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2007年9月19日 (水)

動労千葉支援を通じて学んだ事について

 マル共連と2チャンネル中核派スレとで、先日来「動労千葉に学び」「労働運動で革命をやろう」と言う現在の中核派の運動路線について喧々囂々の議論が為されている。03年の新指導路線以来中核派の実権を掌握したとされる人々が、今までの91年5月テーゼにおける労働運動・大衆運動重視路線の不十分さを突いて徹底的に労働組合・労働運動の組織化を図っている物なのだろうか。正直言って新指導路線については殆ど理解できていないのである。だからその方針が正しいのか間違っているのかと言う事について言及する資格は私にはないと思うのだが、自分なりに組合運動の中で実践してきた事を元にして動労千葉に学ぶという事を考えてみたい。

 私が所属しているJPUの支部は、かつては革労協狭間派の拠点支部であった。そのことから私の職場での運動は、全逓本部派に対する批判と同時に革労協に対する批判をもしなければならなかった。その中で80年代後半から一貫して主張してきたのが動労千葉のように闘おうと言う事だった。中核派にとって労組を掌握しているのが唯一動労千葉だけであったからである。もちろんかつては全逓東京国際支部や全軍労牧港支部などで主導権を握っていたのだが、反革命ファシストカクマルとの内戦や権力の弾圧との闘いの結果残念ながら崩壊してしまった拠点が殆どであった。例えば全逓守口分会などもそうであったが、中心人物が86年の泉佐野市議選弾圧の過程で転向した事によって崩壊したし、奈良西分会の場合にも70年代はマイクロバスを仕立てて狭山闘争や三里塚闘争に動員する拠点であったが諸事情があったために手放す事になった。全逓においては加古川分会での拠点化の闘いくらいしかモデルとすべき運動がなかったと言える。

 いきおい、どの様な運動がしたいのだと問われた時に引き合いに出すのが動労千葉であった。85年の11月に貫徹された国鉄分割民営化反対のストライキと、それに対する報復処分攻撃との闘いをしている動労千葉が私の目指す運動のあり方となった。地域共闘であり反戦闘争でもある三里塚闘争を主体的に担い、ジェット燃料輸送阻止闘争を闘い、更には船橋駅事故闘争において反合理化闘争を徹底して闘い、解雇撤回を勝ち取った動労千葉は、国鉄分割民営化の過程で当局の軍門に下るばかりか尖兵となって国鉄労働者の首切りに邁進した動労中央(後の鉄道労連・現在のJR総連)とは対極に位置する物であった。当たり前と言えば当たり前の事であるが、首を切られた労働者を守るのかどうか、唯それだけの事が多くの組合員の共感を得た。私の分会や他所の分会でも動労千葉の物資斡旋に協力してくれる全逓組合員は沢山存在した。

 全逓中央は80年代後半から四・二八闘争をおざなりにするようになり、東京地本・関東地本の心ある労働者以外の間では取り組みが殆ど為されなくなっていた。更に私の支部ではS君O君闘争と言う首切り事案があったのだが、同じ革労協狭間派でありながら現在の北葛ふれあいユニオン委員長は仲間を見殺しにして闘争を放棄していた。組合員の間には首切りを許さないのが労働運動だという健全な意識が根強くあったのだ。

 もちろん解雇撤回闘争を闘っていたのは動労千葉だけではない。例えば全金本山やス労自主の闘いもあったが、たまたま私の支部ではそれらを支援する人がいなかったために動労千葉の運動がある種偶像化された点がある。中核派は今ひとつ近寄りがたいが動労千葉の支援なら協力するという人は広範に存在していたのだ。残念ながら郵政当局の組合破壊の攻撃としての人事交流や私の鬱病などの結果も相まって、動労千葉の物販支援の取り組みは後退している。だが多くの労働者は首切り合理化に対する不安や危機感を持っている。そこに首を切られても仲間を支える事の大切さを訴える事がどれほど支持を得る事が出来るかと言う事だ。指導部は組合員をも守るために首を賭けて闘い、組合員は首を切られた役員の生活を支える。この当たり前の事が出来ない労組が多すぎる。私は現在のJPUを変革し一人の首切りも許さない組合へと再生したい。労働者は何だかんだと言っても首切りに対する怒りを共有できる存在であると思っている。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。いつも熱い記事楽しく拝読しております。僕はここに集われてる皆様より恐らく若造で政治も不勉強のIT労働者です。記事全て拝読致しました。そう僕の業界でも偽装派遣や搾取が酷く残業代も雀の涙です。だから労組を作る以外ないのですが闘う仲間不足で郵政労組や動労が羨ましいです。エンジニアは請負労働者が多数を占め労組結成を実現するのにかなりの障壁や違法雇用システムの問題があり下手をすると現場がなくなり生活できなくなるからです。ただ僕ら労働者より大先輩の貴方様は絶対に間違ってはいないと信じています。そうこのブログの記事や皆様のコメントを拝見して奴隷的な搾取が横行する業界でどんなに苦しめられても闘う決意が固まり勇気が湧いて来たからです。革命運動とは弱き立場のひとの生活や人権状況を、まずは闘うゆとりのある労働者や思想的に優れた方が模範となって少しでも雇用や労働状況改善を勝ち取る事から始まると思います。勿論いち労働者は生活費や食費それに携帯代…汗、子供の学費だけで四苦八苦で政治や思想は二の次ですが…汗。今回思想に弱い理系で恥ずかしいですがコメントさせていただきました。これからも思想的に初心者の方や若い方に分かりやすい熱い記事期待しております。頑張ってください。追記…業界は違いますが郵政民営化や自国他国問わず基地は嫌いです。またわが故郷の地にも小泉嫌いな方や基地は要らないと思う方もいます。ああ小泉and支援者と心中は御免被ります…北のミサイルの標的に成るのをわかっかていて保守政党に投票する地元民がいると情けないですが…呆然。また神奈川は伝統的に革新の街です。あと遠い昔横浜で起きた米軍機墜落事故で母子を犠牲にしたことは僕は一生許せません。長くなりましたがお許しください。

投稿: ミッターマイヤー | 2007年9月27日 (木) 13時46分

ぶとうさんの一文目と最後の文がおかしいで。ウヨちゃん相手やないんやから(爆)。動労千葉の建前やそいつは。わかってないかんことは本当のことや。

俺が一番恐れてるのはな。ここの所のたてつづけの衰退、敗北で活にしろ元活にしろ、同志らが逃避行動おこすことや。もうおこしとるが。

考えてみ。今世紀入ったころは集まりが200切ったり、集会が1000切ったら打ち上げはお通夜だったで。でも今は「成功成功」で万々歳や。この調子やと集会が50人未満になっても万々歳になる日はそう遠くないで。

中には元気もろうとる!と言うのもいるが、かつてとはちゃうねん。自分と同じ駄目人間やクズ人間と会うことで安心しとるのを元気がでると勘違いしとるだけやねん。酒や欝に逃げても現実は最後まで見えるようにせないかんで。そうでないと俺も胃がんになりそうや(笑)。

投稿: なんだかな | 2007年9月23日 (日) 12時14分

 千葉動労は、革マルとJRとの戦いで鉄道産別運動の牽引をしています。国労は、自民党と公明党、保守党、社民党の4党合意に振り回されて、解雇者の現職復帰にやる気を示せていません。
 建交労鉄道本部は、全労連との連携を強めるために千葉動労との共闘を拒否していましたが、全動労争議団が、国労と千葉動労との共闘の積み重ねたことから、渋々共闘を認めました。 解雇撤回裁判と尼崎での脱線事故防止は、日本の鉄道産業全体の安全輸送と労働条件の向上につながっているのです。

投稿: ぶどうちゃん | 2007年9月23日 (日) 07時52分

アッテンさんは病気が長くて現実をようしらんとこあるからな。

10年前の勝利以降、動労千葉は奈落の底に転がり落ちとるわ。館山運転区の廃止はどう見ても勝利とはいえへんで。物資斡旋も勝利のためやなく生きるためになっとる。まさに乞食となっとるで。

労働者は首切りに対する怒りを共有できるのはたしかや。でもな、アッテンさんが一番見落としとるもんが重要やねん。それは活や元活が労働者から蛇蝎のごとく嫌われてるということや。生活のために働らいとる勤労者に活や元活が「奴隷根性、奴隷根性、マル生、マル生」というとったらまわりの反感かうのは活のほうや。

勤労者は革命でなく生活を求めとるんや。活の戦うと勤労者の戦うは同義ではないということ忘れとるんか知らないんか。

それを基にこれから戦う労働運動の再生をせないかん。並大抵のことやできん。むしろどっかの新天地に転勤して一からやり直したほうがええのかもしれん。心配しとるのはまたアッテンさんが2,3ヶ月後におかしくなってまた休職とかすることや。ここ数年はもともとへたれとったが、最近はへたれが度をすぎとるかんな。ちゃんとせいよ。


投稿: なんだかな | 2007年9月22日 (土) 15時33分

動労千葉と列車運転中止の関係はどうでしょう。
首都圏で圧倒的に運行中止が多いのが千葉から先の各路線。
大雨で、たまたまの雪で、台風で、そして遵法闘争という名のサボタージュ。
大雨に耐える路線保持、改善改修工事よりもまずサボる発想。
事業縮小せざるを得ない社会変化よりも転職する能力も根性もない組合員のために雇用確保を掲げて戦う。
アメリカが軍隊の雇用確保のために各地の紛争を喜んで支援する、雇用確保闘争は全体の没落終焉を早めるためには欠かせません。

投稿: tatu99 | 2007年9月22日 (土) 08時52分

アッテンボローさん、お久しぶりです。「UTSバナーについてのお願い」は、UTSの人達に伝えておきました。(すみません、私はタグの表示がわからないもので……)

投稿: 華氏451度 | 2007年9月20日 (木) 02時15分

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