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2007年6月19日 (火)

布施・精進・忍辱

 「ふせ・しょうじん・にんにく」と言うことを、営業で訪問した高野山真言宗の僧侶に教わった。私は共産主義者であるので基本的には無神論者であるし、「怪力乱心を語るべからず」と思っている。だがしかし、仏教にしろキリスト教にしろ、思想的に学ぶべき点はあると思っている。思想には時代時代の制約がある。ゴータマ・シッダールタの時代やナザレのイエスの時代には科学が未発達であった為に当時の知識で分かる範囲で様々な思想が体系化された物が仏教でありキリスト教であると思う。イスラム教にしても豚肉を食べないのは酷暑が常態的であるアラブイスラム圏では傷みやすい豚肉を食べて食中毒になるのを避ける為の戒律であるらしい。

 何故院主とこういった話になったのかというと、私が自分自身の鬱病について話して心の鍛え方はない物かと尋ねたからである。返答はそんな物は無いと言うことであった。実際問題私が鬱病にかかったのは郵政の様々なリストラや組合つぶしの攻撃による結果である。だから根本的な治療は郵政のリストラを止めさせ、労働者が人間らしく生きることの出来る職場・労働条件を奪い返すこと以外にはない。だがしかしその過程であっても、鎌倉時代から戦国時代にかけての武士が、いついかなる時であっても命を捨てる覚悟を得る為に禅宗に傾倒し、茶の湯に嵌り込んだ様な事はある。一人の共産主義者として、一労働者として、解雇や逮捕投獄を恐れず、時には生死の危険を踏み越える為に自らの心身を鍛える必要は絶対にある。一番正しいのは共産主義思想で思想的に武装し、本多書記長が好んでいた「個に死して類に生きる」と言う言葉の境地に立ちきることであろう。

 「布施」とは人を助けることであり、「精進」とは努力することであり、「忍辱」とは堪え忍ぶことであるという。最後の「忍辱」は鬱病にとっては良くないので我慢をしないようにと言われたが、自他共栄の精神で、或いは「情けは人のためならず」を実践して人助けをして、コツコツと努力すること自体は自らを鍛える為に良いようである。そして院主曰く「物事を正しく見る」「物事に執着しない」「会社は損得で成り立っている」と言うことは、今更ながら自分の不明を実感させられた。マルクス主義の視点で労働者階級の立場から正しく物事を分析し把握し、世の中には私利私欲の為に仲間を裏切ってでも富と地位とを求める腐敗分子が存在し、それらは仏教で言う「無縁の衆生」でありそれらの腐敗分子まで獲得しようと拘ることの愚かさ、無駄を教えられた。更には所詮様々な言葉で言いつくろっても資本は資本であり利潤追求の為であればどの様な外道な手段・違法行為・脱法行為でもするのであるから、それらを気にせず労働者の権利を主張することの大切さを改めて教えられた。

 共産主義へのより深い理解と体得、実践こそが私の鬱病克服の唯一の道であると改めて確信した。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

TAMO2さん、レヴィ=ストロースの名前は知っていますが、読んだことはありません。高卒には少々難しいかも知れませんね。
 馬齢酔生さん色々教えて頂きどうも有り難うございます。

投稿: アッテンボロー | 2007年6月23日 (土) 22時47分

主観的断想、思い出されるいくつかの言葉から

まだまだ前夜だ
流れ入る生気と
まことの温情とはすべて受けよう
暁が来たら俺達は
燃え上る忍辱の鎧を着て
光り輝く街々に入ろう
 アルチュール・ランボー『地獄の季節』
 (小林秀雄訳)

解放ってな言葉を つぶやいたっけ
氷をバリバリ 食べながら
けものみたいな 口つきした 俺達は
人でなしの 赤旗に ついてった
 ベルトルト・ブレヒト『赤軍兵士の詩』
 (野村修訳)

怪力乱「神」を語らず
いまだ人に事うることあたわず。いずくんぞよく鬼に事えんや
鬼神を敬してこれを遠ざく。知と謂うべし。
『論語』

信に死し 願に生きよ
 曽我量深

投稿: 馬齢酔生 | 2007年6月21日 (木) 23時19分

レヴィ=ストロースはこんな感じことを言っていますね。
「仏教の弁証法を、狭い範囲でマルクス主義は行っている」

まあ、どちらも深すぎて十分理解できませんが。科学的・客観的というものはかなり難しいです。

投稿: TAMO2 | 2007年6月20日 (水) 23時38分

 とむ丸さん今晩は。最近体調が思わしくない為、トラックバックいただいた記事しか拝見できていませんし、中々トラックバックできるような万人向けの時事問題を扱った記事が書けない状態でいます。その様な状況でも読んで下さり、尚かつコメント頂けて感謝しています。
 真言宗の場合寺と言わずに院と言う為に職名が住職ではなく院主となるそうです。この院主さんは若い時分勤務していた職場で労組の役員なども経験なさっていたそうで、その当時の経験も含めて色々諭して下さいました。非常に有り難い経験です。
 くまさん、薩摩長州さん、フォローしていただきどうも有り難うございます。
 三国志演義の中で、曹操が「負けて得たことの方が勝って得ることより大きい」と言う主旨の言葉を言っていますが、私としては一敗地にまみれたからこそ初めて共産主義思想の正しさへの理解が進んだ、深まったと言う気持ちがあります。労働者Aには、負けてどん底に落ち、そこからはい上がる者の強さを見せることで答えたいと思っています。

投稿: アッテンボロー | 2007年6月20日 (水) 23時28分

労働者Aへ

お前は労働者と認められん。
階級性に目覚めてから言え。**め。

思想性が無いのに革命的左翼非難するな。賃金奴隷の敗北者が。

投稿: 労働者B 薩摩長州 | 2007年6月20日 (水) 21時58分

労働者Aみたいなアホには付き合ってはあかん!

投稿: くま | 2007年6月20日 (水) 21時46分

既成宗教の露骨な欲得ぶりに辟易させられることも多いこの頃、こうした話ができたのは良かったですね。

宗教者の中にもまだそういう方がいるのだ、と聞くのは、関係のないような私でもほっとします。

投稿: とむ丸 | 2007年6月20日 (水) 13時01分

お前は労働者と認められん。

親方日の丸から脱却してから言え。馬鹿め。

ガッツがねぇのに左翼語るな。うつ病持ちの敗北者が。

投稿: 労働者A | 2007年6月20日 (水) 01時08分

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