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2008年7月31日 (木)

7・27革共同政治集会(関西派・革共同再建協議会)前篇

 おことわり。文中「広島差別事件」の表記がカタカナでなされていた部分を漢字に改めました。カタカナで表現するのは8・6ヒロシマに関連するとの誤解を招くとの指摘を受けたためです。変換をする際に、第一候補として出てきた表記を安易に使用し、表現内容に付いての考察が抜けていたことを反省します。 

 文中安田派とあるのは関西派・革共同再建協議会からする革共同中央派の呼び名である。基本的にICレコーダーを起こしつつ書いた文章であるので関西派・革共同再建協議会の表現をそのまま使っている。今日は前半の基調報告までを記事に起こした。後半の特別報告および各戦線の報告並びに決意表明については一両日中に記事にしたいと思う。

 集会は学生戦線出身の女性革命家の司会で始まった。新たな革共同を作ろう。イラク反戦闘争と改憲阻止闘争の大衆的発展を築こう。世界各国で被抑圧人民の闘いが巻き起こっている。日本においても山口や岩国の選挙での自公の敗北に視られるように反撃の闘いが始まっている。問われているのは革命党の存在と闘い。大衆闘争破壊にのめり込み広島差別事件を居直る安田派との闘いが不可欠である。革命的共産主義運動から生まれたこの反動を放置することは出来ない。同時につい最近まで同じ党にいた者として痛苦な反省が必要である。

 G8洞爺湖サミット反対闘争の報告が派遣団長より行われた。帝国主義の利害の下に取引しようとすることを断じて許すことは出来なかった。「革共同通信」創刊号でG8サミット闘争を闘うことを表明していた。本格的な闘いは3月から始まった。ネグリ来日が阻止され、シベリア鉄道で来日しようとしたドイツの活動家が入国を拒否された。環境相会議が神戸、蔵相会議が大阪、外相会議は京都で行われ、これと闘った。先遣隊を始め多くの人々が北海道に結集した。本隊は札幌で行われた数千規模の集会に合流した。関西と違い広範な統一戦線でなされた。カクマルが徹底的に排除されていた。派遣団は排除されることなくビラ撒きなどを完徹した。発言の半分が外国人という国際色豊かな物であった。革共同旗と中核旗、クラッシュG8と書いた横断幕を持ってデモに参加した。一車線の規制に対して外国の人々はそんな物を無視してフランスデモを行った。サウンドデモのDJが不当逮捕された時は、世界各国のマスコミが殺到して写真を撮っていた。ドライバーが不当逮捕された処なども「革共同通信」に掲載されている。計4名が不当逮捕された。

 洞爺湖を囲む3カ所のキャンプ地の内、豊浦町に泊まった。約200名で半数は外国人。のっけから喧々囂々の討論がなされた。中心となっていたのは野宿者支援などを行っている人々やノンセクトであり、粘り強い権力との交渉がなされ、デモ申請などが行われた。20キロのデモについて色々な規制があったが、外国の人々はデモについて規制すること自体が間違っているという主張が多かった。意見が食い違いサミット前日は外国人を除いて7キロのデモを行った。基本部隊はこれで北海道を後にしたが、当日は24キロのデモを完徹した。G8に反対せずして世界革命などあり得ない。安田派もカクマルも洞爺湖現地には登場しようとしなかった。党派として洞爺湖で闘ったのは我々だけであった。

 各地方からのアピールとして先ず山口県委員会、続いて首都圏の発言があった。山口県委員会の代表は8月6日に広島で予定している反戦平和研究集会の案内を行った。この春の山口での春闘集会150名で開催した。連合の中にありながらも言えないことがある人々と実行委員会を作って行った。広島では初の反戦集会。学習会などを積み重ねる中で今年は広島でやろうと言うことになった。8・6ヒロシマへの思い。岩国での闘いがあるが、広島との県境にある。岩国を飛び立った米軍機は広島上空を飛んでいく。一つの政治党派の集会とは見て欲しくない。基調報告もない。被爆者の米澤鐵志さんの講演、今中哲二さん、立山紘毅さんの講演。今日の集会から日にちもないが、是非来て下さい。デモがしたいという人には申し訳ないが。

 首都圏の代表は、東京・関東の同志を代表して決意を表明した。革共同再建のために開かれた歴史的集会で決意表明を行います。世界は極めて深刻な危機を深めています。アメリカの住宅バブルは崩壊し、サブプライムローン破綻。カジノ資本主義の終わり。G8では帝国主義者どもはなすすべ無かった。このような時代にあって日帝は戦争に突き進むしかない。結節点は憲法改悪攻撃である。世界情勢は、ソ連崩壊後の歴史的大反動を乗り越えて新たな高揚期が始まっている。ロスト・ジェネレーションや漁民が立ち上がっている。この情勢で重要なのは世界革命によって帝国主義を転覆する革命の主体である。この株価の下落に小躍りして「世界は革命情勢だ」などというのは間違っている。革共同運動から生まれた反動としての安田派は、党の路線を破壊しようとしている。恐ろしく平版な純粋プロレタリア革命とでも言うような路線であり、部落民・在日外国人・女性・「障害者」、果ては農民にまでプロレタリア性を強要する有様である。安田路線とはその革命的厚化粧を一皮剥けばズブズブの経済主義である。こんな愚劣な路線が若者に通用するはずがありません。カクマルとの第二次分裂、75年の本多書記長虐殺に並ぶ党の危機である。困難の中でも大衆戦線・統一戦線を守り抜き、06年3・14決起の道を断固として突き進んでいこう。安田体制の根幹をなす東京・首都圏においても全国の同志とともに革共同奪還のためへに邁進していく。

 連帯の挨拶として淡路町空港反対同盟事務局長の安東さんが発言に立った。冒頭、全関西実行委員会代表永井さんのメッセージを代読した。「決戦のときを迎えた三里塚への総決起・総結集、とりわけ9・22関西集会と10・5三里塚全国総決起集会への参加を訴えます。
 決戦の攻防点である市東孝雄さんの農地を守り、暫定滑走路北延伸を阻止する闘いは、この秋の攻防によってすべてが決せられるような重要な局面を迎えます。本日も三里塚反対同盟がその闘いの第一弾として現地闘争が闘われています。」
 「率直に申し上げて反対同盟の決意と闘いに比して、私たち支援の闘いはまだまだ不十分だと言わざるをえません。反対同盟の闘いを支え、共に汗を流し血を流しても闘ってこられた革共同の皆さん、労農学共闘の皆さんの渾身の決起を改めて訴えます。反対同盟の旗の下に一致結束した壮大な闘いを共に実現しましょう!」
 安東さん自身の発言に移り、革共同集会では十数年ぶりの発言になる。革共同とのお付き合いは38年ほどになる。淡路空港絶対反対の闘いは勝利した。革共同の皆さんのおかげです。西山(当時京大教授)レポートで淡路島をズタズタに切り刻むという案を出してきた。これを私たちは一つ一つ潰してきた。これが40年前の7月のことだった。最初は黒ヘルやギザギザのヘルメットの人たちが来た。70年の4月に革共同のある人が来た。夜な夜な僕を誘って安東さん革命は近いと熱く語るんですね。男女ならロマンチックですが、公園のブランコで男同士で語り合うんです。何と純粋な人たちであんただろう。まだ革命は出来ていないけれど未だに変わらない。ホンマものやと思いました。戦前は治安維持方などで弾圧されて戦争に突入させられてしまったが、今は違う。反対同盟の旗と革共同の旗がある限りそうはならない。
 あと三年すると憲法「改正」が俎上に登る。国民投票。何としても阻止しなければならない。もっともっと僕らは色々なところで反戦平和の闘いを広げないといけない。一つ気をつけなければならないのが、西山有象没後の追悼文集。彼はこういっている。「全ての人がその社会的責任を自覚していなければ新しい社会は築けない。」と言っているが、住民を蹴散らしてでも帝国主義を助長しようとした張本人がそんなことを言うか。著者の早川さんには、彼は淡路島でこんな酷いことをしようとしたんですよ、と言うと早川さんは話しもしてくれない。隅谷三喜夫公開シンポをした。隅谷先生と言って持ち上げる。そうじゃないでしょう、ほんまモンはどうや。僕らは闘って知っている。革共同の人たちは淡路の闘いと関空の闘いを支え続けてくれた。ほんまモンやと思う。三里塚があったからこそ、徹底非妥協の闘いがあったからこそ淡路は勝利できた。関空は海上空港だが、元の海に戻す。神戸空港もそうだ。僕の目の黒いうちに実現しよう。ほんまモンの闘いを繰り広げて欲しい。

 基調報告は革共同関西地方委員会が行った。今、世界経済、帝国主義はとてつもない危機に陥っている。サブプライムローン、原油高騰、食糧危機。全世界の労働者人民の闘いと連帯して日本帝国主義の改憲攻撃と全面対決して、日本帝国主義打倒・プロレタリア革命勝利に向けて断固として突き進んでいこう。憲法「改正」攻撃の核心は9条改憲攻撃である。9条改憲攻撃を日帝打倒の止むことのない労働者の総叛乱に転嫁する。改憲阻止決戦は戦後最大の階級決戦である。9条2項の削除が問題だ。自衛軍の創設を目指している。戦後民主主義体制から天皇制国家体制へと全面転換を狙っている。闘いが本格化すれば天皇制攻撃・民間反革命との闘いが激化する。これを恐れることなく階級闘争の戦場に引きずり出し、これを粉砕する度合いに応じて発展していくのだ。日本帝国主義打倒プロレタリア革命勝利に向けて突き進んでいこう。

 安田・清水体制は改憲攻撃との闘いからの逃亡である。この事を彼らが表明したのが07年の1・18である。唯一の方針は労働組合の階級的団結だけである。これは階級闘争からの召喚である。政治闘争を労働運動に対置してはならないという。今日の政治決戦と言えば改憲阻止決戦である。これを労働運動に対置するな、並列にしてはいけないと言う。すなわち改憲決戦はしないと言うことだ。彼らは誰に向かって言っているのか。国家権力に向かって言っているのだ。転向声明その物である。我々はこの決戦に労働者階級の総決起を作り上げていかなければならない。安田派はこれに全面的に敵対しあらゆる闘争からの逃亡を開始している。国鉄闘争・三里塚闘争・沖縄闘争・部落解放闘争・女性解放闘争・「障害者」解放闘争・入管闘争。彼らはこれらについて敵対を深めている。これらの本質は闘いからの逃亡である。本質は脆弱である。体制内労働運動との決別と言いながら労働運動その物からの逃亡をしている。連合の中で闘うことは大変なことだが「決別」などと言って逃げ出すことは許せない。

 今日の改憲攻撃がどの様な段階にあるのか。9条改憲攻撃は最終段階にある。戦後の波は大きく二つある。50年代鳩山内閣による小選挙区制。50年代の改憲攻撃は60年安保闘争で完全に粉砕された。20年間登場させることが出来なかった。処が中曽根内閣の戦後政治の総決算攻撃で国鉄分割民営化・総評解散・社会党解体。湾岸戦争、ペルシャ湾への掃海艇派遣。これ以降毎年自衛隊は間断なく海外派兵をしている。92年陸上自衛隊のカンボジア派兵。その後96年の日米安保共同宣言、安保ガイドライン、国民保護法、この段階で日本の有事法制は完成する。現時点で集団的自衛権を決めれば侵略戦争が出来る状態になる。05年に自民党改憲草案。06年には教育基本法の改悪。内堀を埋めてしまった。我々は日帝支配階級の最後の、最大のハードルである9条改憲に踏み込んできている。これを重大な階級決戦として爆発させていかなければならない。自民党改憲草案では、現行の9条2項、戦力の不保持と行使の法規を明記している訳ですが、このの全面削除。そして交戦権と戦力保持を明示した後に自衛軍を創設という項目を入れる。この任務等が我が国の独立と自衛、国民の安全確保。もう一つ国際的協調つまり集団的自衛権の行使。公の秩序とは治安出動。日本語の場合「公」とは天皇と朝廷のことである。9条改悪に対して民主党は解釈改憲により自衛隊がドンドン大きくなったから、曖昧な解釈を許さないために国際貢献などを憲法に明示することで歯止めをかけると主張している。だがこれはとんでもないペテンである。憲法9条で軍隊を禁じている国で今日のように自衛隊が海外派兵されている。そこで海外派兵を認める改定を行ったら制約が無くなるのだ。

 80年代中曽根政権から始まった改憲攻撃は、戦後の帝国主義の危機と対応した物である。改憲の問題とは体制の問題と密接に関わっている。これは我々の側から言えば革命の問題である。中曽根の戦後政治の総決算攻撃が出てきた最大の背景は73年のオイルショックと74~5年の世界恐慌であり、75年に米帝がベトナム戦争に敗北する。この事で戦後帝国主義の世界体制が体制的に破綻した。米帝の準戦時体制、朝鮮戦争・ベトナム戦争と大量生産大量消費で国家独占資本主義体制を取ってきた。これが終焉した。米帝の相対的地位の低下。この巻き返しとしてレーガノミックスが登場し対スタ対決帝間争闘戦完徹政策。ソ連に対する軍事重圧を徹底的に強める。ソ連の核軍事力を封じ込めるために軍拡競争を行う。もう一つレーガン時代に民族解放闘争を圧殺するために侵略戦争を中東や中米を中心として繰り広げた。このようにして戦後の帝国主義体制は国独資体制においても恒常的な戦争体制を取り続けた。国内では労働者階級の既得権を剥奪する。ブルジョアジーに対しては史上最大の減税。インフレ抑制のための高金利政策。国内で失業者がどれだけでようが構わないという体制。全米の工場から労働者がいなくなると言う事態。中南米はオイルショックでオイルマネーがアラブ諸国に入っていき、先進国の民間企業に進展し、中南米諸国に貸し付けられていく。高金利政策によって経済破綻していく。

 米帝の戦後的あり方が転換する。帝国主義間争闘戦に全面的に転換した。国際競争力を作って他帝国主義をけ落としていくという戦略になる。日本の戦後発展の基盤が無くなってしまう。中曽根政権はその様な情勢で登場した。その最初の決戦が国鉄分割民営化攻撃であった。対スタ対決でソ連が崩壊し今日的なグローバル市場が成立する。特に金融資本が世界規模で駆け回る。それを支えているのが米帝による軍事支配・軍事政策である。91年以降も大規模な戦争を続けている米帝。今日も戦争状態である。新自由主義について特徴を書いているが、共産主義思想とスターリン主義を徹底的に敵視し、労働者階級を弾圧することが核心である。新植民地体制の下での農業破壊をもたらしている。特に格差と貧困をもたらしている物として、新植民地体制諸国に対して追加融資の条件として10項目ほどの政策をその国に強制している。財政緊縮を強制し、その国の社会保障を破壊している。税制改革を通じてその国のブルジョアジーを助け庶民に対しては増税している。金利の自由化としてハゲタカファンドの欲しいままにしている。水の民営化。人間が生活していくのに絶対必要な水の民営化を押し付けている。「清潔な水を確保しなければいけない」と称して水の民営化をしている。タダ同然で供給されてきた水を有料にすることで水を買うことが出来なくなり汚染された水を飲むしか無くなり、疫病が蔓延している。帝国主義による典型的支配である。世界の1%が個人資産の4割を所有し、世界人口の半数を占める貧困層は世界の総資産の1%しか持っていない。世界の9割以上の貧困の上に成立している極限的に不平等な体制を維持するために米帝を始めとする帝国主義が侵略戦争を行っている。世界の農村と農業破壊は恐るべき進行をもたらしている。農民から土地を奪い住むところを奪っている。こういった新自由主義・グローバリゼーションに対して150年前にマルクスとエンゲルスが提唱したように「共産主義者は自分たちの目的が、これまでの一切の社会秩序の暴力的破壊によってしか達成されえないことを、公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命の前に震え上がるがよい! プロレタリアは、この革命において鉄鎖以外に失うものは何もない。プロレタリアが獲得すべきは全世界である。万国のプロレタリア、団結せよ!」

 今こうした闘いが新自由主義・グローバリゼーションに対する闘いとして始まってている。最初の大きな闘いが99年にシアトルで行われたWTOに対する闘いである。こうした闘いが今年の北海道・洞爺湖サミットまで継続している。こういった闘いがインターナショナルを再建していくために続いている。国際的反帝闘争に位置しているのがイラク・アフガニスタンにおける闘いであり、南朝鮮・韓国の闘いである。60年の4・19を超えるような闘いに発展しつつある。重要なのは党の問題である。日帝がイラク侵略戦争に踏み込もうとしている。朝鮮侵略戦争に踏み込もうとしている。これを破綻に追い込んでいく改憲阻止決戦からプロレタリア世界革命への展望を切り開いていこう。

 改憲阻止決戦の帰趨はどこにかかっているのか。これはこの決戦に労働者階級がその主力部隊として登場し、闘争全体を戦闘的に牽引することが出来るかどうかにかかっている。その為に今の日本の労働運動の現状では、先ほどの北海道のG8反対闘争のように北海道の教組を先頭としてG8反対の闘いこれは素晴らしいものである。06年の教基法改悪反対闘争の取り組みの陣形が残っている。ここに自治労が加わっている。ではこうした労働者の隊列が洞爺湖の現地まで来て闘うまでには至っていない。この現状を我々は本当に乗り越えていかなければならない。先ほど申し上げたように日本の労働運をとの重要な転機になったのは80年代の国鉄分割民営化攻撃であり、戦後政治の総決算を掲げて登場した中曽根は総評を解体し・社会党を解体することを目的として国鉄分割民営化を強行した。国会内で3分の1を占めていた護憲勢力としての社会党を解体すること、曲がりなりにも階級的労働運動を掲げていた総評を破壊すること。90年代の後半から労働運動は大きな高揚期に入っていると言われています。処が連合のストをしない・闘わない労働運動。小泉「改革」の中でストを打たない労働運動の無力さは明らかである。漁師がゼネストをしている時に労働者がストを打たない。このようなことが通用するはずがない。連合の運動を打倒していく。

 連合が生み出されてきた国鉄分割民営化決戦の結果強行されてきた。この教訓として、これから先の労働運動をどうしていくかと言うことがある。連合内の労組には国家権力が攻撃してきたら勝てないという敗北主義がある。政府やマスコミが組合に対する反動キャンペーンをすると震え上がっている。つまり国労のようになるなと言うことです。このようなキャンペーンが今日も通用するかと言う時、日雇い派遣の問題や過労死の問題がある状況でマスコミなどの反動キャンペーンを踏み越えて闘って行かなくてはならない。80年代でもレーガンの軍拡路線・核軍拡に対して日本でも10万を超える闘いがあった。このような闘いを国鉄分割民営化反対の闘いと結合させることが出来ただろうか。国労や国鉄労働者が集中砲火を浴びている時にこれと連帯しようという呼びかけが出来たであろうか。我々の党細胞が存在する組合で・地域でそう言ったことがやりきれただろうか。この事を総括していかなければならない。

 「革共同通信」12号で提起しているが動労カクマルの裏切りによって初めて国鉄分割民営化が出来た。どうして彼らにあのようなことが出来たのか。彼らに向かって中々面と向かって批判することが出来なかった。彼らは白テロ党派である。これと対決できたのは誰か。我々以外になかった。我々の反ファッショ解放闘争として爆発させていくという路線であった。こここそカクマルを敢然打倒し一掃していくチャンスであった。何故それが出来なかったかと言うことが総括すべき問題である。文字通り労働者階級人民の決起によって粉砕する以外無かった。我々が80年代に取った戦略は革命軍戦略である。ここにはゲリラパルチザン戦闘によって中曽根反動と対決していくというものであるが、本当の意味で階級を組織していくことからの逃亡である。だからこそ、我々は改憲決戦に巨万の労働者を組織していく。革命軍戦略というのはある意味建党主義に陥っていた。勿論当時は大衆決起を組織するという観点を持ってはいたが不十分であった。第4インターに対する赤色テロルについても反省的に総括する必要がある。

 我々はこうした総括に踏まえて改憲阻止決戦をどの様にして発展させていくのか。改憲阻止決戦の大衆的発展と労働運動の戦闘的再生は一体の問題である。街頭か職場かという議論があるが、街頭も職場もと言うことだ。労働者の闘い、資本の攻撃は何時と言うことは職場の秩序維持を通して完徹されているので、職場の力関係を覆していくことから絶対に逃げてはいけない。ここが敵の階級支配の要であることはここに最大の困難が存在する。こうした階級支配を打ち破るためにありとあらゆる勢力を味方に付けていく。そして労働者の解放を築いていく。労働運動の高揚期と政治闘争の高揚期は金的に重なっている。これは何故かと言うことだ。基本的に労働者が職場から決起することはあり得るが、激動期にはありとあらゆる職場に赤旗が林立する。我々はその事をしっかりと見ていかなければならない。

 岩国や沖縄で始まった従来の政治的枠組みを超えた闘い、保守とか革新とか関係ない。新たな決起が始まっている。今日の改憲・新自由主義的攻撃は、自民党の支持者だからと言って容赦はない。等しく攻撃を仕掛けてくる。そう言う意味で労働者階級の新たな根底的な決起が始まっていく。改憲阻止決戦の下に糾合していく。極めて困難な闘いであるがどうしてそれをしていくのか。それは9条改憲阻止の一点でもって今日の階級的力関係を転換していこうというものである。05年5月に新たな100万人署名運動が9条改憲阻止の闘いとして打ち出していこうと言う時に出したコンセプトがそうである。我々はこうした観点に立って三里塚闘争・沖縄闘争・饗庭野(あいばの)この三つの闘いを結合した反基地闘争を闘っていく。そして反軍闘争を自衛隊解体の闘いを作っていかなければならない。我々は改めて反軍闘争を作っていかなければならない。階級闘争の進展は軍隊との激突を不可避とする。自衛隊を内部から解体する闘いを作っていかなければならない。

 部落解放闘争においては狭山再審闘争、安田派による広島差別事件糾弾闘争をやり抜きたい。「障害者」自立支援法反対闘争・女性解放闘争・入管闘争・8・6ヒロシマ闘争を断固として闘い抜きたい。それでは戦闘的労働運動その物の再生を組織化していく場合、独自の領域があると言うことを確認したい。改憲阻止闘争をそのまま職場に持ち込む事が戦闘的労働運動かというと、断じてそうではないと言うことである。それはレーニンも社会民主党綱領草案の中で書いているが、「労働者がストライキに立ち上がり、労働者が不可避的に国家の問題や政治の問題に突き当たったときに、労働者はそこではじめて『政治演説』に耳を傾ける」すなわちこの事は今日においても真実である。政治思想や軍事思想を労働者に押し付ける形では決して成功しないのだ。特に強調しておきたい。改憲情勢の中で本当に粘り強い闘いを街頭でも職場でも闘うが、それが本当に労働者の闘いになるのかどうか。粘り強い闘いの中で資本と闘い、職場で闘い、そう言った中で本物になる。「展望」2号の中で日本の共産主義者が職場の中で労働者を組織していくという極めて困難な闘いについて論じている。我々は本当に戦前の先輩の闘いを学んで闘いを作っていく必要がある。

 非正規雇用労働者については我々の中でこの問題について取り組むのは時期尚早ではないかという意見もあるが、この問題について避けて通ることは出来ない。この問題は職場の中にある矛盾を外部に排除していくと言うことである。雇用形態が変わると労働者の中でも排除されていくという現実がある。連合の組合は雇用確保のために(正規社員の首を守るために)基本的に非正規雇用を受け入れていくべきだという立場である。その事によって非正規の雇用促進を認めてきた。この事の困難を突破するのは非正規の側から闘っていくしかない。今日労働者の4分の1は非正規である。この問題に力を入れずして闘いの前進はあり得ない。

 重要なことは国鉄闘争である。4社4団体による和解が本格的に始まる。これは国家的不当労働行為、つまり労働者の団結権を巡る闘い。これが重要な局面を迎えている。JR総連カクマルよる極めてどす黒い策謀が浮かび上がっている。詳しくは割愛するが最近松崎明(JR総連顧問・カクマル副議長)が「松崎秘録」なる本の中で、自分はカクマルではない、自分はヒューマニストだ、もう一つは動労千葉を取り込もうとしている。この本を読めば分かります。彼らによると1047名問題と動労千葉問題を解決すれば自分たちの力によってJR労働運動を再編し連合労働運動を再編することが出来ると考えている。先ほど述べたように連合労働運動は基本的に破産している。次の路線を求めている。その時にJR総連のニアリーイコール路線は新自由主義を労働運動の綱領にすると言う物である。断じて粉砕しなければならないし過小評価してはならない。

 安田派が行っていることはこういったJR総連の策動に棹さすものであると言わなければならない。郵政労働者の問題、教育労働者、自治体労働者、の問題などがあるが断固として取り組んでいきたい。最後に今秋決戦、100万人署名運動を断固として推進していく。そして10・5の3・30を上回る結集を断固として実現していきたい。本当に三里塚闘争の新たな発展を築いていく。反対同盟と固く結びついていく。9月22日の関実集会の成功を呼びかける。星野同志に再審棄却がなされたが断固として闘っていく。我々は少数であるがG8サミット決戦に登り詰めていくことが出来た。我々が改憲阻止建線のために全ての戦線の結集を呼びかけ断固として突き進んでいきたい。

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コメント

 一日千秋さん、ようこそ初めまして。革共同は少なくとも第四インターに対するゲバルトについては自己批判する必要が有るかと思っています。対カクマル戦争については絶対的に正義の戦闘であり、今日継続的な戦闘が無いことに不満すら抱いています。ですが無謬の党は無いと思いますので反省的に総括するべき点があるかとは思います。

 米澤さんとの接点は去年の10・21がきっかけというご指摘、多分その通りだと思います。色々お話を伺う内に本当に凄い経歴の持ち主だなあと思うに至りました。60年代後半に中核派が立命館の経済学部自治会の中心人物であった方が、私が反戦派労働者に決起したころの指導部でした。面白い人でしたが、白血病の為に他界されました。

投稿: アッテンボロー | 2008年8月10日 (日) 21時08分

はじめまして。

>第4インターに対する赤色テロルについても反省的に総括する必要がある。

他党派・ノンセクトへの対応に関して、中核派が「反省的に総括する必要がある」ものは多々あると思うが、こうした声が出てきたことは大いに歓迎すべきだろう。

>山口県委員会
>一つの政治党派の集会とは見て欲しくない。・・・。被爆者の米澤鐵志さんの講演・・

昨年の京都10.21以来の繋がりであろうか。
米澤氏は50年代後半から60年安保の頃に掛けて活躍された歴戦の勇士である。50年代には共産党6.1事件や奈良の研修会阻止闘争に参加。奈良の件では同じく逮捕された北小路敏氏と共に裁判所に通われた由。
米澤氏は立命館Ⅱ部における学生党員の中心的存在であったが、安保後に離党し「構改派」潮流に属された。

当時、立命館はⅠ・Ⅱ部合わせて100名程の学生党員が集団離党し、フロントや社会主義革新運動へと流れた。同校が60年代後半まで構改派の拠点であったのはそのためである。

例外が革命的共産主義者同盟の拠点であった経済学部自治会で、彼らは当時、星宮氏以来の第四インター派(革共同・関西派)であったが、60年代半ばには中核派の掌握するところとなった。
渦中の人=橋本氏の弟さんも在籍されていた筈。

投稿: 一日千秋 | 2008年8月 9日 (土) 01時43分

なのなの勢力さん、突っ込み所が有ればジャンジャン書き込んでください。関西派の人もこのブログを読んでいますからそれなりの対応をしてくれるでしょう。カクマルをのぞく勢力が大結集できれば一番ですよね。かなり難しそうですが。

投稿: アッテンボロー | 2008年8月 4日 (月) 01時09分

今日は早起きです。

たいへん興味深く読みました。細かく突っ込むといろいろあるかもしれないけれど、大勢においてはこんなものかなと思います。関西派も中央派も包括できるでっかい枠ができる日を夢見ています。かつて反革命な脱落派だった人間として。

投稿: なのなの勢力 | 2008年7月31日 (木) 05時56分

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