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2007年3月19日 (月)

「逃亡日記」

Photo_9  変態の父ちゃんに手ぇ出すな。絶対に変な事するから。スモーク&ウォーター。(ディープハープルのスモーク&ウォーターの節で) てな感じで息子が歌っておった。今日も今日とて息子が色々アホなことをしてくれているのだが、今月に入ってから休みを利用して家の片付けを色々している。二階の寝室に積み上げられた段ボール箱一杯の本を、タンスを片付けた上に積み上げたり、押し入れの中に数年間法散れていた息子のオモチャや娘達の古い教科書やぬいぐるみを市の清掃センターに搬入している。屋根裏部屋にしまってあったオマルやチャイルドシートなども粗大ゴミとして処分した。だが大量に搬入したにも拘わらず、我が家は未だに片付かない。如何にこの家に引っ越してきてから片付けしていなかったかが如実に分かる。昨日など疲れた余りブログを更新するのさえ辛かった。ひたすら横になっていたのである。

 そんな状態で昨日は「書評日記 パベッティア通信」で紹介されていた「吾妻ひでお 『逃亡日記』 日本文芸社 (新刊)と「うつうつひでお日記」を読んだ。前者は日本漫画家協会賞・文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞・手塚治虫文化賞マンガ大賞の三大マンガ賞を受賞した上で日本SF大会青雲賞ノンフィクション部門大賞まで受賞した傑作である「失踪日記」の便乗本である。後者もまあそうであるが、前者が基本的にインタビュー記事で構成されているのに対して後者は本当にマンガで綴った日記で、「失踪日記」が出版されるまでの不遇の時期を描いていて非常に面白かった。漫画家がインタビューで本を出してどうするのかとも思うのであるが、昔、高校時代に剣道部との掛け持ちで美術部に所属していて油絵を描いたりイラストを描いていたので、絵と文章とで表現するマンガというのは大変なのだろうと思う。

 吾妻ひでおが失踪したのは仕事の行き詰まりなどから鬱病の症状が悪化してのことであるが、実際私も、何もかも捨てて逃亡したいなどと思うことがある。鬱病というのは本当に何もかもやる気が失せてしまうのでタチが悪い。仕事など特にそうである。疎外された賃労働はタダでさえ人間のやる気を削ぐのであるが、郵政の現場においては若年退職、定年まで二三年を残しての早期退職が相次いでいる。私も住宅ローンさえなければ絶対辞めていると思う。つい先日も同い年の課長代理が退職した。管理職の一歩手前で様々な職場の矛盾を一身に受ける立場であったために、管理職に対して相当腹を立てていたようである。「あんたらいい加減にしや。人なめとったらあかんで」と捨て台詞を残して辞表を出したそうだ。郵政職場におけるやる気・士気という物はこの数年間で確実に落ちている。人手不足と熟練労働者の退職のために誤配・遅配は日常茶飯事である。その為非常勤からすら見切りを付けられて逃げ出されている。この雇用無き景気回復の中ですらである。近い内に郵政事業の崩壊が確実に来るであろう。だがこれも小泉による「構造改革」と言う「万能膏薬」の結果である。藪医者に任せたために、日本の国民経済という患者が死にゆくと言えるであろう。本当に今の社会を変革できるのは社会主義革命・共産主義革命による資本主義の最高段階である帝国主義打倒でしかないと思うのである。

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コメント

 吾妻氏の場合は、失踪したときは発作的に自殺場所を探して、失敗して帰れなくなったようです。詳しいことは「失踪日記」「逃亡日記」などを読まれるのが一番ですが、あり得るとは思います。私自身何もかも捨ててどこかに消えてしまいたいと思うことがあるからです。鬱の症状も人それぞれ微妙に違いますから、一概には言えないようです。

投稿: アッテンボロー | 2007年3月25日 (日) 15時40分

「鬱病」の最中に「失踪」する気力が有るもんなんですか?

私の元同僚が鬱病になった時には医者から「治りかけの時が一番危なくて、自殺すんのは大体そんな時だ」と、言われて毎日そいつのトコ行って様子見てった事があります。

アッテンボローさんも鬱病で苦しんでやっしゃったようですね………「頑張れ」というと駄目だそうなんで……そうだな……「怠けたい」というのは動物の本能らしいですから、「つり馬鹿日誌」的な生活を追及するのもいいかもしれませんな。

投稿: wamg★ezweb | 2007年3月20日 (火) 21時49分

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