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2007年9月 8日 (土)

ふるさと小包から撤退相次ぐ

 はなゆーさんから教えて頂いたのだが、北海道新聞によると北海道の業者5社がふるさと小包での取り扱いをかめて撤退するそうである。理由は民営化によって手数料が値上がりするほか、チラシの有効期限が現行1年を3ヶ月に短縮されるために採算が取れなくなるからだという。報道さているのは今のところ北海道だけのようだが、多分この傾向は中小企業が殆どを占めるふるさと小包取扱業者の多くに影響すると思われる。

ふるさと小包撤退 室蘭やきとり、カレーラーメン5業者 民営化で手数料負担に(09/07 08:55)北海道新聞

 【室蘭】十月一日の郵政民営化を受けて、室蘭市内の「室蘭やきとり」や「カレーラーメン」などの生産者の大半が、郵便局の「ふるさと小包」での販売を取りやめる方針を固めたことが六日までに分かった。民営化により、現在は求められていない手数料を新たに支払わなければならなくなるなど負担が増すためで、中小の生産者を中心に撤退の動きが広がりそうだ。

 同小包の販売取りやめを決めているのは、老舗やきとり店「鳥辰本店」やカレーラーメンの「蘭たん亭」など五業者。「やきとりの一平本店」など二業者は継続を決めている。また、人気の高いボルト人形「ボルタ」は、民営化後は食品しか扱わない同小包の対象外となる。

 同小包は、消費者が郵便局で申し込むと、注文を受けた生産者らが「ゆうパック」で指定先に直送する仕組み。民営化により、生産者は一個当たり価格の10%を手数料として郵便局会社に支払わなければならなくなるうえ、郵便局に置く「払込取扱票」などのついたチラシも、これまでの一年間から三カ月ごとに更新しなくてはならず、印刷代などの負担が増す。

 鳥辰本店は「採算を取るためには価格を値上げせざるを得ないが、競争力は下がってしまう。ふるさと小包からは撤退し、直接受注による商品の発送などに切り替える」と話している。

■ 室蘭やきとりなどの「ふるさと小包」に"黄色信号"
【2007年9月8日(土)朝刊】室蘭民報

 室蘭やきとりやカレーラーメン、ボルタなど、名産品を数多くそろえた郵便局の「ふるさと小包」に"黄色信号"がともっている。郵政民営化の10月1日以降、業者が同小包を発送する際、業者側が1個当たり10%の手数料を支払わなければならなくなる。室蘭市内の製造業者では、ふるさと小包からの撤退や一般小包「ゆうパック」での発送に切り替えるなど、対応に腐心している。

 ふるさと小包は全国各地の産品を産地から直接ゆうパックで届けるサービス。日本郵政公社北海道支社などによると民営化後は、同小包は全国一律で手数料を郵便局株式会社に支払うことになる。これまで手数料はなかった。さらに食品のみの扱いとなり、てつのまちぷろじぇくと(ボルタ工房)の「ボルタ」は"アウト"になる。また、同小包の対象にならなければ、郵便局に申し込みのチラシを置けないという。

 室蘭やきとりゆうパックの開発・販売第1号店である「鳥辰本店」は、新たな手数料を支払うと代金の値上げが必要になることから、ふるさと小包をあきらめ、一般小包「ゆうパック」のチルド発送に切り替える。料金は従来と同じ。「値上げはこれまで利用してくれたお客に申し訳ない」と話す。

 郵便局にチラシが置けなくなるが、「ダイレクトメールにチラシを同封して対応する」としている。「室蘭やきとりの発送をやめるわけではない。これまで同様に利用してほしい」と呼び掛けている。

 同じく室蘭やきとりを提供している一平本店は「ふるさと小包としては9月いっぱいで打ち切る。1000円ほど上げないと採算が取れない」と悩む。今後については「10月いっぱいは休み、11月からはゆうパックとして再開したい」としている。

 室蘭カレーラーメンを売り出している北海道厚産は「送料分を考えると、500円ほど値上げしなければならない状況。今月いっぱいで販売を中止する。今後の継続は様子をみて判断したい」。

 天ぷらかまぼこを提供している池田屋も「今月いっぱいで中止。今後は新聞チラシでの宣伝や口コミで知ってもらえれば」と期待する一方、「これから定着していく段階だったのに」と残念がる。

 食品ではないために"アウト"になったボルタ工房は「今後は店舗と電子メールでの注文方法を検討していきたい」としている。

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コメント

小包ではなく、郵貯。

民営化にあたって「○○の△△」とか「■■の△△」という同じ名義人だが肩書きが違う場合の通帳は、認めないという。どんな肩書きでも名義人が同一なら一口座しか開けないし、そもそも法人あるいはそのような形態は想定外ですか?ちょっと局員を窓口でいじめました…

これまでは、OKだった。そうなら、民間に口座を移すのみ。でも、民間も口座開設=取引開始には慎重ですね。

投稿: イレギュラーず | 2007年9月10日 (月) 00時43分

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 今日のお花はビオラです.語源的にはラテン語(イタリア語)の viola d'amore ヴィオラ・ダ・モーレ から来ているらしいけど,viola da gamba ビオラ・ダ・ガンバ という言葉もある.要するにアルト記号 (alto clef) のついた,高音を出す楽器ということだ.気象学用語にも altocumulus 高積雲 というのがありますね(あくまでラテン語.英語のは宿題(笑)).  英語には altogether foolish notion という言葉がある.英和辞典には「全く馬... [続きを読む]

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