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2008年5月

2008年5月17日 (土)

5・16近畿支社前抗議集会

 4月28日に発令された本人同意無き人事異動に対する抗議集会を日本郵便および郵便局会社の近畿支社前で開催した。集会には関西各地から27名の闘う仲間が結集した。人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会の取り組みとしては三年ぶりの近郵前抗議集会である。会の結成以来約10年が経過するが、闘いの炎は今だ消えていないことが実感できた。

 集会は高槻の仲間の司会で始まった。まず最初にシュプレヒコールを行った。「強制配転反対!強制配転攻撃と闘うぞ!」「民営化攻撃と闘うぞ!」「不当労働行為を許さないぞ!」「団結破壊を許さないぞ!」「輸送労働者への解雇・賃下げ攻撃を許さないぞ!」「今すぐ増員しろ!」「非正規職を撤廃せよ!」「郵政ユニオンのストライキに連帯して闘うぞ!」「深夜勤を廃止しろ!」「酒井不当配転裁判に勝利するぞ!」「地域の労働者と連帯して闘うぞ!」「労働運動への弾圧を許さないぞ!」「自衛隊はイラクから撤退しろ!」「日本の参戦を許さないぞ!」「死ぬな!辞めるな!闘おう!」「我々は闘うぞ!」元気の良い声が近畿支社前にこだました。

 主催者挨拶として兵庫の仲間から記帳の提起を兼ねた発言があった。昨年10月の民営分社化発足当初、15000名の要員不足の状態であった。職場では労働強化と正規職員を非常勤に置き換える攻撃が激化しており、今や郵便職場の三分の二が非常勤で占められている。本務者に対しては資本の尖兵となるように思想攻撃が行われているが、非常勤労働者に対しても無権利状態の中で責任だけが押し付けられている。職場は労働強化によって交通事故と郵便事故が激増している。これに対して資本の側は些細なことでもって処分を乱発して締め付けを図っている。だが我々は決して屈することなく闘っていくとの決意を明らかにした。

 次いで奈良の会員からこの10年あまりの強制配転によって、とりわけ外務員労働者は塗炭の苦しみを味わっていることの訴えがあった。外務員の場合一人前の集配労働者は1万数千人の住所氏名を覚えているが、配転によってゼロから覚え直さなければならない。まして40代50代の労働者の場合物覚えが悪くなっているためにマイナスからの出発である。郵便の遅配・誤配が増えている。この責任の一切は強制配転を行ってきた郵政当局にあるのだと弾劾した。

 人事院公平審を闘い抜いている尼崎の仲間からは全世界で労働者がストライキに立ち上がっていること、各国で食糧暴動が巻き起こっていることについて提起があった。これらは新自由主義、すなわち戦争と民営化の攻撃に対する反撃である。日本において、世界の帝国主義の強盗どもがサミットとして戦争と民営化についての会議を行おうとしている。これを日本の労働者は粉砕しなくてはならない。本来労働者の立場から権利を守るべき労働組合が経営と一緒になって現場の労働者を圧迫している。札幌で開催されるJP労組の全国大会に代議員として立候補している。今までは右派と左派との談合で定数立候補が行われてきたが、今回はそれが崩れて定数9名に対して14名の立候補者がいる。何としても代議員として大会に乗り込みたい。職場において交通事故と郵便亡失事故によって減給処分を受けている。事故の責任を労働者に取らせるというのは間違っている。この原因は労働強化を極限的に行っている当局にある。労働組合が職場の問題として取り上げるようにしていかなければならないと訴えた。

 大阪中郵の仲間からは中央郵便局がかつての小包集中局に移転し、事実上中郵の人間は配転されたのと同じである。局舎が古くなったと言うことだけでなく、東京中郵も含めて駅前の一等地の郵便局を小泉純一郎などはテナントビルに建て替えることで地代を稼ごうと言っている。真面目に仕事をして稼ごうと言うことではなくて地代で不労所得を得ようというのである。ここには利権の問題がある。郵政民営化の本来の目的がこの利権のためであったことは明らかである。地代で稼ごうという考え方と地道に働いて稼ごうという考えとの対立がある。私自身代議員に立候補している。今後とも闘っていきたい。

 加古川分会の分会長からは兵庫各地の郵便局で組合役員が本人同意のない、或いは本人希望に反した配転を行われた。強制配転が復活する兆しがある。私たちは強制配転に反対して闘ってきた組織であるのであくまで強制配転に反対して闘っていかなければならない。加古川支店は重点改善支店と言うことで様々な処分攻撃がなされている。管理職に抗議したことで「暴言」として処分があった。2分間の職場離脱での処分もあった。赤支局から配転された仲間が精神疾患によって6ヶ月の病気休暇から休職に入ってしまった。分会として守りきれなかったことは残念である。民営化によってスト権が得られ、郵政ユニオンがストライキを行ったことに対してJP労組は山脇委員長の名前でスト破り指令を出した。松下プラズマの偽装請負問題について勇気ある労働者が裁判を行い、大阪高裁で勝利判決を勝ち取っている。労働者派遣法の適用範囲拡大によって様々な職場で偽装請負が蔓延し、社会問題となっている。郵政における偽装請負問題として関西トランスポートの裁判闘争が闘われている。劣悪な労働条件の下で呻吟している非常勤労働者のためにも勝利判決を勝ち取りたい。代議員選挙については左派で占めていくような闘いをしたい。6月1日には尼崎で郵政民営化を問う集会がある。自衛隊の派兵恒久法についても労働組合として反対していかなければならない。サミット反対から派兵恒久法阻止へ闘っていかなければならない。

 芦屋郵便局において精神疾患を理由として92年に解雇された当該からは、16年間にわたって解雇撤回闘争を闘い続けていることの報告があった。郵政の職場では明らかになっているだけでも2千数百人が精神疾患によって病気休職に追い込まれている。休職から復帰しようとした労働者に対しては主治医が復帰可能の診断を出しているにも拘わらず産業医の判断が優先するとして復帰を認めない。判例があるなどと嘘を言っているが、弁護士に判決を読んで貰ったらそんなことは全然書いていない。あくまでも職場復帰を目指して闘い抜いていく。

 共闘の仲間として関西単一労組の仲間から連帯の挨拶があった。関西単一労組では配置転換に対しては当該と組合の同意を必要とするという協約を結んでいる。労組がチェックしなければならない。それらを一切無視して配置転換を行うのは労働権を侵害している。1972年に組合を結成したが、組合が不当労働行為と指摘した場合には配転を行わない。同じく組合が不当労働行為と判断した場合には解雇しないという協約を結んできた。黒川乳業においては協約破棄を巡って二次にわたる争議が闘われている。病欠を無給化する。生理休暇を無給化するなどの改悪を行おうとしている。裁判においても争っているが最高裁は上告を棄却し黒川乳業資本に有利な高裁判決を確定させた。黒川乳業は更に労働協約改悪を行おうとしている。職場でのビラ撒きに対しての妨害、ユーザー闘争に処分を出すなどの労組破壊攻撃が行われている。今、非正規労働者が三分の一を占める社会となっている。これらの人々の権利を守るためにも闘っていきたい。

 関西合同労組関西トランスポート分会からは、郵政職場での偽装請負が行われていた小包請負業者の労組である。人間らしく生きたいと言うことで組合を結成したところ郵便局と下請けの関西トランスポートは職場を奪うという攻撃を行ってきた。それに対してストライキを打ち抜き、偽装請負を許さないとして闘ってきた。7ヶ月前に関西トランスポート分会に対する解雇は不当労働行為であるとして判決が出た。だがしかし、郵便局の責任については認めていないので、これを認めさせるように控訴して闘っている。小泉郵政民営化は闘う労働組合を叩きつぶすことを狙っている。加古川局での労働条件の半分の賃金での職場復帰となったが歯を食いしばって闘い抜いている。非常勤と本務者が団結して闘っていきたい。大阪高裁での控訴審が結審し、近く判決が出る。この事に対して各地の組合に支援を訴えて勝利判決を勝ち取るために闘っている。大阪・神戸・京都でのサミットに反対して闘っていく。そして秋には派兵恒久法に反対していく。関トラ闘争への更なる支援を訴えた。

 最後に4月3日に郵政職場において33年ぶりのストライキ闘争を闘い抜いた郵政ユニオンの労働者からは、全国でストライキを行う際に、全国各地で数百人を集めて集会を持った。その中で非常勤労働者の立ち上がりもあった。尼崎市役所では数十日間のストライキ・座り込み闘争が闘い抜かれた。そしてついに直接雇用を勝ち取った。色々な支援がなければ闘い抜けなかった。その中で郵便局の職場を見ても非常勤が増えてきている。そして本務者の労働条件も引き下げられている。尼崎市役所の例を見ても女性の雇用形態が劣悪であることに対してそれに合わせる形で他の労働者の労働条件も引き下げられている。郵政ユニオンは全国で数百人の組合であるが、ストで労組の存在を示すことが出来た。各地の仲間と共に不安定雇用の人々と共に、弱い立場に置かれている人たちと一緒になって、そう言った人たちの雇用が守られる職場を作っていきたいと述べた。

 司会の締めくくりの言葉は連合が闘わないばかりか現場労働者を抑圧している現実を弾劾し、優先職場における非正規雇用のオンパレードを是正させていこうと発言し、その後再びシュプレヒコールを行って集会を終えた。

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2008年5月 5日 (月)

死ぬな!辞めるな!闘おう!通信 08年05月05日 

発行■人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会

    われわれは微力だが、無力ではない!
 
  20人ほどでいっぱいになる小さな会議室に、酒井浩二さんはいた。

  49歳で兵庫尼崎局から大阪西局へ強制配転、今51歳の酒井浩二さん。
「職場に組合運動をどうつくるか~強制配転と闘う酒井さん(JPU前・阪神東支部長)
に学ぶ~」は、4月26日の夜、浜松町海員会館第一会議室で開かれた。呼びかけは、山田勇(元JPU新東京)、橋本輝之(JPU芝集配)、内田正(郵政ユニオン小石川)、下見徳章(『伝送便』編集委員)、池田実(4/28元原告・赤羽集配)、神矢努(4/28元原告・大崎集配)ら6氏。

  酒井さんにとってこの2年という歳月には、熱い思いが込められているのだ。

  酒井さんの報告は、90年代中葉から始まる人事交流施策から、それ以降の全逓労資関係の変遷と政治的な狙いをもった全面的非正規化に至る経過の総括から始まり、4月25日に報道された松下プラズマで偽装請負は、職業安定法44条違反、労働基準法6条違反であり、雇用関係が成立しているとの明快な大阪高裁判決、あるいは、武庫川ユニオン・尼崎市役所分会の闘争勝利、更には、連合の非正規労働メーデーの動きをも描く。争議を闘い、雇用を確保することは最大の課題のはずだが、労働組合がなぜかくも唾棄すべき敵の側に立ったか。それを報告はじっくりと解き明かす。全逓兵庫地区本部書記長、全逓阪神東支部長時代のかれが漂わせていた印象と、裁判闘争を決意したかれが感じさせるのは、葛藤から解き放たれたかのような、突き抜けた前向きな姿勢だ。現在51歳のかれは、間違いなく支部役員時代よりも今の方が闘争を感じさせる。真っ直ぐに伝わってくる躍動感は刺激的な衝動だ。報告時間は、与えられた時間をオーバーした。酒井さんは、関西の活動家であるが、郵政施策が画一的である故、地続き感が強いという印象を受ける。当局は、御用労働組合に頼らずとも圧倒的な職場支配権を縦横に振り回すことに成功している。当局のいまある成功の影には、JP労組の狼狽ぶりが貢献していることは確かだ。郵政労働者の当局に対する不満はまだ表立って現れてはいない。しかし、海員会館で触発された労働者もいるに違いない。そんなことを考えながら帰途に着いた。

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サクラ大戦のゲーム

 先日、ヤフオクでサクラ大戦のゲームを二つも買ってしまった。一つはプレステ2用のCRサクラ大戦というパチンコのゲームだ。去年少しだけパチンコ屋に行ったときに結構楽しめたので、ついつい遊びたくなった。もう一つはDSソフトで、サクラ大戦「君あるがため」というものだ。ドラマチックダンジョンと銘打たれていて、潜るたびに自動生成で変化する迷宮を探検して課題をクリアしていく。恋愛シミュレーションの要素もあるようで、女性隊員の好感度を上げる事で色々と変化があるようだ。「有る様だ」と書いたのは、DSもプレステ2も子供が使っていないときに限って使っているので、なかなか遊び進めない。特にプレステ2はテレビが1台しかないために妻がドラマを見ていると遊べない。いきおい家族が寝静まってから、一人居間で夜更かしする事になる。

 サクラ大戦がセガサターンの人気作であり、その後もシリーズが続々と発売されている事は知っていたが、去年パチンコ屋に行くまで興味はなかった。そのパチンコ自体が、「銀河英雄伝説」がパチンコになるというので「銀英伝」ファンとしては話のネタに一度は打ってみようと出かけたところ、新台と言う事で空いておらず、背中合わせの島に空き台が有ったCRサクラ大戦で遊んだだけであった。ビギナーズラックと言うやつで面白い様に勝てた。肝心の「銀英伝」は遊んでも面白くなかったので二度ほど打っただけで終わり、サクラ大戦の為に十数回足を運ぶ事になった。勿論まぐれはそう続くものではなく、少々痛い目にあったので今はもう行く事はない。

 妻がCR冬のソナタをきっかけに韓流ドラマに嵌まったのと同じ事である。先月末に「マガジンZ」に連載されているマンガを、これまた古本で手に入れて読んだ。するとおかしなもので、ゲームそのものも遊んでみたくなったのである。ヤフオクで手頃な中古品を見つけて競り落とした。DSはまだ迷宮を一つ攻略しただけであるし、CRサクラ大戦はやっと遊び方が分かっただけである。同じようにゲームをしていても子供は覚えが早い。息子など誕生日に買い与えた「ガンダム無双」のプレステ2版をあっと言う間に使いこなしている。パソコンも元々のデスクトップは三人が代わる代わる使うので私が使う時間が少なくなっている。結局退職金をつぎ込んで自分用にノートパソコンを購入する羽目になった。子供の吸収力は凄いなあと改めて思うのであった。

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2008年5月 4日 (日)

9条改憲阻止! 戦争と格差・貧困を押し付けるG8サミット反対! 5・3共同行動

 妻の入院によって4月は3日の郵政ユニオンスト支援集会以来、運動関係で外出することがなかった。月末に退院してくれたお陰で1ヶ月ぶりに運動に参加することが出来るようになった。連休中子ども達が実家に遊びに行く関係で、送り届けたついでに参加できる憲法記念日の取り組みがないかと探したところ草加さんの「旗旗」の反戦カレンダーに表題の集会が掲載されていた丁度良いと言うことで昼からの集会に参加してきた。「旗旗」の反戦カレンダーは草加さんが調べた範囲で全国の反戦平和の運動に関する取り組みが掲載されているので非常に便利である。

 大阪市北区民センターで開催されたこの集会、プログラムを見ると9条改憲阻止の会代表の小川さんが主催者あいさつを行うことになっている。司会とまとめの提起をされる方も去年の円山野音での10・21国際反戦デーの陣形の人たちである。何故このルートでお誘いがなかったのかと思ってしまった。もしかすると、人事交流=強制反転に反対する近畿郵政労働者の会を通じて妻の入院が伝わっていたのかも知れない。

 司会は前半を秋葉チズ子さん、後半を岩田吾郎さんが担当された。主催者あいさつを小川登さんがなさったのであるが、マイクの調子が悪かったために残念ながら内容がハッキリ聞き取れなかった。所々聞こえた部分から判断すると老人であってもたった一人からでも改憲阻止のために国会前で座り込み闘争を行い、そこから様々な人々と共同の闘争陣形を作ることが出来た。東京では6・15陣形として、関西では10・21反戦共同行動実行委員会として結実することが出来た。これからも運動を広めるために取り組んでいくと言うことだ。

 続いて講演として京大名誉教授の本山美彦さんが「G8サミットをめぐって」と題して、一体何が問題となっているのかについて非常に分かり易い講義をして下さった。簡単に要約するとグローバリゼーションとは工業製品の品質においてアメリカは日本やドイツに完全に敗北していて外国に売れる商品が無くなってしまった。この状況でアメリカは外交圧力を使って金融、特にファンドトラストを使って金を転がして儲ける道を選択した。その為にアメリカの都合の良いように各国の経済政策を変更させたのが本質であるとのことだ。そしてファンドマネージャー達は、政財界の重鎮との付き合いを通じて内部情報をいち早く知ることで事実上のインサイダー取引をしている。例えばサブプライムローンの問題で言えばアメリカの格付け会社が保証するからと言って日本とヨーロッパに債権を転売したが、低所得者に高額で高金利の貸し付けを行ったために最初から破綻することが分かっていた。それを様々な金融商品と組み合わせることで内容を粉飾して売りつけた。

 アメリカの金融資本は基本的に大儲けしている。損失が出ているのは債券を購入させられた日本とヨーロッパの金融機関である。元総理やその経済政策のブレーンはアメリカとの付き合いの中で利益を得ているので、ハッキリ言えば売国奴のような物である。具体的人名・企業名を出すと直ぐに「名誉毀損」として訴訟の対象になるので明確に言うことは出来ないがと断りながらも、ははああいつだな、あの会社だなと想像できた。そしてサミットでは去年はサブプライムローンの購入を押し付け、今年は洞爺湖サミットで二酸化炭素の排出枠の取引が問題となるだろう。90年を基準にして排出枠を決定した京都議定書は日本に排出枠を購入させるための罠であった。当時日本は公害対策のために極端に排出量を減らしていたが、ヨーロッパは事実上二酸化炭素を垂れ流していた。ブヨブヨに肥満した人間が体重を減らすのは簡単であるが、絞り込んだ人間が更に減量することは容易ではない。ここでも日本の政治家達は外国の利益を代表しているのであると言うことだ。

 更にアメリカ資本は世界各国で成長力のありそうな企業を買いたたき、転売をして儲けたり、或いは民間軍事会社の厳重な警備の元に操業して世界各国で問題を起こしている。民間軍事会社などはイラクにも大量に配備されているが、これらがイラクの人々を虐殺している。日本には旨味のある企業が少ないのでそう言ったことが起こっていないが、世界各国の人々はアメリカの暴虐ぶりを目の当たりにしている。だから、去年のハイリゲンダムサミットではグローバリズムに反対する万余の人々が反対の行動を行ったのだ。日本でもこの事が問われている。

 次いで「連帯の挨拶と報告」「G8洞爺湖サミット現地党争へ、現状と報告」として荒木剛さん(「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会)が発言した。ここ数年の格差社会の拡大によって、今までは山谷や釜ヶ先などの日雇い労働者の様な生活が一般化してしまった。この中で若者達が闘いに立ち上がりつつある。サミットに対しては対抗サミットの折組を行う。サパティニスタの蜂起やフランスの闘争などに非常に衝撃を受けた。今までの左翼の予定調和的な運動を乗り越えて闘いたいとのことであった。

 カンパアピールが医療の窓口業務をしている高槻医療福祉労働組合の労働者から行われた。86年の東京サミット反対と言うことで当時の反戦青年委員会に結集して闘ったことを思い出す。社会保障制度の改良を求めて運動してきたが、今の社会保障制度の改悪によって貧しい人々のセーフティーネットから、多国籍企業のためのセーフティーネットに作り替えられてしまった。後期高齢者医療制度によって年配の患者さんに対して新しい保険証を出して下さいという度に心が痛む。笑顔で対応しているが、患者さん達はきっと医療労働者が制度撤廃のために立ち上がることを期待していると思う。職場の若い労働者達にも声をかけて闘いながら学び、学びながら闘っていきたいと言う内容であった。

 休憩を挟んでアトラクションとして「語りと演奏」を趙博(チョウ・バギ)さんが行った。会場全体から手拍子が巻き起こり、非常に盛り上がった。演奏の最後のインターナショナルではあちらこちらで一緒になって歌う人がいた。

 4月17日の名古屋高裁で違憲判決を勝ち取った自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会代表池住義憲さんから「名古屋高裁-自衛隊イラク派兵違憲判決の意義について」と題して報告があった。訴訟の判決主文は短い物で控訴棄却であったが、傍論では違憲判決に踏み込んだ画期的な物であった。そして昨日5月2日に判決が確定した。今までにも二件の違憲判決があったが、いずれも最高裁でひっくり返された。違憲が確定したのは憲法施行以来61年目の最後にして始めてのことである。イラク特措法に照らしても自衛隊の業務は事実上の参戦行為であり認められないとしている。平和的生存権について、様々な表現を使って具体的に認める点でも非常に重要である。沖縄や岩国・厚木などの人々が基地の存在によって平和に生きる権利を侵害されているとして訴訟をすれば、この判決が判例となって勝利できる。重要な武器を手に入れることが出来た。

 続いて各賛同団体の代表からアピールが行われた。連帯ユニオン関西地区生コン支部の発言者は関生加盟の1200台のミキサー車を北海道に持っていってサミットを粉砕してやりたいと戦闘的な発言をした。関西合同労組からは副委員長が発言に立ち、関生同様北海道に乗り込んで闘う決意を表明した。門真三中の教育労働者からは「日の丸君が代」不起立の闘いの報告が行われた。当たり前の平和教育を行い生徒達に自分の頭で考えるように言ったところ、たった一人の卒業生を除いて全員が座るという快挙がなされた。今の教育制度改悪は自分の頭で物事を考えない人間を量産しようとする物だと批判した。

 3月に勝訴した大江岩波沖縄戦裁判闘争支援連絡会議からは、被告の支援をするのは初めての出来事だと語ったが、勝利感に満ちあふれた物であった。日本軍のいない島では集団自決はなかったことを取ってみても軍によって強制されたことは明らかであり、この判決を持って文科相に申しいれを行った事を報告した。三里塚決戦勝利関西実行委員会は、三里塚闘争が空港建設を42年間にわたって阻止していることの意義と、FTAによって日本の農業が破壊されようとしている中で農地を守って闘い抜いていることの重要性を訴えた。日本軍「慰安婦」問題に対して、政府に誠実な対応を求める誓願を実現する会からは、日本政府が「慰安婦」として性奴隷にされた人々が死ぬのを待って逃げ切ろうとしていることに対する批判が行われた。そして宝塚市議会で全会一致で決議が上がったこと。これに対して海外では多くの報道機関が取り上げたが、日本では一紙のみであること。そして報道を見た右翼が宝塚市議会に対して脅迫を行ってきたが跳ね返していること。更に北摂や阪神間や堺などでも10を超える自治体で決議を上げようという広がりがあることを報告した。

 司会が集会参加者が280名であることを報告し、この程度で満足してはならない。アメリカでフランスで韓国でサミット反対の運動が数万十数万の規模で行われている。日本でわれわれがどうするかが世界中から注目をされている。60年安保70年安保で十数万の人々が決起している。その様な運動を作り上げようと呼びかけがあった。まとめの提起を10・21反戦共同行動実行委員会代表世話人の仲尾宏さんが行った。去年に続き晴天に恵まれ憲法集会が行われていること。今朝の朝日新聞では66%の人が9条改憲に反対であること。同時に50%の人が改憲しても良いというので油断してはいけない。同じく朝日新聞で96歳の医師が平和憲法を守る先頭に立つとの意見が書かれていた。私たちが第二線・第三線では困る。元気よくデモに出発しようとまとめられた。

 9条改憲阻止・G8サミット反対・5・3共同行動は闘うぞとシュプレヒコールを行い、集会は終了した。デモは梅田までであったが、別の用事もあったために参加出来ずに会場を後にした。

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