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2007年12月 5日 (水)

前衛党組織論序説 --「なにをなすべきか」に学ぶ--

 本多延嘉著作選第7巻所収のこの論文は、73年夏の学生書記局学習会の講演をテープから起こした物である。本多書記長がレーニンの党組織論を現代革命運動の中に如何にして継承しているかが良く分かる物となっている。数日前に「検証 党組織論」を再読し始めたが、私の寄って立つべき処である本多理論を自己の物としない状況で小西誠さんらの主張を読んでも混乱するだけであると考え、順番を入れ替えて先に読んでみた。

 小西氏らは「民主主義的中央集権制」によって党内民主主義が疎外されていると考えているが、本多書記長はその様なことを一蹴している。

 「では、どういうかたちで実際は、(ⅲ)その組織の民主主義的中央集権制は保証されているのか、というと、それはつまり、幹部が党員によって信頼されている、ということによって、それはちゃんと保証されているんだということを、ここでいっている。
 これは、ちょっとおもしろい考え方だけど、重要なんだ。反対の人はやめてしまうでしょう。だから、ちゃんと民主主義はあるんだ。選択する自由はあるのだから。国家みたいに自分の意志にかかわりなしにいれられてしまって、でるにもでられないでいるのと、政治組織とは違う。国家というのは、日本人とか、何とか人とか決められて、自分に関係ないのに、『お前は、もう、そういうふうに決まっているんだ』とか、・・・。だけど政党は違う。皆、けっこう民主主義を発揮してやめていくでしょう。(笑)」

 今日の革共同・中核派に対しては、確かに小西誠氏らの主張の様に党内民主主義が機能していないと言えるかも知れない。二重対峙対カクマル戦争の重圧の中で軍令主義が蔓延し、極限的状況下での運動と組織の有り様を強制されてきたという面が存在している。だがその事はレーニンの時代にツァーリズムの専制政治の下で非合法化に置かれていたボルシェビキとの間に本質的違いがあったのだろうか。革命党が敵国家権力・資本家階級の打倒を目的に活動している以上、どの様な形であれ「公開制」と「選挙制」が保証される訳がないのだ。問題なのはその様な非合法・非公然の本質を持った革命党が生き生きとした党内民主主義を確立するためにはどうするべきかが重要なのだと思う。

 ではどの様にして党内民主主義を確立するかという問題については「前衛党組織論序説」を一読しただけでは分からない。だがしかし、レーニンの党組織論が今日全面的に否定される物ではないと言うことは確かであるし、スターリンの誤りの根源をレーニンに求める考え方には組することは出来ない。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 もう来なくて良いぞ。

投稿: アッテンボロー | 2007年12月13日 (木) 23時19分

ミクシー言うところに色々書いとるみたいやの。警戒心はどこいっとるんや!?漏れとるで!

投稿: なんだかな・最後 | 2007年12月13日 (木) 23時06分

何きれとんねん。ミクシー?知らんわそんなもん

おしゃべりな参加者に言え。わきが甘すぎるで

もうええわ。ホントに失望ばっかや。最後にええこと教えたる。まだ俺は現役や。ごたごたのお陰で、これからは知らん。アッテンさんとは会っとるで。

どっちにしろ労働者を一から始めるんや。それしか手はない。ほなな

投稿: なんだかな | 2007年12月13日 (木) 22時48分

 なんだかな、いい加減にしろ。ミクシーの友人限定の日記の内容でゴチャゴチャイチャモン付けてくるのはやめろ!! いい加減我慢の限界に来ているからな。

 ぶどうちゃん、「何をなすべきか」は本当に重要な文献ですね。ボロボロとまでは行きませんが何度も読み返しています。

投稿: アッテンボロー | 2007年12月13日 (木) 16時30分

 レーニンの何をなすべきか?は、本がぼろぼろにするほど読んでいました。この著作は、マルクス主義の外からの注入、理論と実践の関係、全国規模の機関紙の発行などが書かれています。
 この著作は、政治活動や労働組合、市民運動のなかでの実践のチェックのために欠かせません。

投稿: ぶどうちゃん | 2007年12月12日 (水) 20時36分

忘年会は討論の場所じゃないということや。白けるから。

投稿: なんだかな | 2007年12月12日 (水) 00時14分

 なんだかなさん、知識欲にまで色々言われると心外です。忘年会についても参加したらいけないのですか?

投稿: アッテンボロー | 2007年12月 9日 (日) 22時57分

カールシュミット以前にやることあんやろ。全く。

評判悪いぞ、どの面下げて忘年会に参加しとる

投稿: なんだかな | 2007年12月 9日 (日) 01時09分

 「唯一前衛党」論というか、レーニンが他の政党を禁じていった経緯は掘り下げて検証しないといけませんね。折角レーニン全集を買ったことですし、少しずつでも読んでみます。
 カール・シュミットは読んだことがないので詳しく教えていただけると助かります。

投稿: アッテンボロー | 2007年12月 8日 (土) 20時25分

そうですね。唯一前衛党という考えは、そもそもマルクス主義的ではないですし、レーニンも革命直後までそんなことは考えも及びませんでした。本多さんの論理構造もそういうものだと思われます。

ただ、スターリンのせいには決して出来ない、「唯一前衛党」理論というものが発生したのも事実なわけで。問題は、何でこんなことになったのか、ということです。

この辺の参照先としては、カール・シュミットの「友-敵」理論であるとよく言われます。

投稿: TAMO2 | 2007年12月 8日 (土) 10時28分

  TAMO2さん本多書記長の論理は唯一前衛党と言うには少し違った印象を受けています。仰るように複数の党はが切磋琢磨しつつ階級情勢を牽引していくという物ではないかと読んでいます。
 ただ民主集中制は革命党が国家権力との攻防化にある以上避けて通れない問題だと思います。全てを公開することは無理だと思いますので。

投稿: アッテンボロー | 2007年12月 8日 (土) 00時23分

「党」とは、一つ党員だけの問題ではなく、その国・地域の民衆の問題ですね。だから、党外の人間「こそ」大いに語るべきだと思います。

民主集中制というアモルフなものを物神崇拝的、あるいは固定的に捉えることは危険ですね。

それから、本多さんには自明の理かも知れませんが、複数「党」制(「政党」とは書かない)を是としなければ、本多さんの議論は成り立ちませんね。

投稿: TAMO2 | 2007年12月 7日 (金) 08時19分

 藤壺さん、「イスト」は全然読めていません。入手できたらじっくり読んでみます。その前に「前進」を熟読できるようになる必要がありますが。古典の学習も並行して行うようにします。

 ヒロさん、党外の人の注目を集めるほどこの問題が日本階級闘争に与える影響は大きいのだと思います。これはこれで中核派大好き人間の私にとっては良いことだと思えます。
 権力の弾圧下で生き生きとした党内民主主義・本物の民主集中制を築くにはどうするかが論点でしょうね。

投稿: アッテンボロー | 2007年12月 6日 (木) 14時26分

 党内にいたことも無い人間がコメントする立場にはありませんが、非公然・非合法の状況下で、党内民主主義の問題は革命党にとって非常に難しい問題だと思います。
  
 当然、情報の公開は党内でも制限され議論も制限されなければならないと思います。
 
 私が関わっていた党派は(党内にいませんでしたが)、某氏というカリスマ的な存在下にありました。(それ故「転向」してしまったのかもしれませんが。)

 しかし、あまりにも党内にそのような流れが行き過ぎると付いていけないという雰囲気が生まれるのだと思います。
 そして小西さんや元杉並区議達のような貴重な人材を失ってしまいます。
 まさにご指摘された「生き生きとした党内民主主義を確立するためにはどうするべきかが重要なのだと思う。」という事に賛同します。

投稿: ヒロ | 2007年12月 6日 (木) 03時41分

ノーネイムさんの書き込みを中断してしまったようで申し訳ないです(笑)

さっそくご心配されていたCMが入っていますが、ここを「戦場」にするつもりはありません。
ご迷惑がかかるようでしたら、ご一報ください。

さて、党内的には昨今はあまり学習する機会がないのがかなり問題かも・・・と思っているのが
党組織論、党規律論が書かれている「一歩前進二歩後退」です。
本多著作選と同時に、古典を同時並行的に学習されるのも必要かと存じます。

アドバイスされていた「イスト」の諸決議は必読です。
(もう、読まれているとは存じますが)

焦らず、じっくり腰を据えてともに頑張っていきましょう!

投稿: 藤壺 | 2007年12月 6日 (木) 01時36分

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