自民党すら危機感を抱き始めた自衛隊の暴走
クーデター危ぶむ声も 前空幕長問題で自民幹部 2008/11/13 22:22 【共同通信】
田母神俊雄前航空幕僚長が歴史認識に関する政府見解を否定する論文を公表した問題をめぐり13日、自民党の各派総会で、青年将校らがクーデターを企てた2・26事件などを引き合いに「シビリアンコントロール(文民統制)をしっかりしないといけない」と危ぶむ声が相次いだ。
山崎派では、防衛庁長官も務めた山崎拓会長が「最高指揮官の麻生太郎首相が村山談話を踏襲すると言っている以上、現職自衛官が論難することは許されない。憲法秩序の中の自衛隊とわきまえてもらいたい」と批判。
石原伸晃幹事長代理は「かつて世界恐慌が起き、政治不信を背景に青年将校が台頭した。金融恐慌の今、日本では若者が政治への不満を募らせている」と強調し、野田毅元自治相は「政治が緊張感を失っているのではないか」と指摘した。
麻生派の中馬弘毅座長は「陸上や海上(自衛隊)は大丈夫か。だらしない政府はつぶせと首相官邸を取り囲み、放送局を占拠すれば一挙にクーデターとなる。2・26事件は青年将校だったが、今回は長だ」と訴えた。(以上報道からの引用。)
11月の5日に田母神前航空幕僚長を懲戒免職にして自衛隊の体質を抜本的に改めるべきであるとの記事を書いた。 「空自トップは更迭・定年退職ではなく国家公務員法99条違反で懲戒免職にし、自衛隊の体質を抜本的に是正せよ」文民統制から逸脱し、裁判所の自衛隊イラク出兵違憲判決に対して「そんなの関係ねえ」と芸人のまねをして裁判所の判断を受け入れる気持ちも憲法に従う気持ちなどもさらさら無いと言うことを表明した当の本人である。私の批判はこの様な人物が空自のトップに就任しており、今までにも歴史修正主義に基づくアジア太平洋戦争の美化、侵略肯定論などを折に触れて訓話や講話で繰り返し行ってきたと言うことであり、そのような危険人物が空自のトップに上り詰めることが出来た自衛隊の体質を問題としている。
この記事に対して常連のROM人さんが毎度のごとく侵略戦争肯定・帝国主義的愛国主義賛成・自民党の外交政策賛成の立場から書き込みを行い、田母神「論文」を賞賛して論文を読みもせずに批判するのはおかしいのではないかと物言いが付いた。基本的に自衛隊幹部やネット右翼が主張している論拠は日本政府が小出しにしている外交政策に関する文書や軍・警察関係の資料を精読すれば100パーセント間違いであることは確かである。そして私の記事は自衛隊の体質を問題にしていたのであって、田母神「論文」そのものの批判に力点を置いていたわけではない。その辺がネット右翼特有の枝葉の論議に引きずり込んで極々狭い世界の「常識」とやらで物事の本質を覆い隠そうという手法と同じであると感じた。
問題であるのは自衛隊が文民統制の頸城を取り払って戦前の軍部のような独自行動を行うようになり日本を侵略戦争に引きずり込むためにクーデター・反革命武装蜂起すらしかねない危険な状態であると言うことを論じるべきである。今まで独自の帝国主義的大国化・侵略戦争国家化を追求してきたはずの自民党内部からすら、自衛隊が手に負えなくなりつつあるという危機感が漏れ始めたのである。戦前の5・15事件、2・26事件は政権党の腐敗した政治家を軍部が抹殺して歩いた。自民党こそ日本の政界の腐敗の最たる物であり、ようやく自民党は自らが育ててきた自衛隊によって引導を渡される可能性に気づいたと言うことである。
我々革命的左翼の陣営の立場は明確だ。帝国主義軍隊としての自衛隊解体・人民の側への獲得、そして将来の武装蜂起の際には資本・政治家・官僚に対して銃口を向ける人民の為の武装集団に改造することである。田母神を始めとする自民党の帝国主義的自立路線の下で侵略戦争こそ自衛官の第一の任務と錯覚している連中を徹底的に排除し、現行憲法の前文と1~8条を除く人民主権・戦争放棄などの条項に忠誠を抱くかどうかで選別化し、忠誠を誓えない物については懲戒免職や分限免職・依願退職などの様々な手段を講じて自衛隊から排除すべきなのである。
「歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」 私たち日本の労働者人民は再度軍事独裁国家になる道を選ぶのか? それとも毅然としてその道を粉砕し人類社会の新たな一ページを切り拓くかと言うことが問われているのである。
寝ぼけていて報道の引用部分が記事の最初と最後に分割されていたことを修正しました。
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コメント
「歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」
これはおかしいでしょう。日本人は本当の圧政を経験したことがありません。
江戸時代は当時の世界レベルから見ても非常に清潔かつ高度な学力。明治から昭和は白人国家以外で唯一の先進国。昭和は軍事独裁というが、他国の物とくらべればやさしい方。そして現在は政治は最悪とは言え、他国に比べればまだまだ住み心地の良い国。
酷い酷いといいつつも、外国の奴隷売買や植民地支配などという、キチガイじみた、本当の圧政という物を体感していない。だから政治と自分は無関係、と思っている人々が多すぎる。
その上で自衛隊のクーデターが起こるのならば、悦ぶべきことだと思います。
それが正しい方向の政策をとれば、文句なし。
軍事独裁により日本国民に銃を向けるならば、たとえ数十年それが続くとしても、そこから革命を起こすことにより、国民が政治に積極的に介入する事になるのならば、悪くはない。
まぁクーデターの前に、(不謹慎承知で言いますが)東南海地震で無能な議員どもが死滅してくれれば、それで一番平和的に政治の入れ替えができるんですがねぇ・・・
投稿: ROM人 | 2008年11月21日 (金) 21時24分