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2008年4月23日 (水)

外泊が認められた

r 4月5日の夕方に妻が蜘蛛膜下出血で倒れて入院した。午後7時頃に医大病院に行くと主治医の先生が緊急手術の準備をしていた。家族の人を呼んでおいて下さいとのことであった。子ども達は自宅に置いたまま、私だけが病院に駆けつけていたのであるが、妻の実家にも連絡を入れる。直ぐに立つのは無理であるが7日の月曜に飛行機で飛んでくると言うことになった。夜の間深夜二時頃まで手術が続いた。約6時間である。破裂した血管の動脈瘤の部分は縫合が上手く行き、再度の出血は食い止めることが出来た。際出血した場合は殆どの人が命を落とすようである。手術終了後にも「ご家族の人はまだですか」と言われた。それだけ危ない状態であったのだろう。

 翌日子ども達を連れて医大病院に行った。妻は手術後の重症患者が入る部屋の中でも一番危ない状態の人がいる場所に寝ていた。手洗いをして病室に入れるのは一度に二人だけであるので私と息子が最初に入り、娘達は後から入った。意識は回復していた物の言っていることが要領を得ない。まだまだ色々と混乱があるのだろう。職場には既に連絡が入っていたようで、数日後病気休暇についての書類を提出するように求められた。

 月曜には妻の親族が到着したので早速病院に行き、面会した。まだ意識の回復は完全ではなかったが、母親や兄弟の顔が理解できたようだ。この日は長女の高校の入学式であったので、午前中は付きそう必要があった。入学式の後の各種説明を受けている時に妻の次兄から電話が入り、近くまで来たが道が分からないという東京から朝出て車で高速を飛ばしてきたのだ。三時頃には妻の母と長兄と三兄、三兄の長女が来た。同じく次女も夜には滋賀から飛んで来た。

 医師の説明では蜘蛛膜下出血には三つの山場があるという。一番目は血管が破裂した際の処置である。此所で生き死にが大体決まる。二つ目は蜘蛛膜下出血した血液の一部が脳の各地に付着することで起きる脳血管攣縮という症状である。早い話が脳の血管が収縮して脳梗塞を起こすのである。この時に後遺症が大体決まる。これが二週間前後に起きるのだ。三つ目の山場は水頭症である。脳内に髄液があふれ出るために脳が圧迫されて頭痛の原因となる。腰から管を入れて髄液を抜くことで症状を和らげる。

 どうにか第一と第二の山は越せたようで、25日の土曜日に外泊の許可が出た。28の月曜に再度病院に泊まり検査をする。結果が良好であれば29日に退院できるという。漸く先が見えてきたので安堵している。四月と言うこともあり学校行事が立て続けにあるし、妻の看病のために連日病院に付き添いをしている。帰宅すれば家事が待っている。正直仕事に行っていた時の方が楽であった。特に妻の病状を考えると精神的に休まらない。お陰で私の鬱病の方もあまり状態が良くない。だが何にしても妻が退院すれば、直ぐにとは行かないが日常の生活が戻ってくる。あと少しの辛抱である。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 薩摩長州さん、返信が遅くなりました。以前息子の腎臓病での入院を細かく書いたところ、沢山の人に心配をかけてしまったので、妻の件は本当は書かずにいる予定でした。Mixiで少数の友人向けに書いただけで済ませるつもりでしたが、いつの間にやら話が広まってしまった物ですから。

 薩摩長州さんのお連れ合いも大病をなさっていたのですね。若いうちは病気とは無縁の生活でしたが、中年となったことを実感してしまいます。

 「勝利に向かっての試練」という本もありますし、逆境に負けず、寧ろそれをバネとして飛躍する強い精神を持てとの励まし、本当にどうも有り難うございます。家族の絆だけは強まったかと思っています。

 あすかさん、昨日今日と妻が外泊で家にいた安心からか、しっかり寝込んでしまいました。とは言え寝床でマンガを読んでいたりしただけなんですが、あと朝寝坊もたっぷりしました。休養できる時は出来るだけするようにします。虫食いだらけのいつ倒れるか分からない「大黒柱」ですが、一所懸命家族を支えたいと思います。

投稿: アッテンボロー | 2008年4月27日 (日) 21時48分

お疲れ様です・・・としかいいようがないです。
ご自身の病気と闘いながら、家族をも支えているアッテンさんは実に芯の強い人だなと思います。
本当の意味での一家の大黒柱・・ですね。

休める時は無理せずに休養してください。

投稿: あすか | 2008年4月27日 (日) 01時09分

たいへんな事態に直面しておられたのですね。心中お察しいたします。私も3年前ローザから癌の告白を聞いたとき頭が真っ白になりました。幸い早期での発見であったので大事に至ることはたぶんないだろうとのことでしたが。
奥様も2度の危機をこえられたとのこと、本当によかったですね。なれど、大病です。担当医に迷いがあるのなら大事をとられた方がよろしいかと。ひきつづき緊張と多忙の日々でございましょうが、ふんばってくださいアッテンさん、”危機に強く、災い転じて福となす”そんな、前向き思考が中核派です。家族を支えてあげてくださいませ。煮詰まらないように心にほんの一握りの余裕を持ちつつ。

投稿: 薩摩長州 | 2008年4月26日 (土) 09時59分

 憂楽嘲(ごまめの翁)さん、お見舞いを頂きどうも有り難うございます。妻の病気についてブログで公表したのはこの記事が初めてですので気づかれるのが遅かったと言うこともないかと思います。

 妻は元々多発性脳動脈瘤がありまして、去年から医大に通院していたのです。幸いにも搬送先が医大で、主治医に執刀して貰えたために危ういところを助けて貰うことが出来ました。

 今日も付き添いに行ってきたのですが、本人は非常に元気でした。主治医の先生の意見では退院しても大丈夫だと言うことなのですが、いまの担当医が中々決断してくれないので長引きそうだと言うことです。

 何にしましても落ち着きましたら時事問題などについての駄文を書きたいと思っています。その際はまたどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: アッテンボロー | 2008年4月25日 (金) 21時57分

アッテンポーロさま

 気が付きませんでごめんなさい。

 奥様がくも膜下出血で入院されたそうですが、外泊ができるほど回復されたよしよかったですね。

 くも膜下出血は女性の方に多いようですが、救急で連れていかれる病院で生存率も違ってきます。阪大病院で良かったですね。

 貴兄もお体気をつれて下さい。遅ればせですがお見舞い申し上げます。

投稿: 憂楽嘲(ごまめの翁) | 2008年4月25日 (金) 20時18分

  kogomiさん、どうも有り難うございます。何とか退院のめども付いて一安心です。書き込みについては気にしていただくことはありませんのでご安心ください。本当にプレッシャーになっていたのでしたらメールを頂いた時にその旨を伝えさせていただいていましたので。ミラクルヤンではありませんが、「皆さんどうぞ楽しんで下さい」(だったかな?)という三秒スピーチもありますので。

 虎児さん、本当に2ちゃんねるは無責任なことを色々と書いてくれますね。多分このブログは読まずに2ちゃんだけを見ていい加減なことを書く人間が居るのでしょうね。勘の良い方はブログの記事だけを見て家族に何かあったのではと心配してメールをくださった方もありました。Mixiの日記が晒されたのは大変遺憾ですが、今後は大事なことはあちらに書かないようにしようと思っています。

 お身内にも蜘蛛膜下出血の経験者の方がおられるのですね。無事に回復なさった話を聞くと妻もそうあって欲しいと思います。幸いにも経過は良好ですので後遺症も少ないのではと思っています。

  SOBAさん、大変と言っても私に出来る事は知れていまして、妻の着替えを取り替えに行ったり不足している物がないか聞いて買い出しに行く程度です。心配のために精神的に疲れるのが一番堪えますね。退職して仕事のプレッシャーもなくなり、自分の病気が少し良くなりだしたと思ったところにこれですから。宿題が中々出来ませんで、身辺が落ち着きましたら「自民党政治」をブログに貼り付けるようにしたいと思っています。

 ブログの更新は何かしていないと不安に押しつぶされそうで、ついついしてしまいました。コメントへの返事もそうです。でも思考がまとまらないので内容的には対したことはかけませんでした。(普段から大したことは書いていませんが・・・)

 ビープさん、どうも有り難うございます。確かに生活習慣病ですので食生活には注意が必要ですね。息子の腎臓病と妻が高血圧でしたので出来るだけ薄味の食事にするよう心がけてはいましたが、仕事の疲れが引き金となったようです。水分の摂取は普段から大量に取っていますので多分大丈夫だと思います。蕎麦については勉強不足でした。ウコンなどは以前から飲ませていたのですが。近所のサガミでそば茶を売っていますから今度買いに行ってみます。鰯も、子ども達の発育のこともありますから出来るだけ食べるようにします。

 細かい食事療法については栄養士さんに聞くなりして勉強してみます。一応医大病院の売店で脳に関する病気の本は買ってきて読んでいるところです。多分中には食生活の改善についての記載もあるはずですので熟読するようにします。

投稿: アッテンボロー | 2008年4月24日 (木) 22時27分

そういう深刻な事情があったのですね。
なんとか回復されたようで一安心しました。


ただ、脳血管疾患は生活習慣病でしょうから、再発を防止するためにも、これからは体質改善が必要ですね。


まず、睡眠不足は絶対厳禁でしょう。
また、水は一日2リットルは飲む必要があるそうです。特に、就寝前の水分補給は必須みたいです。
それから、そばアレルギーがなければ、そばはすごく効くみたいですよ。血管を破れにくくする成分が含まれているそうです。最近は、そば茶というのも普通に売られています。味は麦茶と似たようなもんです。
血液そのものをサラサラにするにはイワシなどがよいそうです。
納豆もいいそうですが、こちらは飲み薬と化学反応を起こす場合があるそうなので、医師や薬剤師に確認してみて下さい。
病院には「管理栄養士」がいて食事指導をしてくれるはずなので、相談されてみてはどうでしょうか。

投稿: ビープ | 2008年4月24日 (木) 19時48分

アッテンボローさんの大変な状況を考えるとなんと言ってよいやら言葉もないです。

しばらくブログの方を休まれるのもひとつの手ではないかと思います。

休みます宣言をして、その間コメントとトラックバックを受け付けないか、あるいは承認制にするのも良いと思います。

投稿: SOBA | 2008年4月24日 (木) 18時33分

2チャンネルの心ない書き込みで大方のご事情は察していましたが、退院の目途も立ったとのこと、心からお喜び申し上げます。ここしばらくのアッテンボローさんのご心労は想像するに余りあるものがあったかと思います。本当によくがんばられましたね。わたしの知人も二人くも膜下出血を患ったものがおりますが、二人とも何の後遺症もなく回復しています。奥様も必ず完治なさるでしょう。アッテンボローさんもお体に充分気を付けて、ご家族を支えてあげてください。

投稿: 虎児 | 2008年4月24日 (木) 08時43分

>後遺症についても今の時点では
>それほど心配なさそうなので
>ホッと胸をなで下ろしています。

本当に、本当に良かったですね!!!
きっと、今まで気の休まる日は無かったと思います。
退院のメドが付いたこと、本当におめでとうございます。

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改めて、これまでプレッシャーを掛けてしまう投稿を重ねていたこと、お詫び申し上げます。すみませんでした。

投稿: kogomi | 2008年4月24日 (木) 01時04分

 主義者Yさん、ご母堂の入院の際にも色々あったことでしょうね。看病の苦労を知っている方からの励ましほど心強い物はありません。幸い経過は非常に良好です。後遺症についても今の時点ではそれほど心配なさそうなのでホッと胸をなで下ろしています。

投稿: アッテンボロー | 2008年4月23日 (水) 23時58分

私の母親のときもほとんど同じ経緯をたどりました。ともかくも脳梗塞の危険をのりこえたことは本当に良かったですね。まだ気は抜けないでしょうが焦らずに家族を支えてください。
きっと大丈夫です。

投稿: 主義者Y | 2008年4月23日 (水) 23時48分

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