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2007年9月 9日 (日)

夕凪の街 桜の国

 ここ一週間ほど鬱病のせいか惰眠をむさぼっている。何をするでもなく只ただ寝ているだけだ。本を読むでもなく勉強をするでもなく、無駄に時間を過ごしている。パソコンもあまり使う気になれず、書き込みをして下さった方々への返事も放ったらかしになっている。漸く昨日新聞記事のコピペが殆どの記事を更新した。いくら何でも郵政民営化に関わる問題を他人様に教えて貰っていながら何も書かない訳にはいかなかったからだ。本調子になるまでどの程度時間が掛かるか分からないが、兎に角、書ける事だけでも記事にしていこうと思う。

 昨夜は息子の寝相が酷かったために一睡もする事が出来ず、気がつけば犬の散歩の時間になっていた。散歩を済ませてから寝ようと思ったのだが空腹のために寝付けず、結局簡単な朝食を済ませてから再び床に就き、暫くの間携帯電話でニュースなどを見ながら睡魔の訪れを待った。昼食時に起き出して、その後もゴソゴソしていたら先月初めに買った「夕凪の街 桜の国」を思い出した。7月28日から上映されていたため8月前半は様々な人が映画評などを書いていたので読んでみようと思ったのだ。その時も体調不良か何かで直ぐに読む事は出来ず、妻と次女とが先に読んでいた。作者のこうの史代さんは「びっぴら帳」であったか記憶が定かではないが、鶏と飼い主との日常生活のマンガを読んだくらいしか知らないのだが、ほのぼのとした暖かみのある絵を描く人だという印象があった。

 物語は被爆から10年後の広島に生きる皆実と、その姪に当たる七波の幼少時代と被爆50年目の日本とを描いている。皆実は被爆直後の光景が脳裏に焼き付いていてことあるごとにそれを思い出したり、自分が生き延びた事への複雑な感情にさいなまれる。まだ戦後のバラックが沢山残る55年、広島では被爆10周年を期して初の原水禁世界大会が行われるという時代背景。放射能の後遺症によって若くして世を去っていく。七波は皆実の弟の娘で広島から遠く離れた東京で暮らしているが、被爆二世であるために生じる問題に直面している。疎開していたために難を逃れた父親が被爆者の女性との結婚を反対され、七波の弟もおそらく被爆二世である事が原因で恋人との別れ話が出たりする。原爆が今なお深い爪痕を残している事が良く分かる。

 作者は後書きで、広島出身でありながら原爆の問題を避けてきたが、東京で生活するようになって周囲の人々には更に遠い出来事である事を実感し、原爆について語り平和について語る事の重要性を知ったと述べている。十五年戦争から既に62年が過ぎた今だからこそ、被爆体験や戦争体験を語り継いでいく事が重要なのだと改めて思い知らされた。安易な特攻隊賛美の駄作と違いこの作品が佐々部清監督によって映画化された事も本当に意味がある事だと思う。残念ながら近所の映画館では上映されていないために見ていないのだが、まだ上映中の映画館もあるようなので出来れば足を運んでみたいと思う。

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「アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

広島には 皆実(みなみ)という地名があります。
皆実には被爆建物が,まだ遺されています。


特攻隊の作品で(知覧)(←ご存知だと思いますm(__)m)は 一握りの人々による判断で死にゆく 若い命と 彼らの心の内を伝える 良い本だと思っています。
1度 触れてみて下さい。
(只,中学時代に読んだ本の感想なので…思いに到達しなかったらm(__)m)

特攻隊の生き残りと…未だに悩み苦しんでいる人の声を生で聞いています。

生きてこそ…生きていて下さったから貴方と出会えてます。と80歳過ぎた方に思いを伝えています。


広島・長崎の思いは 東日本への思いです。

上辺だけの 言葉や行動は 相手も しっかりと その人々の心を見ています。

自分の 愚かさに 気付いて自分自身を反省しています。
瞬間湯沸し器になり 言葉の暴力 申し訳ありませんでした。

貴方の 言葉に魅了されているのは 真です。

貴方が 愛の☆(星)を持っているのも 真です。

遊び人という意味では ないんです。

偶然見かけた 言葉のやり取りが 悲しすぎたから。
私の 愚かな嫉妬です。
顔も知らない 貴方への嫉妬です。笑って下さい。

申し訳ありませんでした。

投稿: | 2012年9月22日 (土) 23時35分

>安易な特攻隊賛美の駄作
特攻隊をテーマにした作品は、左右それぞれのイデオロギーを信仰している人に対しては、共感を呼びにくい代物なんですよね。
右の人からは、「反戦思想に凝り固まった作品」と切り捨てられ、左からは「帝国主義のプロパガンダ」とレッテル貼られる。

>佐々部清監督
その佐々部清監督も特攻作品を世に出していますな。
『出口のない海』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E5%8F%A3%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E6%B5%B7

投稿: うりぼう | 2007年9月10日 (月) 20時36分

あえて境遇と目的を同じにする者として厳しいこと言うが、今のアッテンさんの存在はマル生や守銭奴、管理職、職制を悦ばしているだけなんやで。連中はアッテンさんには辞めてもらいたくなかったりするんや。自分らより明らかに下のしょうもないクズの存在はありがたいんや。アッテンさんが大声で喚いてもダメージになっとらん。

むしろアッテンさんに辞めてもらいたいと思っているのは労働者意識を持つ郵政労働者の方や。

あのHと同列や仲間と思われるのがつらいんや。でもここまで闘争や運動が衰退しているとクズな活や元活でも人手が欲しい。そんなショウも無いバランスの中で俺らみたいんなのは存在しえるんや。

そこから運動を再生させるんやで並なことやない。労働者意識ってのはアジト暮らしで上納金の余りで生活なんて許容せんで。生活を守るために必死なんや。アッテンさんも娘さんが進学するためにはなりふり構わず働くはずや。さすがにカミサンにすべて頼ろうとはせんはずや。それをやったからって労働者意識の欠如にはならんやろ。

まぁ長くだらだら書いたが、はよう治して復帰してもらいたい。このまま中途半端に復帰されたら奴隷根性なマル生以下の存在にまたなり果てるで。

投稿: なんだかな | 2007年9月10日 (月) 01時42分

>>いくら何でも郵政民営化に関わる問題を他人様に教えて貰っていながら何も書かない訳にはいかなかったからだ。本調子になるまでどの程度時間が掛かるか分からないが、兎に角、書ける事だけでも記事にしていこうと思う。

そなことせんでいいんねん。

治すことが先決や。やる気がでないならやらんでいいんやで。

復職したらいやでも厳しい現実と戦わなければアカン。今は余分な精神的負荷はうけたらあかんのや。アッテンさんの状況は悪化の一途なんやからな。

投稿: なんだかな | 2007年9月10日 (月) 01時35分

>安易な特攻隊賛美の駄作
もしかして「俺は、君のためにこそ死ににいく」を指してるのでしょうか?
それとも「男たちのYAMATO」?
まぁどっちにしろ、特攻賛美ではないわけですが。寧ろ特攻がどんなに辛いものか書いてましたけど。


映画見るならば、しばらくすればyoutubeなりニコニコ動画辺りに出てくるでしょうから、それで見てみては?

投稿: ROM人 | 2007年9月 9日 (日) 20時43分

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