ ~
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
学校に自由の風を!ネットワーク/基地はいらない!女たちの全国ネット/教育基本法「改正」反対市民連絡会(継承準備中)/教育基本法全国ネットワーク/憲法改悪阻止各界連絡会議/「憲法」を愛する女性ネット/憲法を生かす会/子どもと教科書全国ネット21/子どもと法・21/市民憲法調査会/女性の憲法年連絡会/盗聴法に反対する市民連絡会/ピースボート/平和憲法21世紀の会/平和を実現するキリスト者ネット/平和をつくり出す宗教者ネット/許すな!憲法改悪・市民連絡会/


<3月12日、国会に市民の声をこだまさせよう!>

俵 義文(TAWARA Yoshihumi)
E-mail: tawara@dog.email.ne.jp
HP: http://www.ne.jp/asahi/tawara/goma/
~~~~~*~~~~~*~~~~~*~~
私が事務局長を努める
子どもと教科書全国ネット21
E-mail: kyokashonet@a.email.ne.jp
HP: http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/

----- Original Message Ends ---------------

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2007年3月10日 (土)

パート春闘 JPUはどうするのか?

 3月9日付毎日新聞朝刊「07春闘 格差を問う」にJPU中央執行委員長菰田義憲(こもだよしのり)が登場していた。記事の中で非常勤職員(郵便局用語では「ゆうメイト」と呼ぶ)の処遇改善について述べていた。「非正規職員の労働条件を引き上げ、いずれは正社員につながる『キャリアスタッフ制度』の充実に力を注いでいる」というのだ。だがしかしこの「キャリアスタッフ」制度がくせ者なのだ。非常勤職員の中で勤務成績良好な者から選抜する制度で、採用枠は20万人近い非常勤に対して僅か二三千である。当然のことながら非常勤相互の競争が生じ、100倍近い競争率を勝ち残った者だけが正社員になれるというわけだ。労働組合として大多数の非常勤を切り捨てる制度を容認するのは如何な物か。「全郵政加入でスキルアップ」という方針よりはマシであるが五十歩百歩である。私が所属する支部連絡協議会には郵産労郵政ユニオンもいないので詳しい方針は分からないのだが、こと非常勤の処遇に関しては郵政ユニオンが一番真面目に活動しているようだ。「今こそ本務化闘争を」と言う記事にしたこともあるが、全逓もかつては非常勤労働者の本務化を要求して闘争を組んだこともある。今本当に求められているのは全ての非常勤労働者を本人が望むのならば正規雇用にすることである。

Photo_8  今日10日付の毎日新聞朝刊のクローズアップ2007では「熱きパート春闘」と題して非正社員の待遇改善についての取り組みが書かれていた。現在、労働者の3人に一人、1600万人が非正規雇用であるという。パート労働者であっても労基法上は勤続一年以上の労働者には年次有給休暇の権利があるのだが、診断書を出さなければ年休が取れなかったり、嫌がらせを受ける実態が書かれていた。本来年休は理由の如何を問わず雇用者が労働者に取得させなければならないにも拘わらずである。多くの人が実際に経験したり見聞きしているように、今日のパートを始めとする非正規雇用の労働者は単なる穴埋め要員に止まらず正社員と同じ働きを求められている。「同一労働同一賃金」の原則にもあるように正社員と同じ働きをさせるなら、経営者は同じ待遇を用意すべきである。毎日新聞2007年2月21日東京夕刊に掲載された「(図3)企業の経常利益と1人当たりの雇用者報酬」によると今の企業収益が向上しているのに比べ、労働者一人あたりの賃金は低下する一方である。これは95年日経連労問研報告や当時の「規制緩和」の大合唱によって「総額人件費の抑制」が方針として打ち出され正社員に対しては賃金切り下げを始めとするリストラが行われパート・アルバイトに置き換えられた結果である。そしてパートなどの賃金は殆どの場合、最低賃金に近い数字である。連合全労連も「時給1000円」を要求課題に掲げているが、これでも生活するのにギリギリの金額である。派遣ユニオンの関根秀一郎書記長によると「派遣労働者の時給は正社員の2分の1から3分の1。それでも、パート・アルバイトよりも高い」「おおむね労働環境は劣悪で、1カ月フルに働いたとしても月12万~13万円にしかならない。ワーキングプアを抜け出せないでいる」毎日新聞2月21日夕刊)そうである。(ちなみに私の場合郵便局で勤続20年で2月の手取りは四ヶ月に一度の諸手当が付いているので25万。手当が付いていない1月の手取りは20万である。正直郵便局は安月給だ。)

 非正規雇用の労働者にとって今の賃金水準は、文字通り飢餓賃金と言わざるを得ない。東京などの大都市ではワンルームマンションですら一月の家賃が10万前後かかる。どうやって生活するというのだ。私の場合田舎住まいであるので、以前住んでいたハイツは3DKで78000円であった。共稼ぎなので三人の子供を授かり何とか住宅を購入したが、非正規雇用の労働者にとっては結婚などとても出来ない。まして子供を産み育てることなど夢のまた夢である。それどころかネットカフェ難民と言われるように住むところさえない人々も沢山いる。JPUは60年代初頭のように本務化闘争を闘うことで非正規雇用の労働者が生活できる社会を要求すべきである。労働者は使い捨ての消耗品ではない。小泉・安部・麻生といった代々政治屋の裕福な家庭に生まれ育ったオボッチャン連中に労働者の生活の何が分かるというのか。奥田や御手洗のような歴代日本経団連会長が更なる搾取・収奪の自由を政府に要求している今こそ、労働組合は闘わなければならない。

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2007年3月 9日 (金)

悪戦苦闘

 今日は待ち望んでいた、JUST Suite2007が配達された。インストーラーの不具合のためにJUST SYSTEMSのような大手ソフトメーカーには珍しい発売延期である。当初の発売予定日には不具合が残ったままの製品が届いていたのだが、何せ私はパソコンに限らずメカに弱いので、各製品を一つ一つインストールするより、修正後のパッケージで組み込む方が確かである。夕方から一太郎2007や三四郎2007、花子2007など一式をまとめて組み込む。再起動すると発売延期のために各種おまけのソフトなどをダウンロードできるようになっていた。そこで色々辞書など追加して見た。

 その中でセキュリティーソフトのKaspersky Internet Security 6.0 の試用版が有ったので試しに落としてみようとした。元々2月にCD版が送られてきていたのだが、面倒だったので放置していたのである。組み込みの途中でノートンインターネットセキュリティーが残ったままになっていたので、Kaspersky Internet Security 6.0 とは相互に干渉し合うらしく削除するよう表示が出た。そこで削除しようとしたのだが、アンインストーラーが消えて無くなっていた。去年ウインドウズをXPに変えたとき以来使用していなかったのである。たぶんその時、、本来ならばインターネットセキュリティーを削除してからXPを入れなければならないところを手抜きしたためにおかしくなっていたのであろう。一年近くほったらかしにしていた付けであろうか。削除したくとも削除できないので、開き直ってシマンテックの最新版ノートン360を買うことにした。パソコンショップや家電量販店で製品版を買いに行くのが面倒だったのでダウンロード版を申し込んだ。

 処がコンビニまで支払いに行かなければならない。クレジットカードを使えば自宅から出る必要はないのだが、以前使って失敗したことがあるのでコンビニに行くことにした。最初支払いの操作を間違えたので10分ほどああでも無いこうでもないと思案してようやく申し込みを済ませレジで現金を支払う。お店まで買いに行っていた方が早かったかななどと思いながら帰宅してパソコンをいじり出す。メールでソフトの鍵が来るのだが中々来ない。問い合わせのよくある質問を見たら、一日程度待つ必要があるようである。そこで他の作業を色々済ませていたら、7時頃にシマンテックからのメールが来た。ここから更なる苦労が待っていた。

 ダウンロードしようにも何故か英語版の説明が表示されたり、古い製品の削除が必要だったり、何だかんだ操作していてようやく設定が終わったのが22自を30分ほど回ってからのことである。一応取扱説明書も読んだつもりであるが、パソコンについての様々な用語はカタカナが多いので中々理解できない。英語が苦手の上に理数系科目を苦手なのでこんな時は本当に困る。中学高校時代にもっと真面目に英語の勉強をしておけば良かったと後悔しきりである。そして今夜は記事の更新を xfy Blog Editorと言うソフトを使って行っている。JUST.SYSTEMSのおまけで、ブログを公開したときのレイアウトで入力できるそうである。以前から、記事を書いたときと掲載したときに表示が違うことで色々失敗していたので、物は試しと使ってみた。具合が良ければこれからも使うことになるだろうが、今日の記事には写真もリンクもないからどんな具合か今ひとつ分からない。使いながら色々覚えるしかなさそうだ。
このページは xfy Blog Editor を利用して作成されました。

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イラク反戦4周年3・18全世界一斉デモ@日比谷野外音楽堂

 またまた法大弾圧救援会からのメールの転載です。

イラク反戦4周年
3・18全世界一斉デモ@日比谷野外音楽堂
 憲法改悪絶対阻止・ブッシュと安倍たおせ! 労働者の団結が戦争をとめる! 青年の行動が世界を変える!
http://noabe318.web.fc2.com/index.html
-----------------
と き◆3月18日(日)午後1時   午後3時デモ出発
ところ◆東京・日比谷野外音楽堂/(東京メトロ霞ヶ関駅・日比谷駅下車徒歩約3分/都営地下鉄 「内幸町駅」下車徒歩約2分)
主 催◆3・18集会実行委員会
*デモコースは銀座を予定しています。パフォーマンスや組合旗、プラカード・横断幕も大歓迎です。ぜひお持ち寄り下さい。

■スローガン
★労働運動の力で革命やろう! 

労働者の国際連帯で戦争も民営化もぶっ飛ばせ! 闘う労働運動を職場からよみがえらせよう! 労働組合に入って闘おう! 職場に地域に労働組合をつくって闘おう! 
★労働者がストライキをやれば戦争なんて止められる! 
イラクから自衛隊を撤退させよう! イランへの戦争拡大絶対反対!  朝鮮半島への侵略戦争を止めよう!  自衛隊員もともに反戦運動にたとう! 憲法改悪絶対阻止! 国民投票法案阻止! 共謀罪新設阻止! 米軍再編ぶっ飛ばせ!  沖縄・辺野古への新基地建設阻止! 
★動労千葉の春闘ストライキを支援し、連帯して闘おう!
全国の教育労働者の「日の丸・君が代」不起立40秒ストで改悪教基法ぶっ飛ばせ! 格差社会をぶっ飛ばせ! 労働法制改悪阻止! ホワイトカラーエグゼンプション=「労働者奴隷化法」なんてぶっつぶせ!
---------------

●労働運動の力で革命やろう! 「何で戦争、止められないの?」「労働条件、悪くなるばっかり。組合もあるのに、どうして?」「そもそも仕事がない。生活していけない」今、みんなが苦しみと不安の中で悩みながら生きています。資本主義の矛盾が爆発して、儲けるためには戦争をしないと成り立たないような状況です。安倍におとなしく従っていたら、労働者は生きていけません。労働者には「出口」がはっきり見えました。「反乱を起こそう。こんな世の中、変えるしかない。革命をやるしかない」と。職場の隣の仲間に声を掛けましょう。
●労働者がストライキをやれば戦争なんて止められる! 
社会を動かしている労働者が「戦争協力しない」「安倍なんかにまかせられるか。自分たちが社会を運営する」ときっぱりした態度を取れば、戦争は出来ません。現場の力はすごいのです。闘いの中心にすわるべきは労働組合です。反戦闘争を放棄した労働組合幹部に代わって、闘う執行部をつくり出しましょう。
●動労千葉の春闘ストライキを支援し、連帯して闘おう! 
すでに現場は立ち上がっています。動労千葉は、首切り合理化に反対し、ストライキで春闘を闘います。教育労働者は「日の丸・君が代」の強制に反対して、卒業式に不起立で抵抗。「組合が潰されるから、やりすぎるな」と、圧力を加える日教組本部を乗り越えて闘います。沖縄では基地労働者が新基地建設に反対。賃金カット・リストラ・過労死・不安定雇用に反対して闘おう。
●チャンス到来! 全世界一斉デモの日本版は3・18だ! 
今、世界中でイラク反戦デモが起きています。アメリカでは、1/27に50万人のイラク反戦デモが大成功。港湾労組元書記長のクラレンス・トーマスさんは、「労働者には、国を停止する力がある。戦争を即時停止する力がある」と発言し、拍手喝采を浴びました。イタリアでは2/17に7万人。2/24にはイギリスのロンドンで10万人のデモ。韓国でも大きな反戦集会が成功しています。どこも中心になっているのは労働組合です。労働者の団結が決定的です。アメリカから3/17-18のイラク反戦国際行動が呼びかけられています。日本でも挑戦してみましょう! 戦争協力に拒否して闘う労働者が続々と登壇する予定です。ブッシュと安倍を倒しましょう!  

☆呼びかけ人募集中☆【現在439人】☆呼びかけ文はこちらのアドレス
http://noabe318.web.fc2.com/page/yobikakebun.htm
名前(団体名)【公表可・不可を記入して下さい】
住所・連絡先【電話.FAX.メール】をご記入の上、呼びかけ協力金一口500円を下記口座にお送り下さい。
■郵便振替口座
00130―4―686937 3・18集会実行委員会
■ホームページhttp://noabe318.web.fc2.com  Eメールno_abe318@yahoo.co.jp
連絡先  国鉄千葉動力車労働組合(千葉県千葉市中央区要町2-8DC 会館内)/ 全国労組交流センター(東京都台東区元浅草2-4-10五宝堂・伊藤ビル5F TEL03-3845-7461 FAX03-3845-7463)

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■3・14法大弾圧救援会ニュース 07.03.09 ■ 友部君への退学処分弾劾!

 法大弾圧救援会からのメールを転載します。

こんにちは、3・14法大弾圧救援会です。
以下、法大生の会メールニュースの転送です。
-------------------------------------
情勢は激動です!ガンガン発信していきます。※長文で失礼します。

●法学部・友部くんへの退学処分決定弾劾!

 みなさん! 2月19日、平林総長・法学部教授会が友部くんへの退学処分を強行した。絶対に許せない! 私たちは、平林総長や、退学処分決定を行った法学部教授会、加担した法大職員を絶対に許さない。退学処分撤回に向けてトコトン闘うことを宣言する。
 平林総長・法学部教授会は、友部くんの退学処分の理由として、「貴君は、2006年11月26日、本学職員に暴行を加え」たなどと言っている。ふざけるのもいい加減にしろ!
 3・14法大弾圧以来、私たちに対して暴行を加え続けてきたのは、警察権力、法大教職員、ガードマンではないか!
 さらに、「退学処分通知」においては、事情聴取の場で、「貴君からは反省の言葉は得られませんでした」などと言っている。冗談ではない! 友部君は2月19日におこなわれた事情聴取の場において、3・14法大弾圧以来の警察権力と法大当局による冤罪逮捕や言論弾圧、ガードマンを使った暴行の数々など法大当局の一連のやり方を徹底的に弾劾した。反省すべきは友部くんではない。平林総長こそ、3・14法大弾圧以来の数々の暴行、言論弾圧について私たちに対して謝罪すべきではないか! 反省すべきは平林総長の方だ!
 平林総長は、不屈に闘う友部くんの存在に恐怖している。だからこそ、平林総長は、停学6ヶ月の不当処分が解けた友部くんにまたしても処分をちらつかせ、屈服させようとした。全く卑劣なやり方だ。しかし、友部くんは決然と平林総長に対する闘いに立ち上がった。このことに平林総長は打ちのめされたのだ。その結果が、事情聴取-即日退学処分決定という事の中に現れているではないか。
 私たちは、ますます怒りを爆発させて闘うのみだ。こんな攻撃に屈していて、人間らしく生きていけるわけがないからだ。平林総長は完全に墓穴を掘った。われわれは勝利している! 平林打倒の全学ストライキまで、徹底的に闘うのみだ。
 みなさん! 友部くんの決起に続き、全法大生、そして全国学生の団結をうちかためて闘おう!
  ★友部くんの戦闘宣言など、随時メールやブログ(http://hosei29.noblog.net/)でアップしていき
ます。とりあえず速報です。

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2007年3月 7日 (水)

超忍者隊イナズマ!と大王四神記

 夕方のことであった。妻が「今日は『大王四神記』出る日と違った」と言い出す。確かにペ・ヨンジュン主演の時代劇ドラマのプロモーションDVDが発売される日である。先月雑誌の広告で見つけたので、妻は私に命じてネットで予約させていたのである。6時を少し回っていたので晩酌をしようと思っていたところにこれだ。仕方なく本屋タウンから入荷の案内が来ているかどうかを確認してから書店に走る。いつも取り寄せを頼んでいる店である。丁度「大王四神記」の他に「超忍者隊イナズマ!」も入荷していた。店の娘さんには店売りの分と二重に注文したかと勘違いさていたようで、最初は驚いたと言われた。

 夕食が済むと妻と息子とで、どちらが先にDVDを見るかでテレビの取り合いである。「あんたはパソコンで見」との一言で私はゲームを終了して息子にパソコンを譲る。自分専用のパソコンが欲しい・・・ 「大王四神記」は金盤と銀盤とがあってほんの少々の違いらしいが両方を買い揃えた。ドラマ政策発表や撮影過程などの他にロケ地である済州島の観光名所やグルメスポットが満載である。夢中になって見ている妻。それを横目に私と息子は「超忍者隊イナズマ!」を見た。

 ストーリーはデカレンジャーでデカピンク役をしていた菊地美香が未来のテレビプロデューサー寺田ジュン役として登場し新番組の企画を提出するところから物語が始まる。局長に江戸時代に言って忍者をプロデュースしてくるよう命じられ、デカレッド役をしていた載寧龍二演じる倉田宮敬直を伴って過去に飛ぶ。コメディーの要素を入れるためにドジな三人組、ビビリの細松にマジレッド役の橋本 淳・大工の寒吉役にマジイエローの松本寛也・ドジッ子だんご屋娘・かぐやにマジブルー役の甲斐麻美が扮していた。悪役には毒家守の若旦那輝之助にマジシャイン役の市川洋介・女郎蜘蛛の若旦那の妹いとにマジピンク役の山内明日・蟷螂鬼の用心棒藤十郎をマジグリーン役の伊藤友樹が当てられていたので、息子は大喜びである。

 何だかんだと二人でワイワイ言いながら45分の作品とメイキングなどの映像特典を楽しんだ気であった。途中から息子はどこかへ行ってしまい、いい年こいたおっさんが一人で見るハメになったのであるが。何だかんだ言いつつ第二作の「超忍者隊イナズマ!!SPARK」も楽しみである。

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2007年3月 6日 (火)

今こそ革命的祖国敗北主義を

 昨日の「漂泊の民・道みちの輩(ともがら)」に付いたコメントへの返事を書いていたら長くなりすぎたので、途中から新しく記事にすることにした。大抵の場合、記事はである調、書き込みへの返事はですます調にしているので所々文体がおかしいのはその為である。

 戦前の日帝が掲げていた「五族共和」「王道楽土」「内鮮一体」「八紘一宇」などは、支配階級にとって、建前でしかなかったことはハッキリした歴史的事実であるす。この事について否定するような「自由主義史観」と称する歴史修整主義・現代の皇国史観・自慰史観などの持ち主の方は、そもそも私のブログに書き込みされること自体が間違いであると思う。

 例えばよく右翼がインドネシア独立闘争に参加した元日本兵のことを例に出して、日中十五年戦争に始まる太平洋アジア侵略戦争を「アジア解放戦争だった」とペテンを弄していますが、それらの元日本兵は脱走兵扱いされていることを全く無視している。これは45年8月15日以後にも中国大陸で共産党軍と戦うために国民党軍の指揮下に入った人々についても同様です。彼ら元日本兵は日本政府からは軍人恩給の対象外として扱われてきた。もし日帝の掲げたスローガンが本物であったのならば、これらの人々は特別手厚く遇されなければならない。

 日帝のマインドコントロール・洗脳によってスローガンを実現しようとした人々も沢山存在していたことは事実であるが、上記のように弊履の如く使い捨てにされた。「満州国」に国策映画を作る満映という会社があったが、ここでも多くの人々が敗戦後日本に帰国せず、中国の映画文化・産業の基礎を作り上げるために中国に残っていたことが近年知られ始めている。彼らは中国名を名乗っていたため長い間存在を知られることがなかったのである。

 過去の過ちを見据えて反省し、二度と再び繰り返すまいと考えることが何故「反日」であるのか。常識で考えて欲しい物であるが、勉強であってもスポーツであっても、間違いや敗北を詳細に検討し、次の機会にはその轍を踏まないようにするではないか。何故に歴史上の過ちについて認めることが出来ないのか。端的に言えば間違いが今なお再生産されているからであり、日帝が再びアジア諸国を侵略しようと考えているからこそ謝罪が出来ないのだ。

 従軍慰安婦問題を「無かったこと」にしたがる安倍や自民党代議士中山成彬(なりあき)、熊本県議で元プロ野球選手の八浪知行などは、先ずもって自らの利権のために多くの人々を踏みにじってきたし、今後もその様にして甘い汁を吸おうとしている輩である。こやつらは海外のマスメディアで徹底的に批判されている。日本人は過ちを反省できない民族であると世界中の笑いものではないか。こいつらこそ「国益」を損なう「売国奴」と言うに相応しいであろう。

 アメリカ議会が従軍慰安婦問題を巡って日本に対する非難決議をあげたことに対して、イラク侵略戦争の口実となった「大量破壊兵器」の有無すら確認しなかったとの意見があるが、今日ではアメリカ政府の高官が次々と証拠が偽造であったことを証言している。また昨年の中間選挙ではイラク侵略戦争に反対もしくは批判的な議員が大量に当選している。アメリカは今日世界最大の帝国主義であり、侵略戦争の放火魔とも言うべき存在ではあるが、日本の政治家たちよりも多少は民主主義が存在しているし、報道の自由もあると思う。小泉の国会答弁を思い出して欲しい。アメリカに追従して自衛隊を派遣したことに対して、当のアメリカが無名の戦であったことを認めているにもかかわらず、開き直っている。自分の政治判断が事実に基づいて誤っていたことを素直に認めることが出来ないのがこの国の為政者ではないか。

 近隣諸国との友好関係を大切にしたいと思っただけで何故、「何処の国を愛しているのでしょうか」などという批判が返ってきたり、「半島に帰れ」だの「日本から出て行け」などと言う暴言が吐かれるのであろうか。私はレーニン全集を読破したことはないので又聞きで申し訳ないが、「自国が侵略戦争をして欲しくない。その為に政府を倒すという愛国心もあるのだ」という主旨の事を言っているそうだ。詳しい方が正確な出典などを教えて下されば幸いである。私は日本という国に再び侵略戦争をさせたくないのだ。日本共産党の言うような「真の愛国者の党」とは全く意味が違う点は断っておく。革命的祖国敗北主義こそが真の意味で日本という国を愛することであると私は断言する。

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 この間の安倍を始めとする自公連立政権側の歴史捏造・歪曲発言については「【PeaceMedia】 市民運動 News」「【動画】 国辱・安倍晋三内閣『従軍慰安婦、戦場地域に迷惑かけないため』」「低気温のエクスタシーbyはなゆー」をご覧頂きたい。安倍らの妄言の報道記事だけでなく諸外国の政府・議会・マスメディアがどの様に安倍を批判しているかについて詳しく取り上げている。

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山の神 触らぬ神に祟り無し

 今日は朝から妻の機嫌が非常~に悪い。先ず第一番の問題点は昨夜私の鼾で眠れず、明け方ウトウトしたと思ったら飼い犬のチョコとクッキーの鳴き声で眠気を飛ばされ、睡眠不足になったためである。二番目の問題点は息子が朝寝坊し、それを起こしに行った私までが「ミイラ取りがミイラになる」状態で朝寝してしまい、息子は保育所を休んでしまったのである。こうなると、息子が騒ぐせいで昼寝をすることも出来ない妻は段々イライラが募ってくる。家族全員に当たり散らすのである。パチンコに行って気分転換しようにも息子を一人置いて出かけるわけにも行かない。夕方になって次女の帰宅が遅かったので怒りが大爆発するに至った。

 次女の帰宅が遅かったのは、毎度の如く宿題を忘れ居残りをさせられたためである。一体いつの宿題を忘れたのかと問いただしたところ、土日の物であったらしい。両日とも友達と遊んでばかりいた。選りに選って日曜日は、私が宿題を始めすることをしないとして次女を叱った日なのである。次女は本当にいい加減である。犬の世話はしない、宿題は忘れる、家の手伝いは言わなければしない。そんなこんなで貯まりにたまった怒りが吹き出したのが日曜のことである。泣きながら反省していたと思いきや、しっかり宿題をサボっていた。

 今日は妻が怒って、宿題が済むまで夕飯はお預けとなった。巻き添えを食らった他の三人は首をすくめて小さくなっていた。いつ怒りの矛先がこちらに向いてくるか分からないからである。そこで妻がPS2の「冬のソナタ」で遊ぶに任せて夕飯の支度を黙々とした。長女はやはり黙って「週刊少年サンデー」を読みふけっている。ヤマザキデイリーストアで購読している関係で、書店では水曜発売の物を火曜に読むことが出来るのである。息子は息子で妻に注意され寝室に散らかったオモチャの片付けをしていた。最近の脅し文句は「片付けせえへんかったら祖母ちゃんが来るで」である。きれい好きの母が来たら絶対我が家は大掃除になるからである。ちなみに今夜の献立は自分で出汁を取って作った山菜の炊き込みご飯と、な花のゴマ和え、煮干し出汁のカボチャのみそ汁、キャベツとトマトと挽肉を塩少々と醤油で味付けして最後にチーズを振りかけた煮物である。

 夕方から「今日の日記はお母ちゃんのことやな」と妻が言うのでリクエストに応えてこの話題にしたのであるが、しっかり検閲が付いていた。後ろからのぞき込む妻に対して「何か事実に反することはありますでしょうか?」とお伺いを立てる私であった。

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2007年3月 5日 (月)

漂泊の民・道みちの輩(ともがら)

 隆慶一郎の小説に「影武者徳川家康」と言う作品がある。原哲夫の作画で「週刊少年ジャンプ」に連載されたりNHKでドラマ化されたこともあるのでご存知の人も多いかも知れない。私もマンガを読んでから原作を読んだ口である。この作品に「道みちの輩」と呼ばれる人々が登場する。主人公の世良田次郎三郎(せらたじろさぶろう)もその様な人々の一人であった。次郎三郎は鉄砲一丁で戦場を渡り歩く傭兵で、たまたま一向宗に雇われていたときに徳川家康の片腕でもあり参謀でもあった本多正信と昵懇になる。正純は一向宗門徒であったために三河で起こった一揆の際に出奔していたのだ。帰参するために家康とうり二つであった次郎三郎を影武者として連れて帰る。忍びや旅芸人・行商人など定住地を持たず日本各地を転々とする人々が多く登場する。中世における日本の物流や文化芸能の伝搬を担った人々だ。

 一月に「日本の歴史をよみなおす」(網野善彦著)を読んだ簡単な感想を書いたのであるが、ここにも様々な職能民が「神人」(じにん)「供御人」(くごにん)「寄人」(よりうど)として登場している。商工業を担った人々である。中世における資本主義的商工業が発展していたことを示しているので非常に興味深かった。やはり多くの人々が定住地を持たず漂泊生活をしていた。律令国家の体制の中では建前としては定住地を持ち、農耕によって租税を納めると言うことになっていたのであるが、実際には農民以上に商工業者が多かったようである。例えば千石船などで知られる北前船や桧垣回船などの水主は一年の殆どを航海生活をしていた。たまに地元に帰ると家庭菜園程度の畑を耕すので「水呑み百姓」と呼ばれていた。つまり専業農家ではなかったわけだ。商人の殆ども旅から旅の生活で、有名なところでは越中富山の薬売りや近江商人などがある。奈良なども今日でも「売薬」と呼ばれる配置薬商人が日本各地を転々としている。大工や石工も各地の築城工事を転々としていた。白土三平の「カムイ伝」にも鍛冶屋が村から村へと渡り歩き、一時滞在して仕事が無くなると次の村へと移っていく様子が書かれている。

 案外知られていないのだが、明治以後の工場労働者も「職工」と呼ばれ、労働条件が折り合わなければ辞表を叩きつけて腕一本で渡り歩いていたのだ。元々日本の労働運動はその様な人々によって始められたのだという。住民票や住民登録という制度が出来たのが戦後だという話を聞いたことがある。もしかすると戦前からあった物が治安弾圧法として活用されるようになった事と混同しているのかも知れないのであるが。戦後革命期、当時はまだ革命党であると自他共に思われていた日本共産党が、各地で組織化工作や時として武装闘争などを行っていた。活動家の多くは日本各地を転戦していたわけである。中には全く非合法活動をしていない活動家も多く存在していた。これらの人々を兎に角逮捕投獄するために活用されたのが公正証書原本不実記載、同行使であったという。つまり住民票の所在地と実際に住んでいるところが違うと言うことで「犯罪」とされたのである。

 先週重大な攻防が行われたあいりん地区の労働者が住民登録を抹消されようとした自体においては、日雇い労働者の多くが仕事のために全国各地の飯場を転々としながらも、一段落が付くとあいりん地区に戻って来るという生活を行っているために大阪市は長年の間解放会館などに住民登録をすることを勧めていたのである。創価学会や自民党支持者が選挙の度に住民登録を変更して詐偽投票しているのとは訳が違うのである。犯罪を行っているのは自公連立政権の側である。沖縄知事選の際には全国から大量の住民登録が、居住実態のない何とか会館に集中した。選挙が終わると沖縄各地の人口は急減している。どなたであったかその辺を記事にしている方も幾人かおられる。

 あいりん地区の労働者の生活実態や先週の大阪市役所に対する申しいれ行動・抗議行動については草加さんの「旗旗」で克明な報告記事が掲載されている。特に本日付の「釜ヶ崎の住民票削除-3週間延期」は必読である。草加さん自身が2月26日から3月2日まで連日行動に参加し、疲労のあまり発熱と頭痛に襲われながらも痛み止めを数日分まとめて飲んでまで闘い抜いた記録だ。草加さんは薬疹のために苦しみながらも本日この記事を掲載された。一人でも多くの方に草加さんの報告記事を読んで欲しい。そして、多くの人々が誤解や偏見を持ちつつ釜ヶ崎の人々を見ている現状を改めて欲しい。

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 追記 当初文中で家康の参謀の名を本多正純として書いていましたが、本多正信の誤りでした。訂正します。

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2007年3月 4日 (日)

3・21脱戦争のためのイベント&パレード

 マイミクさんの日記より転載します。

━ 転 送 大 歓 迎 ━
 
 "WORLD PEACE NOW" ニュース
  Vol.66  2007/3/1
 最新情報 > http://www.worldpeacenow.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

来る3月21日、日比谷公園にて、脱戦争のためのイベント&パレードを行います。

目的は以下。
★イラク戦争の開始から4年。それを終わらせること。
★今起こされようとしている、イラン戦争をそもそも起こさせないこと。
★平和の名の元に、日本が国外で戦争を起こさないようにすること(自衛隊海外派兵恒久法NO、米軍再編関連法NO、憲法守りなさい)
★米軍、基地、戦争。それら抜きで生きられない経済/社会構造から脱していくこと。(米軍再編関連、原子力空母横須賀母港化)
★あらゆる戦争を終わらせること。もう戦争は要らない。
★わたしたちがのびのび生きる自由を守り、取り戻すこと。(共謀罪新設法案NO、改悪された教育基本法を元に戻す)
★殺すな 殺されるな
 生きよう 生かしあおう
 励ましあおう 祝福しあおう(^ ^)V

■1◆WPNアクション:
 武力で平和はつくれない イラク占領まる4年
 WORLD PEACE NOW 3.21 @HIBIYA
 いまこそ声を上げよう! 中東・アジア・世界に平和を

※ピースパレードを行います。アピールグッズ・プラカードなどお持ち寄りください。

■日時:3月21日(春分の日)開場13:00、開会13:30、パレード出発15:00
■パレードコース:銀座コース
■場所:日比谷野外音楽堂(地下鉄霞ヶ関駅・日比谷駅下車徒歩3分、内幸町駅下車徒歩2分)
■発言:奈良本英佑(法政大教授)、郡山総一郎(ジャーナリスト)、藤屋リカ(日本国際ボランティアセンター)、櫛渕万里(ピースボート事務局長)、加藤泉(原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会事務局長)/ピースコンサート:「寿」

戦争も核もいらない/さよなら戦争 LOVE&PEACE/終わらせようイラク戦争 アメリカ市民と共に/撤退させよう航空自衛隊 イラクで人を殺す前に/沖縄にも日本にも世界にも米軍基地はいらない

「新戦略」による増派ではなく撤退を
 実質的に内戦状態に陥っているイラクでは1日で100人もの人々が殺され続けており、米兵の死者も、開戦以来3,000人を超えました。ところが、ブッシュ米大統領は1月10日に21,000人以上の米軍をイラクに増派する「新戦略」を発表し、すでにイラク国内では「掃討」名目で日夜大量殺戮が行われています。私たちは「新戦略」の実施によって今まで以上に多くの市民が被害を受けることを憂慮します。今ブッシュ政権がすべきことは、米軍の増派ではなくイラクからの撤退です。そしてその非を認め謝罪するとともに人的・物的被害に対する補償を行うことです。それがイラクの平和と民主主義への一番の近道ではないでしょうか。

航空自衛隊はイラクから撤退を
 陸上自衛隊はサマワからの撤退を余儀なくされましたが、航空自衛隊はいまだイラクで米軍等占領軍の物資や人員を輸送するため駐留を続けています。安倍政権は、ブッシュ政権へのアリバイづくりのためか、この航空自衛隊のイラク派兵を延長してしまいました。安倍首相は欧州訪問時に、ブッシュ大統領との電話で「イラクの安定化と復興にむけた米 国の努力が効果的に進められ、良い成果を上げることを強く期待する」と語りましたが、これは小泉前首相同様、米国の戦争犯罪の共犯者になっていることを如実に示しています。
 イラクの人びとの悲しみと苦痛をこれまで以上に積み重ねて恥じない安倍首相の発言を、私たちは許すことはできません。私たちは、航空自衛隊をただちにイラクから撤退させること、そして海上自衛隊をインド洋から撤退させることを求めます。

イラン攻撃に反対します
2月20日の英BBC放送は「米国がイランを空爆する非常事態計画を策定しており、空爆に踏み切った場合、標的は核関連施設にとどまらず、大半の軍事施設も攻撃対象になる」と報じました。また、米国の週刊誌ニューヨーカーの3月5日号は「米統合参謀本部の中にイランに対する爆撃計画を策定するグループが設けられ、このグループはブッシュ大統領の承認から24時間以内に実行に移せる計画を作るため、数か月前に創設された」と伝えています。いずれも米国政府の公式発表ではありませんが、イランに対する武力攻撃の可能性を示唆したものです。
 私たちは、「武力で平和はつくれない」との立場からイランに対する米軍による武力攻撃に反対します。

 ブッシュ政権が根拠のない口実でイラク戦争を始めてからまる4年になりますが、私たちは、イラク、パレスチナをはじめ世界中のあらゆる戦争をなくすため、世界中の人々とともにアクションを起こします。ぜひご参加ください。
 これ以上殺すな! そして殺されるな!

◎憲法改悪反対
◎9条を変えるための「改憲手続き法案」にNO!
◎自衛隊海外派兵恒久法NO!
◎米軍再編関連法反対
◎原子力空母横須賀母港化反対
◎共謀罪新設法案を廃案に
◎改悪教育基本法を元に戻そう

メール:worldpeace@give-peace-a-chance.jp


■2 関連アクション
「グアンタナモ、僕達が見た真実」シャンテシネにて公開中!
http://www.guantanamo.jp/ 

2.14Up:共謀罪を廃案に!メルマガ16号
http://blog.mag2.com/m/log/0000207996/ 


■ 編集後記

イラン攻撃が取り沙汰されています。
もうホント、戦争なんて続けるのはもう止めにしましょう。
戦争、武器での安心はまやかし。お金と資源と創造力の無駄。
そもそも嘘の不安を解消するという詐欺にひっかかるのはやめて、
もっと価値あるものを創造しましょう。

最近、娘を授かりました。
子どもの命を奪われることは、想像するのさえつらいことです。
しかしこの格差社会では、上(自殺・虐待)も下(戦争、貧困)も無為な殺し殺されだらけ。不安と飢餓、渇望、競争への追いたてという無限ループ。悪魔の経済。

このグローバルな戦争/貧困/不安状態を1秒でもはやくストップし、
真に平和/持続可能な経済/安心ルルルラララワクワク状態に移行しましょう。

仲良くこの星で暮らしましょうよ。それは可能なのですから。

人間のしていることは、人間こそが変えられます。がんばろう人類。
わたしたちにはそれができます。わたしたちが選びさえすれば。
http://give-peace-a-chance.jp/118/

お問い合わせ:worldpeace@give-peace-a-chance.jp

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2007年3月 3日 (土)

お馬鹿な一日元気だぞ~!!

 今日はひな祭りなのでちらし寿司にしようと言うことで、息子と二人スーパーに買い物に行く。妻は昼前からパチンコに出かけて、次女は次女で友達と遊びに行っていた。いつもならインスタントのちらし寿司の素にするのであるが、昨日行きつけのお総菜屋さんでちらし寿司の具を売っていたので今日はそれにする。女将さんが「勇樹(仮名)君久しぶりやな。元気してたか。おばちゃん勇樹のためにお菓子用意しといてんで」とにこやかに声をかけてくれるのだが、照れくさいのかして私の背中に隠れる。「お姉ちゃんの分も持って行き。確か二人いたな」と言ってあめ玉を三つくれた。その後錦糸卵用に鶏肉屋で卵を買う。息子がお菓子売り場の方を見て物欲しげにしているので「お菓子はアカンで」と注意する。鶏肉屋の奥さんが「ボクお利口やな。一年生? 二年生?」と尋ねてくる。「今年一年ですねん」と答えると「最近の子は大きいなぁ。家の孫とおんなしやのに賢いわぁ」と褒めてくれる。内心まんざらでもない。

 夕食の後、晩酌もしてゴロリと横になっていたら、息子が股間を洗濯ばさみで挟んでくれた。あまり痛くはなかったのだが、妻の一言が酷かった。
 「洗濯ばさみになにしてんねん」である。
 「洗濯ばさみの心配かい。普通もっと心配することあるやろが」
 息子は調子に乗って私の股間を叩く、蹴るの乱暴狼藉である。
 「父ちゃん死んだ」と言って白目を剥く私。
 「死んだ人間がしゃべるか」と息子。そして洗濯ばさみで鼻を挟んでくる。
 「グオー!!」と鼾をかく真似をする。「アーア、お父さん寝てしもた」と娘達。「こんでビデオ屋行かれへんわ。勇樹お父さんと留守番な」と妻が言う。
 「父ちゃん、起きろ! 起きろ!」慌てて私を揺する息子。

 暫くして、ふざけるのを止めて妻の運転する車でビデオ屋に向かう。
 息子が「星がない」と言う。
 「お月さんも星やで」と長女。
 「ちゃう。勇気が言ってんのは歌織(仮名)みたいにちっちゃなマメみたいな星のことや」と次女が気にしている科白を何度も繰り返す。歌織は小柄なことをからかわれるのが大嫌いである。
 「お前なあ、お星さんにしたろか」とすごむ次女。(頼むから、美少女なんだからおしとやかにしてくれ)と心の中で思う。

 ビデオ屋に着くや息子はアニメ・特撮のコーナーに走っていく。私はカウンターの前に並んでいるデータ用CDの安売りに目を奪われる。そう言えば色々撮り溜めたデジカメの写真は、データとしてパソコンに保存しているがバックアップをとっていないしプリントもしていない。CDを焼いたことはないのだが、試してみようと思って10枚入りのCDRとケースを購入する。息子は「轟々戦隊ボウケンジャー 最強のプレシャス」と「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」に「涼宮ハルヒの憂鬱 3」を借りたいという。妻に任せるとヨン様主演の「ホテリアー」を3~10までまとめて借りている。娘達は遊びあきたゲームソフトを買い取りして貰って二人合わせて7千円ほどになっていた。車に乗ると息子は早速DVDを見ようとしていたので、「おうちに帰ってから」と止めさせる。帰宅すると妻がヨン様を見ようとしているのを横目にテレビを占領する。今日は土曜なのでエンタが終わるまでテレビは子ども達に占領されることになる。妻は不平満々である。

 何だかんだと今日も我が家の平穏な一日は過ぎていくのであった。

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2007年3月 2日 (金)

「きょうと通信」№24・№25

京都郵政職場交流集会(準)発行●07年02月28日 NO、24

【京都中央局】  非正規雇用労働者の声を聞け!

 集配部会ゆうメイト委員からはパートタイム、フルタイムを問わず、賃金・処遇の正規社員との均等待遇を求めた怒りの発言。必死の思いで苦情申告を出している保険部会委員からは苦情処理委員会の行く末を懸念。労働者の自主的な組織としての全逓とその全逓組織の弱体化を企図した、当局の手によって育成された全郵政組織の成り立ちを伝えていかねばならない。JPUと組織名称を変えてからも反マル生越年闘争は間違っていたとはただの一度も言及していない、全逓組織として闘ったのに今回「詫び状」を入れるとは、先輩の労苦に泥をかけ、組織不信を増幅させる歴史捏造は許されるものではないと反マル生闘争世代を代表して集配部会、普通部会の委員はそれぞれ淡々と。事態はもう絶望的だからなにもしないのかといえばそうではない、新自由主義の抑圧的支配構造が、こういう形で噴出している、問題は労働組合が、その矛盾を対当局闘争に組織しえていないところにある。(「2・6支部委員会論議」とその感想より)

【吹田千里局】 あんたら、もうエエ加減にしてや!

 日本郵政公社最後の年末繁忙は前年の反省がまったく活かされないまま推移した。レイアウト変更、小包の増加対策、短期ゆうメイトの人数不足、短期ゆうメイトの日別の要員配置、区分機稼働計画、年明けの平常信対策、などなど数え切れないくらいの反省点の多いものとなった。それでもなんとかなったのは現場で働いている組合員たちのガンバリのたまもの。先日も課長との窓口交渉で「年末年始の評価と反省を」と申し入れはしたものの・・・。今年、民間企業になるにあたって、今までと変わる、あるいは変わらなければならないところがたくさんあるはずなのに、みずからの行く先がままならず、おどおどしている管理者連中による「民間では通用しないぞ!」とばかりに得意げに、声高に、しゃかりでている容姿は滑稽でもありますが・・・。新年早々、前分会長が亡くなったのもこんな連中が関わっているのだろうか?と勘ぐってしまう毎日です。

【西陣局】 なにをさておいても、賃超10%削減が指標なり!

 2ネット、新区域調整、10月からの配達記録繁忙(保険証配達)、等々様々な施策の導入のなか、年繁に突入。十分な配達資料の整備も手つかずのまま、加えて、区域調整による不慣れな担当区で、悪戦苦闘の綱渡り業務運行。ところが公社支社は、「年賀状枚数が減っているため、賃金超勤を昨年の10%削減せよ」をただただ繰り返すのみ。いま現場がどのような状態にあるのかもまったく知ろうともしない。第2第3の伊丹局が出てきてもおかしくない状況だ。

4・28不当処分から27年10ヶ月…。
 2月13日、ついに
      最高裁で勝利決定!
 さあ! 職場復帰だ

斉藤昇(川崎市)、庄野光(長野県北安曇郡)、名古屋哲一(東京都)、徳差清(東京都)、黒瀬英之(新居浜市)、神矢努(東京都)、池田実(東京都)以上7名

BCCで送ります。各位。重複失礼。最高裁、上訴不受理 勝利確定!このメール
の届く範囲は限られています。周辺への伝達を強くお願いします!詳報別途。

職場の若い人は4・28そのものを知りませんが、それでも、「今、そういう闘いが必
要だ」と云う声が聞かれます。
うれしい報告ありがとうございます。
半信半疑で、感無量です。
4.28裁判勝利、本当によかったですね!
明日、東京総行動で、公社前で集会あります。
28年間、原告の執念には頭下がります。
酒もうまいです。取りあえずご連絡まで \(^o^)/  
東京からやユニオン等、「最高のニュース」と飛び交っています。本当に良かった!

京都郵政職場交流集会(準)発行●07年03月01日 NO、25

【東京南部】  ジャガーノート通信 第22回(〇七年一月)

 今年(〇七年)の年賀は異例の展開となった。例年は、元旦配達でほとんどの年賀状の配達を済ませ、年明けは、三が日を過ぎれば、一種の残務整理といった状態になるのが通例だった。今年は、年が明けてからの年賀状が半端な量ではなかった。最近は、年賀状を遅く出す人が増え、元旦配達に間に合わない年賀は増える傾向にあったが、今年の元旦以降の年賀状の量は、そのような理由では説明できないほどの量であった。一月最初の連休明けの九日になっても、今頃こんなに年賀状もらっても困るだろうな、と思いながら大量の年賀状を配っていたのである。

 一月十四日の朝日新聞では、「年賀状の遅配 苦情二割増」という記事が掲載された。それによると、今年度の年賀状の取扱総数は十九億一千九百万通で、昨年度より一億九千万通減となっている。これで、年賀状は七年続けて減少したことになる。扱い総数は減少したにもかかわらず、元旦配達分はむしろ落ち込み、一月二日から八日にかけての配達総数は、五千万枚ほどの増加になった。郵政公社は、その原因を、年賀状の「遅出し」と「仕分け機械」の処理能力を超えた年賀状の集中として、発表している。記事によれば、年賀状の処理能力は、一日二億枚で、今年度は、一月二五日から三十一日まで連日二億枚を超えた年賀状が集中し、それが遅配の原因となったとされる。

 一見もっともらしいが、説明になっていない。年賀状の「遅出し」傾向は、今に始まったことではなく、ここ数年の傾向である。機械の処理能力も、今年度に限って特に落ち込んだわけではなく、ここ二~三年変化はない。これでは、なぜ今年度、年賀状の大規模な遅配が発生したのかは明らかにならない。

 最大の原因は、今年度から、年賀対策として大量に雇用していたアルバイトの募集を止め、機械に全面的に依存した年賀処理に転換したことにある。機械の処理能力を超えて殺到する年賀状を、従来は大量のアルバイトによる人海戦術で処理していたのである。それを取りやめた結果、処理能力を超えて年賀状が到着し始めるや、滞貨が雪ダルマ式に拡大していくことになったのである。郵便事業の赤字転落の回避→職員の超勤削減・非常勤アルバイトの削減による人件費の削減→既存機械の全面稼動による年賀処理といった計画自体に無理があったということだろう。

 機械処理に全面的に依存した年賀体制に切り替えることはすでに年度当初からはっきりしていたのだから、処理能力を超えた年賀が殺到した場合どうなるかは当然想定がついていたことだろう。そうであるならば、高い費用をかけて効果の疑わしいイメージコマーシャルをテレビで流すよりも、年賀状は十二月二五日以前に必ず投函するようにマスコミなどを通じて周知をはかるといった手を打つべきだったのであろうし、それが公社としての責任というものだろう。それもやらなかった。多分、そのような情報提供により、かえって年賀状離れが進行することを恐れたからだろう。結果としては、年賀状は元旦に届くものといった利用者との約束が「反故」にされたことになり、公社は人件費の削減という企業内合理化を、年賀状に対する利用者の期待を踏みにじって実現したことになる。結局、このような結果は、年賀状離れをますます加速させるという、自分の首を絞めるような事態を招くことになるのである。

 このような事態は、表向きは「お客様第一主義」「接客マナーの向上」などを掲げるが、本質的には利用者に犠牲を転化することを何とも思わない、郵政公社の体質を端的に表したものである。

 同様の事態は、郵便局が扱うようになった投資信託の販売においても、顕著に表れている。十二月三十一日朝日新聞では、「ノルマ 売り手も悲鳴」「郵便局員『ノイローゼに』」との見出しの記事で、郵便局の投信販売の実体が紹介されていた。それによれば、投信販売に関して「目標設定はしているが、ノルマではない」と郵政公社の公式見解にもかかわらず、その実体は、ノルマとしての押し付けがまかり通っている。「数字が出ない職員は辞めろといわれる」「(売り上げが少ないと上司が)怒鳴り散らす、他課への強制配転、査定での基本給削減――これでも目標なのか」「取れ取れとノイローゼになるくらい上司から言われ無理な営業をしている」等々、紹介されていた現場の声が実態を物語っているといえるだろう。

 投資信託は元本割れの可能性もあるリスク商品である。事情を理解した資金に余裕のある人たちならばともかく、新聞の経済面も見たことのない、郵便局をいまだに「お上」の窓口として信用し、年金や乏しい貯金に頼って暮らしているおじいさん・おばあさんに大量に売りつけるような性質のものではない。一方、投信販売は高額な手数料収入が入る。種類によって異なるが、100万の投信を販売すれば、おおよそ一万から三万五千円の手数料が郵便局に転がり込む。運用は、投信会社が行い、郵便局は単なる窓口なのだから、運用それ自体に関してノウハウや経費が必要なわけでもない。大幅な元本割れとなっても、信託会社の運用の失敗と契約者の自己責任で、郵政公社の責任が問われることも無い。こうした判断で、手数料稼ぎを狙って紹介したような無理やりの投信募集が行われているのである。だが、これが本当に「お客様第一主義」といえるのだろうか。

 民間の金融機関も同様の商品を扱っているが、さすがに儲けすぎで気が引けるのか、高金利預金とのセット販売が常態となっている。つまり、百万円の投信を買った人には、三ヶ月四パーセントほどの投信と同額の高金利預金の権利を与え、いわば儲けの還元を図っている(もちろん、狙いはその逆にあるのだが)のである。郵便局ではそれすらやらずに、ひたすら投信販売に職員を駆り立てているのだ。ここでも、利用者に犠牲を転化することをなんとも思わない後者の体質がまかり通っているのだ。

 超勤削減の大号令は確かに効果があった。私の一月の賃金(十二月の超勤が含まれる)は、前年に一月比べて約十一万円低かった。基本給部分はほとんど変わらないから、これは、超勤が減った分である。時間に換算すれば、ほぼ三十時間強である。私が所属する第二集配課は、新配達方式の非常勤の確保が予定通りにいっているからだろうか、第一集配課では相変わらずの超勤であったようだ。また、他局では小包配達の混乱から始まって、昨年より超勤が多かったところもあるようで、全体ではどうであったのか、いまのところ把握できない。

 私の局では、集配全体で五百六十万の超勤削減を達成したと、課長が得意げに発表していた。昨年までは、元旦の持ち出し率や処理量がまず第一に語られていたが、今年は話にも出ない。東京支社の目標設定の主眼が超勤削減に置かれていたことの反映であろう。職員への過剰な超勤削減・アルバイト雇用の削りこみといった人件費削減が元旦配達量の低下に影響を与えたであろうことは明らかであり、そもそも業務に支障をきたしてまでの人件費削減は本末転倒ではないかだろうかと思うのだが、得意げに報告する現場管理者にそういうことで思い悩んだ様子はかけらも無い。目標達成が、彼等の最大の関心ごとなのである。

 一月中旬、課長が「平田君、ハンコ」といって帳面を差し出してきた。みると、郵便事業会社内定決定書であった。私も黙ってハンコを押し、民営化後の郵便事業会社への私の横滑り就職が決定された。集配課職員は、本人希望がある場合他の会社への移行の道もあるとされていたが、基本的には選択の余地無く郵便事業会社へ所属するとなっていた。集配課では長期病休経験者も含めて、内定漏れは無かったようである。三途の川を無理やり渡らされたような、気がめいるようなハンコ押しだった。さて、三途の川の向こうには、どのような地獄が待っているのだろうか。

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2007年3月 1日 (木)

超忍者隊イナズマ!!SPARK

 何の気無しに携帯のサイトを眺めていたら、東映太秦映画村で制作している「超忍者隊イナズマ!!SPARK」というのを見つけた。息子を寝かしつけながらストーリーや登場する役者さんの名前や今までの活動歴などを見ていたら、息子が喜ぶ喜ぶ。東映特撮番組の戦隊シリーズに登場していた歴代の役者さんが勢揃いなのだ。先ずは山崎真美、この人は「轟々戦隊ボウケンジャー」で敵役の風のシズカをしていた女優さんである「イナズマ!!SPARK」ではヒロイン役飛燕だ。相方というかプロポーズの対象はボウケンレッドに変身する明石暁役だった高橋光臣。劇中では忍者ハヤテ役である。「魔法戦隊マジレンジャー」でマジレッド・小津魁役をしていた橋本淳が忍者来電に変身する細松役、同じく「マジレンジャー」でマジイエロー・小津翼役をしていた松本寛也が忍者閃電に変身する寒奇知役である。

 これだけでも贅沢な配役なのに、更に更に、「特捜戦隊デカレンジャー」からはデカレッド役の載寧龍二、デカピンク役の菊池美香も出演する。細かいストーリーは良く分からないが、プロデューサー役である西田(帰ってきたウルトラマンの岸田隊員)が自分の娘山崎真美をアイドルにしようとして画策したところ、何故かタイムスリップを起こして武士の時代に行ってしまうと言うSF時代劇なのだ。なのだったらなのだ。

 息子はいまからDVDが発売されるのを楽しみにしている。前作が発売されているのでそちらで取り敢えずは誤魔化すとして、きっと息子に甘い私は購入するハメになるのに違いない。

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困ったものだ

 妻の留守中、子供達が三人とも風邪をひいてしまった。次女と息子は月曜に内科に連れて行って受診したが、今日で連続四日休んでいる。長女も火曜から具合が悪い。親として子供の健康管理が出来ていないと反省するしか無い。息子は特に咳が酷く、明日は腎臓病の為に医大病院に受診するのだが、もしかしたらそのまま入院も有るかも知れない。本当に困った。

 色々家庭事情で動きが取れない間に社会情勢が急激に変化している。あいりん地区解放会館に住民票を置いている2700人の住民登録抹消・選挙権や各種社会保証を受ける権利の剥奪攻撃に対して、連日大阪市役所前での抗議が続いていた。「旗旗」「釜パトブログ」に報告記事が掲載されているので、是非ともご覧になって欲しい。削除に対しては裁判所が執行停止命令を出したらしく、一時時間が稼げる。市役所前などで呼び掛けられている署名は一日で500筆集まる日も有ると言う。このまま大阪市の関市長を追い詰めて、削除を断念させよう。

 民医連経営の病院への批判記事に付いては、「土佐高知の雑記帳」「みながわblog」「京さん党宣言」にトラックバックした物はそのまま残っていた。他にも幾つか共産党系のブログにもトラックバックしたが、それらに付いては今日の時点では残っているかどうか確認する余裕がなかった。批判をきちんと受け止めてもらえるなら非常に有り難い。

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 追記 左翼というのはプライドたりえるのだろうかポラリス-ある日本共産党支部のブログでは削除されたかトラックバックに失敗したのか、掲載されていなかった。日本民主青年同盟京都西地区委員会blog」ではそのまま残っていた。それぞれブログ開設者の度量が偲ばれると言うことにしておこう。

 更に追記 左翼というのはプライドたりえるのだろうかleftyさんからコメントがありましたが、どうやらはてなダイアリーのブログはトラックバックの送り方が特殊だそうです。私が失敗したようです。大変失礼しました。

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