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2007年4月

2007年4月29日 (日)

4・28反処分闘争勝利! 報告集会

4・28反処分闘争勝利! 報告集会

不当処分から28年目にして、「処分撤回・原職奪還」を勝ち取る!

4_1  本日29、東京品川プリンホテル十五階「京都」の間に於いて約200人の参加で四・二八闘争の勝利報告集会が開催された。北は仙台、南は福岡から、28年間の闘いを陰に日なたになりつつ支えて来た仲間が結集した。

 司会は四・二八連絡会事務局の松本さんが担った。司会挨拶では78年に積年のマル生攻撃に対する怒りが爆発したこと、翌79年4・28以来28年10分ヶ月、91年5月の99臨時中央委員会による闘争放棄、当局に媚びを売り被免職者切り捨て以来16年8ヶ月の長きにわたる闘いの結果の勝利であり、心ある人々・争議団連絡会・弁護士に支えられ、数々の弾圧に屈する事なく大崎局・向島局・郵政本社を相手に四半世紀以上闘い、2・13最高裁勝利判決を引きだした。現場闘争と裁判闘争を一体的に闘い、郵政公社を追い詰めた勝利である。全国の職場にで苦闘する人々に勇気と希望を与えた。当該の神矢・徳差両名の職場復帰は民営化攻撃やJPUと全郵政組織統合を吹き飛ばす勝利だと結んだ。

4_2  連帯挨拶の最初は争議団連絡会議から明大生協労組が立った。共同闘争・共同討議・共同行動による数々の争議の勝利、解決を勝ち取った。四・二八の勝利八争議団の喜びであり大きな力になった。三月十五日にはジャパマーハイツ闘争も勝利し、東映の謝罪と職場復帰を勝ち取った。仲間の闘いを見守り、新たな勝利の道筋にしたいと述べた。

 続いてジャパマーハイツ労組が挨拶を行い、四・二八と同じ時期に勝利報告出来たこと、84年から不動産会社に貸付けをしていた東映が、ジャパマーハイツの経営不振を知るや各種物件の名義を東映に変えた上で経営に介入し、労働者半減等を行って来たことに対し労組を作り東映の争議責任を追求指摘た。現場闘争一本で闘い、昨年秋から東映が解決の意思を示し出した。元の職場と同じ不動産職場を用意させた。勝ち取った職場は良い物だな。今後も活動していく。受けた恩は返す。全争議団の勝利まで闘う、と力強い決意を表明した。

9_1  三多摩合同労組の中大生協労組は3月25日の卒業式情宣で14名が不当逮捕され、4月15日に釈放をされた。中大生協闘争はパート労働者には有給を認めない、雇用保険に入れない等の差別待遇改善を求めた。一時金不支給や配転等の不当労働行為を行い、配転命令に従わない事で雇い止め解雇をして来た。生協の団交拒否が争議長期化の原因だ。話し合いを要求して中大にも要請して来た。大学は話し合い拒否し、退去勧告をして来た。60名の警官を動員し襲い掛かって来たが、脱落者はいない。中大始め全争議団勝利まで闘う。

 全都野宿労働者実行委員会・野自連よりの挨拶、共謀罪に反対する破防法・組対法反対共同行動からは10年間の闘いで四・二八連絡会と行動を共にして来た。治安弾圧反対の闘い等、けして屈しない労働運動の力が励ましとなった、と発言があった。

 労働契約法制定攻撃と闘う労働者連絡会からは、労働法制によって我々の権利が守られているように偽装しているが、実は法によって制限されている。労働法制改悪に因って権利が狭められる。反対に労働者の闘いに因って勝ち取った側面もアル。最高裁の決定は職場闘争の勝利だ、と発言した。連帯の挨拶の最後には、全国争議団を代表して九州の労働者が発言した。オートAの組合加入に対する不当労働行為の数々に対して地労委・中労委での勝利命令を勝ち取ったが、会社は履行しない。屈しないで闘い抜く事を決意した。

10_1  基調報告は当該の神矢さんが行った。詳細は後ほど掲載する勝利報告集会基調を参照されたい。

 その後再び連帯の挨拶が有り、強制配転に反対する近畿郵政労働者の会から事務局の力石が発言した。全逓運動の中でこの勝利をどう位置付けるか考えたい。夏の全国大会で全郵政との組織統合を控えている。四・二八の勝利を手にした。勇気と力を手にした。全逓は死んでいない。10・1民営化によって75年のスト権奪還闘争以来スト権を手にすることになるかと。民営化に対してストで闘おう。78年の反マル生闘争を上回る闘う体制を作り上げよう、と力強く述べた。更に南部労働者交流会からフジセ労組が発言した。91年の本部による切り捨て以前から神矢さんや徳差さんが来ていた。共にあらゆる闘いを闘って来た。高裁判決の後危惧の声もあったが、現場の闘いを負けさせないで来た。地域で民間の争議と官公労との間の壁を四・二八は破って共に闘った。数多くの争議に四・二八の力が還流する。大崎・向島の闘いとも交流指摘た。闘えば必ず勝てると言うとプレッシャーになるが、闘えば可能性八大きく広がる。大きな物を手に入れることが出来る。

 集会の最後に当該の二人が挨拶。徳差さんは初出勤の際に公安が何人か来ていた。新しい門出には相応しくないと述べ、神矢さんはやっぱり配達は良いなあと言った。
その後会場を13階の「彦根」に移し、祝賀パーティーが約3時間に渡って行われ、当該が一人一人の参加者と歓談し、今までの苦労を労いあった。

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2007年4月28日 (土)

死ぬな!辞めるな!闘おう!通信 07年04月23日

発行■人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会

闘争において汝の権利=法を見出せ

  人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者は4月14日、第8回総会を開いた。会場は、日の出人権文化センター。反対する会代表挨拶、活動報告、財政報告の後、西宮東局から「JPU第121回中央委員会議案批判-職場実態からの乖離ますます甚だし」とタイトルされた皮切り発言(A4サイズの4枚に渡るレジュメに基づいて)があった。報告者は関西で数少ない郵政資本動静のリサーチャーのひとりである。かれはJPU中央委員会議案をひとつの材料に取り上げ、現下の郵政再編問題について、筆者がこれまで聞いたり読んだりしたもののなかで、もっとも包括的に分析し、説明し、聞き応えのあるものであった。郵政資本の再編とそれに伴う戦術展開は、一面で破壊力の激甚さを示す。しかし他面でその激甚さに比例して被害を受けた労働者人民の抑えることのできない反郵政資本の憤怒の感情を派出させ、それはやがて復讐心を呼び起こし記憶し続ける。無論郵政再編を張り子の虎のごとく過小評価することは禁物であるが、今日ほど兵庫伊丹局の郵便物大量滞留にみられる崩壊感情が露わになっているときはない。

 報告者はたとえば、として以下の点を挙げた。①全国の集配郵便局4696局の内、1048局の郵便局における集配業務を廃止する「集配拠点の再編」である。多くの地域住民の不安や自治体の反対決議にもかかわらず、昨年9月から実施され、現在約60%が遂行されている。郵政公社だけでなく、JPU本部もまた、これによるサービス低下や労働条件の悪化は基本的に無く、事業の合理的再編であるいう観点から賛成したのであるが、果たしてその実態はいかなるものとなっているのだろうか。②ATM(現金自動預払機)と言えば、現在全国の郵便局以外の公共施設等に設置されているATMの内、738台を撤去すると郵政公社は発表し、2007年1月現在で、467台を既に撤去している。撤去の基準は、前年の利用回数が3万5千件に満たないものとし、年間の維持費が一台三百五十万円かかり採算性の観点から撤去を決めたとしている。しかし、3万5千件と言えば一日あたり百件弱の利用が想定され、相当の公共性があることになる。実際、京都の舞鶴工業専門学校では、署名運動を行い交渉したが、郵政当局は撤去を強行した。③本年2月13日、郵政公社はライブドアの証券取引法違反事件で同社の株が下がり、運用損が出たとして、同社に約十億四千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。昨年1月のライブドアへの強制捜査の時点で郵政公社は郵貯・簡保の資金運用の一環として同社株を、信託銀を通じて201万4632株保有していたと言う。郵政公社はライブドアの虚偽の報告によって損害を受けたと主張しているが、寧ろそのような危険なマネーゲームに手を出し大損をもたらした郵政公社の責任こそ問われなくてはならないだろう。郵貯二百兆、簡保百兆、併せて三百兆と言われる巨大な郵政マネーの行方については従来からその不良債権化を懸念する声があったが、このライブドアの件で新たな懸念が生じたと言える。ライブドア株を所有していたと言うことは、他のハイリスク・ハイリターンの金融商品へかなりの郵政マネーが流れ込んでいるのではないかと言う疑惑である。郵政労働者の預かり知らぬところで危険なマネーゲームによって企業の業績が左右されようとしているのである。郵政支配者はこの矛盾もしくは錯誤に気づいているとは言い難い。

 分析の終わったところから実践的命題を提示しなければならない。報告者は以下のように結んだ。2月15~16日開催のJPU中央委員会は圧倒的多数の賛成で議案を採択して終わったのであるが、それは現実の職場での問題が解決されたことをなんら意味してはいない。たとえば、3月末には、ほぼ一万人の経験豊かな労働者が職場を去った。大量の退職者と要員不足について、3月16日局内事務のゆうメイトの時給を最大で300円アップすることを発表したが、これにより問題が解決する保障はどこにもない。大量の郵便物が要員不足の結果滞留し、遅配状態になることが充分予測される。しかし、これは、この間の郵政公社による本務者から非正規労働者への切り替えの結果であり、自業自得と言うべきものである。したがって、これによる労働者への犠牲転化に反対せざるを得ないのである。労働者と郵政当局の利害の対立はますます先鋭なものとして現れてくるであろう。

 上記紹介した「討論のタタキ台」として発議された報告をめぐって、9名の討論参加があった。

 総会後に第一回事務局会議を開催し、総会論議を深めることと併せて、「ひとつの節目の時期に来たこの変化(10月以降のストライキ権の行使と地方労働委員会の活用等)を歴史的な視点から考える」この線で、下記の討論集会を設定した。

5・20 郵政労働者討論集会
日時・13時30分~16時
会場・尼崎労働福祉会館

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2007年4月25日 (水)

やっぱり親子だなあ

 2年ほど前に「非常識な隣人が引っ越してきた」と言う記事を書いたことがあるのだが、この隣人、実はヤクザとその情婦の家族であった。去年の初め頃であろうかヤクザが刑務所に入ったためにローンの支払いが出来なくなって夏に出ていったのだが、引越の際にゴミなどは放置したままであった。時々我が家に風で飛ばされてくることがある。その都度掃除しなければならない。やはりヤクザ、それもチンピラはタチが悪い。面白いことにもう一軒、反対側の隣人が大阪府警の交通総務課に勤める警察官で、何故かこの二軒の子供は仲良しであった。親の性質が似ているからなのであろうか。何にしても我が家は「公営暴力団」と「民間警察」との間に挟まれていたわけである。どちらも支配階級のために暴力を行使して、その事で銭儲けをするという反人民的な輩である。

 公営暴力団の方は私が引っ越した後でそうだと知ったのであるが、向こうも私が当時は中核派であることを知っていたのかも知れない。何にしても微妙な関係が続いている。家の外で顔を合わせたときなど私の方からは挨拶するのであるが、向こうが先にしてくることはない。表に出ている気配がしているときに、こちらが外に出ると家に引っ込んでいくことも多い。下らないことかも知れないのであるが、我が家の給湯器のボイラーの排気口が隣に隣接しているわけだが、排出ガスを遮るためにわざわざ柱を立てて板を打ち付けていた。更に我が家が犬を飼いだしたときにはプランターなどでガレージの入り口を閉鎖している。よっぽど自分の家に影響があるのが嫌なのだろう。おまけに自分が二本足の犬でありながら四本足の犬は大嫌いらしく、鳴き声のことで早朝から怒鳴り込んでくるはご近所の全てが迷惑しているなどと言うウソを平気でつく。妻がその日の家にご近所全てに聞いて回ったので嘘であると確認が取れている。この辺、警察の常套手段である証拠の偽造の癖が出たのかなぁなどと思う。

 この警官は剣道六段であるのだが、息子たちにも習わせていて、長男は以前記事で触れたこともあるが住民票を実際には住んでいない妻の実家において近隣では一番剣道が強い中学に通っていた。その甲斐あって全国大会にも出場し、高校は剣道で推薦入学した。次男もこの春から越境している。公正証書原本不実記載、同行使の犯罪である。警察がしても罪に問われないのに左翼活動家であると微罪逮捕で数ヶ月勾留される。それから大阪市による住民票削除の件でもそうであるが、何故居住実態のない場所におかれている住民票が削除されないのであろうか? 大変不思議である。よく世間では武道を学んでいると人格も鍛えられると言うが、それは嘘である。武道系に限らず体育会系の部活では上級生が下級生を奴隷扱いするのはごくごく普通のことで、力に奢って無法者になる場合の方が多い。実は二年前息子が四歳の時にこの家の息子たちにジュースを奢ったことがある。中学二年生と小学五年生が四歳の保育園児に奢って貰って平然としているし、親にも報告しなかったようで何も言ってこなかった。場合によってはカツアゲとも取れるようなことをしても平気なのである。何で二年も前のことを思い出したかというと、数日前息子が同級生二人ににジュースを奢って、その家の一人の親がお金を返しに来たからだ。「小学生の内から奢ったりなんかしなくて良いからね」とその母親は注意してくれた。隣の子たちとはわが子たちも一緒に遊ぶことが多いのでお菓子なども出すのだが、親に報告しないのか、親が無頓着なのか、唯の一度も礼を言われたことがない。「役人の子はにぎにぎをよく覚え」という江戸時代の川柳があるのを思い出した。

 この息子二人、親が見ていないところでは結構イタズラをするのだが、その事で親が近所に謝ったという話も聞かない。例えば今は空き家となっているヤクザが住んでいた家の窓ガラスを何度も割っているのだが平気であるし、近所の駐車場に止めてある車に石をぶつけていて車の持ち主に叱られたこともあるが、持ち主さん曰く「親はなんも言うてけえへん」そうである。我が家のオモチャも家の外に置いてあると勝手に使ってはそこら辺に放置しているし、飲み食いした後のゴミを路上に平気で捨てる。公徳心に欠けること甚だしい。そう思っていたら、先日父親である警察官も車を掃除していて出たゴミを家の前の溝に捨てていた。やはり「子は親の鏡」である。

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2007年4月24日 (火)

戦争と革命の基本問題 その2 序章 戦争と内乱の時代

 「戦争と革命の基本問題」は、1972年6月発行の「共産主義者」23号に発表された革共同の基本文献の中でも最も重要な物の一つである。当時の私は小学三年生であったので当然のことながら初出の論文に触れたことはない。この年は2月に連合赤軍による浅間山荘事件・3月に山陽新幹線開通・4月27日には初の交通ゼネスト・5月15日に沖縄が日本に返還され沖縄県が発足した。7月に田中角栄内閣が発足し、9月には日中国交正常化がなされた。海外では、2月に米中会談・3月に南ベトナム解放戦線が大攻勢に転じ米軍と南ベトナムの傀儡政権の敗勢が明白になり、米軍による北ベトナムに対する「北爆」が始まる。5月に米ソ首脳会談が行われABM制限条約と第1次戦略兵器削減条約(SALT1)が締結され、11月にはSALT2が締結にいたる。同じく5月にはイスラエルのテルアビブ空港でアラブ赤軍(後に日本赤軍)が武装闘争に決起。9月のミュンヘンオリンピックではアラブ人民によるイスラエル選手団襲撃の義挙が行われた。

 前年の71年11月には沖縄返還条約批准反対のために全学連と反戦派労働者とによる第二の11月闘争が勝ち取られていた。この闘いは、米帝による直接支配で沖縄に基地を押し付け、軍隊による反基地運動弾圧が火に油を注ぐ結果になることから、施政権を日本に返還し形式上の本土復帰によって日帝が札びらで沖縄県民の顔をひっぱたくことで言うことを聞かせようという体制への転換であり、それに対する怒りが爆発した物として勝ち取られた。この闘いの高揚に恐怖した黒田以下のカクマルは12・4反革命によって全学連の最も勇敢な戦士であった辻・正田両同志を虐殺し、完全なるファシスト反革命へと転落した。闘う者に対してのみ闘争破壊のための暴力を行使する様になったのである。

 かくして時代は戦後世界体制の破局が始まり米帝の力を持ってしても没落の道を押しとどめることが不可能であることが明白になりつつあった。帝国主義とスターリン主義との歴史的破産は唯一革命的方法に依ってしか突破することが出来ない時代が始まった。反帝国主義・反スターリン主義世界革命戦略の旗を高く掲げ内乱と武装の論理をもって現代世界の根底的変革が求められる時代が始まったのである。ただただこの革命的実践だけが帝とスタの危機と混迷を打開出来る唯一の道であった。今日91年の中東湾岸戦争・01年のアフガニスタン侵略戦争・03年のイラク侵略戦争に見られるように、米帝は再び古典的帝国主義の侵略戦争を繰り返し行うことで自らの勢力圏確保のためになりふり構わぬ侵略と侵略戦争の泥沼の道を歩んでいる。この流れは帝国主義相互の間でのブロック化を促進し、第三次世界大戦に至る道である。今こそ情勢は再び内乱と武装の論理でもって帝国主義打倒の闘いを推し進めるときが来ているのだ。

(一)日帝のアジア侵略と内乱の戦略。

 国家権力のありとあらゆる機構を始めとして、ブルジョア権力と資本のイデオロギーを強制する機構が、ありとあらゆる権力的・資本的な力がプロレタリア人民の革命化に敵対し、暴虐な攻撃を加えてくる。同時に帝国主義の体制内的支柱である社会民主主義は社会排外主義に転落し、帝国主義との対決を放棄したスターリン主義者は益々日帝の左足としての姿を顕わにしている。今日の民主党は帝国主義社民の一つのあり方であるし、共産党はスターリン主義として闘う戦線に分裂を持ち込んでいる。彼らは益々帝国主義に屈服し革命闘争に敵対し、攻撃を仕掛けてくる。同時に革命的左翼(新左翼)の中でも革命と反革命との分岐が進んでいるのである。現代のナチス・ファシストカクマルは言うまでもなく戦旗共産同の後継組織であるブントなどでも9条改憲を主張するようになっている。前進する者に対しては暴虐な内乱型の弾圧が行われ、後退する者に対してはあくなき屈服工作の全面化が行われている。この事を通してプロレタリア人民内部における革命的要素と保守的要素・革命的勢力と反革命的勢力との内乱的分岐が進んでいるのである。この情勢を内乱に向かって計画的・系統的に指導する重大で困難な任務が革命党には求められている。

 66年の第3回大会において「戦後世界体制の崩壊的危機の深化」を確認し、これに基づいて党の革命戦略の重大な前進と党建設・指導の強化を決定的に推進し、両者を一体的に進めたことが、体制的危機を革命に転化しうる質を持つ闘争を爆発させる準備となった。革共同の前衛的指導の革命的正当性・現実適合性・雄大な目的と現実の準備との戦略的組織的結合の方向こそが、67年10・8羽田闘争を準備したのであり、「沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」「闘うアジア人民と連帯し、日帝のアジア侵略を内乱に転化せよ」として70年安保沖縄闘争を皮切りとする70年代革命に向かう階級闘争の大衆的・政治的武装的高揚と、党建設・強大な政治勢力建設、革命的武装勢力の建設を三要素として、革命勢力の建設に結合する正義の大道を切り開いたのである。

 これに対して反革命カクマルは「危機など何処にもなく、有るのは帝とスタの安定した共存関係」だと言いなして敵対した。革命闘争でもなく反権力闘争でもなく反政府闘争でもない「階級闘争」ならざる反革命的で反階級的な「階級闘争」を推し進めることで反革命党作りと革命勢力破壊のための襲撃を繰り返す反革命路線を取るようになったのである。反革命とK=K連合(権力・カクマル連合)の道の際限のない泥沼的後退の道を歩み、昨年来副議長であった松崎明が組合財産の横領に見られるような組合と運動の私物化、地獄へ逃亡した黒田の場合はあかね書房やこぶし書房の売り上げを党に上納することなく私財として自らの親衛隊を組織するという体制を取っていた。だがこのような連中によってプロレタリア人民の武装闘争を破壊し革命党の下に結集した革命勢力を破壊することが出来なかったことは今日明白である。革命勢力の武装自衛を強化し、政治的結集力を強化し、組織的党派制を強化し階級闘争の大衆的・政治的武装的高揚、革命勢力の建設との結合を強化し、内乱と武装の論理を持った階級闘争を前進させ、革命的に促進するのみであった。(この辺は本多書記長存命当時ではと言う限定が必要だと思われる)革共同を中核とする革命的勢力の戦略的大前進運動対、カクマルを実態とする反革命的投降集団の体制内勢力への大後退運動(国鉄分割民営化およびその後のJR総連カクマルの姿を見れば明らか)とを通じて、革命か戦争かの内乱的選択を提起していたのである。

 日帝の反人民的沖縄政策の破綻がより一層暴虐な沖縄政策展開を呼び今日の米軍基地再編強化に繋がっている。沖縄県民の渾身の決起に連帯することが本当に重要である。釣魚台略奪を巡っては積極的で明確なアジア侵略の傾向を示していた。このことに対して議会内政党は社共も含めて城内平和が築かれ、カクマルはいち早くそれに唱和していた。日帝の侵略的政治がその継続としての侵略戦争に転化しようとしていた。そして今日では92年のカンボジアPKO以来自衛隊が海外に派兵されるようになり、イラクに今なお派兵されている航空自衛隊は武装した米軍兵士の移動や武器弾薬の運搬という兵站部門を担うことで現実に侵略戦争に手を染めている。政治と戦争の継続性についての認識を持たないと言うことは非マルクス主義的な考え方である。小ブル平和主義者が戦争を自然災害のように言いなしたり帝国主義者がまやかしの説明で平和に暮らしていた二つの国がある日突然戦争になったというようなペテンを認めるわけにはいかない。「戦争とは異なる手段を執った政治の継続である」

 「侵略と戦争のための帝国主義の国内平和攻撃と、帝国主義の民主主義破壊の攻撃とのつながりとを理解せず、後者との闘争を帝国主義打倒の革命的内乱を準備する見地から暴露し、指導しようとしない者は、まったくマルクス主義と無縁であり、帝国主義の国内平和の政治に投降するものである。帝国主義の侵略の政治に反対して、革命的内乱の戦略と準備を考慮しないもの、帝国主義の侵略と戦争に反対して、革命的内乱の戦略と準備を考慮しないものはマルクス主義とはまったく無縁であり、労働者人民をあざむき、敵の手に売り渡すものである」

 日帝のアジア侵略の政治・アジア侵略の戦争に断固として反対し日帝の根底的否定=プロ独国家樹立の革命闘争で対峙し、アジア人民と連帯して侵略を内乱に転化していくこと。この一点が重要である。

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2007年4月23日 (月)

統一地方選挙後半戦 動労千葉・都革新・婦人民主クラブ全国協から当選者

 昨日投票が行われた統一地方選挙後半戦の市区町村長選・市区町村議選の結果が翌日開票であった杉並の結果が出ることで出そろった。「前進」が紙上で全国に支援を呼びかけていた東京杉並区議選に出馬した都政を革新する会事務局長北島邦彦氏は定数46に69人が出馬するという激戦の中38位2568票を獲得して初当選を果たした。また相模原市議で四選を目指して闘った婦人民主クラブ全国協議会代表西村あやこ氏は3508票を獲得し、相模原選挙区の定数46の中で35位で当選を果たした。

 また動労千葉の顧問である水野正美元副委員長も勝浦市議選において定数18に対して24名が出馬する中8位で上位当選を果たした。獲得票数は693。(「日刊動労千葉」より)

 中核派においては昨年3月14日に現場の労働者党員が、腐敗して横領を働いた関西地方委員会委員長で政治局員の与田と強引な指導で不満を抱かれていた大阪府委員会委員長遠山とを追放し、それが全国・全党的に波及する「党の革命」と呼ばれる一連の出来事があった。私のような立場にいるものには内部の事情がどうなっているのかとんと分からないのであるが、内部では色々とごたごたがあるらしい。部落解放同盟全国連合会の組織内候補であり、八尾北医療センター院長で医師の末光道正氏が定数32に対して2914票を獲得し22位で当選を果たした。高槻市議選では富田町病院院長で医師の小西ひろやす氏が3,393票を獲得し14位当選。TSD(富田町病院・下田部病院・デイケア木村クリニックの略)医療労組委員長の森田みつじ氏は今回は出馬を見送り小西院長の選対責任者となったため一議席減である。こうして各地の状況を見てみると中核派系の候補者は出馬した全員が当選している。

 なお、「党の革命」の過程で都革新と袂を分かち革新無所属となったけしば誠一・新城せつこ両氏も杉並区議選に出馬したが、けしば氏は3388・787票(小数点以下は案分があるため)で13位で当選したものの、新城氏は残念ながら2215票で僅か54票差の次点に終わった。(杉並区役所選挙特集) 

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 追記。30年以上も前に党から離れた方に付いてまで書くのは宜しくないとのご指摘がありましたので、その部分を削除しました。

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2007年4月22日 (日)

白色テロルを認めるか否か?

 「白色テロルを許さない!! 伊藤一長長崎市長の死を悼む」に対して幾つかの書き込みが私の立場に対して批判を書いている。だが、それらの意見は伊藤市長に対する暗殺行為については何の抗議の声も上げていない。白色テロルを徹底弾劾することなく問題を個人的金銭トラブルに矮小化したり、白色テロルに対する人民の対抗手段である赤色テロルを批判すると言うことは、白色テロルを容認し推奨することに繋がる。批判者たちはハッキリと自らの立場を表明すべきである。伊藤市長暗殺を認めるのか否か。議会制民主主義の根幹である選挙過程において市長候補者を銃撃し、殺害することに対してどの様な態度を取るのか。この事を抜きに私を批判するのは反戦・反核・平和を訴える人間に対しての暗殺・白色テロルを容認することに繋がる。

 伊藤市長暗殺が明確な白色テロルであることは、先ず第一に選挙期間中に候補者が大衆との接触機会が最も多いときであることを狙った犯行であることからも明らかである。議会制民主主義においては候補者が自由に政治的意見を表明できる機会こそが重要である。だがその時を狙い澄まして暗殺行為が行われるとき、候補者は自らの命を賭けることなく発言できるであろうか? 特定の人間にとって都合が悪い意見を自由に表明することが出来るであろうか? いつ襲われるかも知れない自分の身を案じて選挙民との間で伸び伸びとした意見交換・交流が出来るであろうか? 一番の問題はここにある。

 では伊藤市長殺害犯である城尾哲弥が所属する暴力団・山口組系水心会とはいかなる組織であるのか。伊藤市長殺害という兇行の跡に即座に解散届を警察に提出し、会長が引退したが、そもそもいかなる組織であったのか。「反戦な家づくり」さんが「やはり! 安倍晋三と長崎事件の接点」と題して記事にされているが、安部晋三の飯塚洋政策秘書を介してヒューザーの小嶋社長が国交省幹部に引き合わせているのであるが、この飯塚秘書が競艇の「舟券売り場誘致でが口利きをし、その見返りに高級乗用車2台をプレゼントされた疑惑 」で「右翼団体に糾弾されていただけでなく、その渦中に足を複雑骨折」していたことについて、「アクセスジャーナル」の山岡氏の取材では「『水心会』ほか3団体」であるという。更に「気まぐれな日々」さんによると「(市長暗殺実行犯の)城尾容疑者と30年来のつき合いという松尾千秋弁護士は、、『日本会議』の長崎副会長で、『新しい歴史教科書をつくる会』の長崎県支部長 」であるという。安部と殺害犯との関係を窺うことが出来るではないか。

 次に伊藤市長が銃撃を受けた僅か13分後に官邸を通じて「首相談話」として「真相が究明されることを望む」と発表されている。「長崎市長狙撃後わずか13分後に発表された総理談話を不審がる識者」この手際の良さに、私は予め伊藤市長襲撃を知っていた、もしくは予測し得る状態にあったのではないかと感じざるを得ない。「ブログペガサス『長崎市長暗殺事件の報道に関する奇妙な点』」そうすると「真相が究明されることを望む」と言う談話はどの様な意味を持つのか。安部は01年、当時内閣官房長官であったか副長官であったかの立場にいたときに、NHKの報道内容にに対して介入をしている。この際に「公正に」であったか「中立に」であったかと言って、天皇批判をする内容を編集・削除させている。安部にとっては天皇を批判すること自体が問題であるのだ。また帝国主義者が「平和のために」と称して侵略戦争を行うことから考えても、安部の第一声は「真相を闇に葬れ」と言うこととしか思えない。「〔史料〕長崎市長は自民党中川昭一氏の「核保有」発言に反発していた 」事からしても安倍政権にとって都合の悪い人物であったことは確かである。「長崎市長暗殺犯が郵送した抗議文の作成に複数の人間が関与? 」「組員に『一長をやれ』と繰り返し指示?長崎市長射殺事件」などからしても単なる個人的金銭トラブルによる犯行では断じてない。政治目的を持った白色テロルその物であり全面的に弾劾すべき事件である。

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2007年4月21日 (土)

模様替え

昨日から今日にかけてブログを色々と模様替えしている。テンプレートの書式変更は誰の目にも明らかなのだが、様々な機能を追加してみた。きっかけは昨日ココログから新機能の案内メールが来て、そこにブログ内の記事を検索出来るようにブログパーツが出来たと有ったからである。以前から古い記事を簡単に読んでもらえるよう、検索機能が有れば便利だと思っていたから、早速追加することにした。そのためには従来使っていたテンプレートでは利用出来ないとの事であったので、二年近く使いそのままにしていた書式を変更した。
カレンダーも機能を追加し、月々の移動や日付で調べられる様にした。更にアクセスカウンターを初めとしてよく読まれている記事やリンク元のサイトを表示することにした。これらはアクセス解析の応用らしい。ココログベーシックの場合、06年6月以前のアクセス記録は集計されないので、約一年分のカウントは反映されていない。それでも約一年間のアクセスが20万を越えているのは満更でもないかと思う。それから携帯からも読んでもらえるように設定した。画面右下の方にQRコードを貼付けて有るので利用してほしい。ついでに携帯からコメントやトラックバックを閲覧・管理出来る設定もした。これで出先であっても簡単にスパムを消す事が出来る。まだまだ使い切れていない機能が沢山有るが、少しずつ活用出来るようにしていきたいと思う。

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2007年4月20日 (金)

息子がモテモテ

 今日は次女と息子が通う小学校の授業参観とPTAの総会であった。妻は具合が悪いので私が出席した。小学校入学以来、息子の話を色々聞いていると、なんか女の子に鉛筆で目を突かれたり、雲梯で遊んでいるといきなりお腹を殴られたりしているらしい。ところがその女の子、今週くらいからどうも様子が変わってきたようで、一緒に遊ぶことも出てきたらしい。放課後友達の家に行って留守だったので、その女の子の家にも寄ってみたところ、玄関から出てくるなり抱きつかれた上にキスされたという。その後も女の子は度々勇樹(仮名)にキスをするそうだ。おまけに今日は別の女の子からもキスされたと教えてくれた。何でも五人もの女の子にキスされたのだという。なんかメッチャ羨ましい。何で入学したてなのにこんなにモテモテなん?

 しかし何というか、女の子も気になる男の子に色々意地悪をするとは思っていなかった。私なんかが子供の時はどちらかというと男の子の方が好きな女の子の気をひくためにイタズラをしていたように思うのであるが・・・ 時代が変わったのか、単に私が鈍かったので知らなかっただけなのだろうか? 

 勇樹は小学校入学以来毎日傷だらけになって元気に遊んでいる。校庭の桜の木に登って擦り向いただの、机の角で切り傷を作っただとか。日に日に絆創膏の跡が増えている。一緒に風呂に入ったときに数えたら、何と6ヶ所も有った。学校から帰るとランドセルを放り出して直ぐに遊びに行き、帰宅するのは毎日6時過ぎである。小学生になったら毎日お手伝いをすると言う約束など何処へやら。次女の詩織に変わって風呂掃除の担当にしたはずだが、依然として詩織が掃除することが多い。小遣い減らすぞ。

 で、授業参観なのだが、勇樹は大人しかった。他の子が後ろを向いて親に話しかけたりしていても、チラリとこちらを見る程度。問題にも積極的に手を挙げていた。また、仲の良い友達が机の上に足を載せたり遊んでいるのに注意していた。きっと男の友達からは鬱陶しいと思われるようになるだろうな。大体クソ真面目な良い子ちゃんというのは嫌われるから。私もそうで、しょっちゅうボコボコにされていた。自分の身を守れる程度に格闘技を覚えさせておいた方が良いだろう。

 PTAの総会では前の2列が役員用となっていたので、2列間を空けて五列目に座ったのだが、周りがみんな教師だった。一般の親は遙か後ろである。活動報告や会計報告が終わり質疑に入ったので、ついつい組合大会の感覚で議案書の中で気になった点について質問したのだが、役員さんたちがえらくうろたえてしまった。もしかしてPTAの総会というのは質問など想定していないものなのだろうか。帰宅してこの事を妻に話すと「そんなことして目立ったら絶対来年あたり役員候補に目を付けられる。普通は誰も質問なんかしない。私はいつも参加しないで帰ってる」と言われてしまった。そう言えば長女の歌織(仮名)の初めての授業参観に出席したときも役員にされて、二年になるときにはPTAの副会長になってくれと頼まれたことを思い出した。副会長を一年すると次は自動的に会長という仕組みだった。今年は大丈夫だが、息子はまだ一年生である。きっと色々押し付けられるのだろうと思う。組合の方は役員に復帰したくとも当局の手先に転落した奴等によって阻まれているというのに、やっかいごとだけは飛び込んでくるのだろうか。何となく気が重くなった。

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2007年4月19日 (木)

戦争と革命の基本問題 その1

 一昨日は日米両国で銃を使用した凶悪事件が起きた。アメリカではバージニア州の大学構内での32名もの大量殺戮、日本では長崎市長伊藤一長氏に対する白色テロルであり議会制民主主義の根幹をなす選挙活動中の銃撃であった。そして大阪本社版のみの掲載かも知れないが、和歌山においても銃撃によって主婦が死亡し、犯人が自殺する事件があった。どの事件も現時点では詳しい調査結果が出ていないが、銃器を使用した殺人という点では同じかも知れない。おそらく世論は暴力反対という一点が主張されるであろうし、現にそうなりつつある。共産主義者は暴力一般を否定するものではない。支配階級による暴力の独占を批判し、搾取・収奪・差別・抑圧のための暴力を否定するのであるが、被支配階級・被抑圧人民の自己解放のための暴力は肯定する。日本共産党のように暴力一般を否定するのは共産主義とは相容れない思想であるし、偽善である。

 そこで本多延嘉著作選第2巻から「戦争と革命の基本問題」を学習することで共産主義と暴力との関係について自分の考えを整理したい。この論文を学習するのは21年ぶりである。如何に私が基本文献の学習を怠っていたかが如実になるが、それはそれで置いておいて、実は年明け早々に読み始めており、序章 戦争と内乱の時代・第一章 戦争の基本問題・第二章 暴力の構造-戦争と社会まで進んでいたのであるが、ここ暫く更新が滞りがちになっていた理由によって学習も停滞していた。残るは第三章 暴力革命・内乱・蜂起・革命戦争を残すのみである。問題なのはこのブログを読んで下さっている人々に少しでも理解して貰えるようにノートを取って噛み砕いて体得することが出来るかどうかである。今回は予告編と言うことでお茶を濁すが、次回以降能力の及ぶ限り現在の社会情勢とも噛み合う形で記事を書いていきたい。

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2007年4月18日 (水)

白色テロルを許さない!! 伊藤一長長崎市長の死を悼む

 本日未明、昨日暴力団員によって銃撃を受けた長崎市長伊藤一長(いとういっちょう))長崎市長が手当の効無く亡くなられた。心より哀悼の意を表したい。伊東市長は元々自民党の市議・県議を経て、前市長であり昭和天皇裕仁に戦争責任があると発言したことで右翼の銃撃を受けた本島等氏を多選批判などを口実に右翼的動機で出馬して破って当選した人物ではあるが、当選後は戦後長きにわたって営々と積み重ねられてきた長崎市の反戦反核・平和を求める市民や市当局の運動の影響を受けて平和都市長崎の主張をするようになった人物である。95年四月の一期目当選直後には「平和行政は国がやるべき仕事。地方自治体が口を出すべき事ではない」と発言をしていたが、同年11月には「核兵器使用が国際法に違反していることは明らか」と発言するように変わっていった。(発言の引用はどちらも朝日新聞本日夕刊9面「市民が育てた『平和市長』」より)

 先ず何よりも伊藤市長が被爆者行政などを積極的に行う「平和市長」であったことに対する右翼反動による白色テロルであることを弾劾する。報道によると犯人の暴力団員は市との間でのトラブルを動機として供述しているが、犯行以前に報道機関に対して犯行予告とも取れる手紙を送っている。その中で市長を許せないとして「市民のため県民のため」などと公憤を装っている。ここに明確な反動的意志を見出さずには居られない。犯人の城尾哲弥はこれまでにも市に対して自動車の修理代などとして数百万を要求したり、自身が関わる土木業者が入札から外されたことなどを口実に50回にもわたって市長に対して脅迫電話をかけたり面会を強要していたという。だが暴力団の企業舎弟であることが判明した場合に、それだけで入札業者から外す規定を設け、既に2社を入札停止にしている大阪府知事に対しては同様の事が行われているであろうか? 寡聞にして私は知らない。何よりも暴力団の政治組織である右翼団体の思想が反戦反核平和を求める運動に対して激しい憎悪を抱いていることから今回の兇行に及んだと捉えるのが自然であろう。現にその様な報道もなされている。伊藤市長が銃撃を受けた直後に秘書官を通じた談話で「真相が究明されることを望む」との安部晋三の発言からも、犯人の背景に右翼反動勢力の意志を感じざるを得ない。

 安部は「戦後レジュームからの脱却」と称して戦前回帰を強く主張する極右反動政治家である。伊藤市長に対する銃撃に対する第一声の中に怒りのひとかけらも見いだせないのはある意味当然である。伊藤市長の死を受けた今朝になってから、記者会見で「断じて許せぬ」などと取り繕っているが、全く誠意を感じられない。暗殺犯城尾が「公憤」を装いながらも実際には長崎市当局が強請りたかりを排除しようとしていたことにあるように、右翼の行動は私利私欲に発しているのだ。そしてその私利私欲のために白色テロルを行使するのである。安部晋三自身が安晋会を終了通じてライブドアや耐震偽装問題のヒューザーや総研グループと深い癒着をしているように、政財官の癒着と税金を懐に入れるためにこそ憲法改悪を目論む国民投票法案を衆院で通過させ教育基本法を改悪し、自衛隊増強を通じてアジア侵略によって「国益」=資本家階級の利益を追求しようとしているのである。今回の銃撃事件はその縮図に過ぎない。

 時代は既に1930年代のように白色テロルで反戦平和の願いを圧殺して侵略戦争に突き進もうとする時代に螺旋的に回帰しているのだ。この時代には自ら武装自衛して組織と運動とを守ることの出来る勢力のみが本当に反戦平和を主張することが出来るのだ。共産党のように「暴力反対」と称して労働者階級の武装を解除しようとする主張ではいずれ白色テロルによって血の海に沈められ、戦前と同じ敗北を繰り返すことになる。断固として武装自衛を固め、白色テロルに対しては正義の赤色テロルを対置しなければならない。労働者階級人民の総武装を推し進め、「武装する正義」「力ある正義」を貫かなくてはならない。

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2007年4月16日 (月)

死ぬな!辞めるな!闘おう!通信

07年04月15日 発行■人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会

 人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会の第8回総会が、昨夕(4月14日)新大阪・日の出人権文化センターにて開催された。総会報告は後日に譲るとして、半年後の10月以降のストライキ権の行使をめぐって、遅まきながら論議が始まった。電電公社及び国鉄の民営化問題から始まって、支配体制のインタレストを明らかにするという大きなテーマに突き当たった際、西日本NTT関連労働組合と交流会を開催した経緯がある。現実が困難な状況であるにもかかわらず、闘いがすごい逆流のなかで行われている。以下、西日本NTT関連労働組合の機関紙を転載(第46号、47号)し、討議資料に付したい。

                      あす、ストライキ突入
NTTは単身赴任社員を地元に戻せ!

 2002年5月、NTT東西は小泉「構造改革」に呼応して「NTT構造改革」と称する大リストラを、企業内組合の同意を得て断行した。その内容は、①OS会社(孫請け会社)を設立し、社員11万人はそのまま在籍出向、②ただ、50歳以上の社員はNTTを退職させ、OS会社で再雇用するとした。再雇用となった50歳以上の社員は、賃金、諸手当、一時金等が大幅に減額となり(大半の地域は30%、兵庫は25%、大阪は20%)最低でも11万円以上の賃下げとなっている。会社の「大規模市場への配転」という「脅し」が功を奏し、実に50歳以上の社員のうち98%の人が泣く泣く退職届に判を押すことになった。子供がまだ小さい、住宅ローンの返済が残る等の理由でNTT本社に残らざるを得なかった者は、容赦なく強制配転が強行され、関西圏に集められることになった。赴任を余儀なくされている。

          単身赴任5年、いつまで続く?見せしめの遠距離配転

  赴任先の仕事は会社が理由に挙げる大規模市場(関西圏)でなければできない仕事でもない。どこでもやれる販売が主である。50歳を過ぎてからの単身赴任。精神的にもきついが身体的に無理が利く年齢ではない。成人病等、持病が悪化する者、単身赴任後体を悪くする者等、多くの不安を抱えての一人の生活が続く。また、残された妻や子など家族にも大きな負担を背負わせている。私たちは人間らしく働き続けることを要求する。会社は直ちに「いじめ」の単身赴任を解消せよ。単身赴任を余儀なくされている社員は、介護を抱えている人等一部を除き、いまだに地元に帰れていない。もうすぐ5年になる。慣れない大都市生活で身体を悪くした社員もいる。私たち西日本NTT関連労働組合は大幅賃上げとともに、単身赴任者を地元に戻せ、という要求を掲げ、ストライキで闘う。

            NTTは社宅・寮からの社員追い出しをやめろ!
                  50歳退職再雇用制度で持ち家政策は空中分解

 昨年、NTTは企業内組合の賛同を得て、「社員の持ち家の推進」を謳い文句に独身寮は35歳まで、世帯用社宅は45歳までを限度とする入居期間を制定した「社宅定年制」なるものを策定した。そして、今年10月の実施猶予期間を経て、独身寮については今年3月末までの退去を求めてきている。退去しない者(できない者)に対しては4月以降損害賠償として3倍の社宅使用料を徴収すると警告している。社宅、独身寮は社員が勤務先で仕事する上で必要な福利厚生施設ではないだろうか?会社は「持ち家を促進する」との建前とは裏腹に空き家となった社宅・独身寮はサラ地にして、土地をマンション業者に貸し出している。NTTの理屈では社宅・独身寮は遊休資産で、利益を生まない物、サラ地にして貸せば利益を生む、という利益一辺倒の考えが支配している。NTTは受託購入に必要なほどの賃金を支払っているのか。百歩譲ったとしても5年前の「50歳定年制度(雇用選択)」の導入以降は「持ち家」どころではない生活を余儀なくさせられている。もはや「持ち家推進策」は破綻していると言える。ここに至り、再度、制度の見直しが必要となっている。私たちは実態の伴わない「社宅定年制」の廃止をNTTに要求し、ストライキでもって闘っていく。
以下は同組合機関紙第47号抜粋。
3月20日、対西本社と春闘要求について団体交渉、事実上のゼロ回答であり、スト突入を通告、同時に西本社に対して申し入れ行動を行うことを通行した。3・23スト当日は半日ストに突入した福岡、大阪の組合員もNTT尼崎ビルに集結、朝8時から門前ビラ配布、9時からスト突入決起集会を行った。

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2007年4月14日 (土)

生損保の不払い問題と簡易保険

 今朝の朝刊各紙は生保の不払い問題が一面トップに並んでいた。自宅に配達されている毎日新聞をざっと見た後でコンビニで朝日新聞を買う際、他の新聞も一瞥したが大体同じ内容であった。問題は05年に明治安田生命で本来であれば被保険者に対して支払われるべき保険金が、故意および制度の不備によって支払われなかった問題が生損保各社に飛び火したことで大きくなっていた。この問題は元々私たちのような簡易保険に従事する労働者にとっては当然すぎるくらい当たり前のことであった。と言うのは殆どの家庭が簡保以外に民間生損保に加入しているために、本来請求権があるにも拘わらず気づいていないお客さんが沢山いることを知っていたからである。中には簡保のセールスマンから契約している民間生損保の保険金請求を進められた人も沢山存在する。私自身その様な経験が何度もある。

 よく言われることがあるのだが、「簡易保険は万が一の時の死亡保険金が小さいから大丈夫?」と尋ねられることがある。そんな時は「保険金を払ってくれるかどうか分からない会社で幾ら高額の保険をかけても無意味ですよ。その点簡保なら何処の保険会社よりも支払いが簡単で直ぐに役に立ちますよ」と答えていた。実際問題日生のあるオバハンは堂々と「簡保は保証が小さいから役に立たない」と私を目の前にしていったのであるが、毎日新聞朝刊の記事によると日生の不払い件数は確定した物だけで112699件で二位の明治安田生命の34326件を大幅に上回っている。ちなみに生保の中でも支払いが悪いと数十年来評判の悪かった住友生命は17451件でアフラックの19169件に続く第四位である。日生の場合2000万もの高額保険金が支払われていなかった事例もある。

 この問題で言うと、簡保でも不払いが全くないかと言えば自信はないが、実際に保険金支払いの請求を受け付けるのが勧誘業務を行う職員と同じであるため、次の募集に繋がるよう懇切丁寧に請求手続きを説明している。中にはお客さんが気づかなかった保険金支払い事由に気づいた職員が「これも請求して下さい」と教えることが度々ある。この辺は簡保が国営であるために赤字さえ出さなければ良いから、顧客に還元するという態度を取ってきた事とも関連している。民間生保の場合保険金の請求を受け付けた後の支払い業務の担当者は支払額が少ないことを評価される体質があるので、この点は簡保と正反対である。

 さてここで問題なのが民営化以降の簡保がどうなるかと言うことである。多分おそらく民間生損保なみに支払いが悪くなるであろうと言うのが私の見解だ。それは何よりも今の簡保の経営体質が定期保険金付き終身保険に力を入れるようになっていることから容易に推察できる。以前に「営利主義に走る郵便局」と題した記事を書いたことがあるのだが、定期保険金付き終身保険および定期保険金付き養老保険というのは民間生保の主力商品で、基本的に保険金の支払い事由が発生しないことを見込んだ商品である。簡単に言うと60歳までは数千万円の保険金が出るが、それ以上長生きすると死亡時には100万~500万程度の保険金が支払われるだけで、生涯保険料の総額は1000万から2000万になる。生命保険というのはある種の博打で、生き延びる方に賭けるか死ぬ方に賭けるかだ。保険会社はその胴元である。基本的に損をしない仕組みになっている。今まで私たち簡保のセールスマンは、保険金の支払い手続きを無事に終えてお金を届けたときにお客さんに感謝されることが恒であったが、今後は支払い拒否で恨まれることが増えるのだろうと予想している。それもこれも民営化によって営利主義が強調されるようになったからである。

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2007年4月12日 (木)

自民退潮の波が始まった

 どうもここ暫く精神的余裕がないために、書き込みへの返事はおろか記事の更新も滞りがちである。公表しては居ないがそれなりに悩み事・心配事があるのはかっぱさんが指摘されたとおりである。お陰で東京都知事選挙を始めとする統一地方選挙前半戦の分析も直ぐには出来ず、ようやく今日になって書く気が出てきた。

 先ず東京都を始めとする各地の知事選挙においては現職が全て再選するという結果となった。これは都知事選挙で石原が自民党隠しに成功したのと同様民主党系知事においても同様に政党色を消すことにおいて勝利に繋げた点で共通している。では政党色がハッキリ出ていた都道府県議会選挙および政令指定都市議員選挙ではどうであっただろうか。自民党公認候補が大幅に減少している。そして民主党候補が着実に議席に繋げているのである。この事はどう捉えるべきであるのだろうか。「嗚呼、負け犬の遠吠え日記」さんの記事で「気落ちしている間などない。早急に現状と敗因を分析して次につなげよう!」と言う記事が掲載されていたのであるが、様々なブログの分析が紹介されていた。大きくは自民党は東京一極集中を進め、東京を除く地方都市を切り捨てているので、儲けている東京のみは自民党支持が熱くて当然であると言う意見。だが地方においては自民党離れが着実に進んでいると言うことである。「復活!三輪のレッドアラート!」年4月9日記事 。実際私の住む地域では自民党の議席が減少し共産党が少し伸びている。勿論民主党系も伸びている。

 今までの自民党政治が持たなくなりつつあると言うことではないだろうか。地方では確実に格差社会に対する拒絶の意志が形を作りつつある。統一地方選挙後半戦の22日の各市町村長選挙および市町村議会選挙において自民党の退潮傾向に明確な形を与える必要があると考える。前半戦での自民退潮の傾向に拍車をかけ、そして夏の参議院選挙で自民党を過半数割れに追い込むことで安倍政権による悪政にストップをかけようではないか。全ての心ある人々が決意を新たにして自公連立政権の悪政を打倒するために具体的行動に出よう。簡単ではあるが今日の記事を終えたいと思う。

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2007年4月10日 (火)

きょうと通信NO、29

京都郵政職場交流集会(準)発行●07年04月09日 NO、29

「3・10 兵庫たたかう仲間の集会」報告
    働けど働けど我が暮らし楽にならざり・・・

 3月10日(土)、「2007兵庫たたかう仲間の集会」が中央港湾労働者福祉センターで開催された。今年のスローガンは「今こそ労働組合・許すな!労働法制大改悪」、冒頭の主催者挨拶では、「百年前に石川啄木は、〈働けど働けど我が暮らし楽にならざりじっと手を見る〉と歌った、労働者の生活実態はこの時代に先祖返りしている。この集会を全国に発信し、三月の第2土曜日に全国各地で労働者が集まる集会を開催し、いつかは韓国の労働者大会のようにしたい」との熱い思いが話された。集会は、①大幅な時間給の減額に同意しなければ、契約しないと一方的に解雇通達を行ってきた福祉職場、②学校給食を民間委託された自治労町職の取り組み、③店舗閉店によるパート・アルバイト従業員250名の解雇通告に対してストライキを決行したカルフール解雇争議(あかし地域ユニオン)、④分割民営化から20年が経過したJR職場の実態、⑤、規制緩和による新規参入に対して全国一斉にストライキを打った全港湾、⑥東芝の偽装請負、それぞれの地域・職場における闘いをビデオ上映や構成詩劇を交えて報告された。集会の合間には、ユニオン音楽隊の歌と演奏があり、アッという間に時間は過ぎて、集会後はシュプレヒコールを行いながらデモ行進に移った。労働運動を押さえ込むため、国家による攻撃が掛けられた国鉄分割民営化から20年を経た。この間、行革、規制緩和、成果主義が推し進められると同時に、労働組合も弱体化し働くもの同士の連帯や共闘が崩され、「格差社会」に代表されるように、社会の矛盾は頂点に達しようとしている。いくら働いても生活水準以下の暮らししかできない非正規労働者、そして派遣会社から携帯やメールでの日々の仕事の紹介を受ける「ワンコールワーカー」といわれる日雇い派遣が激増している。なかには家賃が払えずネットカフェで寝泊まりし、仕事を待つ「ネットカフェ難民」と呼称されるひとたちもいる。ストライキという言葉が消えつつあるなかで、ストライキに起ち上がった人たちの話を見聞し、押されっぱなしであった労働者側が反撃に転じる兆しを感じ、元気をもらうことのできた3・10集会であった。

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2007年4月 8日 (日)

悩んだ結果

 昨日は息子の入学式であった。ちょうど土曜日でもあったので出席しようかと思い、金曜の夜に2階のクローゼットから普段は滅多に着ることのない背広を引っ張り出して合わせてみた。礼服を除けばここ数年着る機会など全くないので心配であった。案の定、スラックスが入らない。見事な太鼓腹である。こんな体型なので、息子にも「お父さん、明日来なくていいよ。」と拒否されてしまった。精神的に傷ついたので、「明日からは、お父さんを六時に起こして。チョコとクッキーの散歩に行くから。」と、娘達に頼んだが、結局起きなかったらしい。色が違う部分は私が中座した隙にブログ娘の歌織が書いた物である)最初は何とか履けるスラックスと背広の上着とで出席しようとも思ったが、どれもこれもサイズが合わない。結局着る物がなかったので普段着というわけにも行かず、妻に任せて私は自宅で留守番をした。

 もう一つ色々悩むことがあった。統一地方選挙の前半戦である。私の住む自治体では、候補者が自民党と共産党しかいない。ある意味究極の選択である。今まで悪政を続けてきた自民党になど投票する気は全くないのであるが、かといって部落差別を煽ることで集票活動を行う差別主義者の集団である日共スターリン主義反革命になど投票した日には、私自身が部落差別に荷担することになる。特にこの日共の候補者が妻の職場の事務長であるからなおさら投票など出来ない。労基法違反・不当労働行為・労組法違反の常習犯に投票することなど一人の労働者として出来るわけがない。尚かつ「暴力反対」とポスターに掲げておきながら暴力団幹部との強いパイプを持っているのである。まだしも民主党が候補を立てていれば、中には護憲派の場合があるし、社民党や新社会党であれば支持・共感できる部分も沢山ある。隣町には新社会党の議員が居たので、それだけでも羨ましい。選択肢の幅があるからだ。住む町の選び方を間違ったとしか言い様がない。

 共産党というのは、公明党=創価学会とは違った意味で選挙の票のためなら何でもするという政党である。被差別部落の殆どを組織する部落解放同盟が旧社会党の支持団体であったために、社会党の票を削ぐためならば部落に対する差別偏見を平気で宣伝扇動をしてきた。被差別部落を抱える選挙区の殆ど全てでその手法を使うのであるが、そうでない選挙区の場合「同和予算の削減」の一言もいわない。新社会党の議員が居た隣町には部落がないためそう言った反動的宣伝をしているという話は聞かない。それは私が幼少期を過ごした大阪の衛星都市でも同じであった。だからつまり部落を抱えていない自治体に住んでいたのであれば自共対決構図であったとしても素直に反自民の候補として日共に投票することが出来るのである。この点は社民党・新社会党の支持者および新左翼系の運動経験者の殆どが持つ共通した感覚ではないだろうか。悩みに悩んだ結果についてはここでは公表しないが、素直に一票を投じることの出来る統一戦線候補や革命的候補者を擁立する力量こそが、今、切に求められているのではないだろうか。東京のように反動都政反対の候補者が居る人々が羨ましい。

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2007年4月 7日 (土)

石原批判に言論弾圧!! 「A&U大阪」を利用解除したワブログ(運営会社:ペンギンファクトリー)を弾劾する

 昨日ミクシーの友人の日記で「A&U大阪」と言う反戦運動をしている団体が、石原慎太郎を批判したことを持ってブログ運営会社によって利用解除、ブログが閲覧・更新できなくなるという言論弾圧が発生したことを知った。今日の夕方管理人であるユメウツツさんからもコメントを戴き、怒り心頭に発している。これは北国テレビが「反米嫌日戦線 美は乱調にあり」(現在は「反米嫌日戦線『狼』一輝まんだら」に移行)を創価学会批判を理由にパージしたのとまったく同じ構図である。権力者にとって都合の悪い意見をインターネットの上からも追放しようという言論弾圧その物である。断じて許すことは出来ない。

 諸処の事情からここ半月ほどはネットにもあまり繋げない状況が続いていたために、3月22日に起きた「A&U大阪」を知るのが非常に遅くなったが、一人でも多くの人が「A&U大阪」への激励・連帯のメッセージを送ることと、ワブログ(運営会社:ペンギンファクトリー)に対する抗議の声を集中されることを訴える。「A&U大阪」は今現在ココログに移転して反戦平和の願いを発信している。

 そもそもファシスト石原を批判することは、心ある市民にとって全く当然の行為である。その事を持って石原の取り巻きや右翼反動分子がワブログ(運営会社:ペンギンファクトリー)に対して圧力をかけたのだ。このワブログには言論の自由がない。現在ワブログを利用している心あるブロガーは出来るだけ早期に別のブログに移転されるべきである。同時に石原の取り巻きや右翼反動分子が圧力をかけるのであれば、ワブログに広告を掲載している企業に対する不買運動も有ってしかるべきであると思う。

 何故「A&U大阪」が利用解除されたのか、それはひとえに石原都政の体質による物である。先日も下北沢であったかであった石原の街頭演説会で、聴衆が再開発に反対するヤジを飛ばしたことに対して恫喝を行っている。批判に耐える中身がないからこそこのような高圧的態度を取って批判意見を封じようとするのである。明日の東京都議会選挙では反石原の投票行動をすることを東京都民に強く訴える。

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「低気温のエクスタシーbyはなゆー」より転載。

石原慎太郎氏を批判してパージされたブログのその後の動静
古人いわく「タダより高いものはない」。

 ☆ワブログ(有限会社ペンギンファクトリー)の不当なブログ停止措置をゆるさない (A&U大阪) http://www.asyura2.com/0601/it09/msg/563.html

2005年11月から有限会社ペンギンファクトリーが運営する「ワブログ」 にて開始したA&U大阪のブログが、2007年3月22日、一方的に利用を解除されました。
 石原慎太郎を批判する記事をきっかけに、同社がネット右翼または権力者の通報に屈したものと思われます。
 しかし同社は、一方的な利用停止を実行した後、A&U大阪に対して『記事及びコメントに「選挙活動」「特定の思想への勧誘」が見られた』、『団体の使用は想定していない』、『このブログはアクセスやスパムコメントが多く、前から負荷となっていた』など全く一貫しない理由をメールで送りつけてきました。
 ★そのパージされたブログ「A&U大阪」は、ココログに疎開
しながら、なおも執拗に「ワブログ」批判を続けている。 これについては同ブログのカテゴリー「ブログ弾圧との闘い」 を見られたし。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 同様に、チャンネル北国(北国tv)を永久追放された「反米嫌日戦線」 http://anarchist.seesaa.net/article/10880981.html は、ブログ付設の掲示板
の最上部に、いまなおチャンネル北国(北国tv)への抗議声明を掲げ続けている。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
私見では、日本でもそろそろ、この類の情報(日本語に対応している海外の無料ブログに関する情報など)

http://www.asyura2.com/0601/it09/msg/256.html

http://www.asyura2.com/0601/livedoor1/msg/134.html

http://www.rsf.org/rubrique.php3?id_rubrique=542

(英文)
の出番かなあという気がしないでもない。
 論舌鋭く、というか過激な口調で日本政府や政権与党を批判する人は、日本のブログサービスに見切りをつけて、海外のブログサービスに落ちのびる時期が到来したようにも感じられる。
 既に「きくちゆみ」氏 http://kikuchiyumi.blogspot.com/ などは、海外のブログサービスを使用している。

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2007年4月 5日 (木)

逆ギレ女に閉口した日

Photo_10  今日は息子が月に一度医大病院で受診する日であった。予約は午後二時からなので午前中は朝寝をして過ごした。何がきっかけであったか、ネット上で流れているアニメの「やわらか戦車」の話題になったので子ども達に見せることにした。主役は戦車であるのだが、どう考えても作者の人は反戦平和を願っていると思う。とても兵器として役に立たない、生き延びることだけが目的で、退却ばかりしているのだ。「やーわらか戦車の願いは一つ。生き延びたい。生き延びたい」という歌が挿入されている。子ども達には大変好評であった。時間がある方は是非とも一度ご覧になっていただきたい。爆笑すること間違い無しである。

 息子を連れて医大の小児科の待合室で順番を待っていると、走り回ったり椅子の上で跳びはねたりしている子供が沢山いた。親も注意をしないのでしたい放題である。先日も妻と一緒に医大に来たのであるが、走り回っている子供を叱りたくて仕方なかった。妻に言うと「そんな子に注意したら、親が逆ギレするから止めとき」と言われた。だが今日は引き留める妻がいない。そして長いすの上で転げ回ったりダイビングしたりしている男の子が特に酷かった。同じ椅子に座っていた人たちは逃げ出していたのだ。その母親は居眠りしていて注意どころではない。仕方なく母親に向かって「お子さんに注意して貰えませんか」と声をかけた処、第一声が「あんた何処の誰」であった。

 「子供さんが暴れているので注意して貰えませんか」
 「何であんたにそんなこと言われなあかんねん。うちの子が何かしたんか」
 「だから椅子で跳びはねたり転げ回ったりしていて迷惑なんです。躾くらいして貰えませんか」
 「何でそんなこと言われなあかんねん。うちの勝手や。誰に迷惑かけたって言うねん。走り回っている分けちゃうで」
 「だから他の人が嫌がってその椅子から他所に移っている」
 とまあ言い合いになった。周囲の人はガラの悪いその母親に関わりたくないのであろう、傍観するのみである。そうこうする内に「表へ出ろ」と来た。ヤクザかこの母親。無視して座っていると、その母親は一旦自分の息子を連れて待合室の外に出たのだが、戻って来るなり「うちの子は何もしてないって言ってる」とくる。そりゃあれだけ躾の悪い子であるから叱られるようなことを素直に白状するはずがない。親も多分おそらく自分の前では良い子ぶっているので気づいていないだけであろう。
 「あんたうちをバカにしとんか」と何度も繰り返す。いい加減腹が立っていたので「されるような人だろ」と言い返す。やがて息子の診察の順番が来たので診察室にはいることで無視することにした。

 このズベ公、診察が終わって会計待ちの順番に並んでいる私たち親子の処にやってきて、多分おそらく自分の子供の診察をほったらかしにして、「家のモンが名前と電話番号聞いとけって言ってる」と来た。「教える気はない」と断ると「その顔覚えておくからな」と捨て台詞を残して去っていった。

 病院の職員も誰も注意をしないようで、走り回ったり騒いだりする子供の姿が多いのであるが、いくら何でも注意されてここまで逆ギレする親というのも珍しいのではないだろうか。今までの経験ではすいませんと謝る親の方が多かったように思うのであるが。勿論その後で「怖いおじちゃんがいるから静かにしようね」とか言って自分の子供には叱りもしないのが殆どであった。病院は当然であるが人が沢山集まる場所では走ったり騒いだりしないと言う最低限の躾すら出来ない親が非常に目に付く。親だけではない祖父母らしき人が一緒の場合でも一言の注意もない。わが子たちに対しては騒いだりした場合拳骨一発食らわせてから「ここは騒ぐ場所ちゃう」と言っているだけに腹立たしい。

 妻にその一件を話したところ、「だからそんなこの親に限って常識ないんやから逆ギレするって。言うだけ無駄や。ホントは職員が注意せんとあかんのやけど、最近せえへんとこが多い」と言われてしまった。イライラしていたので夕食の準備をしながら缶ビールを五本も空けてしまい、食後は今で鼾をかいていた。十時過ぎに子供に起こされ、今この記事を書いている。モラルの低下は、帝国主義の矛盾によって格差社会が拡大していることと密接に関連していると思うのであるが、如何なものであろうか。以前「イカのおすし」「職住接近の労働条件を取り戻そう」と言う記事を書いているので宜しければ参照していただきたい。

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2007年4月 4日 (水)

年度末・年度初め

 今年の三月末で同僚が7人も退職した。その内2人は定年退職なのだが、5人は早期退職である。中には50歳になるかならないかの人も居た。殆どの人は退職後もアルバイトとして局で働くのであるが、正規雇用の際に各種ノルマで締め付けられるのが嫌で仕方なかったという。勿論それだけではない。郵政行全体のリストラによって職員のやる気は大幅に削がれている。殆どの職員が再就職先さえあるのなら逃げ出したいとすら思っている。別のある局では去年の新規採用者がたった1年で辞めてしまった。わずか50人程度の局で7人も辞めて、後補充はたった2人である。既に業務に支障が出始めている。

 一昨年くらいに郵政関連の記事を書いたときには現場の職員が約28万だったのが、新会社の征服を注文するために集計したら何と23万余りらしい。二三年で5万ほど辞めている計算だ。今年の年賀が大幅に遅れたのも当然の話だ。郵便職場の劣悪な労働条件と低賃金とは知れ渡っているため、アルバイトも殆ど集まらなかった。最低賃金に少し毛が生えた程度では誰も見向きもしない。最近ではアルバイトにまで営業のノルマをかけてイベントゆうパックなどを売らせている。安い賃金でこき使われるのだから誰からも嫌われる。

 貯金保険でも窓口の要員が削減され、一人あたりの業務量が増大している。勿論外務員も同じだ。最近では派遣労働者に窓口業務を任せるという報道もあった。貯金保険の外務員の場合、基本的には儲からない商品・サービスは全て切り捨てである。積立貯金は商品としては存在するが、出来る限り断るように言われている。それに対して投資信託の紹介が喧しい。私の局は取り扱い局ではないので投信その物を売ることはないが他局で販売している局に紹介すると局と自分の営業成績が上がるため手当たり次第勧めている者もいる。保険では以前も書いたが保証型商品の販売が出来ないと色々つるし上げられる。各種社会保障の切り捨てによって商品需要が増えてはいるのだが、お客さんのためには貯蓄型の方が良いから中々勧める気にはなれない。私のような人間にとっては益々仕事がやりづらくなるばかりである。

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2007年4月 2日 (月)

電解洗浄液、その後

 今日、先日やってきた電解洗浄液のセールスマンが再訪問してきた。家のあちこちの掃除や犬洗いに利用してみて、効果の程が素晴らしいことは分かっていたのであるが、色々説明を聞いた結果悪徳セールスの一種であると判断した。第一番目の理由は、黒目さんに教えて貰った「JK! 重曹&クエン酸販売」のサイトでは市価52500円で販売している電解洗浄液製造器を30数万で販売するという。いくら何でも高すぎる。第二に、最初の訪問時には電解洗浄液の宅配をしていると言っていたのに、それを頼もうとしたら今は取り扱いをしていないという。どう考えても安い商品を高く売りつける悪徳商法であるとしか思えない。妻は結構飽きっぽく高額の商品を買っても使わないままでいるので、思いとどまらせたのが良かったようである。実際問題私自身、洗浄液の効果の素晴らしさは実体験していたので、そのこと自体に文句はないのであるが。何にせよブログに書くことで黒目さんから情報を頂けたことで難を逃れることが出来た。黒目さん様々である。

 悪徳商法の会社に注意を促すために、再度業者の名称と所在地を掲載しておく。株式会社ヴェラーノ。所在地は〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院2丁目2-19-2F 電話:092-741-0264。株式会社アイ・ジェイ・シーという会社が製造元のようで、東京の八重洲に本社があるようだ。どうやら同じフリーコールの番号を使っていくつかの会社名義で営業しているらしい。代表電話は03-3231-3866 この番号の会社が来たら要注意である。私のブログを通じて既にこの会社に接触を取っている人がいた場合、大変申し訳ないがクーリングオフされることをお勧めする。

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3・24京都講演集会実行委員会ニュース

07年03月30日 NO、2
発  行■酒井不当配転裁判の勝利をめざす京都講演集会実行委

改憲・労働法制改悪反対と全逓労働運動の再生を訴える!
      闘う全逓労働者の実感のこもった報告

3月24日、「酒井不当配転裁判の勝利をめざす京都講演集会」が、京都キャンパスプラザで行われた。「酒井不当配転裁判」は、06年10月に原告・尼崎地区労・武庫川ユニオンの三者の提訴で始まったもので、郵政職場の不当労働行為の目論見を断念させる長丁場を闘い抜く決意で、当該は全逓労働運動の再生と改憲阻止運動を拡げようと呼びかけた。

■歴史を前進させる力となるために
講演に立った酒井氏は、強制配転反対闘争の過程で、どのような困難を抱えながら、抑圧にいかにして立ち向かい、その闘いのなかからそれらを克服しようとしているかを、90分間に渡って鋭く問題提起した。労資協調路線がどのような状況で持ち込まれ、それが階級闘争にとってどのような負の影響をもたらしたか。そしてその思潮とどう闘い、あるいは闘えなかったのかについて、すべての全逓労働者はこの闘いの歴史を知らなければならない。資本家階級から身を守るための知識を得るために、またわれわれ自身の歴史を進める力とするために、全逓4・28反処分闘争の完全勝利の道程や兵庫県加古川局の関西トランスポート分会の不当解雇の撤回・職場復帰をめざす闘いの荊の道、それらだけでは自分の身を守るのに十全ではない。
今日、教育基本法の改悪に次いで憲法の改悪計画が具体的日程にあがる一方で、それらに対する労働者の抵抗は、領導すべき存在を持ち得ずに混迷し、巨大な壁の前に立ち尽くすしかないのが現状である。そのなかにあってわれわれは、資本家階級と闘うための、具体的事例の詳細な事実を知らなければならない。つまり勝利するにしろ敗北するにしろ、マスコミはいっさい報道しようとしない西日本NTT関連労働者のストライキ(組合員7名)、全港湾労働者の3次に渡るストライキがなにによってもたらされたのかを知り、未来にある可能性を見据えて、ある闘争が勝ったにせよ負けたにせよ、まず闘いに着手すること自体が肯定的に評価されなければならないことを知る。労働者であるという宣言と、それに基づきストライキを果敢に実行し労働者性を獲得する闘いに着手することが、歴史を前進させる力となるのである。

■改憲反対と結合させ職場闘争の強化を!

いま運動の側に求められているのは、いわば、運動の再出発ではなかろうか。いま大事なのは、イラク反戦を契機に動き始めている若い世代の人々を広く強く惹き付け組織化していくプログラムであり、次いで、相当の長期に渡って分裂し、分断されてきた革新的勢力を改めて護憲の一点で大きく束ね、繋ぎ合わせる度量・気概ではなかろうか。そこではこれまでの統一戦線組織のあり方の検討・教訓化が強く望まれよう。酒井講演は、労働政策審議会の奥谷禮子の「過労死は自己責任」発言や御手洗の「偽装請負問題は規則のほうに問題がある」発言など、独占側のあけすけな発言をそれぞれ噛み砕いて指摘し、事の緊急性を強く説いた。

*3・24講演集会の模様を収録した報告集を作成中。
     ご希望の方は、athlete6@k.vodafone.ne.jp までご一報ください。

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2007年4月 1日 (日)

きょうと通信NO、27

 京都郵政職場交流集会(準)発行●07年04月01日 NO、27

【東京南部】ジャガーノート  第二十三回(〇七年早春)
 
 二月十三日最高裁で、反マル生闘争に対する四・二八免職処分を、不当処分とする判決が確定した。すでに、〇四年六月に高裁において、「反マル生闘争は労働組合としての争議であり、被免職者らは本部の指導に従った末端の組合員にすぎず、懲戒免職は許されない。本件懲戒免職は、社会通念に照らして著しく不合理、裁量権の行使を誤った重大明白な瑕疵があり、取り消しを免れず、また、無効というべきだ」との、被免職者の全面勝訴の判決が出されていたが、それを不服とする郵政公社が最高裁に上告していたのである。その上告が十三日に棄却され、被免職者勝訴の判決が確定したのである。責任を取るべき全逓自身が、裁判闘争の放棄・免職者の組合権の剥奪の裏切りを行うといった困難な条件の中で、最後まで闘いぬき全面勝訴を勝ち取った、七名の被免職者の闘いに拍手を送りたい。また、彼らの闘いを支えた多くの支援者と共にその勝利を喜びたい。
 郵政公社は、判決後、被免職者の謝罪要求には応えないまま、事務作業を行い、三月中旬までに希望者全員の元の職場への職場復帰が実現した。郵政公社は、完全敗訴となった高裁判決を受け入れず、無謀な上告を行うことにより、被免職者の職場復帰を不必要に引き伸ばし、また、まったくな無駄な裁判費用の支出を郵政赤字に付け加えたのである。もう一方の当事者であったJPU(旧全逓)は、今日に至るまでノー・コメントを続けている。
 四・二八免職処分から実に二十七年十ヶ月後の職場復帰である。職場復帰者の中で最高齢は五十六歳である。二十八年間といえば、人生のすべてといっても過言ではない。職場復帰者は、その過程を、前向きに捉え返していてそれは喜ばしいことであるが、誤った判断によって不当な処分を発令し、前途有為な若者たちの人生を打ち砕いた郵政官僚たち、および闘争の指導責任を棚上げにし、被免職者の組織的排除を行ってきた組合指導部の責任は重いといわざるを得ない。

 ドイツをはじめ多くの国では、労働裁判に関しては一般の裁判所とは別に、労働裁判所が設置され、短期間で審査を行うことが義務付けられている。労働裁判の長期化は、それ自体人権侵害であり、労働者が裁判に訴える権利を事実上閉ざしている、との判断が広く確立されているからである。何の根拠もなく恣意的に出された不当処分の撤回のために、二十八年間の年月が必要であるという制度そのものが問い直されなければならない。この勝利が、今なお低賃金と劣悪な労働条件の下に放置されている多くの労働者の新たな闘いの中に継承されていくことを期待したい。
  
 郵政公社のホームページの片隅に、目立たない形で在職死亡者、自殺者、精神疾患による休職者数が発表されていた。紹介しておこう。
 <在職死亡者>
  平成十年度(三八二人) 十一年度(三七九) 十二年度(三六九) 十三年度(三一二) 十四年度(三二〇) 十五年度(二七一) 十六年度(二七八) 十七年度(二三四)
 <在職自殺者>
  平成十年度(四三人) 十一年度(五六) 十二年度(五四) 十三年度(四七) 十四年度(四七) 十五年度(三八) 十六年度(五八) 十七年度(三一)
 <精神疾患による休職者数 >
 平成十年度(二五八人) 十一年度(二九四) 十二年度(三五七) 十三年度
 (三九三) 十四年度(三八八) 十五年度(三九九) 十六年度(四九八) 十七年度(六二六) 十八年度(七一〇)
 
 在職死亡者、自殺者は減少しているかのように見えるが、公社化以後職員数自体が大幅に削減されているので、職員総数に対する比率としてはむしろ増加傾向になるといえる。民営化に向けて十六年度以降徹底した合理化が推し進められてきたのは本稿においても紹介してきたところであるが、それが現場の職員を如何に追い詰めていったかは、十六年度以降の「精神疾患による休職者数」の急激な増加に端的に表現されている。
 しかも、この数字は郵政公社が正式に認定したもので、退職・辞職直後の死亡者、また、精神疾患により退職を余儀なくされた人々の員数は含まれていない。それらを加味すれば、これらの数値はもっと増えるだろう。公社は、これらの数値は平均的なものであり、特に多いとはいえない、などと言い放っている。毎年、多数の職員が死亡し、精神疾患を患っている(直接的な因果関係はともかく、その多くは郵政公社員としての日々の労働に遠因を有していると見るのが自然だろう)現実を何とか改善しよう、

これらの数値をゼロにしようとする意欲は微塵もない。政府関係者は「命の尊さ」を繰り返し強調するがその足元では、「命」の使い捨て、たたき売りが日常化しているのだ。
  日本郵政公社は二月十三日、ライブドアによる有価証券報告書の虚偽記載などに伴い、郵便貯金と簡易生命保険の資金で運用していたライブドア株(約二九二万株)が下落して売却損が生じたとして、ライブドアを相手取り、総額約十億 四千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。〇五年西武鉄道とコクドが上場廃止となったときにも、郵政公社は三六億円の損害賠償訴訟をおこなっている(ジャガーノート第十六回参照)。世間を騒がした大きな金融不祥事のたびに郵政公社が必ず顔を出すのは偶然ではないだろう。原資は、郵便貯金や簡易生命保険として集められた庶民のなけなしの金である。安定運用が第一義的に優先されるはずの資金が、まともな資金運用部なら見向きもしないリスク商品に膨大に注ぎこまれているのだ。これが、「資金自主運用」の 笑えない実態なのだ。もちろん、損害賠償が実現される可能性はほとんどなく、その穴埋めも、高額な訴訟費用もすべて郵便貯金・簡易保険の資金からなされるのであり、資金運用の失敗の責任を問われるものは誰もいない。一方では、八〇円で懲戒免職(部内通信用の封筒を勘違いして私用に使ってしまった)となる職員がいるのに、十億、三六億の損害を与えた者はお咎めなしである。
 十月の民営化に伴い、制服がまた変更となる。その費用が、百二〇億円である。公社化の際にも、140億円かけて制服が変更されたばかりである。報道された写真を見る限り、さほど代わり映えはしない。今までのでいいじゃないかと、誰もが言う。この費用はそのまま赤字に計上され、それが、現場での職員の尻叩きに使われることになる。幹部の見栄のために赤字の山が築かれながら、いつの間にか赤字の原因は人件費と現場の努力不足に転化され、乾いた雑巾からさらに水を搾り出そうとするような労務管理がまかり通ることになる。
 前回ジャガーノートで今年の年賀状の遅れを取り上げたが、「利用者の遅出し」が原因と、利用者に責任転嫁していた郵政公社は、「一部の郵便局で集配予測を見誤って人員配置をしたことも遅配につながった」と自らの責任を認めた報告書を、総務省に提出した。「一部の郵便局」としているところがミソで、結局現場管理者のミスに問題をすり返るようとしている姿勢が見え見えである。年賀における要員枠(何名非常勤を雇うか)は、局所段階で決まる問題ではない。超勤削減年賀の大号令を発して、業務運行無視した要員計画を立てたのは、公社本部であることは明らかである。民営化に向けて職員には「意識を変えろ」と怒号しているが、幹部たちの意識は、電力会社同様、ミスは隠せという旧態依然としたお役所仕事のままである。
 民営間に向けて慌しい。年明けに説明を受けた事業計画では、NHK料金等々の代行徴収や、不動産事業までが、民営化後の業務として提示されていた。郵便局創設以来の郵便外務と郵便内務の職種区別が取り払われ、郵便一般職として一本化され

た。「これで、君たちが、何らかの事情で集配業務ができなくなったとしても、簡単に郵便業務に移動できる」と管理者は説明するが、民営化後予定される大規模な職員の再配置に向けて、邪魔な壁は取り去っておこうというのが本音だろう。
 三月末には、ほぼ一万人の経験豊かな職員が職場を去る。定年退職者もいるが、勧奨退職対象者(五十歳以上)も多い。五十歳以上の職員六万四千名のうち一万人が、郵政の民営化の未来に希望が持てず、職場を去っていくのだ。郵政公社の計画では、職員が去った後は、低賃金のアルバイトで仕事をこなしていく予定であった。ところが、アルバイトが集まらない。そればかりか、半年ほど勤務し職員並みに仕事ができるようなったアルバイトが、次々と辞めていく。時代は一回りし、初任給の賃金水準は上昇傾向にあり、低賃金構造を固定化させてきた「格差社会」に対する批判もようやく上がり始めた。低賃金構造を当て込んで、アルバイト中心に業務を運営しようとした郵政公社の反社会的合理化計画はその屋台骨が揺らぎつつあるのだ。
 4月からは、腰に重いプリンターを下げての仕事となる。首からは、ずっしりとしたバーコード・リーダーを下げ、腰にはプリンターと書留鞄をぶら下げて、まるで重装備の兵士のようないでたちで、配達先を動き回ることになる。暑い夏になりそうだ。

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