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2007年6月25日 (月)

郵政職場交流集会ニュースレター 準備22号 

■2007年06月22日 ■郵政職場交流集会事務局

     われわれの戦略と構想力を鍛えあげよう!
      6・18おきなわ全国郵政職場交流集会報告

 6月18日(月)那覇市にて開催。参加は38名。われわれは、03年6月東京浜松町海員会館での全国郵政職場交流集会以降、民営化反対の共同行動から統一戦線形成の必要性を繰りかえし、そしてみずから実践としても郵政民営化反対集会を開催し、微力ながらその運動の一端を担ってきた。しかし、限られた範囲での共同行動をさらに押し広げ、影響力ある運動に成長させるためには、われわれじしんが数年先を見定めた運動の戦略と構想力を鍛えなくてはならない。その基本となる道筋は、この四年の間、基調報告と論議で提起されてきた。今後、この基本線を軸に、歴史、現状分析、などを行い、共同できる人々と率直に話し合い、共同の道を広げていく、そうした活動に全国的に取り組んでいかなくてはならない。当日は、松山中央局が報告し討議した。報告と討論は今後の民営化反対の運動づくりにも検討を要する問題提起を含んでいた。現状認識としては非常に参考になった。民営新会社と同時に組織統合をこなそうとする独占の意志は強固だし、民営化反対、組織統合反対の側の力が弱い。

 ただ、民営化推進勢力の基盤にもそれぞれの思惑はあろう。日米独占のめざす方向とは、時によっては激しい矛盾を引き起こすのではないか。小泉で痛めつけられた地方の構造改革反対派の思惑は、より一層構造改革を進めようとする都市部の構造改革推進派の思惑とも相反するだろう。郵政民営化法の成立は独占・政府にとって失敗の許されない大勝負だったのだ。郵政民営化反対闘争において、JPU・全郵政・特定局長の三者共同発足がエポックだった。運動の枠を狭めたことが、独占・政府の民営化の意図を見抜き、職場や地域での運動を繋ぐ、強力な民営化反対運動を創りだせない要因ではなかったか。そこにいまの一方的な民営化攻勢を許している一因があるのではないか。

 討議では、加古川郵便局で小包を配達している関西トランスポートの労働者が、1個105円の完全歩合給で最低賃金にも満たない労働条件で働いていること、労働条件の改善を要求し、組合(関西合同労組・関西トランスポート分会)を結成するやいなや、6月30日をもって全員を解雇する旨の通告・暴挙に遭遇し、2波のストライキ(2年前のJPU奈良大会直前の6月11日と6月19日)を打ち抜いた闘争報告があった。このストライキの報は「ストライキができるのか」という衝撃をもって、関西の郵政労働者の脳裏を乱打した。

 資本家階級と闘うための、具体的事例の詳細な事実をわれわれは知らなければならない。郵政は、「ゆうパック」を重量制からサイズ制に変更し、ヤマト運輸との値下げ競争や、不在時の翌日以降3日間再配達など、小包の市場競争を激しく進めてきた。その実体と言えば、請負業者・関西トランスポートに169円で委託していたのである。このことは小包請負労働者にいかなる労働を強いるのか。郵政公社近畿支社・加古川当局はあらかじめそのことを熟知していた。こうした不法、脱法行為を見て見ぬ振りをして、最賃法すら破る、請負業者の不法を百も承知している。郵政の国際物流事業への進出とは、こうした小包配達労働者の窮状のもとで成り立っており、この怒りを誰が組織するのか。ここに小包配達労働者の労働組合が結成されたこと、これに危機感を募らせた資本郵政という階級構図のもとで、こういう形態を取って民営化反対の闘いが始まった。もっとも矛盾のしわ寄せを受けた労働者から闘いの火蓋が切られた。

 2波に渡るストライキ報告には、小包労働者がその労働者性を獲得していく過程が刻まれているのだが、それらはすべて「労働者である」という宣言と、それに基づきストライキを果敢に実行したことから始まったのだという事実が示されている。そして小包労働者の闘争とそれを支持するJPU加古川分会組合員の侃々諤々な論議が紹介された。関西合同労組・関西トランスポート分会とJPU加古川分会そして加古川分会をはじめとした650名の組合員で構成するJPU東播支部での論議へとストライキをめぐって労働組合は成長している。徐々にではあるが、確かに、階級闘争は変容しつつある。労働組合は団結している。より戦闘的になっている。階級意識を高めている。

 一方、資本の側もなんらかの教訓を得た。労働組合分断政策の舵を必死に切ろうとした。郵政公社の動向やJPU近畿地方本部を含めた全体状況を俯瞰した運動論の提起があった。アメリカのUPSストライキの考察と併せ、その運動論の問題も検討する必要があるだろう。この課題は当然われわれ自身の課題であるのだが。とまれ、この情勢論議の項で、日本の支配階級の矛盾とかれらの戦略については勉強になった。支配階級の敷いた民営化のレールは、われわれがいかにそれを跳ね返していくかの試練と重なる。

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