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2007年8月10日 (金)

戦争と革命の基本問題 その4 本論文の目的--戦争と革命の基礎的考察

 4月19日(韓国では4・19学生革命記念日で、李承晩大統領を辞任に追い込んだ日に当たる)に「戦争と革命の基本問題 その1」 24日に「戦争と革命の基本問題 その2 序章 戦争と内乱の時代」 5月6日に「戦争と革命の基本問題 その3 序章 戦争と内乱の時代」 とここまでは順調であったのだが、体調不良や様々な要因によって三ヶ月も中断してしまっていた。漸く序章の第三節である。この分だと論文全部を紹介するのにいつまで掛かる事やら。「レーニン主義の継承か レーニン主義の解体か」「中国文化大革命批判」を紹介した時のように簡単に流してしまえば良かったかも知れないと後悔しつつ、かといって前進社ですら在庫がない本多延嘉著作選の2巻の最重要論文であるから出来るだけ丁寧に記事にしたいとの思いもある。肩に力が入りすぎているかも知れないが、コツコツやっていくしかないと思う。

 本多書記長がこの「戦争と革命の基本問題」を執筆するに当たって問題にしていた点は大きく三点有る。それらの問題について戦争と内乱、暴力革命と革命戦争に関する基本問題を理論的に研究して実践的指針の確立と実践的指導原則の確立のための理論的基礎とすることが目的であった。(1)として、戦争と内乱、暴力革命と革命戦争の問題に関する一般理論。(2)として、戦争と内乱、暴力革命と革命戦争に関する歴史的考察。(3)現代の軍事思想、現代プロレタリア革命の軍事思想の批判的考察。という壮大な計画の一部として(1)についてのみ論じられている。75年の3・14反革命さえなければ(2)および(3)についても労作が発表されていたことだろう。この論文では戦争と革命の普遍的な法則性と合法則性についての深い洞察がなされている。

 72年当時日本の国内においては第二次世界大戦後の世界は戦争を知らない時代という誤った認識が蔓延っていたが、当時の戦後世界体制はヤルタ・ジュネーブ体制的世界分割、戦後帝国主義の全世界的軍事支配体制の構築、スターリン主義によるプロレタリア階級闘争の一国社会主義的・平和共存政策的歪曲にも拘わらず、帝国主義の戦争・解放と革命の戦争が恒常的永続的に継続し、全体として帝国主義から革命戦争(国際的内乱)に向かうべき世界史的転化の時代であったと言えるし、今現在もそうである。寧ろ帝国主義の危機は第三次世界大戦に向かって着々と深まりつつある。今日ネット右翼などのような連中が幅をきかせ、極右で核武装論者である安部晋三のような輩が政権の座にある事はその最たる現れと言える。今こそプロレタリア革命を対置して闘う時代が到来しつつある。

 (1)第二次世界大戦とその戦後処理によっては29年大恐慌と世界経済のブロック的解体の矛盾を解決し得なかった。(2)帝国主義の戦後世界体制の重圧・スターリン主義による革命の一国社会主義的・平和共存政策的歪曲。と言う二つの要因から帝国主義とスターリン主義の矛盾、戦後支配体制の再分割を巡る帝国主義列強間の矛盾、帝国主義と半植民地後進諸国人民との矛盾、帝国主義と本国プロレタリアートとの矛盾が、世界の至る所で各種の戦争として爆発し、世界革命による根底的解決を求めている。

 帝国主義本国のプロレタリアート人民が、闘う半植民地後進諸国人民と連帯し帝国主義本国革命に関する「平和革命」的背教者の綱領と実践を粉砕し、帝国主義国家権力打倒=プロレタリア独裁樹立の革命闘争を開始する事は今や世界革命の重大な任務である。問題なのはここ最近の革共同のスローガンである「労働運動で革命をやろう」という物なのだが、私には今ひとつ理解が出来ない。現時点で革共同は基幹産業の労組を全くと言って良いが組織できていない。一足飛びに革命を唱えるその論旨が良く分からないのである。やはり職場生産点に強大な党組織を建設して行く営々たる取り組みが忘れられてはならないと思う。或いは21世紀の10・8羽田闘争のような大転換を狙っているのかも知れないが。A&U大阪の「8・6ヒロシマ大騒動byユメウツツ(パート1)」  「8・6ヒロシマ大騒動byユメウツツ(パート2)」などを読むと戦闘的なデモが復活しつつあると実感できるのであるが。

 何にせよ、帝国主義の戦後支配体制が経済体制・政治的軍事的体制でも世界史的破局を迎えつつあることは確かである。同時に中国・朝鮮などのスターリン主義の歴史的破産は益々明白となる今日、現代世界の戦争と内乱・暴力革命と革命戦争とその指導に関する合法則的原則を確立することはまさに焦眉の問題となっている。この事は72年当時よりも更に切迫していると言える。

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コメント

 kkoさん初めまして。本多著作選2巻を読まれたそうですが、内容は全く理解できなかったようですね。「基本問題」の第一章および「暴力の復権のために」に書かれている暴力や戦争の持つ階級性について、出来ましたら今一度じっくりと考えて欲しいと思います。
 アメリカは今日イラクで罪もない人々を連日虐殺しています。イスラエルはパレスチナの人々に対して弾圧や暗殺を繰り返しています。今日の記事で自衛隊がなし崩しに戦闘状態にはいることを企んでいたことを批判しました。
 支配階級は被支配階級人民・被抑圧民族人民に対する暴力・殺人を堂々と開き直っています。この事に対して小ブル平和主義者的に嫌悪感を示すだけでは問題は解決しません。労働者の立場から暴力を復権させることこそが重要であると考えます。

投稿: アッテンボロー | 2007年8月12日 (日) 18時44分

本多書記長の本の2巻を読んだことがあります。
私の感性では、正直言ってひどすぎる!!これでも人間か!!以外の感想はありませんでした。
だって、カクマルを殺せ、殲滅しろの文章でかなりをしめられています。
たしかに、カクマル派は反革命の悪い組織なのでしょうが、だからと言って同じ日本人の一般市民に対しての殺人を組織の方針にしていた党派に未来はあるでしょうか?
左から右まで、政治団体として人前に出ている党派で暴力と殺人を肯定しているのは私の知っている範囲では中核派とカクマル派以外にないと思うのですが、いかがでしょうか?
このような組織が反戦だの労働者の生きる権利をなとどいってもチャンチャラおかしいとしか考えられません。

投稿: kko | 2007年8月12日 (日) 09時08分

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