佐藤正久発言に現れる日本帝国主義の政治目的 戦争と革命の基本問題 番外編
元自衛である佐藤正久参議院議員が、憲法では認められていないばかりか現政権ですら中々踏み込めないでいる集団的自衛権の具体的行使に繋がる「駆けつけ警護」をイラク駐留中に計画していたとJNNの報道番組に対して答えていることについて、多くの心あるブロガーが批判・弾劾の記事を掲載し、その声は日増しに大きくなりつつある。ここで問題になっているのは佐藤議員が文民統制を無視する傾向を持ち、それを承知で自衛隊の上層部がイラク派遣部隊の指揮官に任命したこと。更に帰国の際には国際法で禁じられている軍服着用で飛行機に搭乗したかったと発言するなど憲法も国際法も無視して民間人を危険に曝す人間である事を百も承知で参議院比例代表区から立候補させ、国公法で禁止されている公務員の職権を利用した政治活動であるにも拘わらず現職自衛官約24万人の組織票をもって当選させたことである。
注意しなければならないのは、佐藤正久という一自衛官の問題として捉えたり、軍人は功を焦って独走する危険を持っているという軍人・軍隊のみの問題として小さく捉えてはならないと言うことである。佐藤のような危険人物を昇進させ、イラク派遣部隊の指揮官に任命した人事その物に日帝支配階級の政治意図を見て取らなければならない。同時にその様な人物を公認候補とし、今日いけしゃあしゃあと「駆けつけ警護」があたかも正しいことであり、その事のためならば裁判で罪に問われても「堂々と争う」と嘯かせている自民党の本音、侵略戦争に直接荷担したいという願望を徹底的に批判する必要がある。
戦争は人間の意志を超越した天変地異のような現象であろうか? 小さな偶発的事件が積み重なってこじれた結果として弾み車のように拡大していくものであろうか? 実は断じて違う物である。プロシアの軍人クラウゼヴィッツが「戦争論」の中で見事に喝破しているように「戦争とは異なる手段をもちいた政治の継続である」のだ。戦争に繋がるそれ以前の政治がどの様に行われているかによって、戦争がどの様にして発生し、どの様な性格を持っているかが規定されるのだ。
では、日帝の政治意図とはどの様なものであるのか。参院選では安部自民党政権が大敗北を喫したために一時頓挫しているが、安倍政権は改憲を参院選挙の重要課題として取り上げた。現行憲法を改悪し、九条を削除もしくは大幅に改悪することを通じて「集団的自衛権」を容認させ、米帝と一体となってアジア各国への侵略戦争に全面的に打って出ようというものである。勿論既に日本は米軍に対する後方支援・軍需物資の輸送や補給という形態を取って現実の参戦国となっている。だが改憲を自民党に要求している日本経団連の様に最前線で軍事力を行使し実戦を戦える軍隊として侵略戦争を行うことが狙いなのである。佐藤発言はこのように日帝の階級意志・政治意図から必然的に現れた出来事なのだ。
単に小ブル平和主義的に「戦争反対」を言うのみでは日帝の全力を傾注した戦争国家作りとの対決に敗北することは目に見えている。何故なら小ブル的平和主義は、自分だけは危険な目に遭いたくないという傾向を色濃く持っているからである。戦前のように戦争に反対することはおろか疑問を呈しただけで「非国民」として国家権力の直接の弾圧と周囲の白眼視・迫害に晒された時に徹底して反戦を貫けるものが殆どおらず、大部分は転向して侵略戦争翼賛・戦争協力へと転落するのである。
経済侵略によって形作られた海外における権益を確保し、市場と資源の略奪を必要としているからこそ、日帝は米帝と共に侵略戦争への道をひた走ろうとしているのだ。アフガニスタンに対する侵略はロシアの勢力圏を避ける形でカスピ海沿岸の地下資源を輸送するパイプラインの建設のために必要だったし、イラクに対して広範な世論の反対を無視して侵略戦争に踏み切ったのは、イラクが石油代金の決算をドルからユーロに切り替えようとしていたことによってドルが基軸通貨から転落し、米帝の決定的没落に拍車をかけることに対する取り戻しとして行われたのだ。日帝は独仏をはじめとする欧州帝国主義との関係よりも、米英帝国主義と政治的・経済的・軍事的に密接に関わっている。だからこそドル暴落によって対米債務が紙くずになることや米帝の市場から排除されることよりもイラク侵略戦争に荷担する道を選択したのだ。
佐藤正久はその様な日帝によって思想教育され、その侵略思想を公然と体現することによって昇進し、イラク派遣部隊の指揮官となり、数々の政治発言を評価されたからこそ自民党公認として参院議員になったのだ。佐藤発言を一個人の問題としてとどめてはならない。日帝安倍政権の本音が佐藤の口を借りて飛び出したのだと言うことを徹底的に追及する必要がある。佐藤を議員辞職に追い込み、その勢いで安倍内閣退陣、自公連立政権打倒、解散総選挙を目指して闘おう。
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佐藤正久参議院議員の過去の言動についてはとむ丸さんの記事が詳しいので紹介します。
「人生いろいろ、自衛官もいろいろ?」
「“誇り”でだまされてはいけない」
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» 遵法意識のとぼしい自衛隊員が大手を振って歩く日本がアブナイ! [村野瀬玲奈の秘書課広報室]
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番組の途中(笑)でございますが、ここで臨時ニュースを申し上げます。
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» Jライス小池が防衛省TOPを更迭?+ヒゲの隊長が海外活動に関してトンデモ発言 [日本がアブナイ!]
13日、新潟中越地震の被災者の、仮設住宅入居が始まった。まだ全体の
1/6ほどしか建設されておらず、いまだに体育館などで避難生活を送る人が
800人近くいるという。<というか、まだ3年前の地震で仮設住宅に住んで
いる人もいるし・・・。(--)>
被災から、早くも1ヶ月が過ぎようとしているが。暑い時期だけに、1日も
早く落ち着いた生活ができるようにと願っている。
また昨日は、アフガニスタンでタリバンに拘束されていた韓国人23名<男性
2名は、残念ながら殺害>のうち、体調が悪... [続きを読む]
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» キレイな言葉を使っても「軍部の暴走」であることは免れない [こころはどこにゆくのか?]
例によって「有識者会議」という名の官邸直属怪しい政権宣伝部隊が状況も分からないまま暴走しています…。 「駆けつけ警護」認めるべきで一致(TBSニュースi) 集団的自衛権に関する政府の有識者会合はPKO=国連平和維持活動を行う自衛隊に対して、憲法上できない... [続きを読む]
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» 佐藤正久氏の「駆けつけ警護」発言 [人工樂園]
まあ,クソ暑い今の季節にこういう話題を振ると,ますます不快指数があがりそうな気もするわけですが,仲@ukiuki様に教えていただいたところの,佐藤正久議員の次の発言はやはり無視できますまい。
……イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった佐藤正久氏は、当時現場では、事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことをJNNの取材に対して明かしました。
「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」... [続きを読む]
受信: 2007年8月15日 (水) 00時52分
» 巻き込まれてでも武力行使がしたい [++つぶやき手帳++]
のほほんと土日月に小旅行へ行ってたのだが、その間にも気になるニュースは飛び込んでくる。8・15は「本当に戦争はいやだ」という思いを刻む日のはずだ。その前日にこんな記事を書かざるを得ないとは・・・
「駆けつけ警護」認めるべきで一致
参議院議員に当選した、例の「ヒゲの隊長」の驚くべき発言。
「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員)
佐藤氏は、も... [続きを読む]
受信: 2007年8月15日 (水) 01時03分
» ふざけたヤツだ!@ヒゲの隊長 [なのなの勢力]
青森駐屯地正門の食堂の脇にて、2007年6月29日撮影。
インタビューの中で語ったらしい。テレビで流れただけで活字にはなっていないのか?
最初、はなゆーさんのところの記事で見た。続いて、アッテンボローさんからトラックバックが来た。日刊ベリタさんにも記事が・・・。
というわけで、これと言って書くことはないと言えばないのだが、とりあえず、連絡事務所の写真でも貼っておきます。貴重かも?みんなが言わないようなことを書いていきます。ようするに、近くで活動しているオランダ軍が攻撃されるような事... [続きを読む]
受信: 2007年8月15日 (水) 01時46分
» 佐藤正久氏がイラクで「駆けつけ警護」を企図 [S氏の時事問題]
「駆けつけ警護」認めるべきで一致 集団的自衛権に関する政府の有識者会合はPKO=国連平和維持活動を行う自衛隊に対して、憲法上できないとしてきた「駆けつけ警護」を認めるべきだ、という意見で一致しました。PKO活動の際の武器使用は、正当防衛や緊急避難などの場合に限られていますが、10日の会議では国連の集団安全保障の問題としてとらえるべきだとする意見で一致しました。その上で、正当防衛を超えるとして憲法違反とされるいわゆる「駆けつけ警護」は認めるべきだとする意見が相次ぎました。これは、味方である他国の軍隊が... [続きを読む]
受信: 2007年8月15日 (水) 01時59分
» 柳条湖事件を反省しつつも佐藤正久「巻き込まれてでも戦争に参加する」発言を批判しない朝日は歴史評論家? [情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)]
朝日新聞は、夕刊で「新聞と戦争」というシリーズを掲載しており、太平洋戦争におけるメディアの「戦争責任」を見直している。この企画を読んで朝日新聞のジャーナリスト魂に期待していいかなぁと思っていたりもした。調査報道も心なしか増えたようにも思えていた…。現在、上記シリーズは、「柳条湖事件」を題材に「社論の転換」について取り上げ、柳条湖事件までは戦争拡大に反対していた朝日新聞の論調が一気に好戦的なものに変わっていったことを検証しつつある。ああ、それなのに、現代の「柳条湖事件」(未遂だったが)ともい... [続きを読む]
受信: 2007年8月15日 (水) 04時55分
» 「2007年追悼集会」…ワタシ自身の冷酷さを確認する [dr.stoneflyの戯れ言]
2007年8月14日。少し悩んだが今年も追悼集会へいくことにした。
この社会により野宿を強いられ路上で亡くなられた方を追悼する、いつまでもなくなることのない集会。
年間を通じて野宿者支援などなにもしていないワタシにとっては、追悼集会だけに参加するのは、アリバイ的な気がして行くか行かないのか悩むのだが、ワタシのなかに「そこ」と繋がっていたいという気持ちがあるのかもしれない。いや間違いなくそこと繋がっていなければならない、とワタシを揺り動かすものがある。何故だかわからない。もしかした...... [続きを読む]
受信: 2007年8月15日 (水) 09時51分
» 護憲派アマゾネスキャスター、アベシに独占インタビュー [大津留公彦のブログ2]
護憲派アマゾネスキャスター、アベシに独占があまりに面白いので全文紹介します。
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2007.8.15.14:30ころ 京都新聞やそのテレビ欄のワイドショー関連を眺 [続きを読む]
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2006年(平成18)年の統計をまとめた第108矯正統計年報が発刊された。過日取り寄せた第98~第107矯正統計年報掲載の無期懲役受刑者の仮釈放データに追補するために、第108掲載のそれのコピーを取り寄せた。 それによると、2006年中に仮釈放になった無期懲役受刑者3人につい..... [続きを読む]
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暦の上では秋とは言え、まだまだ暑い日が続いています。ブログを始めて2か月の間、一日も欠かさずに更新していましたが、あまりの暑さでとうとう私の脳も溶けてしまい、10日ほど休んでいました。 というのは少し... [続きを読む]
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コメント
問題なのは佐藤個人よりも背景にある自衛隊の思惑でしょうね。組織としての。
実際この間佐藤問題については自衛隊の資料が公開されて組織的方針であったことが暴露されています。
投稿: アッテンボロー | 2007年8月25日 (土) 08時00分
まぁ、辻のようなことにはならないでしょう。辻は政治をも上手く利用しましたけど、佐藤はそんなことをできるようには思えませんから。杞憂でしょう。
逆に寧ろ今の時代には、辻のように保身よりも信念を貫くような政治家がいてほしいものです。(もちろん行動のベクトルは別で)
投稿: ROM人 | 2007年8月22日 (水) 00時08分
ROM人さん、個人的力量で言って辻と佐藤とを比較するのはおかしいと言われますが、歴史のある局面では同じような役割を勤める人間というのは存在しますね。佐藤は少なくとも特措法も自衛隊法も憲法も無視して独断専行しようとしたという点では辻と同じ愚を犯そうとしていました。
投稿: アッテンボロー | 2007年8月21日 (火) 22時23分
辻信正は結構わからない人。
一方でマレー虐殺などやってるんだけど、自衛隊の災害救助の基礎を作ったのは彼であったり。吉田茂暗殺をやめるよう諭したり(犯人だれだっけ)。
衆議院議員になった一つの理由に、汚職は絶対やらなかったというのがある。これは議員になってからもそうで、自民から除名されたのも、総裁選の金権批判だったり。
上司であっても自分の意見をしっかり言って、同輩に優しく、部下の面倒見もよかった。他人に厳しいが、自分にも厳しい人物。
高級参謀には珍しく、現場に赴いて意見を聞いたり、先頭ではできるだけ最前列に行ったり。
でも、切れすぎる危険人物と言ったところかな。
さらに頑固さは、それが正しかったときは良いが、間違ったときの損害も大きかった。
思考回路のベクトルが違う方向に向かっていれば、違う方向で歴史に名を残せたかも知れない。
やったことはアレだけど、政治のやり方とか頭の切れ方は凡人とは少し違うと思います。
佐藤のような俗物と比べるのはいかがな物かと。
投稿: ROM人 | 2007年8月19日 (日) 21時47分
NKさん、確かに私も辻正信を連想しないではいられませんでした。あとは盧溝橋事件の際に現地の部隊を指揮していた牟田口廉也でしょうか。後にインパール作戦で多くの将兵を餓死させた男ですが。
己の功績のためならば何をしても良いという考え方には虫酸が走ります。仰るように倒幕議長などが議員や大臣になっていく露払いだとしたら恐ろしい話です。いまのうちに徹底的に佐藤正久を弾劾すべきだと思っています。
投稿: アッテンボロー | 2007年8月18日 (土) 21時28分
この佐藤正久なる人物について考えると、どうしても、旧関東軍参謀であった辻政信と比較したくなるのですが、辻も戦後、衆議院のちに参議院議員になっています。
しかし、議員になっても、戦後の日本には彼の出番は無かったとみえて2年後東南アジアに出奔して行方不明になっている。
それに比べれば、佐藤の方は破格の待遇と軍の期待を背負っていることは間違いないでしょう。
だが、この男が何をしたと言うのだろうか。実際この男が言うように「駆付警護」等ができただろうか? そんなことをしたら、その夜の内から、砂漠の真ん中の駐屯地は、ミサイルと迫撃砲の餌食なっていたことは間違いないだろうし、補給も容易に遮断されてしまうことは明らかだったでしょう。
空からの援護が無い限り、およそ戦闘と名のつくものができるはずが無いのは、当の佐藤と兵舎のなかにうづくまっていた兵士たちには分かりきったことだったでしょう。
いやそれとも、この男にはそれすら思い浮かばなったのかも知れない。いずれにしてもこういう人物を、担がなければならない軍というものの水準が伺い知れることは確かです。
他方の辻は、関東軍参謀として軍内における下克上、現地軍の独断専行を主導し、中国侵略の拡大を推し進めてきたが、ノモンハンで大きな挫折を味わうこととなる。
彼の見た23師団の兵士の累々たる屍は、その後のガダルカナル、ビルマのそれにつながっていき、彼自身も内地に栄転することは無かった。色々の事を知りすぎている軍人には戦死してもらうのが一番、と上層部は考えていたに違いないからです。
さて、佐藤ですが、なにはともあれ制服組であることが重要な点でしょう。軍人が政治を支配する時代の、露払いとして登場したと言うべきかも知れません。安部の弱点は、なんと言っても、官僚、軍部、警察の支持を集約することができないところにあると言えるでしょうが、結局、侵略戦争の為の城内平和(国内支配体制のボナパティズム的再編)は天皇制の再編浮上によってしか為しえないかもしれません。
阿部が過渡的なように、佐藤もまた、統幕議長あたりが閣僚になるための捨石と言えるように思います。
暑さのせいで取り留めの無い話になりました。
投稿: NK | 2007年8月18日 (土) 18時14分
>邦人が危険だから自衛隊が派遣されたのではなくて、自衛隊が派遣されたことによって邦人が危険に曝される様になったというのが事実ですね。
え、ちょっと、俺てその程度もわかってない人だと思われてたの?(汗
>例えばイラクで何人かの邦人が人質になっていますが、要求は「自衛隊の撤退」ですよね。
>自衛隊さえ派遣されていなければ香田さんも命を落とさずに済んだと思います。
確か、友人が「危険だからやめとけ」って言ったのに「旅行だから大丈夫」って、携帯電話も持たずに行く。
どう見ても自業自得じゃないですか?
>アメリカからすれば日米関係よりも米中関係の方が重要性が増してきていますから、果たして三角同盟で中国を牽制するとなるかどうか分かりませんね。侵略なら十分あり得ますけどね。
日米同盟を破棄しなくとも、対米交渉の手札としては十分使用できます。
米軍にとって沖縄を失う事は、途轍もない痛手ですから、それを上手く使いこなせば、アメリカを丸め込むこともできるんですよ。
ついでに言えば、国連も日本の金が無いとやっていけませんし、上手くやれば牽制どころか、アッテンボロー氏の言うとおり侵略ができるわけで。
でも実際、日本に侵略するほどの国力ないし。
あの米軍ですら、朝鮮戦争での人海戦術で押し込まれたんだから、自衛隊なんてあっという間ですよ。
アッテンボローさんは、、軍事系の本を読みますか?
もし読んでいないのなら、読んでみるべきかと。
投稿: ROM人 | 2007年8月15日 (水) 22時58分
(*_*)さん、失敬失敬。最後の方にありました。自分の間違いって案外気づきにくいものですね。
imacocoさん初めまして。ご丁寧にご挨拶いただき恐縮です。
赤紙の配達を拒否しようと言うのは確かに昔戦闘的であった頃の全逓労働者が良く口にしていました。実際20年前ならその様な空気が職場に蔓延していましたが、残念なことに今では中央本部が企業防衛主義の御用組合に転落してしまったために組織的な運動ではなくなりました。少数の左派活動家くらいが今でも主張している状況ですね。私もその一人ですが。
投稿: アッテンボロー | 2007年8月15日 (水) 12時55分
こんにちは。
TB頂きましたm(_ _)m
ところで昔、ある郵便局員の方に「徴兵制になって赤紙の配達が義務付けられても、それを拒否する郵便局員の運動」があることを聞いたことがあります。もう四半世紀前のことなのですが、現在でも活動されているのでしょうか。
投稿: imacoco | 2007年8月15日 (水) 10時51分
「必要」が「必用」になっているのは、文章の最後のほうです。よく見てくださいな。お酒に酔っているんですか?
投稿: (*_*) | 2007年8月15日 (水) 10時11分
(*_*)さん、誤字の具体例を示して欲しいのですが。貴方が指摘している「必要」と「必用」ですが、確認してみましたがちゃんと「必要」になっていました。お酒でも飲みながら読んでいて見間違えたのでしょうか? 私も飲みながら書いている時は結構タイプミスによる誤字脱字がありますが、素面に戻ってから修整したりはしていますけどね。
TAMO2さんの仰るとおり、佐藤正久参議院議員の開き直りは居直り強盗の論理だと思います。断じて許す訳には行かないと思います。ですからこの記事では多くの人が佐藤議員に対する批判を書いている中で、背景にある問題として日帝の政治意図について書いたつもりです。佐藤個人を追及することは今後も継続して行いたいと思っています。
あおざかなさん、TAMO2さんへの返事で大体の意図はご理解いただけたと思います。やはり佐藤個人の問題から追及していくのが突破口となると思います。
ROM人さん、佐藤は自爆野郎なんですが、邦人が危険だから自衛隊が派遣されたのではなくて、自衛隊が派遣されたことによって邦人が危険に曝される様になったというのが事実ですね。例えばイラクで何人かの邦人が人質になっていますが、要求は「自衛隊の撤退」ですよね。自衛隊さえ派遣されていなければ香田さんも命を落とさずに済んだと思います。傭兵の何とか言う奴は自業自得ですけどね。
「どっちもあるんじゃない?」という疑問に関しては「戦争と革命の基本問題 その5 戦争と政治」で展開する予定です。
アメリカからすれば日米関係よりも米中関係の方が重要性が増してきていますから、果たして三角同盟で中国を牽制するとなるかどうか分かりませんね。侵略なら十分あり得ますけどね。
投稿: アッテンボロー | 2007年8月15日 (水) 09時09分
素で邦人が危険なら、派遣していいよ。
でもこんな自爆野郎が行くならほっとけて感じですね。
>戦争は人間の意志を超越した天変地異のような現象であろうか?(以下略)
どっちもあるんじゃない?
そんな決定的に「これしかない!」と言えるほど、歴史って簡単じゃないと思います。
自衛隊はアメリカの手先だしなぁ。
九条改正⇒日米安保破棄⇒日印、日台で軍事同盟を引いて中国牽制
てのが一番いい道だと思うけど、無理なんだろうなぁ。
投稿: ROM人 | 2007年8月15日 (水) 07時28分
分析はアッテンボローさんのエントリーのとおりかもしれませんが、必要な認識としてはTAMO2さんに同感というか、まさにそういうことになってたかもしれないということだと思います。そういう人間が議員となってそのようなことを公言しているというのは、「こちら」がなめられているということでもあり試されているということでもあろうと思われる。
ここはあくまでもその矛盾をつくというのが戦術的にも吉だしそういうことなんじゃないかと思うんですが(サマワから帰国した自衛隊をそういえば天皇がねぎらったりしてましたね)、、。
投稿: あおざかな | 2007年8月14日 (火) 23時59分
小生がこの話を聞いて思い出したのは、「支那」事変に始まる日中戦争の歴史です。
軍部の暴走を政府は追認した歴史ですね。
勿論、そもそも論で言うと、物凄い無茶苦茶な法律に従って派遣した政府が悪いし、現場の自衛隊は被害者だと思いますが、しかし、このようなシビリアンコントロールを無視した、そして脱法行為について露骨に「事後承諾」を求めているかのような言動を許すわけにはいきません。「法で裁かれる」→「法がおかしい」という「世論」を作り、既成事実を合法化しようという腹でしょう。
これは、戦前の二の舞に繋がることです。
投稿: TAMO2 | 2007年8月14日 (火) 20時04分
また誤字が…。相変わらず「必要」を「必用」と書いておられますね。わざとでしょうか?毎回なので気になるんですよ。
投稿: (*_*) | 2007年8月14日 (火) 20時04分