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2007年3月28日 (水)

「空疎な小皇帝 『石原慎太郎』という問題」

 斉藤貴男氏が「世界」に掲載し、その後2003年に一冊の本にまとめた本を読んでいる。石原慎太郎という男が如何に下劣で、差別的で、節操が無く、小心者でありながら虚勢を張る人間であるかが良く分かる。現在問題になっている都政の私物化・身内に対して徹底的に利益誘導を行いながら、社会的弱者に対しては予算を削減して生活を破壊しているかについてを一期目の都政の期間、それ以前の国会議員時代の問題行動も復命丁寧に拾い上げている。その政治は徹底して人間の心の奥底に潜んでいる負の感情を鼓舞することで行われている。石原がファシストといわれるゆえんである。事実に基づかず感情を煽り社会的弱者に対する差別排外主義をもって、江戸時代の「上見て暮らすな下見て暮らせ」といって人々の向上心を奪っている。

 一期目の銀行への課税、ディーゼル車規制など、一見「斬新」に見える政策の殆どが人気取りのために思いつきで導入された物であり、結果、銀行に対しては多額の賠償金を支払うことになった。ディーゼル車についても欧州ではガソリン車より環境に対する悪影響が少ないという評価があることを無視して一方的に規制した。多くの庶民が自動車の買い換えを余儀なくされ、自動車メーカーと販売店に暴利をむさぼらせた。石原の政治手法は小泉と同様「仮想敵」を作り上げそれに対する嫌悪感や反感を組織する。副知事に登用した浜渦などが行った暴力事件をもみ消し、事実を報道した新聞記者たちに対しては圧力をかけて都庁担当から外し地方に左遷させた。都の職員の間でも同様である。多くの幹部職員が石原の顔色を窺って仕事をするようになった。都立病院の統廃合による弊害。秋葉原再開発に関しては、元秘書が在籍する鹿島建設を中心とした共同事業体に有利な入札を行い、私腹を肥やしている。

 豪華な海外視察や四男を「余人を持って代え難い」などと称して都の文化事業予算を無駄遣いする。都の予算で選挙ポスターまがいの物を作って配布する。収賄はしたい放題。これらの悪行は何も昨今だけの問題ではないのだ。一期目当時から既に行われていたことが良く分かる。

 自民党の鷹派グループであった青嵐会では幹事長を務めていながら「同志」を簡単に裏切る節操の無さ。ハマコーや中山などといった元青嵐会の「同志」から、石原には「NOと言える日本」などという言葉を吐く資格がないことを徹底的に批判されている。拉致被害者の問題などでも石原は自分にとって都合の良い点だけを取り上げて、何の対応もしてこなかったのにデマを並べ立てて成果だけを奪おうとしている。この点については拉致問題に一貫して取り組んできた中山衆院議員が裁判を起こしていたようだ。結果までは書かれていなかったが。

 障害者差別・高齢者差別・女性差別・民族差別などありとあらゆる場面で差別発言を行い、それを都政の中でぐいぐいと推し進めている。よくもまあこんな男に投票する都民がいる物である。何としても三選だけは阻止しなければならないと強く思う。

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「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070408-00000038-mai-pol

だ、そうです。
皆様お疲れ様でした。

投稿: 石原当選確実 | 2007年4月 8日 (日) 20時37分

訂正

「>対する浅野は600万」~「選挙で候補者個人に公費で助成する制度なんて、あるんでしょうか???」までの文章は、全部取り消します(汗)。

そう言えば、選挙ポスターや選挙カーなどの経費に対する公的な助成制度がありましたね。超ド忘れしていました(苦笑)。

投稿: まこと | 2007年3月30日 (金) 07時35分

>対する浅野は600万の資金しかないのに2500万の予算を組んで、1900万金が足りないから寄付をお願いしている始末。(久々さん)

って、↓のニュースのことですかね?

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/946064.html

素朴な疑問ですが、上記記事の中で浅野氏のコメントとして掲載されている「公費で600万円は出るんですが」というのがよく分かりません。

選挙で候補者個人に公費で助成する制度なんて、あるんでしょうか???

あと、石原氏の「実績」として「都の財政を良くした」というのを挙げる人がいます。しかし、この点については、昨今の「地域間格差」論議でも浮き彫りになっているように、新自由主義的グローバリズム経済が浸透するにつれ、大企業の本社機能が集中する東京など一部の地域に経済活動の恩恵が「集中」する傾向が強まっていることを見落とすべきでは無いと思いますね。

要するに、今の経済状況の中では東京は労せずとも都税収入が増えるという側面があるということですね。一方、宮城県などは所謂「支店経済」だから、新自由主義の下では経済が停滞してしまう側面があります。

・(参考)支店経済都市-wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%AF%E5%BA%97%E7%B5%8C%E6%B8%88%E9%83%BD%E5%B8%82

ちなみに、「格差」問題について付記するならば、東京では「ヒルズ族」にられる超金持ちが増える一方、足立区では就学奨励金を貰っている世帯が4割もあるように、庶民の「貧困化」が非常に深刻化しているという面を見落とすべきでは無いと思います。

投稿: まこと | 2007年3月30日 (金) 07時19分

あ、切れた。


実際に都政において、それなりの実績を残している。
一方の対立候補は何かしたでしょうか?
わかりやすく、実生活に響くような魅力があるのでしょうか?
石原氏の人格をどうこう言う前に、そっちの状態を万全にしない限り、選挙には勝てませんよ。

投稿: 久々 | 2007年3月30日 (金) 00時00分

>近藤氏
「JAP」が元から差別語だったのに対して、「支那」は差別語どころか中国発祥なわけだが。

逆に中国、つまり中華人民共和国の方が周りの国に対する侮蔑を含んでいるんですねぇ。

広辞苑より
【中華】
中国で、漢民族が、周囲の文化的におくれた各民族(東夷トウイ・西戎セイジユウ・南蛮ナンバン・北狄ホクテキと呼ぶ)に対して、自らを世界の中央に位置する文化国家であるという意識をもって呼んだ自称。中夏。

さらに言うと、中国で最大規模のポータルサイト「シナ・ネット」自身ですら、『「差別ではない」とか言ってますし。

ちなみに面白いのが、その批判は殆ど在日中国人と帰国した学者。
つまり、本国にいる連中はそんなこと全然気にしてないってこと。


基本的に、激しい口調で糾弾することは、逆に糾弾している側にドン引きして、嫌われる。
結果として石原都知事が勝利する。
毎度おなじみのパターン。

さらに彼は庶民受けする政策を採っているため人気。
庶民にとっては外交問題云々よりも、実生活に響く物の方が大事ですから。
対する浅野は600万の資金しかないのに2500万の予算を組んで、1900万金が足りないから寄付をお願いしている始末。
一億五千万も退職金を貰っているのに。
自腹を切らないところを見ると、どう見ても腹黒いようにしか思えないでしょう。
こんな奴が都の財政を担当したら恐ろしいことになりそうですが……
寄付が200万程度しか集まってないそうなので、庶民の彼に対する評価もその程度ということでしょう。


基本的に「人柄よりも実績」が求められるんですよ。
左翼側は、石原氏の人格をどうこういいます。
しかし、彼は実際に都政において

投稿: 久々 | 2007年3月29日 (木) 23時58分

表題の本は昔、図書館で一気に読んだことがあります。よく取り上げられるのが、石原氏が自分より「下」であると見なした人間については、徹底的に見下すところですね。
何かのパーティーでボーイが石原氏の行く手をさえぎったことがありその時「どけ、お前、ボーイだろう」と言ったそうです。この「ボーイだろう」と言うことで自分を高みに置く…いやらしさを感じます。

投稿: GO | 2007年3月29日 (木) 23時23分

民主主義の基本は最悪の中から比較的マシな最低を選ぶことだと思っているからな。
目に見える変化を見せてくれるのは強いだろ。対立候補の浅野氏も宮城県の借金が2倍にして何を残したかというと大して残していない。
ポピュリストというなら候補全員が大して変わらない。問題は形にする実力を持つか否かだろう。

俺は庶民だからな。地方自治体選挙だと庶民の目で選ぶのが基本だと思っている。国政選挙とは違う。

東京都の利権はなんだかんだで浮いてくるだろう?

地方の利権はよどんじゃってよどんじゃって、浮いてくることすらない。その違いは認識しないとな。いつまでも地方自治は永遠のズブズブのままさ。改革知事はそれを浮き上がらせただけまだマシなズブズブといえるだろう。

投稿: K | 2007年3月29日 (木) 21時34分

あ!まことさまがすでに言ってましたね。私もまた革共同の内戦論を引きずるものとして石原はファシストではなくポピュリストであると思っております。しょーもないつっこみで恐縮ですが、広義の強権政治を意味するものとしてファシスト、ボナパルティスト、スターリニストどれをとっても似たようなものではありますがその本質と属性は異なるものであると考えます。反革命に正しい規定をおこない、それに相応の処方をしてゆくことは重要かと。

さて、まことさまにおおむね同意です。おもいっきり大衆ウケする政策のうらで都政を私物化してきたのではないでしょうか。しかしながら、日本帝国主義の根底的危機が石原都政を登場させてきた物質的基礎であるならば、その対案は本質的に革命をもって語られるものであると思うのですが、主客の情勢に鑑みて時期尚早。故にインパクトは足りませんが、ポピュリスト石原のデマゴギー性を一つ一つ明らかにしてゆくことが肝要かと。ポピュリストの最大の弱点は嘘つきだということなのだと思う次第であります。おわります。

投稿: 薩摩長州 | 2007年3月29日 (木) 10時22分

>彼はなかなか庶民レベルでは実績が良い。(Kさん)

石原氏は「庶民受け」しそうな政策を取り込むのが上手いんですね。外形標準課税もそうですが、ディーゼル車規制とか花粉症対策とか。

治安対策にしても、石原氏やマスコミなどが煽る類の「凶悪犯罪急増論」には実は犯罪社会学者方面などからは疑義が突き付けられているわけですが、「治安が悪化ような気がする」という認識を多くの庶民が共有しているのは事実で、彼が唱導するような治安強化主義・厳罰主義は一般庶民には「分かり易い」。

そういう意味で、石原氏は典型的なポピュリズム政治家なんですね。石原氏に対抗する候補者は、石原氏の「ポピュリズム」を下支えする庶民感情の琴線にどう「石原都政のオルタナティブ」をアピールするかが重要なキーとなるでしょう。単に石原氏の「反動的」側面を批判するだけではどうにもなりません。

なんだか「評論家」的文章ですが、選挙中ゆえご容赦。

(ちなみに、石原都政が地方の「ろくでもない知事や市長」に比して「利権」政治と縁が遠いか?という点については、私はKさんの認識には少し疑問に感じますね。選挙中ゆえ、今はこれ以上書く気はありませんが。)

投稿: まこと | 2007年3月29日 (木) 06時02分

>彼はなかなか庶民レベルでは実績が良い。(Kさん)

石原氏は「庶民受け」しそうな政策を取り込むのが上手いんですね。外形標準課税もそうですが、ディーゼル車規制とか花粉症対策とか。

治安対策にしても、石原氏やマスコミなどが煽る類の「凶悪犯罪急増論」には実は犯罪社会学者方面などからは疑義が突き付けられているわけですが、「治安が悪化ような気がする」という認識を多くの庶民が共有しているのは事実で、彼が唱導するような治安強化主義・厳罰主義は一般庶民には「分かり易い」。

そういう意味で、石原氏はポピュリズム政治家なんですね。石原氏に対抗する候補者は、石原氏の「ポピュリズム」を下支えする庶民感情にどう自分の考えを訴えかけるかが重要なキーとなるでしょう。

なんだか「評論家」的文章ですが、選挙中ゆえご容赦。

投稿: まこと | 2007年3月29日 (木) 05時57分

浅野氏選挙費公開「1900万円足りん」

(2007年3月25日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070325-OHT1T00065.htm

探したら時間食っちまった。
浅野氏も相当胡散臭い。知事の退職金1億5千万円貰っているのにな。
身銭切らずにどこかのテレビ局のコメンテータに抜擢してもらいたいのかね。官僚出だけあってケチな男だ。

投稿: K | 2007年3月29日 (木) 02時27分

夜分に失礼。

彼はなかなか庶民レベルでは実績が良い。関西の糞知事たちに比べれば良いよ。なにより治安悪化の阻止だな。それがでかい。

外形標準課税だって金融屋たちには問題かもしれないが、庶民からすれば「もっとやれ」という話だ。裁判も課税そのものは問題なしだからな。ゼロ金利で庶民から暴利をむさぼり続ける金融屋に鉄槌くだしたの石原都知事以外にいるかい?

石原氏の老害は多少は見えているが、それでも地方の利権ずぶずぶや汚職まみれの、ろくでもない知事や市長を選ぶ、地方在住の人間達のほうが問題だ。府民なんて目も当てられない選択しかしていない。それに比べれば都民は良い選択をしている。

俺も近畿出身だからわかるが、地方のズブズブさに身を置いている人間は都民を批判する権利は持っていないよ。まずは鏡を見ろというところだな。残念ながら地元のズブズブさすら解決できないんだからな地方は。俺の郷里もそうだったが。

投稿: K | 2007年3月29日 (木) 01時48分

都民ではないですが、中国をはじめ、フランスなど外国の文化を否定して日本の価値を主張する石原流には辟易とします。「シナ」という彼の呼びかたも、じゃあ「ジャップ」でいいいのかといいたくなる。
文才があると自称しているのだから、そろそろご引退いただいて、「人生最終作」に取り組まれたらいかがでしょうか

投稿: 近藤 | 2007年3月29日 (木) 00時35分

都民ではないですが、中国をはじめ、フランスなど外国の文化を否定して日本の価値を主張する石原流には辟易とします。「シナ」という彼の呼びかたも、じゃあ「ジャップ」でいいいのかといいたくなる。
文才があると自称しているのだから、そろそろご引退いただいて、「人生最終作」に取り組まれたらいかがでしょうか

投稿: 近藤 | 2007年3月29日 (木) 00時35分

だーかーらー
キツイ口調のバッシングなんて、やればやるほどその人の援護になるってなんでわからないかなぁ。
2chが他人を罵る連中の巣窟と思っている人が多いが、バッシングにするのと、ネタにするのでは全然違う。
ここは真面目にやるんじゃなくて、相手に失笑を与える方が得策。
例えばこんな感じで。

浅野支持者の方々に質問
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070325-OHT1T00065.htm

コレを見ればわかると思うが、
600万しかないのに2500万の予算を組んでいます。
てか、この人1億5000万の退職金を貰っていましたが、自分の金は一切使わず、国と民間人に集るってことでしょうか?
情報公開するなら、自分の金も情報公開しろよ、って突っ込みたくなるんですけど、まぁそれは置いておいて。
こんな人が東京都を管理すれば、財政がどうなるかなんて一目瞭然なわけですが、その辺どう考えてるんでしょうか。

投稿: 久々 | 2007年3月28日 (水) 23時25分

 こちらに久々のコメントです。

 改めて石原は「ファシスト」と呼ぶにふさわしい人物であると認識しました。ディーゼル車規制も実は僕自身「いいこと」だと思っていた時期がありましたが、結局は資本の利害を代表していたのですね(たとえ結果論であったとしても)。

 これで3選するほうがおかしいです。自分も浅野氏を応援します。

投稿: 護憲的コケシくん | 2007年3月28日 (水) 22時54分

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