« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月

2008年9月29日 (月)

仕事がない

 病状も良くなってきたので、社会復帰しようと思い仕事を探し始めた物の中々採用されない。ひとまず普通免許が必要な場合に備えて免許は取ったが、それ以外には資格がないというのは困ったものである。郵便局時代に幾つかの資格を取ろうと思って勉強したことはあるのだが病気のために頓挫してしまった。もし仮に貯金や保険の関連資格を持っていれば多少は違ったかも知れない。尤もストレスの多い営業職は出来れば避けようと思って畑違いの仕事を探しているから採用されないという問題もある。連日求人情報を見ては電話を入れ、年齢制限に引っかからなかった場合には面接を受けているのだが、今のところ良い知らせがない。

 鬱病が完治したわけでは無いので、ストレスが少なそうで軽作業という仕事を探しているが、そういった仕事の場合は賃金が安い。妻の就職が決まったので扶養家族にはいることで済ませ、専業主夫という考え方もあるのだが、そうなると自由に出来るお金がないから集会など運動に関わることが出来なくなる。やはり自前の収入は絶対確保しなければならない。扶養家族の範囲でバイトするという選択肢もあるので時間給が安くても仕方がないと諦めるか。

 郵便局の保険外務員の場合、転職する先が一番多いのはアリコジャパンであったが、引き抜かれて行った人たちは大抵使い捨てにされてしまい勤め続けている人は少ない。郵便局時代の顧客を一通り保険に入れると後が続かない場合がほとんどであるし、郵政の側も顧客情報を持ち出したことに対して訴訟をしたりする。何よりアメリカの金融恐慌によって親会社であるAIGが経営危機によってFRB(連邦準備制度)に救済してもらう有様だ。就職先として金融機関が適当かというとそうでもないだろう。これからはリーマンブラザーズのように破綻する金融機関が続出するはずである。当面はバイトを探して働きながら次の仕事を探すという方法しかないのかも知れない。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (3) | トラックバック (3)

2008年9月28日 (日)

10・1 日本郵政グループ大阪支社前抗議行動に起とう!

            非正規職撤廃!
      阿鼻叫喚の郵政地獄にしてなるものか!

  昨年10月の民営分社化発足時は、リストラに継ぐリストラの結果、15、000名の欠員の状態であった。当初、派手なセレモニーをわれわれは想定したのだが、あにはからんや、新会社発足の高揚はなにひとつ社内からは沸き上がることはなかった。4社ともに定員割れで、この欠員はいっこうに埋められることもなく、毎日の就労がいまも強いられている。人が足りないことが、いかに労働強化になることか。職場規律遵守、マニュアル熟知、指示に順応、なにもかもイエスマンに仕立てられ、ただただ作業終了と終業時間を待つ。正規社員に対しては民営化後より巧妙に、資本の尖兵となるように思想攻撃が強化されている。たとえば、それは「事故・防犯宣言書」しかり。一方、非正規社員に対しても無権利状態の中で、責任・ノルマだけが押し付けられている。労働強化は必然的に、交通事故と郵便事故を激発させる。増員を克ち取らないかぎり、底なしの労働強化に叩き込まれることは目に見えている。08春闘における回答額は労資馴れ合いの結果、たった600円増で一発回答・妥結、産業全体の低回答相場を作った。俺たちが仕事をして生きていく上で当たり前の要求をどんどん突きつけていこう。「人を増やせ」「安定した雇用の確保を」「労働条件を改善せよ」「長時間労働をさせるな」「賃金をよこせ」「憲法で保障されたわれわれの生存権・労働権を守れ」等々。 普段職場で感じている怒り、憤り、抗議の声を上げていこう!近畿各局の労働者と情報交換を強め、ネットワークを拡げよう!

■とき/10月1日(水)18時30分 雨天決行
■よびかけ/人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会
                                        hantaisurukai@mbr.nifty.com
                    homepage3.nifty.com/kyouseihaiten-hantai
<伝言板>
『このままで、ええの!日本と世界-10・19反戦集会』(同集会実行委員会主催)
  会場は、京都円山野外音楽堂、開会時刻は、午後1時

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (7) | トラックバック (2)

2008年9月27日 (土)

国交相中山の暴言弾劾し10・5三里塚へ総決起しよう!!

 9月25日、麻生内閣で国土交通大臣に就任した中山成彬(なりあき)は報道各社との会見で三里塚闘争に対する許し難い暴言を行った。三里塚の開拓農民の多くが戦前・戦中の満蒙開拓団の引き揚げ者であり、戦後の農地開拓という国策によって入植したことを否定している。さらにはシルクコンビナート計画による養蚕事業にも従事させたのである。これらはすべて国策に従ったものである。中山の言う「(成田空港の滑走路拡張問題は)ごね得というか、戦後教育が悪かったと思いますが、自分さえ良ければという風潮の中で、空港拡張も出来なかった」発言内容は事実を180度ねじ曲げる物である。三里塚の農民は、66年の閣議決定によって新東京国際空港の計画が地元農民に何の相談もなく報道発表されたことにも明らかなように「国策」によって終始振り回され続けてきたのだ。簡単な歴史的経緯についてはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「三里塚闘争」および「成田空港問題」を参照されたい。

 中山は「(空港整備が進む)中国がうらやましい」とも述べている。中国スターリン主義による北京オリンピック関連の土地強制収容を羨ましいと言っているのだ。国家暴力によって住民を追い出し、国策を推進できる中国を模範としたいという発言であるのだ。つまり三里塚闘争に対して市東孝雄さんの耕作地を警察権力・機動隊の暴力で強奪したいという麻生政権の本音を吐露したものである。断じて許すことはできない。徹底弾劾あるのみだ。既に三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長はテレビ朝日報道ステーションのインタビューに答えて中山発言を弾劾している。「反対同盟・北原事務局長が中山国交相発言を弾劾!」(「前進」速報版2008年9月27日) 中山発言に対する最大の反撃は10・5三里塚全国闘争に総結集することである。私は既に党派を超えた有志での決起を訴え、数名の参加表明を得ている。かつて三里塚に関係した全ての人は今こそ再び三里塚に馳せ参じよう。

 単一民族発言・日教組破壊を企む発言などについては機会があれば後日記事にしたい。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (15) | トラックバック (9)

子猫のユーリは人気者

Neko004  先日拾ってきた子猫にユーリと名付けて飼うようになったのであるが、家族の反応は極めて良いもので、、ユーリの取り合いがあちこちで続発している。

Neko009  ユーリが一番気に入っているのは長女の詩織(仮名)の膝の上のようで、何もなければそこにいる。

Neko020_2  息子の勇樹はやたらと構うのでユーリには敬遠されているみたいだ。それでも何かある旅に抱きしめたりして遊ぼうとしている。

Neko012  詩織の次に居心地がいいのは妻の膝であるらしい。詩織が都合の悪いときには妻の元へとまっしぐらに走っている。

Neko014  だが、餌をくれるとなると事態は少々変わる。次女が間食するときにお菓子を分けるからである。お菓子を食べ始めた次女の歌織の元へとすり寄っていくユーリ。

Neko017     そして決定的なのが食事中である。テーブルの下にやってきては「俺にもくれよ」と言いたげなユーリにご飯やおかずを提供するのは私である。食事時だけは私の所にやって来てくれる。

Neko030  犬のチョコとクッキーが焼き餅を焼いている気がよくわかる。昨日はユーリとチョコ・クッキーを対面させたのだが、三者とも興奮して威嚇しあっていた。中々仲良しになるという関係ではなさそうだ。

Neko033  一部の読者の間で子猫の写真が好評であったので再度掲載することにしたが、元々の私は犬派であったはずなのだが・・・  そのうちチョコとクッキッーの写真も掲載することがあるかもしれない。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2008年9月26日 (金)

放射線照射食品問題・・・やっぱ有害。

 マイミクさんの日記で非常に気になる記事があったので転載します。食品に放射線を当てることで発ガン性が非常に高まると言うことらしく、細かい部分は理解できていないのですが重要な問題であると言うことだけは理解できました。日記を書いた方は原発解体運動を積極的に行っている方で、蓄積があるので今後教えてもらいつつ理解を深めたいと思っています。以下転載。

ちょっと忘れてたんですけど、リンク出て来たので、貼っときます。
データが2006年なんで、現状は良くわかりませんが、この進められ方は、異常です。

ここ
http://www.sih.jp/news/syousya/no32.htm


から転載


放射線照射の問題点メモ



要約

● 原子力委員会は2006年10月3日、食品、特に94種類の香辛料への放射線照射を検討するようにという報告書をまとめた。厚労省が諮問するか検討中である。この認可はアメリカからの輸入食品、特に牛肉が重要な争点になる危険をはらんでいる。

● 1980年、国際機関は「照射によってできるものは煮たり焼いたりしたものと同じ」とし安全とした。しかし、その後、照射によりできる「シクロブタノン」という成分の遺伝子へ影響を見る実験で、遺伝子を切断する働きがあると報告された。その後、発ガン物質を与えたラットに「シクロブタノン」を与えたところ半年後に発ガンが3倍も増えることが判明した。

● 消費者からは厚労省に正式な慢性毒性実験、発ガン実験などをするよう申し入れられている。

● 海外の状況を食品安全委員会の報告から、欧州は照射食品から後退しつつあり、米国も停滞気味である。

● 厚労省は照射線量をチェックする方法を持っていないため管理・監督ができない状況にある。

● これまでの動物実験報告で異常が報告されているが、それを隠蔽する工作が国際機関で行なわれている。

● 今年の違反事例

07年12月、ラプスジャパン株式会社がドイツのRAPS GmbH & Co. KG社から輸入したパプリカに照射された可能性があると厚生労働省が通知を各検疫所に通知した。
07年6月、キッコーマン(株)は健康食品の原料「ソイアクト」に放射線が照射されていたとして自主回収している。この原料を購入した企業名は公表されていない。

キッコーマンの違法照射について

キッコーマン(株)の「ソイアクト」は、大豆発酵抽出物を主成分とする健康食品の素材とされる。米国Van Drunen Farms(ヴァン ドゥルネン ファームズ社)の子会社であるVDF / Future Ceuticals(VDF / フューチャー シューティカルズ社、本社:イリノイ州モメンス市)から「ソイアクト」の原料が購入されている。このソイアクトにガンマ線が照射されていたとして、自主回収されている。
日本は食品衛生法で食品への放射線照射が禁止されている。(食品衛生法第11条「食品を製造し、又は加工する場合は、食品に放射線を照射してはならない」昭和34年12月厚生省告示第370号)例外規定で異物混入の検査と食品の厚み確認のために0.1グレイ以下の照射と、ジャガイモの発芽防止のために150グレイが認められている。
アメリカでは殺虫のために最高1kGyの照射が食品に認められているとされる。しかし、キッコーマンは照射線量に付き「VDF / FC社からの報告によると、「ソイアクト」の原料の一部に照射された可能性のある線量は、WHO(世界保健機関)などの「合同専門家委員会」が、健康に影響を及ぼさず安全であるとする基準の範囲内であります。」としている。この線量は10kGyである。実際に照射された線量、アメリカでの大豆発酵抽出物へ照射が許されているかは不明である。厚労省は自主回収であるとして、ソイアクトが販売された企業の利益保護のため社名等の公表をしていない。

最近の照射食品の動き

原子力委員会は2006年10月3日、食品、特に94種類の香辛料(ニンニクやハーブ、タマネギ、ニンジンまで含む。表1)への放射線照射を解禁するようにという報告書をまとめ、厚生労働省に通知した。これが認められればカレーからほとんどの加工食品にまで照射されたスパイスが広く使われることになる。また、つぎつぎと食品に照射されるきっかけとなる可能性が高い。特にアメリカからの輸入食品、特に牛肉やくだものへの照射が争点になるであろう。スパイスへの照射の理由は香辛料が微生物に汚染されているからというが、これまで香辛料による食中毒は報告されていない。

表1 放射線照射が要請された94品目

アサノミ、アサフェチダ、アジョワン、アニス、アムチュール、アンゼリカ、アナトー、ウイキョウ、ウコン、
エシャロット、オレガノ、オールスパイス、オレンジピール、ガジュツ、 カショウ、カッシア、カフィアライム、
カモミール、ガランガル、ガルシニア、カルダモン、カレーリーフ、カンゾウ、キャラウェイ、クチナシ、クミン、
クレソン、クローブ、ケシノミ、ケーパー、コショウ、ゴマ、コリアンダー、サフラン、サッサフラス、サボリー、
サルビア、サンショウ、シソ、シナモン、ジュニパーベリー、 ショウガ、スターアニス、スペアミント、セージ、
セロリー、ソーレル、タイム、タデ、タマネギ、タマリンド、タラゴン、チャイブ、チャービル、ディル、トウガラシ、
ナツメグ、ニガヨモギ、ニジェラ、ニラ、ニンジン、ニンニク、ネギ、ハイビスカス、バジル、パセリ、ハッカ、
バニラ、パプリカ、パラダイスグレイン、ヒソップ、フェネグリーク、ピンクペッパー、ペパーミント、
ホースラディッシュ、ホースミント、ホメグラネート、マスタード、マジョラム、ミョウガ、メース、ヨモギ、
ユズ、ラベンダー、リンデン、レモングラス、レモンバーム、レモンピール、ローズ、ローズマリー、
ローズヒップ、ローレル、ロングペッパー、ワサビ


最近の争点のポイント(新しい生成物質の毒性)

遺伝毒性

1980年、国際機関が10kGyまでの照射は安全とした根拠は「照射しても煮たり焼いたりしたときと同じものしか出ない」ということであった。
しかし、1990年に入って照射の有無を調べる方法の開発で、照射によってのみ出きる「2-ドデシルシクロブタノン類」が有力なチェック物質にとされた。
この物質についての毒性データなく、ドイツのカールスルーエ連邦栄養研究センターでラットおよび人の結腸細胞をシクロブタノン液(0.3-1.25mg/ml)に30分処理したところ、細胞の脂肪率が高くなり、遺伝子(DNA)が切断されることが観察された。そこで、ラット6匹(対照3匹)にシクロブタノンを経口投与し(1.12mg/kg、14.9mg/kg)、16時間後にラットの結腸細胞を調べた。結果は低濃度群で2匹、高濃度群で6匹に遺伝子(DNA)の切断が見られた。この実験から細胞に吸収されたシクロブタノンが遺伝子を傷つけることから発がんとの関係が疑われることになった。(1997年)

発ガン促進

そこで、フランスのパスツール大学で1群6匹のラットを3グループ作り、1群をそのままにして、残り、2群に2種類のシクロブタノン(2-TCBと2-TeCB)を水に0.005%溶かしそれぞれ飲ませた。途中(3週、4週)に3群全部に発ガン物質であるアゾキシメタンを与え(15mg/kg)、6ヵ月後に結腸を調べるという探索的実験が行われた。その結果、2種類のシクロブタノンを与えられていないネズミは6匹中4匹に1箇所ずつ6ミリ以下のガンが見つかった。しかし、シクロブタノンを与えられた群は3倍以上のしかも大きなガンができたことから、シクロブタノン類には強い発ガン促進作用があると報告した。(2002年)

これらの実験は慢性毒性実験や発ガン実験と違い短期間に毒性の目安をつけられる。結果は1980年に出された10kGyまでの照射は安全とした根拠を崩す可能性を持っている。シクロブタノンの慢性毒性についてきちんとした実験が必要となっている。こうした問題を原子力委員会は、WHOの見解(2003年)として「・・消費者に健康の危険をもたらすようには見えない。」と引用を記すのみで、安全の根拠とした。これが照射食品の新しい問題点である。

必要な慢性毒性実験、発ガン実験

照射食品反対連絡会より07年10月19日付けで厚労省舛添大臣宛に「2-ドデシルシクロブタノン類の遺伝子への傷害性、発ガン補助性、催奇形性および発がん性実験を照射食品に利害関係のない中立の公的研究機関(原子力研究所、および原子力関係予算、旧科学技術庁より原子力および照射食品の研究費をもらったことのない研究機関および研究者)で、2箇所以上の研究施設で実験を行こと」という申し入れがされている。
2004年、食品安全委員会のまとめた「食品への放射線照射技術の安全性に関する欧米の取組状況調査報告書」でもシクロブタノン類について「従来の安全性評価では考慮されてこなかった新しい項目であることから、細胞レベルの発がん性試験を行うなどの安全性確認を行うことが考えられる。また、放射線耐性微生物をはじめとして照射前後の食品中の微生物相の推移についても議論が続いているが、病原微生物等のリスクについては、近年、分子生物学的手法の進展により、マイクロアレイなどを用いた多数の微生物を検出できる手法の開発が進められている。そこで、このような新しい手法を用いて照射(もしくは再照射)にともなう微生物相の消長などについて基礎的なデータを取得しておくことも考えられる。」としている。

照射食品はどこで生まれたか

照射食品は第二次世界大戦中、米国陸軍が兵士に食べさせる食料の腐敗を防ぐために研究を始めた。戦後になっても陸軍は研究を続け、1963年、米国の米国食品医薬品庁(FDA:日本の厚生労働省にあたる役所)はベーコンへの照射を認めた。しかし、陸軍はベーコンだけでなくハムにも照射したいと申請したところ、FDAはカリフォルニア大学の動物実験で成長率の低下、赤血球の減少、死亡率の増加などが認められたとして、先に許可した照射ベーコンの照射を禁止、ハムへの照射申請を却下した(1968年8月)。この時点で米国商務省が行った調査によると、食品に放射線照射の計画を持っていた国は76カ国におよんでいた。放射線照射で殺菌や殺虫ができ、それが原子力の平和利用だという宣伝が未来の可能性を示していたからである。しかし、その後10年たった178年の国際原子力委員会(IAEA)の調査では幻想が消えて19カ国に減少していた。

日本での研究開始は

1967年、日本原子力委員会は、米・小麦(殺虫)、ジャガイモ・タマネギ(芽止め)、ミカン(カビ防止)、ウインナーソーセージ・水産練り製品(殺菌)の七品目に照射するための研究を開始した。そして、1972年、厚生省は世界に先駆けて商業ベースでの照射ジャガイモ(発芽防止に150グレイ以下)の販売を認め、1974年から北海道の士幌農協で照射されたジャガイモが市場に出荷された。しかし、照射ジャガイモに消費者が反対運動をただちに起こした。理由は動物実験で体重減少や卵巣重量の減少、および死亡率の増加傾向が見られたからである。この運動のため売れない照射ジャガイモは学校給食会を通して全国の学校給食で子どもたちに食べさせられたのである。これを知った父母は反対運動を起こし1977年の4月から照射ジャガイモの扱いを学校給食会は止めることとなった。

照射ベビーフード裁判

照射という技術を違法と知りながらベビーフードの材料に照射するという事件が起きた。1974年から4年間、和光堂のベビーフードに、下請けの中神食品が最高3万グレイという強い放射線をあてていた事件が発覚し、この事件以後、新しい品目は許可にならなかったという経緯がある。
愛知県豊橋市の中神食品工業がベビーフードの原料野菜に放射線を照射していた刑事事件で、中神食品は当時国立予防衛生研究所食品衛生部室長の川端俊治氏の鑑定書で、1980年の国際原子力機関(IAEA)世界食料農業機関(FAO)世界保健機関(WHO)の合同専門家委員会は10kGyまでの照射は安全という報告を安全の根拠とし実質上問題ないとした。
これに対し検察側証人として東京大学医学部物療内科講師の高橋晄正氏は、1980年の会議による結論の導き方が非科学的であることをデータで示し、裁判官は「1977年の委員会で今後検討を要するとしている事項を検討することもなく、1908年に10kGyまであらゆる食品に無条件に照射することを受け入れると決定した点に論理の飛躍が認められる」という部分を引用し、川端氏の鑑定書をしりぞけ、中神食品社長と技術部長に懲役8ヶ月(執行猶予2年)、照射したラジエ工業の2名に罰金10万円の判決を申し渡した。(1984年6月7日豊橋地裁判決、1985年10月25日名古屋高裁判決)

海外での状況(欧州は減少、米国は停滞 コスト1割アップ)

食品安全委員会は2004年3月、「食品への放射線照射技術の安全性に関する欧米の取組状況調査報告書」をまとめている。世界的な利用動向で「2003年時点での食品照射の許可国は53カ国に達し100品目以上の食品類が許可されている。(p1-11)」
しかし、「欧州では2000年ごろから減少しており、近年は米国の伸びが著しい。現在では米国が世界全体の照射食品量の半分を占めている。(p1-11)」とまとめている。
欧州のポジティブリストには「リストには乾燥ハーブ、スパイスおよび野菜由来調味料しか記載されておらず、それ以外は各国が独自に認可してきた品目を経過措置として認めるという状況が続いている。(p.1―21)」としている。また、欧州での実態調査、その概況で「外食産業など直接消費者の目にふれない用途での利用が中心となっている。これ以外には、カエルの足(モモ肉)、トリ肉など特定の食品一部で照射が行われているが、消費者の関心は概して低い状況にある。また、大手スーパーや食品企業も放射線照射済みの食品を利用することに懸念があり、現状では照射食品の利用が再び拡大する見通しはたっていない。(p.2―49)」と消費者に受け入れられてない実態を報告している。
世界の半分を占めていると報告された米国の概況は「実際に市場に出回っている照射食品の種類はさほど多くない。最も広く市場に出回っているのは、スパイス類で年間約6.3万トンである。次いで、冷凍牛挽肉(ハンバーガー用パテ)が推定約0.7-2.3万トンであり(その流通量は牛肉市場の1%以下であるp2-10)、それ以外の照射食品は現在はほとんど流通していないという状況であった。(p2‐3)」と報告している。
報告には「一般消費者の、照射食品の受け入れ状況は、概してネガティブである。ただし、正確な科学的な情報を消費者に提供すれば、消費者の理解度や許容度は向上するという指摘が、推進サイドの企業などから出されている。(p.2―3)」としているが、消費者の素朴な疑問すら解消できていない。
米国食品医薬品庁(FDA)も「消費者は、照射食品に対して一般的には否定的な見解を持っている(p.2-7)。」また「正確には分からないが、スパイスの15‐20%程度は照射を受けているのではないか。(p.2-7)」と発言している。
農務省は「正直に言って、米国内の消費者は照射食品に対して否定的な意識が強い(p.2-10)」と国民に受け入れられていない旨を報告している。米国の市民団体(Public Citizen)は「食肉処理を行っている過程で、(内臓肉や糞の混入などの)問題が起こっても処理を止める必要がないという条項がある。その場合、最終段階で照射して殺菌すればいいということになっている。これでは、処理中に大腸菌が混入することを許すことになってしまう。(p.2―36)」と食品の安全を守る基本的な工程が崩れていることを指摘、ハンバーグ用のひき肉を照射してきた会社の例で「照射食品を一番推進してきた企業であるSurebeam社が最近倒産した。(p.2―37)」という事例で照射食品が受け入れられていないことを説明している。
また、「照射食品の販売は、スパイスの認可が発端になり、それから他の食品へ広がっていった。(p.2―38)」と照射スパイスが多くの加工食品に使われることで、拡大していくきっかけを作る食品であることを指摘している。報告書は米国の「照射済スパイスは、消費者が直接手にする小売品には用いられていないことが今回確認できた(p2-3)。」欧州では「外食産業など直接消費者の目にふれない用途での利用が中心となっている(p2-49)」と報告している。

照射線量を調べる方法がなく違法照射を管理できない

 現在、照射された食品への照射線量を検知する方法はない。にもかかわらず、照射への照射線量が決められている。これは照射した業者が違法な照射をしないという大前提に立っている。しかし、今回のソイアクトのように照射食品を管理・監督する厚生労働省は有効な管理・監督するための手段を持たないことを示している。しかし、違法照射した例は多く、また、その管理・監督ができないため照射食品を認めれば消費者を守ることができない。現在の状況は照射されたかもしれないという定性的な分析ができるかもしれないという状況である。線量を決める定量的な検知法はない。

表2 『放射線照射による食品衛生法違反事例(1996年~2007年)』
届出年月 品名 重量 違反内容 製造国 備考
1996年6月 朝鮮人参ドリンク 1,400kg 放射線照射 中国 ガンマ殺菌
1996年6月 朝鮮人参ドリンク 1,680kg 〃 中国 〃
1996年10月 花粉加工食品 165.5kg 〃 米国 〃
1997年1月 粉末清涼飲料百宝 324kg 〃 中国 〃
1997年8月 粉末サメ軟骨 100kg 〃 台湾 〃
1997年8月 健康食品NOPAL 300kg 〃 メキシコ 〃
1999年12月 粉末サメ軟骨 5.4kg 〃 カナダ 電子線照射
2000年9月 アガリクスタブレット 4.25kg 〃 ブラジル ガンマ殺菌
2000年9月 アガリクスエキストラクト 5kg 〃 ブラジル 〃
2001年1月 焙煎ガラナ豆 3,000kg 〃 ブラジル 〃
2001年10月 蜜蜂の幼虫粉末 不明 〃 中国 〃
2002年2月 マカパウダー 不明 〃 ペルー 〃
2004年2月 ホッキ貝 4470kg 〃 中国 〃
2004年3月 ハーブ抽出物パウダー 不明 〃 中国 〃
2004年11月 粉末田七人参 不明 〃 中国 〃
2006年10月 ポークジャーキーのニンニクとタマネギ 不明 〃 米国 〃
2007年6月 キッコーマン『ソイアクト』 不明 放射線照射 米国 〃
2007年12月 パプリカ 不明 放射線照射 ドイツ 〃



照射による質の劣化(商品価値の低下)

今回出された原子力委員会のまとめにも「照射すると食味が低下する」と書いていある。新しい変化が起きるため食感や臭がかわる。ナサ(NASA・アメリカ航空宇宙局)は、宇宙飛行士の食中毒防止のため初期の食事を照射していたが、照射された食品が「髪の毛の焦げたような照射臭」をもち、食欲を落とすとして中止し(例外として七面鳥と一部のステーキに照射)、中毒を防止するための新しいシステムを作り上げた。これがハサップ(HACCP・危害分析重要管理点)と呼ばれる。
照射臭による事件は一九九六年のカナダから輸入されたサケに強い異臭があり、商品にならないと業者が送り返した事件が発覚した。(注:その後カナダの会社がアメリカのフロリダにある照射専門会社に2億円の損害賠償裁判を起こした。)

今回原子力委員会が提出したまとめに「定められた線量を超えて照射すると、食品(肉類や食鳥肉など)によってはにおい(照射臭)が発生したり、脂質の酸化により食味が低下することがある」「食品に放射線を照射すると、米については、供試した品種によっては食味に変化が現れるものがあり、また、小麦については、製めん適正の低下が認められた」(p.27)と記してある。そこで、米、小麦以外の5品目も研究成果報告書で点検した。その結果、照射による変化(照射臭、褐変、腐敗など)は芽止めのような低線量でも起きており、菌やカビのような高線量はより大きな変化が報告されている。この変化は定められた線量以下でも起きており、製品となったときに消費者のニーズに大きく影響すると考えられる。また、二次汚染による腐敗の危険や変色等を防ぐために冷蔵保存がよいとされるが、照射と冷蔵貯蔵という2重の処理は食品製造メーカーに大きな負担になろう。最近は冷凍した上で照射をすることが勧められているが、冷凍、照射、冷蔵という3重の処理となりコストにはねかえるのである。「照射タマネギの唯一の欠点は、実用的には問題ないとはいえ貯蔵中に内芽が枯死し、褐変することである。内芽の褐変を防止するには3-5度の低温に貯蔵することで、こうすれば少なくとも8ヶ月は変化しない。出庫しても常温で1ヶ月くらいの流通期間ならば内芽には何ら変化なく、商品価値を維持できる。」3-5度の低温に貯蔵すれ放射線を照射しなくても実用にはまったく困らないのである。もうひとつの問題は照射で発芽を抑えると腐敗率が増すことである。照射されたタマネギは菌への抵抗がなくなるのである。表参照

収穫後28日照射試料の発芽率及び腐敗率(室温貯蔵 %)
  収穫後の日数
28 63 83 124 185 242
非照射 発芽率 0 0 6.5 23.0 67.0 86.0
腐敗率 0 0 7.0 8.0 8.5 8.5
3krad 発芽率 0 0 0.5 0.5 0.5 0.5
腐敗率 0 0 5.0 12.0 13.5 24.5
7krad 発芽率 0 0 0 0 0 0
腐敗率 0 0 0.5 12.0 14.0 24.0
15krad 発芽率 0 0 1.0 1.0 1.0 1.0
腐敗率 0 0 4.0 12.0 18.0 26.0


収穫後28日照射試料の発芽率及び腐敗率(5℃貯蔵 %)
  収穫後の日数
28 63 83 124 185 242
非照射 発芽率 0 0 0 0 5.0 23.0
腐敗率 0 0 0 3.0 8.0 8.0
3krad 発芽率 0 0 0 0 1.0 5.0
腐敗率 0 0 0 6.0 11.0 17.0
7krad 発芽率 0 0 0 0 1.0 9.0
腐敗率 0 0 0 6.0 12.0 12.0
15krad 発芽率 0 0 0 0 1.0 15.0
腐敗率 0 0 0 1.0 7.0 16.0

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年9月25日 (木)

死ぬな!辞めるな!闘おう!通信 08年09月24日

発行■人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会
 homepage3.nifty.com/kyouseihaiten-hantai/

 JP労組ダラ幹の統制跳ねのけ、
                        職場から闘いを巻き起こそう!

JP労組第2回中央委員会議案批判
―はじめに―
 今、日本全国で「偽装疑惑」という言葉を聞かない日が無いくらい「偽装」が摘発されている。耐震建築しかり、産地や賞味期限しかりである。労働現場でも、派遣労働者を請負労働者と偽る請負疑惑が指摘され、大きな社会問題となっているのを知らない人はいないであろう。そして、その偽装疑惑は、あろうことか、我がJP労組の10月8日から開催される第2回中央委員会の第1号議案までに飛び火しているのである。まさに世も末である。それでは、如何なる偽装疑惑がこの第1号議案に隠されているのか、議案に沿って見ていこう。

―1、組織拡大に係る偽装疑惑―
 まずこの議案は第1の課題として「30万人組織建設にむけて」と題して、大幅な組織拡大を訴えている。そして、「JP労組の組織現状は、8月24日現在で223、670人となっており、昨年10月22日の結成大会と比較すると3、070人の純増となっています」と述べている。この文章だけを見ると、JPUと全郵政の統合の効果もあって、JP労組は着実に組合員を増やしているかである。ところが、今年6月の第1回全国大会では、当時の組織人員として、22万4、327人が報告されているのである(『JP労組新聞』第16号参照)。したがって、6月18日の第1回大会を起点とするならば、8月24日現在の約2ヶ月間の間に、実に675人もの組合員の減少が生じているのである。そして、このテンポで組合員の減少が続くなら、来年6月の第2回大会では1年間で、3、942人の組合員の減少が生じ、組合員数は22万385人と予測され、結成大会と比較しても、215人の減となるのである。そもそも、この「30万人組織建設」方針が提起されたのは第1回大会なのだから、そこを起点とした組織拡大の現状報告が第1号議案に載るべきはずなのに、それは無く、「提案にあたって」において「徐々に組織化推進が鈍化しており、結果として厳しい状況にあるといえます」と言われているだけなのである。しかし、「組織化推進が鈍化」と「組合員が675人減少」では表現に天と地の開きがあるのは明らかであろう。まさに、JP労組の組織現状報告に、「偽装疑惑」があると言わざるを得ないのである。このように「30万人組織建設」どころか、現状維持さえ極めて難しい状況にJP労組は置かれているのである。

―2、形骸化するJP労組の運動―
 なぜ組織化が進まず、組織減少さえ生じているのか。職場に労働運動が無いからである。労働条件を改善する運動も、社会的な問題や戦争の問題を考える学習会も無ければ、当然、組織拡大の行動も無いのである。従って、未組織の非正規労働者や新規採用者にとってJP労組は全く魅力の無い組合なのである。また、既存の組合員にとってもJP労組はますます疎遠な存在となっている。横暴を極める管理者に文句ひとつ言えない組合に求心力が湧く訳もなく、JP労組発足以来、全く組合の活動に参加しない組合員が以前にもまして増加しているのである。 何よりも憂慮されるのは、こういう現状を何とか打破しようとして、支部や分会で企画した労働組合としては極めて当たり前の活動が「JP労組の方針にそぐわない」としてJP労組のダラ幹によって中止に追い込まれ、今や組合活動として許可されるのは、組合版業務研究会のみという事態である。これではJP労組が労働組合を名乗ること自体が「偽装」と言われかねないのである。今や、JP労組の22万組合員のほとんどが組合活動に全く参加しない(あるいは参加したくても参加したい活動は理不尽にも許可されない)いわゆる幽霊組合員と化しているのである。
 08年度の新採の獲得率は、議案によると、総合職で19%、一般職、CS職で76%と低調で、両労組の統一にも関わらず、皮肉なことに非組合員が増加しているのである。JP労組のダラ幹の唯一の頼みはユニオンショップ制導入だが、もし万が一、そんなやり方で30万組織が達成できたとしても、組合の形骸化に一層の拍車をかけるだけで、その30万組織は烏合の衆であり、本当に労働組合としての力には何にもならないことだけは確かである。

―3、決して順調とは言えない郵政各社―
 議案は今年3月末の08年度の郵政各社の決算報告(下期)に対し「民営化後初めての決算を連結経常利益4、387億円、連結当期純利益2、772億円とし、『株式上場に向け、順調なスタートを切ることができた』と評価しました」と述べている。どうして「順調なスタート」という肯定的な評価ができるかというと、『JP労組新聞』第15号」によると、07年10月1日から08年3月末までの純利益の目標である2、150億円を上回る2、772億円の純利益を計上できたことがその大きな理由である。しかし、金融不安と世界同時株安の下、「金銭の信託」という信託銀行を通じたマネーゲームでの含み損は3月末決算において、郵政全体で3、194億円にも達している。2年前の決算では1兆円以上の利益を上げ、トヨタ以上と言わしめたマネーゲームの損益が今や大きな負担となって郵政グループにのしかかっているのである。ところが、ゆう貯銀行においてはその含み損が損益計算書の但し書きに記載されているだけで、損益計算書自体にはきわめて過少にしか表示されていないのである。もし正確に記載されていれば、ゆう貯銀行でも郵政全体でも純利益は目標を大きく下回っていたのではという疑惑をぬぐいきれないのである。
郵便事業では、郵政はペリカン便との合併によって、来年4月にJPエクスプレスという新会社を設立するという。議案によると、「損益見通しは、統合3年目に単年度黒字、5年目に累積損失解消」となっているという。これは言い換えれば、ゆうパック、ペリカン便の両者とも現在は単年度でも累積でも赤字である可能性が大きいことを示しているのである。
今までは郵政と日本通運という巨大な企業の中にあって、顕在化することのなかった、つまり粉飾されていた赤字体質が新会社設立によって一挙に満天下にはっきりと示されざるを得ないということである。したがって、このJPエクスプレスの設立は一か八かの賭けであるが、そうせざるを得ないほど「このまま放置すると小型物流市場からの退場も余儀なくされることも想定される」と本議案が言わなければならないほどゆうパックを取り巻く状況は厳しいのである。したがって、これから新会社に出向・配転される労働者にとっても非常な困難が待ち受けていると言わざるを得ない。

―4、JP労組のダラ幹の制約を跳ねのけ、闘いの狼煙を至る所で上げよう!―
 こういう状況下、JP労組の幹部連中は何をしているのか。下部から起こる闘いの火を消すのに躍起となっているのである。例えば近畿地本では支部再編の過程で、支部から上がってきた支部執行委員の名簿から左派活動家を見つけ出し、容認しないという露骨な介入を行っている。また、来年の大会代議員選挙については、統合によって組合員が増えたことをいい契機として、ブロック選挙区制を導入することで、現役の地本執行委員が連続して落選するという、いわゆる「兵庫の乱」の再発防止に躍起となっている。
 しかし、こういうJP労組幹部の様々な下部への抑圧と統制にも関わらず、郵政職場における階級的労働運動が起こってくることは押さえられないであろう。今、日本のワーキングプアと言われる若者の間で「蟹工船」がブームとなり、資本論の新訳本が1万部も売れ、社会変革の運動に身を投じる若者も増えている。郵政職場でも、確実に闘いのエネルギーは蓄積されている。今こそ、職場で闘いの狼煙を上げよう。「人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会」に結集し、闘う労働者の横断的な闘う陣形を構築しよう!

JP労組近畿地方本部の、活動家排除の戦略、
          しかと二つの眼でその姿見たり!Ⅱ

われわれは、「労働組合再編の第二段階に寄せて」と題して、今後の推移を以下のように想定した。残念ながら、事態はわれわれの想定通りになろうとしている。
「ご存知のように、先月のJPU第63回定期全国大会(沖縄市民会館)論議のなかで、民営新会社と、統合される組織の姿が明らかになりました。と言っても、いまだ本部がひた隠しにしている当局との合意事項類が存在することをわたしたちが見逃すはずがありません。一方、当然にして、大会最終日における運動方針一票投票の結果を冷徹に受け止める必要があるとわたしたちはいま改めて考えています。わたしたち『人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会』は、全国の志あるなかまとともに、『全郵政との統合を否定し、JPUをストライキで闘える組合に変革しよう!』とのメッセージを携えて、大会代議員・傍聴者と論議を交わしてきました。わたしたちは、進行する労働組合再編の性格を、その階級的本質にまで掘り下げて、暴露し続けるとともに、新しい条件の下での闘いに備えなければならないでしょう。」
「更に、注意すべきは、先に述べた、『人事調整委員会』や支部編成における地本指導が、単に対等合併を実現する為だけでなく、全郵政の要求する『左の全体主義の排除』すなわち左翼的活動家の排除の道具として活用されるのではないかということである。この『人事調整委員会』や各地本ごとに設置されると言う『組織調整委員会』の構成メンバーがどういう基準でえらばれるかは不明であるが、どういう基準を採ろうとも両組織の主流派がそれらを牛耳ることはあきらかで、人事調整と称して、組合機関から左翼的活動家が次第に排除されていく可能性がぬぐいきれないのである。現在、近畿などでは、支部役員にはかなりの数の左翼的活動家がおり、地本役員にさえいる。これらのことは、JPU一般組合員の意識の高さを示すと共に、組合役員のなり手のすくなさも同時に示している。しかし、組合役員になることが出世の道具になれば、事情は違ってくるだろう。全郵政では、そもそも結成以来その傾向は明白であり、新組合では民営郵政当局の協力の下、それが一層顕著になるであろう。」
                                 

JP労組近畿地方本部が立ち振る舞った愚行は、脳裏に刻んでおく必要がある。以下は、「日本郵政グループ労働組合近畿地方本部 組織調整委員会 委員長 山脇和夫」名で、2008年9月1日に発出された『JP労組近畿組調第10号』である。同主旨の「指導文書」の範囲は、今日現在(9月18日)、JP組合員6名に及んでいる。

JP労組神戸東支部
結成準備委員会殿

                「新支部役員予定候補者」の不承認について

平素は、格段のご尽力を感謝申し上げます。
さて、貴支部結成準備委員会より報告のあった「(新)神戸東支部・予定役員候補者名」について詮議したところ、下記候補者の新支部執行部への立候補を承認しないことになりました。
つきましては、大変ご多忙とは存知ますが、再検討のうえ改めて候補者名簿を報告いただきますようお願い申し上げます。
                                 
                                  記

1 不適格とする候補者
            支部長候補/井上 茂(灘支店)
2 不適格とする理由
            JP労組の方針に反する組織との共闘関係
            当該組合員は神戸地区労の副議長であることが明確な
            ため、新支部における執行委員となることは不適格と判
                断する。
               
                                                          以上

JP労組近畿地方本部
執行委員会   殿

                                          2008年10月2日
                  人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会

                          弾 劾 文

 貴地方本部執行委員会は、酒井浩二氏に対し、組合規約第110条で定められた制裁に該当するとして、その体裁も不備な、文書を発出したのであるが、「人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会」は、この文書そのものを弾劾するものである。
 貴地方本部執行委員会の文書行為は、ファッショ的行為以外のなにものでもない。
 われわれは、当局と対峙する前に、二重にも、三重にも、立ち塞がる難敵を振り払う努力を最後まで放棄する訳にはいかない。われわれは、貴地方本部執行委員会の文書発出の愚行・反動性を、満天下に明らかにし、酒井浩二氏に対する「勧告」を白紙撤回することを要求するものである。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2008年9月23日 (火)

魚釣り・彼岸花・子猫

Higanbana128  今日は天気も良く行楽日和だった。一週間程前から妻がお弁当を作ってドライブがしたいと言っていた。そしてカメラの使い方を教えろと言うのである。家族が共通の趣味を持てば話しも弾むから大賛成な事だが、土曜は集会、日曜は次女が部活で都合が合わない。そこで今日辺り出かけようと提案してみた。

Higanbana136  ところが息子がドライブより魚釣りに行きたいと強情を張る。確かに息子は少し前から釣りに行きたいと言ってはいた。そこで仕方なく10時頃から近所の川に釣竿を下げて出かけていった。餌は息子が朝から捕まえたミミズである。川底が見える程浅い川だが、鮒や鯉等が泳いでいる。2時間程糸を垂らしていると通りすがりの人が色々と話しかけてくる。そうこうする内に私が3匹、息子が2匹釣り上げた。鮒ではなくて種類が分からない。だがしかし釣果もあったので、満足して帰宅した。

Higanbana140  帰宅すると農協の直売所に買い物に行こうという話しになる。私が運転したいと言うと皆が反対する。結局免許を取ってから車を運転したのはたった1回しかない。ついでだからデジタル一眼レフとコンパクトデジカメを持って出発する。直売所の近くに彼岸花が群生する格好のポイントがあるのだ。処が病気の為に数年来ない間に、畦道がコンクリートで舗装されていて彼岸花は数える程しか咲いていない。

Neko069  車を降りると猫の鳴き声がするので長女と息子が辺りを見回すと一匹の子猫がいた。野良猫か捨て猫の様だ。息子が追いかけて逃げ場の無い行き止まりに追い詰めた。首筋を掴んで捕まえる。

Neko115  「連れて帰って良い?」と息子。どう見ても一ヶ月から二ヶ月の子猫なので親から離して育てるのは難しい。だが辺りを探しても親猫の姿は無い。そこで息子に甘い私は家で飼うことを認めた。

 帰り道でホームセンターに立ち寄り、ケージや子猫用のミルクにキャットフード等を買い込む。妻は余計な出費にため息をついた。

 ミルクを飲ませ風呂で蚤取りシャンプーで洗う。専用の櫛で体をすくとたくさんの蚤が出てくる。息子は子猫にユーリと名付けて文字通り猫可愛がりをする。息子の満面の笑顔を写し取ったのだが、親が親なのでblogでの公表は避けることにする。ちなみにユーリと言うのは長女が遊んでいるテイルズオブヴェスペリアとか言うゲームの登場人物に由来するらしい。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (2)

9・22三里塚関西集会

市東さんの農地を守ろう! 暫定滑走路北延伸阻止! アジアゲートウェイ構想を許すな! 10・5三里塚へ!

060  三里塚関西集会はエル・おおさかに於いて175名の参加で勝ち取られた。集会は関西実行委員会事務局次長安藤眞一さんの司会で始まった。参加者が集まるまでの間、足尾銅山の鉱毒事件と田中正造の生涯を描いた「襤褸の旗」(らんるのはた 1974年)が上映された。

 開会の挨拶は関西実行委員会世話人の山本善偉さんが行ない、3・30には1000人が三里塚に結集したが10・5には3000人を集めようと熱く語った。続いて連帯の挨拶として部落解放同盟全国連合会から発言があった。全国連は、三里塚闘争を闘う中でその隊列を形成し運動を作り上げてきたことから、市東さんの農地を取り上げようとしている政府・空港会社の攻撃に対して三里塚反対同盟と固く連帯して闘い抜く決意が表明された。そして狭山闘争について触れ、最高裁が第三次狭山再審の棄却を狙っていることについて徹底弾劾した。カドノ裁判長は名張毒ぶどう酒事件の再審を棄却し、バランスをとる形で別の事件の再審を最近認めたのであるが、これは狭山再審棄却のための布石であると捉えているのである。

 メッセージの紹介が行われ、安藤事務局次長が代読した。元関実世話人で現在は千葉に住んでいる森田恒一さんからはアジア侵略米軍基地として成田・関西両空港の整備が懸命に行われていること、成田新法で憲法無視の反対同盟潰し、常軌を逸した農地法拡大解釈による市東さんの農地取り上げ策動がなされている。9・22三里塚関西集会は政府・権力への重大な打撃であるとあった。反対同盟顧問弁護団事務局長の葉山岳夫さんからは福田政権退陣という情勢が全国の労働者・農民・市民の生きさせろという激しい怒りによって巻き起こされたのだということ、サブプライムローン破綻による金融恐慌・世界恐慌の時代が始まったこと。世界各地で資本主義延命のための侵略戦争が引き起こされており、イラク・アフガニスタンからイラン・グルジアへと拡大しようとしている。三里塚のB滑走路はこの情勢の中で延伸攻撃がある。市東さんの農地取り上げは侵略戦争の兵站基地づくりのためである。反対同盟の「農地死守」「一切の話し合い拒否」「労・農・学・市民の連帯した実力闘争」を大原則に43年間闘い抜き、勝利し、空港完成を阻んできた。市東さんの賃借農地を間違えた上農地法の悪用で取り上げようとしていることの法的間違いを指摘した。市東さんの耕作地を不法耕作と言いなしているが正当な行為であること、天神峰現地闘争本部の取り壊し・明け渡し攻撃と闘う裁判など弁護団がみんなとともに闘う決意と10・5三里塚への結集の呼びかけがあった。

062  特別報告として動労千葉の執行委員が労農連帯を貫いて闘い抜くとの発言があった。三里塚闘争開始当初から支援を貫いている動労千葉は、その闘いの中で国鉄分割民営化と真正面から対決する力を培った。85年ごろには約1000名ほどの組合員の五割、500人の動員も実現してきた。今現在国鉄1047名闘争は国労本部による裏切りによって幕引き策動が行われている。動労千葉を排除した4者4団体路線は間違っている。10・24今こそ政治決断を! JR採用差別問題の解決要求実現を目指す中央大集会」は首切りの張本人である冬柴国交大臣談話に縋り付いて泣訴する物であり、粉砕の対象であると言い切った。

 今回初めて行われた報告として関実の日常的な取り組みが紹介され、4人の発言があった。最初は三里塚現地の闘いを写真に克明に記録しているカメラマン、次いで三里塚写真展が述べ15回にわたり開催されたことの報告。三番目に三里塚野菜市の取り組みが地域と密着して根付き始めたこと、四番目に三里塚の野菜の産直運動を大きく巻き起こしていこうという取り組みが報告された。

065  三里塚現地報告とアピールとして三里塚反対同盟事務局次長萩原進さんが報告に立った。冒頭「襤褸の旗」について触れ、千葉県においても佐倉惣五郎の事例があり、農民の闘いが連綿としてて続いていることが語られた。江戸時代の凶作に際しても苛斂誅求な年貢取り立てに対して直訴が闘われ、惣五郎とその家族は勿論、惣五郎を渡し船で運んだ人間までが処刑された。戦前は戦前で農民の殆どが小作農であり、小作料の取り立てや赤紙による徴兵によって命まで奪われた。戦後の農地解放は農民の生きんが為の闘いの勝利の結果である。その中で市東さんの祖父は戦地に抑留されたために帰国が遅れ、結果として耕作地を解放させる手続きが出来ず小作農のままとなった。だが今の耕作地を開墾したのは市東さんの祖父であり故東一(とういち)さんである。

 天神峰部落は昔は60戸あったが今は6戸である。東峰部落は市東さん1戸だけになったが区長として対市交渉などを行っている。市東さんが農地死守で闘い抜いていることが国鉄労働者や自治体労働者・医療労働者などが戦争に動員されることを阻んでいる。農家の頭上40メートルをジェット機が飛び交うことで農民を追い出そうとしているが、そんなことには屈伏しないで営農を続け闘い抜く。三点の重要なポイントとして第1に本当に闘う勢力との連帯を勝ち取ること、第2と第3は忘れた。

 基調報告は関実代表世話人の永井満さんが行った。関実結成から31年になる。77年1月3日、戸村一作委員長が全国に檄を飛ばした。開港を阻止するために北総大地を100万の人民で埋めつくそうと。70年から三里塚と連帯してきたが、檄に答えるために労組・社会党の支部・学生団体などの間を党派がかっているとの中傷に負けずに駆けずり回った。そして2月に三里塚決戦100万動員全関西実行委員会を結成した。77年3月の全国集会では機動隊の妨害・弾圧を受けながらも三里塚第一公園から岩山大鉄塔までデモ行進を行い全ての参加者が到達した。すると倍する機動隊が包囲を狭めてきて一触即発の事態となった。その時大鉄塔の中段に登っていた戸村一作委員長は「攻撃してくるなら全ての仲間が鉄塔に昇り、人塔として闘おう」とアジテーションした。更に迫りくる機動隊に向けて「君たちの中にも農家の息子がいるだろう。今このときにも君たちの親は額に汗して農地を耕しているに違いない」と訴えかけた。すると機動隊の指揮者が何やら命令を出し、機動隊は引いて行った。おそらく多感な若い機動隊員に戸村さんの演説を聞かせたくなかったのであろう。そして万余の人民が三里塚に馳せ参じることを今こそ実現しようと訴えた。

 明石住民の会の方からカンパアピールが行われ、続いて決意の表明に移った。労組交流センターからはス労自主の組合員が発言を行った。ス労自主はエッソ・モービルの組合であり少し「過激」な組合で労使交渉なども少し「過激」に闘って来た。米帝の独占企業であるエッソ・モービルがそのような組合を放置しておくわけがなく、首切りや刑事弾圧など様々なことがあった。時に未来が分からないこともあった。77年か8年に三里塚に初めて参加したとき、この闘いを見て展望が拓けた。三里塚闘争勝利のために現地に駆けつけると述べた。学生を代表して全学連から元気の良いアジテーションがされた。学生は三里塚闘争勝利のために断固として闘う決意であること、国鉄1047名闘争の幕引きに繋がる10・24集会は許せないとのこと、過日行われた全学連大会は参加者の実に半数が初参加であったこと、06年3月14日以来88名の逮捕者と22名の起訴という大弾圧を受けながらも闘いが前進していることが報告された。

068  集会のまとめと団結ガンバロー三唱は関実事務局次長で泉佐野市議の国賀祥司さんが行った。

 集会の前後に、何人かの人から録音するなと注意された。先日「現代革命論争資料蒐集」サイトに掲載された革共同中央派の8月党員集会の第一報告を読んでいるので「権力のスパイ」として処刑される様な不名誉な死に方だけはしたくない。だから今日の集会では録音もしなければメモも取らなかった。報告記事の中で事実誤認があれば参加者の指摘を待って訂正したい。

 追記 萩原さんであったか永井さんであったか、あるいはお二人ともであったか、三里塚の情勢は71年の土地収用法による行政代執行(機動隊の暴力行使による農地強奪)が収用法は失効した物の農地法の拡大解釈による代執行が行われかねないことを切々と訴えておられた。これを阻止するためにも今までに三里塚闘争に関わったすべての人々、そして全く新しい人々の現地結集を勝ち取る必要性が強調されていた。 

 追記の追記 萩原さんの発言で「襤褸の旗」に関連して、反対同盟が100単位のエキストラを動員していたこと、70年代後半の時期は34の団結小屋が三里塚にあった為夜毎に100単位での上映会が開催されていた。また35ミリフィルムは三里塚反対同盟が所有している物が唯一現存する物であること、ビデオはいくらか存在していること、また16ミリフィルムもあること。映写技師などの確保が必要であるが上映会を各地で開催しようという訴えも有った。上映会開催の訴えは司会であったと思う。

 更に追記 10・24国鉄集会の評価についてはこの記事では革共同中央派の見解・発言を要約して載せている。私の見解とは相違していることをお断りしておく。はっきり言って闘争団の中でも色々と温度差が有る様で一概に泣訴と決めつけることは出来ないと思う。国労闘争団の立場については「闘う国労闘争団を支援する会・中野さん激励会」を参照されたい。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2008年9月21日 (日)

'08このままでええの!? 日本と世界 10・19反戦・反貧困・反差別共同行動in京都 <プレ企画> 9/20 反戦・反貧困・反差別

 京都駅前にあるキャンパスプラザ京都に於いて9月20日、10・19国際反戦デー集会の事前企画である集会が開催された。この事前集会は当日一日では到底包摂しきれないほどの運動領域について少しでも取り上げて問題意識を共有しようという物である。また、円山公会堂での本集会に向けた決起集会でもあった。参加者の全てが10月19日円山公会堂へ一人でも多くの仲間を連れて集まろうという決意を固める場であった。集会は100名弱の結集を持って成功裏に開催された。

049  冒頭の司会の挨拶のあと、龍谷大学教授であり弁護士でもあり、JFORジュネーブ国連首席代表である戸塚悦朗さんの講演「『戦後責任を問う』-日本軍『慰安婦』問題-」が行われた。配布された資料では「戦争責任を問う日本軍性奴隷問題立法解決案」と題されていたのであるが、法律学者である立場からの戦時性奴隷(従軍慰安婦)問題についての解決策を国際法に詳しい立場から提起がなされた。

 戦時性奴隷(従軍慰安婦)問題が被害者たちの告発によって問題化された当時、加害者である日本政府・旧軍関係者などはこの問題を単に朝鮮を始めとする国々の女性が日本軍を相手に自発的に売春を行った物であるとして歪曲し逃げ延びようとした。しかし被害者たちの告発が持つ真実の前に第三者の見方・歴史研究は被害者の証言を裏付け日本軍自らが「慰安所」を経営していた事実を明らかにした。国際的にもアメリカやカナダ・EU議会などでこの問題についての日本政府批判の決議が続々と成立し、問題はもはや言い逃れの出来ないことが明白となった。

 ここで問題となったのが国内法の研究・国内法と日本の裁判の欠陥である。国際法の研究者、ICJ・IFOR・JFORなどは国際法に対する重大な違反が有ると認定している。第三者である国連・ILO機関なども重大な違反を認定している。日本の司法の場において戦時性奴隷(従軍慰安婦)の側が敗訴していることと国際社会の判断との大きなずれについての考察がなされた。大きな問題点は日本国憲法の持つ限界点である。日本政府は日本軍関係者に対しては恩給を支給するなどして戦後補償を行ってきたのであるが、諸外国の被害者に対しては殆どといって良いほど保証をしてこなかった。この大きな問題点の出発点が日本国憲法が基本的人権を保障しているのが「国民」に限定されているという限界である。

 現実には現在の日本政府は「国民」に対してすら憲法で保証された諸権利を履行していないのであるが、この事は世界人権宣言の成立以前に日本国憲法が作成され、施行されたという事にある。憲法制定時には全ての人間を対象として権利を保障するという観点が欠けていたと言うことなのである。この問題はまた日本政府が国際連盟を脱退して以降国際法を順守すると言う意識が非常に希薄であることにも関連している。例えば731部隊による細菌戦の人体実験や実践での使用については当時の国際法でも禁じられていたにも拘らず日本軍はそれらを実行したし、またそれについて戦後責任を一切果たしていない。あるいは女性に対する奴隷的労働についても当時の国際法に違反している。最近の事例で見ても子供の権利条約について履行していないなどの事例が沢山ある。

 日本国憲法は第98条2項において国際法の順守を掲げているのであるが、これが守られていない。護憲を唱える人々は9条の問題については声高に遵守を主張するのであるがこの点についても政府に対して順守を求めていかなければならない。対米関係さえよければ他の諸国、とりわけ第二次世界大戦の被害者であるアジア諸国やヨーロッパ諸国はどうでも良いと言う国際感覚の欠如である。だが今日の世界情勢の中で戦後責任を取ろうとしない日本、現在においても在日外国人の諸権利について無権利状態に追いやって恥じ入ることの無い日本の商品に対して不買運動などが焦点となっている。日本がこのまま国際社会で孤立し没落して行くのかどうかという極めて保守的な観点からさえ日本政府の対応はお粗末というしかないのである。

 戦時性奴隷(従軍慰安婦)問題を通じて日本社会が変わらなければならないのは、女性に対する無権利状態が厳然として存在していることである。OECD加盟国の中において男女の賃金格差は減少する一方であるのだが、唯一日本のみが拡大する傾向にある。女性の権利が抑圧されているという現状があるのだ。これと同根の問題が戦時性奴隷(従軍慰安婦)問題にもあるのである。戦時性奴隷(従軍慰安婦)問題を解決に向かわせることで日本において憲法が定めるところの諸権利を国籍を超える国際的人権問題として突破していく糸口がある。戦時性奴隷(従軍慰安婦)問題はパンドラの箱である。この問題を解決しようとすれば日本国憲法のげんかいを乗り超えて世界人権宣言が目指している崇高な理念を具現化していく必要があり、国内の法体系を大きく変えざるを得ない。そしてそうすることで日本国憲法前文に掲げられている「国際社会において名誉ある地位を占めたい」と言う文言が生かされて来るのである。第一歩は衆議院選挙において自公連立政権に終止符を打つことである。

 かなりはしょった要約であるが戸塚悦朗さんの訴える趣旨は纏める事が出来たと思う。

050  休憩を挟んで郵政ユニオンの酒井満さんから非正規労働者を抜きにして立ち行かない郵政四事業の実態と劣悪な労働条件・賃金体系に押し込められているゆうメイトの実態が報告された。一番大きな問題を上げれば契約社員やパート・アルバイトは業績評価や職務行動評価・基礎評価・スキル等でがんじがらめに縛られ、「成績優秀」な極めて少数の人間のみが正社員に登用されるという制度によって職場の不満や問題点について声を上げる事が出来ない状態におかれている事を指摘した。郵便事業会社の春闘回答では2000人を正社員に登用するという物であったが、実際には各種人事評価によって数十人が採用されたに停まっている事が暴露された。

052  すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RLNK・リンク)の早崎直美さんからは山梨県で起こっている中国人研修生に対する暴行を伴った国外退去強制問題から始まり、「研修生」と称して来日し、生産現場を支えている外国人労働者の無権利状態についての告発がなされた。山梨の事例は残業手当が350円、月収が5~6万円しかない状態で日本人労働者と全く同じ労働を行いながら劣悪な労働条件ある事に対して、せめて残業手当を引き上げて欲しいと言う極々当たり前の要求に対して暴行・軟禁・入管法による国外退去を含む諸問題が起きた事により中国政府もこの問題について無視する事が出来ない状態になっていると言う事である。これは中国人「研修生」に限らず全ての外国人「研修生」に共通する問題である。また、こういった外国人「研修生」の無権利状態を放置する事で経営者が人権感覚をマヒさせ、日本人に対しても劣悪な労働条件を強制する様な意識になっているとして他人事ではないのである事を訴えられた。

055  青年労働者を組織してフリーターなどの労働条件改善に取り組んでいるユニオンぼちぼちの中村研さんからは若者の労働実態についての報告がなされた。35~45歳の労働者の場合約70万が非正規雇用であるのに対して、20~35の世代では非正規雇用が倍増している。こういった問題は青年労働者が明日の生活にも困窮する状態であり、今月の家賃が払えるの稼働かと言う危機感を持ちながら生活しなければならないと弾劾した。将来など全く希望が持てないのである。秋葉原における無差別殺傷事件はこの様な状況におかれた青年労働者の悲鳴である。そしてこの様な事件を再発させないためにもフリーターの労働条件改善を勝ち取る必要がある。そして他方では正規雇用されている労働者の無権利状態での超長時間労働である。本人は勤務によって平日の昼間しか業務を行っていない行政機関に訴える事が出来ないが、両親などが心配して相談をして来る。過労死しかねない状況でも正社員に縋り付かなければならない。一度退職すれば二度と正社員の道は無いと言う状況に追い詰められている。この問題についても取り組んで解決していきたいとの事であった。

 まとめの提起が行われ、10・19円山公会堂を去年の10・21の1200人を上回る結集で成功させようと結ばれた。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年9月19日 (金)

秋葉原に行ってきた。

002  夏風邪がどうにか治まった先週末、上京して秋葉原などに行ってきた。最大の目的は趣味の写真を撮ることであったのだが、上京することをミクシーの日記で知らせたところこの機会にオフ会をしようという話となり、いつのまにやらそちらが主たる目的となっていた。最初は五六人集まれば十分と思っていたのであるが、ふたを開けてみると一軒の飲み屋を貸し切るという大規模なオフ会となった。お陰で何人ものマイミクさんや、ネット上で知り合いである人々とお会いすることが出来た。参加者の内マイミクではなかった方々ともマイミク申請をし、事情のある方をのぞいてみなさん快諾してくださった。

Akiba004  上京初日には秋葉原に寄ってみたのであるが、電器店街の改札を出るといきなりきれいなお嬢さんたちがチラシを配っている。何でも「YGA」と言うアイドルグループであるらしい。秋葉原限定なのかそれとも単に私が疎いだけなのか。何枚か写真を撮らせて貰う。

Akiba008  このグループの他にもメイド喫茶のチラシを配っている人が沢山いる。中にはシスター喫茶と言うのもあって、修道女姿で街頭に立っている。何件かの電器店をうろついて結局買った物はケーブル1本なのであるが、メイド喫茶にも入ってみた。今年の3月に日本橋で初体験は済ませていたが、何でこの様な店が流行っているのかいま一つ理解できない。

Akiba680  徘徊しているときにパチンコ屋を見つけたのだが、流石は秋葉原である。店頭には数多くのイラストが掲げられ、アニメやゲームのキャラが描かれている。店の装飾もオタク層向けの作りで、やたらとエヴァンゲリオンのポップが飾られている。話の種にと思い写真だけ3枚ほど写してみたがパチンコその物はしなかった。

Akiba681  そして数年前から問題となっている警察の職質に出くわした。勿論私ではない。デイバッグを下げていた青年が制服警官に寄って荷物を改められていたのである。オタクを治安弾圧の対象としてカッターナイフ一つ所持しているだけで違法に逮捕勾留をしているのだ。電気街であるから工具を持っていること事態自然なことである。昔三里塚現地闘争で筆箱の中にカッターナイフが入っていたからとして逮捕された学生がいたが、革命的左翼に対して行われた弾圧は社会全体に対して広がっていくという事実の一例をかいま見た。

Akiba682  自民党の総裁選をめぐって麻生太郎が「オタク」の人気を集めているらしく、奴のイラストが入った饅頭やファイルを大々的に売っていた。中には政権を投げ出した福田康夫にお疲れさまというお菓子もあった。政治的内容も全く抜きでオタク層をB層として取り込もうという自民党の戦略が働いている様だ。全くナンセンスである。

 写真撮影の方は日曜と月曜にそれぞれ別のスタジオでモデルさんを写した。セミプロであるため公表は不可であるのが残念だ。尤も公表できるモデルさんであったとしても政治の話題を取り上げることの多いブログにはそぐわないかもしれない。写真の趣味を中心にしたブログなりホームページを新たに作るのも良いかもしれないなどと思ってしまった。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (16) | トラックバック (2)

2008年9月18日 (木)

ブログ停滞(ミクシーの日記より転載)

 ブログの更新が滞っているので、今日は手抜きであるがミクシーの日記を転載する。あちらでは一人称を「僕」としている。ブログの普段の言葉づかいとは少々違いがあるかもしれないので戸惑われる方があるかもしれない。この間コメントを頂いた方々への返信が出来ていないが、大変申し訳ないがご勘弁いただきたい。

 最近ブログの更新が滞っている。理由の一つは十日近く続いた夏風邪のせいである。こちらの方はミクシーの日記更新を見ていただけば分かる様に回復して元気になっているのだが、もう一つ調子の悪いことがある。

 実は主に使っているデスクトップパソコンの調子が悪くて突然に停止するという状態が頻発している。大分以前にも書いたのだが僕は親指シフトキーボードを使っている。日本語の入力に非常に適したキーボードで、ローマ字入力している人と比べて1・5~1・6倍の効率で日本語の文章入力が出来る。あえて言えば考えるスピードで打ち込みが出来るのだ。

 デスクトップは富士通純正の物に繋ぎ変えて使うことで便利なのである。今年退職金をつぎ込んで富士通製のノートパソコンを購入したのであるが、こちらはJIS配列の物である。ワープロソフトOASYSを組み込んでエミュレーションで親指シフトを使える様にしてあるが、今度はATOKをIMEとして併用することが出来ない。当然だがMS-IMEの様な不便な物を使う気は無いしエミュレーションで親指シフトを使う際には使用できない。富士通のIMEであるJapanist(OAKの後継機種)になるのだが、ATOKほど語彙が無い。

 ミクシーの日記の様に短文なら苦にならないのだが、ブログの様に長文を書くとなると、やはり不便である。自然とブログは疎かになってしまう。機械音痴の僕にとってパソコンはプラックボックスである。機械様の調子がよいときにだけ使えるというのは困った物である。金さえあれば新しい機械を買って、そちらに親指シフトキーボードを繋げば終いなのだが、如何せん退職金はすでに底を突いた。一日も早く病気を何とかして仕事を見つけなければどうにもならない。幸いにして妻の方は今日就職の採用通知が有った。少しだけ一安心であるし、僕も頑張らなければと思う。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2008年9月12日 (金)

あいば野日米合同軍事演習反対集会実行委員会結成のご案内

【転載歓迎】

2008年9月11日

各位

                            野坂昭生
                       全交滋賀・中川哲也
                   憲法を生かす会滋賀・稲村守

 八回目の9・11がやってきました。富と貧困の両極への集中が進行し、金と武力で粗暴な暴力が、平和を平然と踏みにじる理不尽さが通るやり方が、七年前から本格的に世界中に横行しています。そのような折、滋賀県湖西・陸上自衛隊あいば野演習場での日米合同軍事演習が11月下旬から12月中旬まで、2年9ヶ月ぶり9回目の実施が、防衛省によって今月5日に発表されました。

 「近畿の水がめ、母なるびわ湖を軍靴で荒らすな!」「憲法九条改悪反対!」ふるさとの自然と生活と平和を守るため、私たちは今回も合同軍事演習反対を掲げて運動を呼びかけねばなりません。1発5億円で32発160億円の新型地対空ミサイル・パトリオット(PAC3)も、既設の市街地都市型戦闘訓練施設に加えて来年の配備計画がすでに発表されています。新テロ特措法の延長に反対し、自衛隊海外派兵恒久法制定反対運動をまきおこすためにも、何としてもこの秋、近畿・全国の仲間にお呼びかけして、大きく反対運動を盛り上げたいと存じます。この間反対運動が分断されている状況に憂慮し、滋賀の地で平和フォーラムの皆さんと様々な共同行動や懇談を積み重ね、近畿各地の仲間のご協力も得ながら「平和フォーラム近畿ブロック」と私たち前回(06年2月)まで5回にわたって取り組んできた市民運動の実行委員会との共催で集会をもてないか、という話し合いが進められてきました。関係各位のご尽力も得ながらこの難問題も曙光が見え出しています。つきましては、下記にて市民運動の集会実行委員会を立ち上げ、せまる秋の大運動を準備したいと考えます。前回は、「憲法を生かす会滋賀」「全交滋賀」「アジア共同行動・京都」「しないさせない戦争協力関西ネットワーク」「平和のための市民行動(兵庫)」「いやや戦争協力尼崎市民の会」の六団体が呼びかけ・連絡先となって実行委員会を運営しました。

 そこで、実行委員会の結成を大変僭越ながら、その中の滋賀の二団体とその集会で主催者挨拶を申し上げました野坂昭生でよびかけさせていただきました。一方的な日時設定で恐縮ですが、ぜひたくさんのご参加と活発なご議論をお願いいたします。

          記
と き   2008年9月22日(月)19時から
ところ   京都市呉竹(くれたけ)文化センター  電話075-603-2463  
〈近鉄・京阪丹波 橋駅西口下車、道路の向い側、JR京都駅から近鉄か地
下鉄乗換え10分〉

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (1) | トラックバック (7)

2008年9月 3日 (水)

闘う国労闘争団を支援する会・中野さん激励会

003  9月2日、京都キャンパスプラザにおいて国鉄闘争支援の為の集会が開催された。主催は闘う闘争団を支援する京都の会で、同会の総会と9月3日に京都三条大橋を出発して東海道53次を飛脚姿で下る北海道の北見闘争団の中野さんを始めとするキャラバン隊の壮行会を兼ねて行われた。

004  司会者の挨拶の後、支援する会京都の会長である野坂昭生さんから主催者挨拶が行われた。何よりも国鉄分割民営化は今日の格差社会を作った原点であり、この闘いの勝利無くして労働者の未来が無いこと、1日の福田辞任表明に有る様に追い込まれているのは支配階級であること等が分かりやすく提起された。そしてキャラバン隊の取り組みを一丸となって支え抜こうとの意見が表明された。

005  支援する会総会としては簡単な経過報告と情勢としてJR尼崎脱線事故をめぐって社長を始めとする経営陣約10名の書類送検が行われようとしている。検察は経営陣の責任をうやむやにしたい様で送検を避けようとしている。だがしかし尼崎事故の遺族を始め「殺人者」として経営陣を追求する世論は強い。6月2日の東京高裁鉄建公団訴訟控訴審での葛西JR東海会長の証人尋問が行われ、国家的不当労働行為であることは明白である。更に7・14東京高裁南裁判長の「ソフトランディング」提案に当時の冬柴国交大臣談話でも真摯に受け止めるとの内容だ。ここで勝利に向けて全力を投入するとの趣旨の提起があった。新年度の人事案提案と会計報告がなされ、経過報告から会計案までが一括して拍手で承認された。

006  その後参加していた5名の国労闘争団員の紹介と各自の発言が行われた。佐賀闘争団の大串さん、熊本闘争団の蓑田さん、北見闘争団の水本さん、服部さんがそれぞれの思いを語った。同じく北見闘争団の中野さんは後ほど飛脚キャラバン隊の決意表明を行うということで発言は後ほどに回った。特に蓑田さんは10月24日の「今こそ政治決断を! JR採用差別問題の解決要求実現を目指す中央大集会に関西各地から100名の上京団を組織したいと熱く語った

 続いて参加者各位の発言に移り、最初に国鉄京都共闘の稲村さんが発言した。続いて洛南ユニオンのハンマ(?)さんからは失業保険受給中にアルバイトをしたことで警察が詐欺容疑で不当逮捕をしたが、そもそも職安は何も言っていない事や還付請求も無い事。逮捕当時はサミット関連の閣僚会議が関西各地で行われておりサミット弾圧である事が掲示の取り調べ内容からも明らかである事が暴露された。大美堂労組からは倒産・解雇に対して職場を占拠して闘っている現状が報告された。経営者の経営責任を追及して労働債権を保証させたいとの内容が語られた。株主市民の会からは桐生さんが発言し、JRに安全と人権を取り戻すために株主として闘っている事が報告された。今年の株主総会でも社長に対して尼崎事故の責任を追及し、書類送検となった場合には経営陣は引責辞任するのかどうかと問い詰めたところ、社長は「仮定の話にはこたえられない」として居直ったと報告し、怒りを表明した。松下プラズマの偽装請け負いを告発し、報復処分によって雇止め解雇された吉岡さんは、現在の裁判闘争の経過を報告し松下プラズマがいかにあくしつな企業であるかを明らかにした。松下プラズマは偽装請け負いをして何が悪い、微罪である。産業の空洞化をくい止めるためにはそれが当然だ。判決が松下プラズマ敗訴の場合工場を海外に移転すると司法を恫喝する次第である。10・19反戦・反貧困・反差別共同行動実行委員会からは新開さんが発言に立ち、ワーキングプアを生み出している元凶である新自由主義との対決を真っ向から訴え、その勝利の突破口は国鉄闘争の勝利である事を強調した。

 月桃の花歌舞団の方の演奏が有り、今日の格差社会を批判し、闘い抜くとの意味の歌が2曲披露された。

008  決意表明に移り、飛脚姿で東海道を下る中野さんの発言があった。闘いは楽しい側面が無いと続かない事、健康であるために足には自信がある事、音楽の才能がある人は歌で、文才のある人は本などでこの問題を訴える事が出来るが、そうでないので体を張って国鉄闘争の勝利を訴えていくとの事であった。

012  最後にキャラバン隊に檄を入れるための差し入れがあった。団結ガンバロー三唱をもって集会は終了した。集会参加者は34名、カンバは41419円とこの規模の集会にしては非常に多額であった。

 続いて場所を移して参加者の懇親会が行われた。ここで話題に上ったのは大分県における教員不正採用問題である。既に雇用され何の問題もなく業務に勤しんできた労働者が解雇される。この事は労基法上の不利益扱いの最たる物である。そもそも収賄などをして不正採用を行った教育委員会の面々が減給数カ月という軽い処分である事に対し、労働者に対しては首を切る事のアンバランスが批判された。そしてこの問題の一番大きな点はトカゲの尻尾きりで終わらせようとしているという事である。縁故採用について誰もが疑うところの政治家の関与については一切触れていない。大分教組が組織率9割を超える日教組の拠点である事からこのキャンペーンは日教組潰しを狙った攻撃であると明確に言い切っていた。自治労への道州制に導入よる首切り攻撃と一体の物として闘う必要が有るといえる。

Banner_02_1 宜しければクリックして下さい。 人気blogランキングへ

| | コメント (2) | トラックバック (13)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »